2018年9月30日日曜日

『コロンビアーナ』

コロンビア、と言われても、
『そして、一粒の光』
くらいしか思い出せないので、
これはコロンビアのヒントになるかと思って見てみたのが、

『コロンビアーナ』(2011)

まあ、製作・脚本がリュック・ベッソンなので、
エンタメ寄りです。

https://www.youtube.com/watch?v=Ikficp_hEMo

宣伝文句に、
『ニキータ』、『レオン』に続いて……
と書かれていたのですが、
これはたしかに、『ニキータ』にとても似ています。
ヒロインの仕事、アクション、体形、
そしてヒロインのカレシのキャラも、
二人の関係も。
となると、映画の結末も似てくるわけです。

殺人を犯し、
その後スナイパーとして第二の人生を送っていたニキータは、
やがて「人間」として目覚め、
その仕事から逃げてゆきます。
が、
今回のヒロインに、
そうした葛藤はありません。
自分の油断から、「家族」が殺され、
その罪悪感を感じることはあっても、
人殺しそのものに対する後ろめたさがないのです。
それがいいのだ、とも言えるのでしょうが、
わたしにはやはり、
浅い感じがしました。

ベッソンは、自己模倣をして前作より浅くなったわけですね。
で、残念ながら、
コロンビアのイメージも膨らみませんでした!