2010年6月2日水曜日

お試し


先週のあるクラスで、ちょっと「お試し授業」をやってみました。
それは、3,4年生しかいないクラスで、一応「フランス語」の授業なんですが、
フランス関連の話も、わりと多めにすることにしているクラスです。

「お試し授業」のテーマは、「市民革命」と「万博」。
まず全員に紙を用意してもらって、
その1行目には「1688」、最終行には「2010」と書き込んでもらいました。
「名誉革命」と、「上海万博」ですね。
でそこから、2 つのラインを話し、そのところどころで
ラインがクロスする、というわけです。だから登場する年号は、
1863(パリ条約), 1789, 1851(第1回万博)、1868,
1889(革命100年万博)、1914, 1945, 1964, 1970,
1973(オイル・ショック)などです。

歴史好きの方には、なにを今さら、という感じだと思います。
でも、明治の理工学部の場合、入試に「社会」がないので、
1789 が何の年か知っている学生は、おそらく……
いや、これは秘密です!

「万博」といえば、これは吉見俊哉ですね。
もちろん授業でも、だいぶ吉見本からの受け売りもありました。

とにかく、たとえ「今さら」と言われても、
就職活動する学生たちに伝えておきたかったのは、
「市民革命」の before と after はこんなにちがうということ。
でもその「革命」も、もちろん万能ではなかったこと。
明治維新と現代日本の間には、「帝国」時代があったこと。
万博が、フランス革命以降に登場したのは、理由があったこと。
(高校の新入生が、たとえば合唱祭を通して「一丸」となるように、
王なき国家は産業を通してまとまろうとした。)
産業革命が、イギリスで最初に起こったのは、
イギリスが植民地を(フランスより)多く持っていたからだということ。
くらいかな?

で、「お試し授業」は、いったい何分かかるか見当がつかなかったのですが、
なんと85分かかりました。う~ん、これじゃあ、
ちょっとした雑談には向きません!

*世界史受験知識で言うと、ちょうど100年刻みで;
1689:権利の章典(前年が名誉革命)
1789:フランス革命
1889:大日本帝国憲法(とエッフェル塔万博)
これ、覚えやすいです!

2010年5月30日日曜日

Fala


ごぶさたしました!

金曜には、通常の授業の後、例のとんかつ屋へ総勢4名で繰り出し、
その後、共同研究の今年の予定について話し合い、一応の方向を見出しました。

同僚たちは、この週末、神戸の学会に行ったり、
名古屋で座談会をした後、台湾に向かったり、
子供の運動会があったりと、みんな忙しそうです。

わたしはといえば、
土曜には、いつもの収録があり、ナオコさんの九州土産である「めんべい」
(ってご存知ですか? わたしは初めてでした。めんたいこせんべい、です。
なかなかいけます!)や「ひよこ」、そしてCD 担当のマユミさんのお土産もあり、
豪華なおやつタイムでした。

収録後、約1 時間ほど別の打ち合わせをし、
センター街を抜けて駅に向かいました。

(Is Shibuya burning ? - Yes !)

       ◇

ではまったく唐突ですが、最近わたしが1番気に入っている曲、
ご紹介させてください。Tom Diakité というマリ出身のミュージシャンです。
Fala という曲です。

http://www.youtube.com/watch?v=OqP_3aUMAws

理由ははっきりしないのですが、なんだかわたしの鼓動と同調するんです!

この曲には、どうやらフランス語版があるらしく、今注文しているのですが……
早く聞いてみたい!

2010年5月27日木曜日

歴史とエムリン


今日は、隣の研究室の清水さんとランチを食べました。
わたしは豚の生姜焼き定食(840円)です。大学からだと、
クルマで5分ほどのところなんですが、学食よりだいぶおいしいです。

清水さんは江戸期の儒学がご専門です。その分野、わたしはZEROです!
で、話しの背景にあるスキーム(っていう言い方でいいんでしょうか?)が
ちらりと見えると、ああそういう風に見えるわけね、と感心してしまいます。

わたしなどは、学生に「歴史感覚を!」などと言っている割には、
歴史は苦手。(受験だけは世界史だったんですけどねえ…… 涙)
なんとかおぼろげに感じられるのは、フランス革命のちょっと前くらいまで。
つねづね、たとえば神聖ローマ帝国についての菊池先生の本を熟読して、
もっと長いスパンをリアルに感じられるようになりたい、
とは思っているんですが……

で清水さんは江戸なので、これはフランス革命よりだいぶ前からだし、
むろんそこまでの流れもあるのでしょうから、わたしとは、
感じている「長さ」がだいぶちがうでしょう。いいなあ。

(ただ同時に、Il faut être absolument moderne. 
「絶対に現代的でなければならない(ランボー)」
っていう気持ちは、変わらないんですけどね。)

身近なことでいえば……
中国は13億人と言われているけれど、第2子で、
戸籍を持たない人もままいるようなので、
これは「最低でも13億人」という感じだろう…… ということでした。

(これはフランスの移民率に似てますね。一応8%なんていってますが、
これはもちろん登録してない人は含んでいない数字です。
ほんとうはどれくらいなのか、誰も知りません!)

そうそう、これはついこの前林さんに教えられたのですが、
1896年、例のリュミエール兄弟が開発した映写機が、
日本にも船で運ばれてきたと。そしてなんとその同じ船に、
日清政争の賠償金も積み込まれていたというのです!

う~ん、歴史の歯車は、こんな出会いを生み出すんですねえ……

         ◇

さて、今日の「今週の1曲」、いかがでしたか? いいでしょ、エムリン?
残念ながらYou Tube にはないんですが、
おお、batayam のブログにこんな技が!

http://batayam.blogspot.com/

これこれ。

このエムリンのCD(画像) は、
モントリオールのハイチ音楽専門店で買ったものです。
わたしがエムリンを買うと分かったら、
ものすごいBIG SMILE を見せてくれたお店のおじさん。
彼もエムリンの大ファンだそうです。

2010年5月26日水曜日

7枚


1か月ほど前、たった「7枚」書くのにすごく緊張している、ということを書きました。
ネット上に広告が出始めたので、ご報告させてください。

「7枚」は、吉本隆明さんの『父の像』の、文庫版解説です。(画像)
この本は、かつて「ちくまプリマーブックス」の1冊として刊行されたものですが、
今回文庫化するにあたって、その解説文を書かせていただいたわけです。

わたしにとっては、吉本さんは雲の上の存在。
解説なんて恐れ多いのですが、とにかく、心をこめて書きました。

自分なりに気になったことを調べたりもしたのですが、
実際には、調べたことは書かずじまいでした。
調べたことなんかより、吉本さんの文章に寄り添うほうが、
ずっとよかったからです。

『父の像』は2部構成で、
前半は、吉本さんの好きな文学者の作品を通して、
そこに現れる「父の像」を探っていきます。
そしてそこからは、「父の像」だけでなく、
「時代」の輪郭もリアルに伝わってきます。ここは読みどころのひとつです。

そして後半は、吉本さん自身の「父の像」です。これはねえ……
散文なんですが、もう、詩です。

発売日は6月9日。ちくま文庫です。
ぜひ。

2010年5月24日月曜日

白っぽい名前


さて、5月も最後の週です。

ラジオ・イタリア語講座、なんとか続いています。
(あくまで「なんとか」で、活用もあやしいですが。)
所有形容詞の前に定冠詞がつくケースがあるのに驚いたり、
うまく答えられると喜んだりしています。
4半世紀前にやったラテン語の授業が、ごくうっすらよみがえったり。
(ラテン語、ぜんぜんモノになってません!)

           ◇

さて、6月12日から、岩波ホールで待望の映画が公開されます。
『パリ20区、僕たちのクラス』です。この映画は、とっても気になります。
カンヌのパルム・ドールを受賞しているので、ご存知の方も多いでしょう。

雑誌「ふらんす」の5月号には、シナリオの抜粋が出ていて、
わたしなどはこれを読むだけで盛り上がってしまいます。
英語版の予告編です;

http://www.youtube.com/watch?v=A8PBbJroh4E

ちょっと検索すればすぐわかるのですが、
You Tube には日本語の予告編もあります。でも、これがちょっと…… 
むりやりヒューマン? 音のつけ方もどうも……
もちろん英語版の予告編にも、お国事情は感じるわけですが。

原題は Entre les murs 『塀の中』。
邦題とは、だいぶ印象がちがいますね。

とにかく、これは見ないと!
(映画ゼミの課題にしようかなあ。)

2010年5月23日日曜日

Night Show


今日の東京は1日雨で、わたしもふり込められた、という1日でした。
(昨日は収録で渋谷まで行ったので、
雨が昨日じゃなくてわたしはラッキーでした。
収録は快調、ってことにしときます! レナさんも元気です。)

で夜の9時ごろだったでしょうか、
突然目の前のPC をはじめ家中の電気が消えました。
ブレーカー? かと思って見に行きましたが、おや、下りてない……
でふと窓から外を見ると、おお、街はほぼ真っ暗です!

