前期の授業もあと1週間ほどとなりましたが、
大学院の授業だけは月曜なので、あと2回あります。
(明日は休日ですが、授業実施日です。)
で、
最後の2回、「映画と都市」で何を見せようかと思い、
考えた挙句、
『憎しみ』と『猫が行方不明』にしました。
なぜか?
前者が1995年で、後者が1996年の制作。
しかも後者は、1995年の大統領選挙の時代が舞台なので、
まあ、ほぼまったく同じ時代を描いていると言えるでしょう。
にもかかわらず、なんて似てない!
パリ郊外の荒れたワカモノと、
バスティーユ界隈の下町の人情。
これが、同時に進行していたというのが……
ほとんど眩暈です。
(でも、落ち着いて考えれば、
そういうものなんでしょうけど。)
この落差を、最後に味わうことにします。
そしてこの場合の1つのお楽しみは、
両方の作品に出ている俳優がいること。
そう、ジネディーヌ・スアレムです。
彼は、先日見せた『戦争より愛のカンケイ』にも出てたわけなので、
院生たちは、3度、
彼と出会うことになります。
これは初めての企画ですが、
けっこういいかも!