わがおんぼろマンションは、V字型の、つまり谷の中腹にあるので、
向かい側の斜面と向かい合う感じなのです。
で、その斜面が黒い森のように静まり返っているのです。

まもなく、マンションがざわざわし出し、
懐中電灯があちこちで、季節外れのホタルのように揺れています。
そして……

所在なく黒い斜面を眺めていると、なんの前触れもなく、
ハラハラハラっと、斜面に点々と灯りが広がり始めました。
なにかが目を覚ますように。
波打つように。

思いもしない、一瞬のショータイムでした!

2010年5月21日金曜日

Relax, Max !


さて、本日の「今週の1曲」は、Marie So(画像) の Chaque Jour でした。
これです;

http://www.youtube.com/watch?v=mOUuUdcOTv4

Relax... relax...(ルラックス……)
このMarie So が、初めて登場した白人ミュージシャンですが、
録音はリオで、ワキを固めるのもリオのミュージシャンです。

このCD は、渋谷のHMV の「たたき売りコーナー」で買ったものです。
売れなかった、ってことなんでしょうが、このCD は全体的にこんな感じです。
もしもこの曲がお気に召したら、アルバムもいいかも?
Marie So, la plus brésilienne des chanteuses françaises...


さあ、明日は恒例の収録です。
きっとまた楽しいです!

2010年5月20日木曜日

つぶやき


今から23 時間前のことです。こんな「つぶやき」がありました。

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清岡智比古「フランス語ワールドへの招待」第3回
(NHKラジオ「まいにちフランス語」6月号)
6月なのでワールドカップ。カメルーンからアルジェリアの話。
フランス語ワールド=フランスと思ってしまう、ということに驚かなくては。
リンダ・タリーの曲は聴いたことないので、放送が楽しみです。

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Merci beaucoup !  一緒に驚きましょう!
そして期待してくださいませ!
 
この小文の中で、宇波彰先生の文章を引用しているのですが、
実は先生のお宅、わたしの実家と背中合わせなのです!
完全に偶然……

Now on sale ! & sorry...


「まいにちフランス語・6月号」、めでたく本屋さんに並び始めました。
ああ、もう6月号なんですね。
めでたくこのテキストが終われば、講座の半分が終わったことになります。
楽しみましょうね!

と言ったそばから、いきなり訂正です。Vraiment désolé !(涙)
問題の個所は、35ページ。下から5 行目の右はじのカッコの中です。
ここに 
du = de + le
とありますが、これ、間違いです! このカッコ、削除してくださいませ。
しかも1つ上の行に、思いっきり「部分冠詞」って書いてあるし……
ほんとにすみません。お詫びして訂正させてください。

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昨日のニュースに、こんなのがありました。

 「豪族の送霊船を描いた円筒埴輪など出土 京都」


おもしろいですねえ……
なんでも、縄文人の死生観を調べる資料になるそうです。

死生観、というのは、重要な問題ですね。
死や生をどういうものと考えるか、というのは、
大きく言えば、「すべて」に関わってくるでしょう。

輪廻の輪が1 回転したと思うのか、
神の国に入ると思うのか、
はたまた千の風、あるいは星になると考えるのか……

                ◇

明日、東京では30度に迫るらしいです。夏よ来い!

2010年5月18日火曜日

U と読みたい? Q トな本たち!


来る6月26日、ジュンク堂池袋本店にて、
わが同僚・管啓次郎さんとトーク・イベントをすることになりました。

http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html#20100626ikebukuro

以下、管さんのブログから引用すると;

*************************************************

主題は白水社が誇る新書判シリーズ、Uブックスと文庫クセジュ。日本の出版界でも確固たる位置をしめる、おしゃれで中身のある「白い」本たち。

ごくごくゆるやかに「フランス」との関係をむすぶこれらの本たちとわれわれとの、はかなくも熱烈であっさりと濃厚なラヴ・ストーリー、かも。
遊びに来てください!
 
*************************************************
 
ということです!
 
わたしはともかく、
管さんが「フランス」との関係を正面から語る機会と言うのは、
かなり貴重ですね。もちろん、管さんの話が、
「フランス」に閉じこもるはずもないですが。
わたしも楽しみにしています!

2010年5月17日月曜日

リル


金曜日に(つづく)と言ったきりでしたので、ちょっと続けさせてください。

中国語の新人・清水先生の歓迎会を、いつもの会議室で開き、
その後2次会に出かけるという話でした。行き先は通称「昭和のスナック」。
わたしは初めてでした。

今までにも行く機会がないわけじゃなかったのですが、
そして先週の金曜も、翌日に収録があるのはわかっていたのですが、
それでもちょっと行ってみる気になったのは……

会議室でおしゃべりしている途中、もちろん本気じゃないのでしょうが、
いつも頼りにしているドイツ語の菊池先生が、

「『ようこ』でテネシー・ワルツを聞かないと、総文のメンバーとは言えないな!」

とおっしゃいました。テネシー・ワルツの歌い手は、最年長の金井先生です。
不思議ですねえ、その時に限って、ああたしかにそうかもな、
と思ってしまったのです。
だから、一応帰る方向で支度していたのですが、結局最後は、
「ようこ」にお供することになりました。

「ようこ」は、カラオケ・スナックというんでしょう、
長細い店内の半ばまでカウンターが伸び、奥にはボックス席。
とはいえ、15人も入るのは難しかろう、という広さです。
ああ、そしてここはたしかに、「昭和のスナック」でした。

「ようこ」さんは、赤系の花柄プリントのドレス、
金井先生とは顔なじみのようです。どうも同世代のようだし。

さてカラオケです。ざっと曲目をご紹介しますと;

新人(中国語)  :雨上がりの夜空に
中堅(中国語)  :雨の御堂筋
中堅(英語)    :人生を語らず
ベテラン(英語)  :夢一夜
大ベテラン(英語):テネシー・ワルツ/上海帰りのりル

テネシー・ワルツ、聞きました。納得しました!
みんななかなかお上手で面白かったんですが、1つ新鮮だったのは、
やはり金井先生が歌うところの「リル」です。

若いみなさんはご存じないかもしれません。
この歌は、終戦後5年ほどたったころのヒット曲のようです。
わたしは、なぜか歌えます。(リアル・タイムじゃないですよ。)
で……
「リル」は、考えてみたら思いっきり「引き揚げ者」の歌です。
そしてわたしの父親も、金井先生も、引き揚げ者なんですね。
何度も聞いた「リル」なのに、金井先生が歌うのを聞いて初めて、
実感として「引き揚げソング」であることが身に沁みました。

店を出ると、雨が降っていました。
でも、こんな夜も、人生にはあってもいいかもしれません。

Women are heroes


おもしろい! と気軽に言うのがためらわれるおもしろさ。

http://www.dailymotion.com/video/xambh2_jr-extrait-women-are-heroes-kibera_creation

JR は写真家で、『28ミリメートル―ある世代の肖像』という写真集があります。
以下、昼間賢さんの文章を引用します。

*******************************************

(JRは)クリシー・スー・ボワ在住である。
クリシーといえば、2年前の「暴動」の発火点となったパリ郊外の自治体だ。

JRは、以前から撮りためていたクリシーの友人たちの顔写真を大きく引き伸ばして、
2004年、つまり「暴動」の1年前に、地元の団地の壁面に展示した。
翌年からは「Kourtrajme」というアーチスト集団のメンバーであるLadj Lyの協力を得て、
パリの街中で、非合法的に、少しずつ顔写真を貼り付けていたところ事件が起こった。

二人は、アクシデントを逆に利用して、2006年4月、パリ中心部のマレ地区で、
多目的ホールの壁面に写真を貼り付けた後、
ケルヒャー社製の放水器で「掃除する」という離れ業を演じた。
そのとき展示された写真に、撮影された若者のコメントを付記し、
映画『憎しみ』の主演俳優ヴァンサン・カセルの序文を戴いてできたのが
『28ミリメートル』である。

ケルヒャーとは、
内相時代のサルコジが「社会のクズはケルヒャーで一掃する」と断言した、
あのケルヒャーだ。

*******************************************

で明日のゼミ、またまた『憎しみ』を見ます!

2010年5月15日土曜日

Ryu-chan on the Net !


今日は土曜日。いつもの通り無事収録してきました。
収録は、いつも楽しいです!
で、ご紹介したいこともあるんですが……
それに昨日は、(つづく)と書いたんですが……

明日は日曜で、みなさんも比較的お時間があるかもしれないので、
その間にぜひ読んで欲しいものがあるんです。
ですので順番を繰り上げて、急遽推薦いたします。
あの黒田龍之助さんの人気講演が、なんとネットで公開されました。
これです;

http://www.sanshusha.co.jp/kuroda/index.html

おもしろくてタメになって、厳しくて愛に満ちています。

黒田さんとわたしは、
「四ツ谷」と「大岡山」と「生田」とNHKと and more で繋がりがあるんです。
もちろん、言葉についての考察の深さでは、
黒田さんの足元にも及びませんけど。

ぜひぜひお読みになってください。超推薦です!

黒田さん&三修社さんに、感謝……

2010年5月13日木曜日

Nous pensons à vous.


かつてわたしがAmadou & Mariam に出会った曲、
それが今日「今週の一曲」でご紹介した Je pense à toi. です。

http://www.youtube.com/watch?v=av3iJh5wwfM&feature=related

陳腐な言い方ですが、名曲だと思います。

              ◇

今日は午前中に2コマ授業があり、そのあと割りと急いで帰宅し、
土曜の収録の準備の続きをやり、
夕食後は「大連で餃子を」の最終回のゲラを直すという、
気分的には「3本立て」な1日でした。
(というか、まだゲラ直しは続くんですが。)

明日は会議の後、今年から総文の同僚になった、
中国語の清水さんの歓迎会があります。
といってもすでに、この前分からないことを教えてもらったりしてるんですけどね。
(明治維新後、儒教は庶民にとってどう映っていたのか、みたいなことです。
まあ雑に言っていいなら、古い、と感じられていたそうです。)
研究室もお隣なので、色々教えてもらえそうです。

              ◇

タケちゃん関連では、やさしいメールをいくつかいただきました。
ありがとうございました。
(Junichirou さん、返信が拒否られてしまいました!)
というわけで、一つ追加で書いておくと……

すべての『フラ語』のデザインをしてくれているカオリンは、
訃報に接した後、3日くらいあまり仕事にならなかったそうです。
特に連絡を受けた直後は、さっさと仕事をやめてしまったと言います、
ふだんは、基本終電近くまで働くらしいんですが。

「でね、帰ろうと思って電車に乗ったら、なんと、目の前に座っていた男の子が、
『エクスプレス・ポルトガル語』読んでたの! あれって、
タケちゃんの担当で、わたしが装幀やらせてもらった本なの。
わたしね、自分がデザインした本を読んでる人見たの、初めてだったの!
ああ、もう言葉が出なかった……」

なんの偶然なんでしょうかねえ……

2010年5月12日水曜日

The Show must go on.


というわけで、昨夜と今日、「RIP タケちゃんの会」が行われました。
この、無宗教の自由葬の様子は…… 管さんの文章が紹介してくれています。

http://monpaysnatal.blogspot.com/

それにしても、「笑いあり」のお別れ会って…… ステキ! 
男性からも女性からも愛されたタケちゃんでした。(特に後者!)

           ◇

今日のお見送りは、わたしは午前中に終わりました。
で、せっかくなので、以前タケちゃんと行った新宿のうどん屋へ。
(新宿の美々卯です。)
それからABC とジュンク堂をはしごし、なんだかヤケ買い(?)して、
両方の店とも配送をお願いしました。
普段はもちろん(と言っていいのかな?)、本やCD を買うのはもっぱらamazon。
日本、フランス、たまにカナダを使います。が、
やっぱりこうして本屋さんでぱらぱらしながら選ぶのは、いいですね。
amazon とちがって、おお、こんなのがあった、ということも多いし。

そういえばジュンク堂には、語学書のCD のための試聴機があるんですが、
ここにデモされていた3枚の中に、『フラ語入門』のCD が含まれていました。
こういうのは初めて見たので、違う意味で、おお、と思いました。
(でもどうしても、タケちゃん見て見て! とも思ってしまうんですけどね。)

それから、まだ幼稚園に通う姪の誕生日プレゼントを買いに、サブナードへ。
注文されていたのは、バレーの練習用レオタード。
親切な店員さんに助けられて、ラベンダーのものをゲット。即発送。
明日、喜んでくれるかな?

2010年5月10日月曜日

Requiescat in Pace 須山岳彦(1963-2010)・3



『ル・フランセ・クレール』の収録は、とてもいい雰囲気でした。
聞けばタケちゃんは、レナさんがまだ高校生だった頃、
一緒に仕事をしたことがあり、
その後レナさんはフランスの大学校に行っていたので、
この時が数年ぶりの再会とのことでした。
もちろん、レナさんの帰国を、タケちゃんは知っていたわけです。

収録後、レナさんはわたしたちに言いました、
フランスでビジネスを勉強して、実際働いてもみたけれど、
わたしは日本でフランス語の先生になることにした、
ビジネスは好きだけど、フランス語教育のほうがもっと好き!

その後、タケちゃんとレナさんはたくさんの仕事を一緒にこなしたはずです。
そしてわたしにもまた、
タケちゃん&レナさんと仕事をする機会が巡ってきました。
『フラ語デート会話、恋ってどんなものかしら?』です。

これはようするに、恋する二人が、
東京のあちこちをフラ語デートする、というものです。
でその場所と言うのが……

その日、タケちゃんとわたしは新宿で待ち合わせしました。
そしてまず向かったのがHMVです。本の中の二人が、
HMV の視聴機の曲についてあれこれ言う場面があり、
そのCD 用の背景音を録音しに行ったのです。
もちろん、場所が場所だけに、録音終了後も、
いろんなコーナーに引っかかったのは言うまでもありません。

次に向かったのは、東口の吉野家です。
ここではどうしても、店員さんの、
「つゆだく一丁!」
を録音する必要がありました、本の会話に合わせて!

わたしたちは2階に上がり、
中国系と思われる女性の店員さんと少ししゃべりました。その結果、
「つゆだく」の上にもうひとつ、
「つゆだくだく」という選択肢があることを知りました。

じゃあ清岡さんつゆだくにしてください、
わたし、だくだくいってみますから。

そしてCD には、見事に、
「つゆだく一丁、つゆだくだく一丁!」
を収録することができました。

そしてわたしたちは電車に乗り、さて今度はTDL です。
これはまず、車内のアナウンスを録音しなければなりません。
「次は、舞浜~」です。
そしてさらに大事なのは、舞浜駅に流れる、ご存知あのメロディー。
TDL 入口付近のざわめきもまた。

なんだか、40男が二人してTDL の周辺をさまよっているのはミョーでしたが、
タケちゃんはどこでも溶け込める人ですし、
わたしもそんなタケちゃんと一緒なら、浮世離れも楽しいものです。

で、TDL 関連の収録も無事終わり、最後はまた新宿に戻り、
スタバの店内の録音です。これは、高島屋の前の、
うなぎの寝床様の店で敢行しました。
うまくいきました!

こうした背景音を駆使し、また、レナさんとアレックス君の協力を得て、
『デート会話』のCD は完成しました。
このことがなかったら、今わたしがレナさんとNHKで働くこともなかったでしょう。
2年前の4月、タケちゃんは、
「NHKテキスト、売り切れてたので注文しました!」
というメールをくれました。

たしかやっぱり『デート会話』時だったと思いますが、
最後のゲラ直しの時間がなくて、白水社から歩いて三秀社まで出かけ、
そこで「出張校正」した記憶があります。
そしてこの時も、
タケちゃんはまず担当オペレーターの女性を紹介してくれました。
(お名前も覚えています。)
よくわかりませんが、フツー編集者って、
オペレーター個人とまで仲良くなるものなんでしょうか?
校正は午後5時ごろ終わり、
そのまま近くの飲み屋に吸い込まれてしまったのは
また言うまでもありません。

そういえばこの時期、タケちゃんにはステキな彼女がいました。
花子さん(仮名)には何度も会い、あれはどの本の時だったか、
二人でわたしの家に来てもらって、
イラストのレイアウトを相談したこともあります。
ただこの時は、なぜかタケちゃんが早々に酔って寝てしまい、
ほとんどわたしと花子さんで決めてしまったのですが!

花子さんはいい人で、タケちゃんのことが好きでたまらない感じでした。
彼女にとってタケちゃんは、男であり、王子であり、妖精であり、スターでした。
だから、花子さんと別れたって聞いた時には、
わたし自身は、とても残念な気がしました。もちろん、
そうは言いませんでしたが。

その後タケちゃんは病を得ました。
繰り返しさまざまな治療を受けました。
それは辛いものだったはずです。
手術を受けに入院する数日前、レナさん、「ふらんす」担当のアミさん、わたし、
みんなで新宿のカラオケに行きましたね。
たくさん飲んで、そのあとうどんも食べて、
あの東南口の前で握手しましたね。

タケちゃんは死んでしまいました。
わたしたちは彼にお別れをしなければなりません。
もっとタケちゃんと仕事がしたかったのに。
進行中の本だって、ゲラが出る一歩手前だったのに……

Requiescat in Pace タケちゃん
わたしたちは気が合いましたね。
楽しい本が作りたかった、喜んでもらえる本が作りたかった。
あなたのおかげでたくさんの人と出会い、
あなたのおかげで仕事もできました。
あなたは白水社を愛していた。仕事を愛していた。
わたしたちは仕事仲間だった。そして親友だった。
タケちゃん、もっと一緒に仕事がしたかったのに。
Requiescat in Pace タケちゃん。

2010年5月9日日曜日

Requiescat in Pace 須山岳彦(1963-2010)・2


その次に来たのが『フラ語入門』でした。
当時わたしは、いくつかの大学で非常勤講師として働いており、
担当数は、だいたい週15コマほどでした。
もう少し多い時も、少ない時もありましたが。

で、そうした授業を通して得たことを、
つまり、学生がまちがえやすいところとか、
なにがわかれば糸がほどけるのかとか、
複数の説明のうち、どれが1番理解されるのかとか、
英語との対比はどの程度有効なのかとか、
そもそもなにを目標にして勉強したらいいのかとか、
生きるって何なのか(!)とか、
まあそうしたことがらを、フィードバックさせる場所が欲しかったわけです。
で、『フラ語入門』は、その時点でわたしが知っていたすべてを使って、
それでも楽しみながら書きました。

タケちゃんは、自由にやらせてくれました。
たしか最初に、見本原稿を作って、
それを会議で通してもらいましたが、そのあとはほんとに自由に。
そして装幀の段になると、『動詞』のとき担当してもらったカオリンに再びお願いし、
その際には西荻窪辺りで飲んだり食べたり飲んだりし、
ストライプ柄の幅なども話し合いました。
(旧版の表1の透明のガラスの❤。これはわたしがカオリンにお願いし、
「歪みのソフト」で作ってくれたものです。)

そうそう、『フラ語』の帯のコピー、これはほとんどすべてタケちゃん作です。
『動詞』のときの、
「カツヨー、なにそれ?」
には、わたしでさえ「これあり?」と思いました。
ありだったんですね!

考えてみると、わたしをカオリンに引き合わせてくれたのはタケちゃんでした。
そしてタケちゃんとカオリンの出会いは、なんと飲み屋だったそうです。
(つまり仕事がらみじゃなかったということ。)

その後の、『パリ24時間』や『ボンボン・ショコラ』などの教科書、
『フラ語練習』『ボキャブラ』なども、すべてタケちゃんとの合作です。

そして、わたしが初めて取り組んだ文法の教科書、
それが『ル・フランセ・クレール』です。
それまでのものは、みんな「読本」系のものだったのですが、
それは、すでに世の中にいい文法教科書がいくつかあったからです。
でも、時代は変わります。
わたしは、どの教科書もしっくりこなくなっていました。
で、初めて文法書に取り組んでみたわけです。

で、この『ル・フランセ・クレール』にはCD がついたのですが、
その録音者候補として、わたしは何人かのフランス人の名を挙げました。
が、タケちゃんはそのリストをよく見もせずに言うのです、
いい人がいるんですよ、彼女にやらせてみたいんです。
サンプルにもらった音源は、古くて声がよくわかりませんでした。
でも、タケちゃんがそこまでいうなら、いいです、その人にやってもらいましょう。

で、収録当日現れたのが、レナさんだったのです。(つづく)

2010年5月8日土曜日

Requiescat in Pace 須山岳彦(1963-2010)・1


このブログでも、すでに何度も登場している白水社のタケちゃん、
思い起こせば、タケちゃんと初めて会ったのは、12年前の4月のことです。

友達というのは、たとえば小学校以来の友達とか、中学、高校、
あるいは大学での友達、就職してからできた友達とか、
さまざまな友達がありえるのでしょうけれど、わたしにとってタケちゃんは、
大人になってからできた、大事な友達です。

たとえば30歳前後の人と話していて、彼(女)が、
ぼくには友達がいないんです、
などと言いだす場合には、もちろん友達なんてなくたっていいけれど、
でも、まだまだこれから先、いい友達ができる可能性はゼッタイあるよ、
と言うことにしています。
そんなとき、わたしははっきりと、タケちゃんのことを考えていました。

初めてタケちゃんに会った時、わたしははもう30代の終わりでした。
忘れもしない、それはH大学のフランス語教員が年に1度集まる「教科書会議」でした。
わたしは、フランス語の教科書についての、小さな企画を持っていました。
で、もしもできるなら、どこかの出版社に出してもらいたいと思っていて、
その会議で出会ったタケちゃんに、話を持っていったのでした。

一通り話を聞いてくれたタケちゃんは、
ああ、やりましょうよ、
とあっさり言ってくれ、わたしは驚きもしましたが、
もちろんとても嬉しかったのを覚えています。
その企画は、「おいしいフランス語」という教科書として実現しましたが、
それを作る過程で、あっちこっちで飲んだり食べたり飲んだりしました。
装幀を担当してくれる女性デザイナーとも吉祥寺で会い、
中華料理を食べながら、数種類のラフについて語ったりもしました。
フォントを選んだり、各課のタイトル周りのデザインについて相談したり……。

思えば、こうしたタケちゃんとの仕事の中で、
わたしは本を作る喜びを教えられたと思っています。
また、タケちゃんが愛してやまなかった白水社、
わたしにとっては足を向けて寝ることのできないこの会社の人たちも、
ひとり、またひとりと紹介してくれました。
そして彼らの仕事を知るにつけ、本というのもが、
まあ当たり前と言えば本当に当たり前ですが、
たくさんの人の共同作業なしには生まれえないということを、
つくづく思い知りました。

その白水社から、わたしは「フラ語シリーズ」を出してもらっていますが、
そのすべての担当はタケちゃんです。
というか、そもそもこのシリーズの第1作、
『フラ語動詞、こんなにわかっていいかしら?』は、
たまたま書いたのがわたしだっただけで、
企画もコンセプトもタケちゃんのものでした。

『フラ語動詞』の最大の特徴は、辞書とは違って、
動詞の活用形をインデックスしたこと、そしてそうしたすべての活用形に、
ルビを振ったことなんですが、
この2点は、タケちゃんが立てた企画にすでにはっきり書かれていました。
わたしはその企画書を見せられ、書いてみる気はないか、と訊かれたのでした。

おもしろいし、これはたしかに入門者の役に立つ、と思って、
わたしはやらせてくれるようにお願いしました。
ただ、上に挙げた2つの特徴は、
実はタケちゃん本人が思いついたものではありませんでした。
当時付き合っていた彼女がフランス語の勉強を始め、
そういう参考書があったらいいのに、
という希望を漏らしたものをタケちゃんは聞き逃さず、
すぐに企画として組み上げたものだったのです。
彼はそういう人でした。
誰からでもよく聞き、聞き逃さず、火のないところに煙を立て、
思いもよらいない火花を引き起こしました。

やがて本ができた時、その彼女はもうモトカノになっていました。
が、もちろんタケちゃんはそれを彼女のもとに届けたそうです。
彼女と飲んだんですよ、喜んでくれましたよ、と、タケちゃんは言っていました。
その話を聞いた時、わたしはタケちゃんに一歩近づいた気がしました。(つづく)

2010年5月5日水曜日

D'argent


GW も今日で終わり。みなさん、bonnes vacances を過ごされたでしょうか?

わたしの場合はどうだったかというと、今年は実質4日しかなかったのですが、
そのうちの3.5 日くらいはpc の前にいました。仲良しですね~、pc と!(涙)

で、つらつらネット上をさまよっていると、ありました、
「今週の1曲が楽しみだ」というご意見が!
そう言っていただけると、とても嬉しいです。Merci bien !
なにしろ著作権関係では、あちらにもこちらにもお世話になっているので。
ただこれは、ストリーミングでは放送できないので、番組を聞くか、
あるいはYou Tube か Dailymotion あたりで探していただくしかないのですが。

ところで、シルバー大学というのをご存知でしょうか?
自治体が、シルバー層向けに開講しているケースが多いようですが。
勤務先でもとても人望の厚い北野大先生は、
江戸川区のシルバー大学の学長さんだそうですし。
で、実はわたしも6月に、品川区のシルバー大学に出講する予定です。
お題は「東京詩」。3回の講義なので、ちょうどいいです。
(『東京詩』は3部構成なんです。)
むかし、某大学の生涯教育センターでフランス語の授業はしていましたが、
もちろん「東京詩」は初めて。なんでも「文芸講座」の一部だそうです。
受講資格は60歳以上とのことなので、
戦中戦後の雰囲気などは、教えていただくことも多いでしょう。
お世話になります!

というわけで、なかなか気を抜けない日々が続きますが、
お互い、休み休みがんばりましょう!

敬具(ってなんで手紙なんでしょ!?)

2010年5月4日火曜日

Top 50



わりと最近、Journal du dimanche という雑誌が、 ノン・ジャンルの「フランス人・人気投票」をしたそうです。
その結果はこちら;

http://www.lejdd.fr/top50/

おお、コルネイユが41位に! 

それにしても、シモーヌ・ヴェーユが「なまいきシャルロット」や「神の手・アンリ」より上位に来てるとこは、フランスらしいと言えるのでしょう。

2010年5月3日月曜日

ノアの箱舟


「ノアの箱舟」が見つかった! というニュース、ご存知でしょうか?
 これがねえ…… どこまで信じていいのか、全然わからないんですけど。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2722397/5676346

聖書の内容を、科学的に検証しようという動きは、
もうずいぶん昔からありましたけど、まだ続いてるんですね。
(画像はアララト山。)

さ、仕事開始!

2010年5月2日日曜日

連載第4回


そうでした、モノは目の前にあるのに忘れてました。
(batayam のブログを見て思い出しました。Merci !)
「現代詩手帖・5月号」、絶賛発売中です! 
「アカシヤの大連で餃子を」の連載も、これで4回目。
そろそろエンディングが近づいてきました。

今回の内容は、叔母に聞いた話が核になっています。
「もう、大連のことを話せる相手がいないのよ」と、
彼女は言ってました。そうでしょうねえ……

そして「詩手帖・5月号/日本で書くということ」は、
(まだ読んでないのになんですが)面白そうです。
特に、「伊藤比呂美+ジェフリー・アングルス・詩人の境界、翻訳家の境界」、
「平田俊子+ピオネル・ツェレポンツァガ・ツェギーさんと東京を歩く」は楽しみ。
また、先日亡くなった大野新さんへの追悼文を、
清水哲男さんがお書きになっていて、
清水さんの最初の詩集が、
これほど大野新の影響を受けていることを初めて知りました。
たしか押入れの段ボールのどこかに、
大野新の『砂漠の椅子』があったはずなので、
引っ張り出してみたい、ところですが、それは目の前の仕事が片付いてから。
(ってことは、いつ……?)

さあ、仕事開始!

2010年5月1日土曜日

Shibuya へ


さあ5月! 新緑の緑は、地上で最も美しい色の一つでしょう。
今年もまたその季節が巡ってきています。
そして今日は土曜日、いつもの収録にNHKに行ってきました。

収録開始は1:30だったのですが、わたしは一人で先に行き、
NHKの社員食堂でお昼御飯。
で、見晴らしのいい5階の食堂(通称「5ショク」)に行ってみると…… 
ものすごい混雑! しかも食べているのは、子供やら家族連れやらです。
聞けは今日は、一般開放しているとのこと。なるほどねえ。

で方針を変えて1階の食堂に行ってみると、よかった、開いてました。
(土日は、基本どちらかしか開いてないみたい。)
読みかけの文庫を読みながら、いつもの「上すし」をいただきました。
やっぱり、700円なら安いです。

この「上すし」、特徴の1つはサビがかなり効いていること。
にもかかわらず、わたしの次のお客さんは、サビ多め! 
と頼んでいました、大丈夫でしょうか!?

そして収録開始。が、昨日の晩カラオケに行き、
今日の午前中授業があったというレナさんは、イマイチ声に力がない感じ。
(もう何十回も一緒に収録しているので、声の「圧」のちがいが、
わりとはっきり感じられるのです。)で、休憩を多めにとったりしていると、
さすがに若いので、エンジンがかかってきました。
で、無事予定通り収録終了です。

ところで、収録の合間に、ちょっとケンちゃんとおしゃべりしたのですが……
現場のリーダーである彼は、文学部出身です。
彼はとても優秀な人ですから、もし望むなら、法学部にでも行って、
官僚を目指すこともできたはずです。でも彼は、そうしませんでした。

「勉強は好きだったんです。でも、高校時代、
あんまり好きじゃないことをさせられて、
大学では、好きな勉強をしたかったんです」

そして好きな勉強は、専門であるチョムスキーに辿りついた、
ということなんでしょう。まあわたしなんかが言ってもしょーがないですが、
とってもしっくりくる話です。それにしても、
ケンちゃんといい、大学の若旦那・波戸岡さんといい、
まったく近頃の若いもんの優秀さには、頭が下がります。

収録は、ケンちゃんと、やはり若くて優秀なナオコさん、レナさん、そしてわたし、
この4人(+その日の担当の技術さん)で行っています。
CD 担当のマユミさんや、チーフのユキさんが、
おやつを持って応援に来てくれることもあります。
というわけで、「まいにちフランス語」は、とても幸福な番組です。

語学が中心なのは言うまでもありませんが、こうした雰囲気が、
リスナーのみなさんに伝わればいいのですが。

さて明日は日曜日です。みなさんのご予定やいかに?

2010年4月29日木曜日

Sénégal fast food


今日放送の「今週の一曲」は、わたしも大好きな曲、
Amadou & Mariam の Sénégal fast food でした。
ヴィデオ・クリップもサイコー! ぜひご覧ください!
(Manhattan fast-food も cinéma « le Paris » も見えています。)

http://www.dailymotion.com/video/x91nyt_amadou-et-mariam-manu-chao-senegal_music

著作権の関係で載せられなかった歌詞はこうです;

« Il est maintenant 5 heures 00 minute »

C’est au Manhattan fast-food
Dakar, Sénégal, cinéma « le Paris »,
Demain je serai parti,
La gare, Dakar, Bamako, Mopti
Y’a pas de problèmes. Tout va bien
Aujourd’hui je me marie, j’ai confiance
Amoul solo, Gao, l’Algérie, Tunisie, Italie.
Y a pas de problèmes, j’aime !
Au Manhattan fast-food
Dakar, Sénégal, cinéma « le Paris »
Ascenseur pour le ghetto

[Refrain] :
Il est minuit à Tokyo
Il est cinq heures au Mali
Quelle heure est-il au paradis ?

(traduction)
Nous qui quittons nos pays
Il ne faut pas que les enfants du pays nous oublient
Nous qui sommes dans cette chose
Chose là aucun de nous ne saurait la nommer
Nous qui sommes dans des pays lointains
Il ne faut pas que les enfants du pays nous oublient


C’est au Manhattan fast-food
Dakar, Sénégal, la grand-mère à l’hôpital Dantec
Tout va bien, quatre mois ici, trois là-bas,
Le visa au consulat
Numéro 39, j’attends, j’attends
À l’état civil déjà l’an 2000, déjà 2000 ans
Au Manhattan fast-food
Dakar, Sénégal, cinéma « le Paris »
cinéma « le Paris »,

[Refrain] :
Dakar, Bamako, Rio de Janeiro
Où est le problème ? Où est la frontière ?
Entre les murs se faufiler dans ascenseur pour le ghetto
Au Manhattan fast-food Dakar Sénégal cinéma « le Paris »,

Vocabulaire
Amoul solo : expression du wolof, une des langues parlées au Sénégal, qui signifie « Il n’y a pas de problème », « ce n’est pas grave », « tout va bien ». Cette expression est employée en toutes circonstances.
Gao : une ville du Mali.
Mopti : une autre ville du Mali.

今日はクルマで走りながらラジオで聞いて、一緒に歌いました!

2010年4月28日水曜日

I'm not half the man I think I am (?)


みなさん、Madonna はお好きですか? 
Moi, je l'aime bien !  わたしは好きです。
最近は Lady Gaga と比較されることもあるようですが、
まだまだ格が違いますね。
(アルバムの総売り上げ枚数は、おそらく数10倍でしょう。)
Americain Life とか、そのRemix 版とか、すご~くよく聞きました。
もちろんそれ以降も。

で、今日の「決めセリフ」に出てきた ( Je suis )Désolé(e) !  ですが、この出だしです。
どうぞ、出だしの10秒だけでも;

 http://www.youtube.com/watch?v=B5OPMI13qng

(ああ、この歌、以前白水社のタケちゃんと飲んでいて、
なんかのはずみにこの曲の話になり、期せずして合唱したことがあります。
♪ I don't wanna hear, I don't wanna know, please don't say you're sorry !

そういえば、タケちゃんの企画で動き出した「1975年」関係の本も、
確実に進んでいます。
(今はゲラを待っていることろですが、連休ですからねえ……)

そういえば(Part 2 )、どこの世界でもそうなのでしょうが、
出版関係の世界でも、この時期はいわゆる「GW進行」です。
(締め切りは早まる、入れたものはなかなか出てこない……)

そして、GWなにするものぞ! なのが明日の授業。
例の「休日授業日」です。みんな、ちゃんと来るかな?
(来るんですよね、これが!)

2010年4月27日火曜日

憑依(ひょうい)


今日の「ワールド映画ゼミ」は、
前回に引き続いて『ロミュアルドとジュリエット』の後半を見ました。
この映画は、以前の「フランス映画ゼミ」でも見たことがありますが、
今度は違う文脈に置いてみよう、ということです。

ただこの映画、「文脈」云々以前に、よ~く見るとなかなか面白いです。
もう5,6回見てますが、それでもまだ発見があります。

今回初めて気になったのは、高校生の息子が、
プレゼントがあるよと言ってくれた母親に向かって、
「白人の会社の掃除なんかした金で買ったものなんかいらねえや! 
そんなことしかできないくせに!」と言い放つ場面。

母親(というか、父親はいないので、
ジェンダー抜きで考えてもいいと思いますが)
に対するこの子供感情のあり方って、
なんだか日本の「昭和的」な感じもします。
つまり、教育の機会がすご~く広がる中で、
子が親を越えていこうとするときに起きる葛藤です。
(もちろん、とっても一般化して言っています。)
フランスにおける親子関係の変遷て、どんな移り行きだったんでしょうねえ。

で、それはともかく、今日は映画後に少し時間があったので、
ふと思いついて、その場でちょっと書いてもらったのは…… 
主人公2人以外の誰かになりきって、日記を書くこと! 
脇役の誰か、たとえばさっきの息子あたりに乗り移って、
彼の内面の生きて文章にすること…… 

ちょっと難しいかなあ……と思ったのですが、これが結構おもしろい結果に!
ほとんどみんな、とてもうまく乗り移っていました。
やればできるじゃん! 
もしこれを、登場人物すべてについてやったら、その時は、
たぶん作品に対する感じ方は違ってくるんじゃないでしょうか?
う~ん、いい課題を思いつきました!(と自画自賛)

2010年4月26日月曜日

「7枚」



今日は「部分冠詞」でしたね。これって、考え方(というか捉え方というか)が、日本語的ではないので、おもしろいな~と思います。日本語を書く場合でも、こういう見方があることを知っていて書くほうが、きっと少しは厚い日本語になるのでしょう。

さて、もう2,3回ここでも触れた「7枚」の仕事、ついに今日原稿を送りました。(渡しました、ではなくなってから、もうずいぶん経ちますね。)たった7枚、1日で書けるじゃん! という声も聞こえてきそうですが、結局、ほぼ1カ月かかりました。もちろん、そのための本を読む時間もいれれば、ということですけど。

最低3回は「できた!」と思ったのですが、そのたびに、2,3日すると「やっぱちがうかな~」という気になり、結局都合6パターンは書きました。で、その最後のヴァージョンを送ったのですが、それに比べると、最初の頃のヴァージョンは、すごく力んでいるのが自分でもわかります。

ここを読んでくださっている方には、ぜひ立ち読みしていただきたい気がします。出るころに、またご報告させてくださいね。なぜわたしがこんなに「意識している」か、すぐに分かると思います。

さて、明日はゼミです。やっと体が、授業に慣れてきました(ってオソ!)。

2010年4月25日日曜日

もうすぐGW


今日の東京は、暖かくていい天気でした。

昨日の収録も、いつも通り楽しくできました。個人的なことを言えば、やっぱり授業をしている期間のほうが、ちゃんと声の出る時間が長いようです。昨日は、自分としては、収録終わりまでフツーにしゃべれました。

さて、収録のほうは順調なんですが、順調じゃないのが著作権問題。しばらく前にエムリン・ミッシェルの件で右往左往しましたが、結局はなんとかなりました。そして今回は、権利があまりに分散しているため収拾がつかないものから、(アーティスト本人の意向ではないのでしょうが)異常に高い使用料を要求してくるところ、そしてまったく音沙汰のないところまで、問題の形はさまざまです。

たしかに、曲の使用料やテキスト掲載料は、アーティストにしてみればお小遣いにもならない程度ではあるのでしょう。でもね、そんなことではなく、ラジオは「出会い」のきっかけを作れるメディアですから、日本で知られていないアーティストの場合は、こういう機会を捉えたほうが賢い気がわたしはします。まあ、色んな考えがあるんでしょうが。

              ◇

今週中には、GWが始まりますね。大学では、29日はいわゆる「休日授業日」で、通常通り授業があります。こんな制度が始まったのは、7,8 年前でしょうか? 文科省の指導に合わせ、授業日を確保するためのようです。(そういえば先日のガイダンスも、実は入学式前に行われたのですが、その意図するところは同じです。)

そしてこのGWは…… これはもう「まいフラ」の準備に、すべてを捧げることになります!(前回担当したときも、GWはそんな感じだったかな?)別にどこに行くわけでもないので、全然かまわないんですけどね。そういえば何年か前は、たしか厚生省の資料翻訳の仕事がGWにぶつかって、なんだかすさまじかった記憶もあります。というわけで、GWは苦しいかった思い出が多いです!(涙)

さて、では今週も、元気にまいりましょう!

2010年4月24日土曜日

いまだ名の



「新・増殖する俳句歳時記」 http://zouhai.com/ で紹介されていたこの句、こういうの好きです。

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小澤 實

いまだ名のつかざる男の子あたたかし


名前をつけられ、名前で呼ばれ、言葉を教えられ、ものの名を教えられて人は常識を身に着ける。法に沿って常識は権力に都合のいいように書き換えられ規定される。右にも左にも上にも下にもはみださぬように設定された中での、倫理観やら反骨などはガス抜きに過ぎない。名前のつく前の裸の赤子に無限の可能性が詰まっている。もっとも弱きものの中にもっとも強固な変革の核がある。「俳句」(2009年5月号)所載。(今井 聖)

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そして誰も、そういう地点から出発しているわけですね……  今日はこれから渋谷です。(晴れてよかった。La vie en beau ! )

2010年4月23日金曜日

Jena Lee


さあ週末です。こんなヴィデオ・クリップはいかがでしょう? 古いような、新しいような…… でもちょっと個性的なのはたしか;

http://www.youtube.com/watch?v=m6Rc8idptUM&feature=related

彼女、Jena Lee は、チリ出身だそう。ただwiki によると、たった9カ月の時にフランス人家庭の養子になったとか。1987年生まれと言いますから、まだ20代前半なんですね。わか!

おつかれ!


さて、昨日で1か月終わりましたね。お疲れさまでした!

で今日はメリッサ・ラヴォーの2回目でした。番組でかけたLes Cendres ではないのですが、こんなのはどうでしょう;

http://www.dailymotion.com/video/xa9uu2_melissa-laveaux_music

そしてオープニングでレナさんが歌ってくれた la vie en rose。歌詞はこうです;

Quand il me prend dans ses bras,
Il me parle tout bas
Je vois la vie en rose...

彼がわたしを腕に抱き、
そっと囁きかけてくれれると
人生はバラ色に見えるの……

http://www.youtube.com/watch?v=MgW2gAGwB_w&feature=related

最後の行の Je vois la vie en rose. は、直訳すれば「わたしは人生をバラ色に見る」です。これがもしen rose ではなく en noir なら、「人生を黒く見る」→「悲観的に見る」という感じでしょうか。

                ◇

それにしても、天候が不順ですねえ。風邪ひきさん、わたしの周りでもどんどん増えてます。みなさんも、お気をつけて!

2010年4月21日水曜日

自然


管さんのブログが紹介しているすごい35枚;

http://www.boston.com/bigpicture/2010/04/more_from_eyjafjallajokull.html

「自然てステキ」とも「自然はこわい」とも言うけれど…… 戦後すぐ、公職追放にあって山口の寒村に行くことになった清水哲男さんの父親は、そこで米作りを始めたそうです。貧しくて…… 父親は必死に米作りに精を出し、けれども収穫目前のある日、台風が…… 翌朝、ずたずたになった稲の前に立ちつくす父親を見て、少年だった清水さんは、「自然」とは何かを学んだそうです。

今は、戦後すぐと「貧しさ」の程度が違いますが、変わらないものは変わらないのでしょう。

2010年4月20日火曜日

カップッチーノ


今日は「総合文化ゼミ」の、実質最初の授業でした。

「東京詩」のほうは5人で、今までで1番少ない人数です。(ちょっとカリキュラム上のシステムが変わったせいもあるようです。)「ワールド映画」は定員(20人)を越えて24人です。

「ワールド映画」のほうは、ちょっと迷ったのですが、最初の日はもろもろの説明もあるし、ということは90分の映画は厳しいし……ということで、あの『ロミュアルドとジュリエット』にしました。最初に見るには、いいと思います。つまり、比較的とらえやすい問題だし、そこから拡大させる可能性が開けそうだ、という意味で。今日は前半(画像の当たりまで)でしたので、来週に続きます。

そういえば、今年は1時間目の担当授業が週に3回あり、その時は7:30ごろ家を出ます。ということは……クルマで走り始めると、ちょうど「まいにちフランス語」が始まるというわけです。まあそれはともかく。

で「まいフラ」のあとは、「まいにちイタリア語」が始まるのですが、なんとなくそのまま聞いていること数回になり……今日ついにテキストもゲットしました!(先週後半あたりから、テキストがないと分からなくなってきたので。)どこまでいけるか分かりませんが、朝の通勤は、しばらく「まいイタ」を聞こうと思っています。

でそこで得た知識が、今日帰りに寄ったタリーズでよみがえりました。「カプチーノ」の正しい発音は、「カップッチーノ」なんだそうです! 子音字が2つ続くと、「ッ」な感じになるとか。だから「ピザ」じゃなくて「ピッツァ」なのね。

ラテン系の言語(=ラテン語から派生した言語)と言われるのは、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、ルーマニア語の計5言語。これらはみな兄弟なんですね。でも、こういう打算のまったくない勉強は、楽しいですね!

2010年4月18日日曜日

5月号発売!


そしてあっという間に土日が過ぎてしまい、仕事は捗ったのかと言われると…… まあまあ、というところでしょうか。

一昨日も触れた「7枚」は、やっとできたと思います。(なんだかもっともっと素晴らしいものが書けたらいいんですけど……)でも、ふだんなかなか読まない本もひっくり返し、勉強にはなりました。ただ、勉強して得たことは、まったくと言っていいほど書きはしなかったんですけどね。まあそんなものでしょう。

でそちらが一段落したので、またラジオのほうの仕事に戻ります。土曜日は基本「収録日」なのですが、昨日はみんなの話し合いで「お休み」としました。(ナオコさん、Lady Gaga はどうでしたか?)でも来週からは、当分休みがなさそうです。体調に気をつけないと。

(そういえば風邪のほうも、やっと薬を飲まないでいいところまできました。みなさんも、ほんとに気をつけてくださいね。わたしの周りでも、明らかに3人は風邪です。)

そして今日は、5月号の発売日でした。だんだんスキットも面白くなります!(予定)

ではみなさん、いい1週間を!

2010年4月16日金曜日

好きなもの


なぜこんなに寒いんでしょ! と言いたくなる気温です。相変わらず、コンタクウ600 が手放せません。授業のときだけは、なぜかわりとフツーなんですが、やっぱり終わると風邪状態に戻ります。

先日少し漱石のことを書きましたが、それに関連する7枚の仕事、もうできました、3通りも! ただ残念ながら、どれもイマイチ。う~ん…… でもまだ1週間あります!(でも不安)

さて授業が始まり、今年新入生に言うのは、「好きなものを貯めてください」ということ。好きな詩、好きな小説、好きな映画、好きな曲、好きな絵、好きな建築、好きな写真、好きな風景、もちろん好きな定理でも、なんなら好きなゲーム・キャラだって、空っぽであるよりはいいですね。

で今日は、2年のクラスと、3,4年対象のクラスだったんですが、後のクラスに何人か、去年担当した学生がいました。で彼らとしゃべるうち、1人が、「全然好きなものがないし、趣味もない。テレビも本もゲームも縁がない」と言いだしました。大変です!

で今度は、ただ好きなものを見つけて、と言ってもダメそうだったので、ちょっと言い方を変えて、

もし気に入った女の子が2人いて、一方は好きなものがたくさんある人で、もう一方は何も好きなものがない人だってわかったら、とりあえず、どっちの子と付き合ってみたい?

ああ、そういうことっすか…… そういうことです!(ガンバレ、ワカゾー!)

2010年4月15日木曜日

メリッサ


お元気ですか? 天候がメチャメチャ不順です。で、風邪ひいてしまいました! 

わたしの愛用の薬はコンタック600。今回も、鼻水が中心なので、お世話になってます。おかげで授業もできました。(終わったらすぐに帰って寝ましたけど。)

で今日は「今週の1曲」でしたね。いかがでしたか、メリッサ・ラヴォー? この曲でした;

http://www.youtube.com/watch?v=KvAXDt-_rwQ

著作権の関係で、ストリーミングでは曲は使えないのですが、You Tube ならいいですね? 最初はちょっととっつき悪いかもしれませんが、聞けば聞くほどいい曲だと思います。どうぞ味わってくださいませ。

そういえば、5 月号のテキスト&CD、できてきました。発売は日曜ですね? よろしければ!

ではみなさんも、風邪に気をつけて!

2010年4月13日火曜日

授業開始!


ついに授業が始まりました! 

まず今日は総合文化ゼミが2つ。もうそろそろ仕上げの時期に入る「東京詩」と、今年から始める「ワールド映画」です。まあ、どうかという気もしますが、ためしに後者のシラバスを挙げてみますね;

<ワールド映画ゼミ>************************* 
 このゼミでは,フランス映画を中心に,レバノン,イスラエル,イラン映画などを見ます。でも,それが何? 

 どれほど現代が「グローバルな」時代であるとしても,依然「世界」は途方もなく広く,未知のことどもに溢れています。けれども,たとえ小さなものであっても,何らかの「切り口」が見つかれば,そこを突破口として,わたしたちは「世界」の肌触りを感じることができます。そしてそこには,<今世界がこのようであるのはなぜなのか?>という視点が,避けがたく現われてきます。

 このゼミでは,映画作品に描き出された世界の姿,時事的な問題,歴史,さらにはその価値観,精神性について考えてゆきます。結果として,「アメリカ的なもの」も,そして「ヨーロッパ的なもの」も,相対化されることになります。

 今の世界は,どうして今のようなのか? それが問いです。

 時間があれば,映画の構造の分析も試みます。分析的,相対的,自己発見的な映画の見方を獲得することも,この授業の目標の1つです。
 
********************************************
 
まあこんな感じです。こううまくいうかどうかは分かりませんけど……。
 
おかげさまで、定員20名のところに、50名の希望者が集まってくれました。(映画見て感想書けばいいの? 楽勝! と思った学生もいるでしょうけど。)申し訳ないけれど全員は受け入れられないので、せめて定員+4人に登録してもらうことにしました。楽しみつつ考えましょうね!(ちなみに「東京詩」のほうは、まだ若干(以上の!)席があります。Don't hesitate !)

お詫びと訂正(「まいフラ」4月号)


申し訳ありません、「まいフラ」4月号で訂正があります。それは、テキスト38ページの問題Ⅲです。その問題文中に「……リエゾン/アンシェヌマンするところに印(  /  ) 」という箇所がありますが、その赤い「 (  /  ) 」内の記号が、すみません、逆です! リエゾンが下側のブリッジ、アンシェヌマンが上側のブリッジです。お詫びして、訂正いたします。デゾレ!

2010年4月11日日曜日

明治OO年


今日は朝から大学に行って、新学期に向けて研究室の片付けをしたり、今集中的に取り組んでいる仕事に励んだりしていました。

その仕事は、わたしにとっては特別な意味があります。締め切りは4月末で、量的には7 枚なので、もちろん多くはないけれど、かといって3枚というのとも違います。多分6月には活字になると思います。

(実は発表したくてしょうがないのですが、発表していいものかどうかわからないので、あいまいな書き方ですみません。決してもったいつけてるわけじゃありません!)

そこには、漱石、鴎外、太宰、龍之介などが登場するので、なんというか、相当のプレッシャーです。今挙げた全員に精通しているわけではないので。(とはいえ、全員に精通している人は、そんなに多くないはずですよね?)今日はエクセルを使って、これらの作家の年表を作ってみました。(『東京詩』のときも、最初はかなり大きな、100年分の年表を作ることから始めたのでした。)

みなさん、漱石って何年生まれかご存知ですか? もちろん明治の人なのはどなたも御存じでしょうけど。

漱石の生まれは、1867年。明治維新の前の年です。ということは、今風の年齢の数え方をするなら、漱石の年齢は明治OO年とイコールなわけです。おお、これは数えやすいですね! そして鴎外は、漱石より5つ年上。ということは……

この2人、数えやすいです!

2010年4月10日土曜日

Mlle Léna


今日は予定通りNHKへ。ほぼ1日かけて、収録しました。いつものことですが、収録現場はいい雰囲気で、とても楽しいです! で写真は、収録を終えてホッとしているレナさんです。

さて、明日は日曜。火曜からは授業なので、明日と明後日であれとあれとあれをします。ま、やれるとこまではやります!(オー!)

2010年4月9日金曜日

Staff Benda Bilili

唐突ですが、スタッフ・ベンダ・ビリリをご存知でしょうか? コンゴ民主共和国のバンドです。とってもかっこいい音です。たとえば Je t'aime. というこんな曲;

http://www.youtube.com/watch?v=VaTZ5gAzkCY

というわけで、「車椅子バンド」という切り口で紹介されることも多いのですが、そんなことまったく関係なく、かっこいいですね。で、まだだいぶ先ですが、このスタッフ・ベンダ・ビリリ、ついに日本初来日だそうです。そそられますね~

http://bendabilili.jp/concert.html#tourdate

ところで、「コンゴ」が2つあるのはご存じだと思いますが、それはフランス語では、こんな感じで呼ぶこともあります;

コンゴ民主共和国=La République démocratique du Congo =Congo-Kinshasa=Congo belge

ただしこの最後の Congo belge は、かつての「ベルギー領コンゴ」の意味であり、聞いているこちらとしては、やや違和感が残ります。キンシャサは首都ですね。日本では、「旧ザイール」とも言われます。

コンゴ共和国=La République du Congo =Congo-Brazzaville =Congo français

ブラザヴィルは首都です。後に首都をつけるこの言い方は、実際イメージしやすくて使いやすいです。

ではみなさん、よい週末を!(明日は渋谷へ!)

2010年4月8日木曜日

甘い声

Bonjour !

というわけで、今日の「今週の1曲」、いかがでしたか? 美しいライブをどうぞ;

http://www.dailymotion.com/video/xyq2l_le-bon-dieu-est-une-femme-corneille_music

でもやっぱりオフィシャル・ヴィデオがお好みですか? それなら、こちらのblog からサッといけます。

http://batayam.blogspot.com/

う~ん、一緒に勉強してくれてるんですね。Merci beaucoup !

ところで、甘い声、と言って思い出すのは、(清水哲男さんの詩集を別にすれば)わたしの場合はまずこのCorneille。そして、フランシスコ・アライサです;

http://www.youtube.com/watch?v=NO4QeZ5E8aQ

この歌は明るいですが、彼がMozart のレクイエムなどを歌うと、しびれます。

ではみなさま、bonne journée !

2010年4月6日火曜日

今日も


そういえば昨日の昼ご飯は、英語のO先生と2人でラーメン(630円)を食べに行きました。

O先生と2人だけで昼ご飯に行くのは、考えてみたら初めて、かな? つい最近出たばかりの、分厚い翻訳本にまつわる苦労話を伺いました。翻訳は、大変ですよねえ。その外国語と日本語、両方できなきゃだし。

で実は今日も大学に行きました。図書館に本を借りに行ったんですが、図書館はがらがら。一方キャンパスは…… 新入生を誘いこもうとする、たくさんのサークルが大騒ぎ! 理工学部の場合は、そうはいっても女子学生が15%ほどなので、全体に男っぽい雰囲気ではあるんですが。

そして昨日今日で、都合7人の同僚と顔を合せました。あちらの会議こちらの会議に出席するため、大学に来ていたのです。そして……

年末に、「東京詩」のワークショップがありましたが、その時(を含めた5WSの)まとめの冊子ができました。今日管さんが、それを発送すべく(迫りくる締め切りの影に追われながら!)奮闘していましたので、参加いただいたみなさんのところへは、近々それが届くはずです。どうぞお楽しみに!

2010年4月5日月曜日

ストリーミング開始


今日の東京は冷たい雨。そしてわたしは、新入生ガイダンスのために大学へ行きました。

勤め先である理工学部の新入生は1000人。ところが大学には、1000人収容できるホールがないんです。で、午前と午後、2グループに分けてガイダンスをします。

ガイダンスは2時間弱。わたしの出番はたった5分ですが、もちろん(?)全編に参加します。外国語についてしゃべるのですが、2回同じことを言ってもあきるので、内容は変えました。(ポイントは同じですけど。)でも5分なんて、ほんとにあっという間。延びないように! ときつく言われてるし。ま、続きは授業で!

で終わりかと思いきや、5 時から会議が。う~ん、いきなり業務が込み合ってる……

そして今日から、ストリーミングが始まりましたね。

http://www.nhk.or.jp/gogaku/french/kouza/index.html

このストリーミング、便利ですよね。言いにくいところは、何度でも練習できるし。(ただし、音楽が
かかっている部分は使えません、著作権の関係で。だからエンディングがないんですが…… ま、大したこといってないからいいか!)

*画像は、現代詩手帖4 月号に使ったもののカラー版です。そしてこれも;

アカシヤ、咲いてます。

2010年4月4日日曜日

社会派


ラッセル・クロウの「消されたヘッドライン」を見ました。社会派サスペンスとして、とてもいい出来だと思います。

ラッセルは、やや古めかしい無頼派風新聞記者。もとルームメートの新進政治家がスキャンダルに巻き込まれますが、その背後に巨悪の匂いが。(軍事産業会社です。)

この映画の何がいいかというと、人物の造形がしっかりしていることです。上の2人はもちろん、議員の妻、らラッセルの上司、同僚、はてはチンピラに至るまで、とてもきっちり考えてあります。監督(か脚本家か)の、人間理解が「大人」です。

よろしければ予告篇です: http://www.youtube.com/watch?v=aciI8EDmB9w&feature=channel

もう大昔のことですが、この手の、いわゆる社会派映画に目覚めたきっかけは、「質屋」という映画でした。これは、後年の「スモーク」にちょっと似て、舞台はNYの質屋。ただしその店の主人は、強制収容所で妻子を亡くした人(ロッド・スタイガー)。で、そこに勤める若者が、なんと自分の店に強盗に……


NYの質屋という設定だけで、もう面白そう。当然そこには、色んな人が、色んな事情を抱えてやってくるのですから。

そしてそれ以来、「質屋」の監督であるシドニー・ルメットはずっと見てます。(「質屋」より前の作品、12 angry men は、その後に見ました。)中にはかなり商業的な作品もありますが、でもどこか、彼の作品には気になるところがあります。もちろん、わたしなんかが今さら何も言う必要のない巨匠ですが。

今回見た「消されたヘッドライン」は、ルメット風というわけではないけれど、わたしはとてもいいと思いました。

2010年4月3日土曜日

1 Geste pour Haïti chérie


あの地震からしばらく経ち、このところマスコミに取り上げられる機会も減ってきています。が、まだまだ大変。がんばれ、ハイチ! というわけで、これです;

http://www.dailymotion.com/video/xbxtdj_1-geste-pour-haiti-cherie-clip-offi_music

真中あたりにチラッと出てくるPassi は、やがて「今週の1曲」にも登場します。そして彼は、今回の企画の呼びかけ人の一人でもあります。また、これら80人のアーチストの中には、あのAznavour も入っています。頼もしいですね! では、よい週末を!

サクラ


このところちょっとお休みしていましたが、今日は久しぶりの収録でした。レナさんもとっても元気でしたよ。忙しいのは、いつも通りのようですが。

4月1日から、NHKへの入館がとても厳しくなり、今日はわたしたちにとっては初体験。入館の申込書に、住所、氏名、要件、申請者氏名、などを書き込み、それから、よく銀行であるような番号札をとり、列に並んで、その番号が呼ばれるのを待ちます。今日の場合は、その待ち時間5分ほど。

この5分、長いと見るか仕方ないと見るか…… (と、こんな風に考えてしまうところが、都会モンの余裕のなさ、なんでしょうけどねえ。)

そして収録ですが、しばらく間が開いたし、今は授業もないので、いまいち思うように声が出ませんでした。が、なんとか予定の収録は終了。そうそう、レナさんの今日の歌、ぜひみなさんに聞いて欲しいです。

ところで、サクラの季節ですね。サクラといえば、武士道。パッと咲いてパッと散る。まさに武士の美学、というわけですが……

実は江戸時代には、サクラのような華美なものは武士に似合わない、ということで、城には植えられなかったそうです。武士とサクラが結びつくのは、新渡戸稲造以来、つまり明治以降ということのようです。

サクラ=武士道というのは、古来の日本文化などではなく、ごく最近創出された物語なんですねえ。

2010年4月1日木曜日

Corneille


Corneille、いかがでしたか? ちょっといいですよね? ぜひこれを;

http://www.youtube.com/watch?v=33nYAMYoeZM

reposez(ルポゼ)は、ここではやや文語的に使い方で、「休息する、横たわる」という意味のreposer の命令形。en paix は、in peace、直訳すれば「平安において」でしょうか。 そして3連目に出てくるCharles シャルル(「ママ、ぼくはシャルルとさえ一緒に歌ったんだよ」)というのは、おそらくあの Charles Aznavour アズナブールだと思います。ちなみにわたしにとってAznavour は、やっぱりこの曲;

http://www.youtube.com/watch?v=jg8YpMJ1uAY

これ、兄が持っていたEPレコードで、小学生のころよく聞きました。大学の授業で、みんなで歌ったこともあります。(盛り上がりません!)

でもね…… もちろんまだフランス語のベンキョーを始めて60分! 大学でいえば、初回の授業の途中というところなので、意味なんかもちろん全然考えなくていいんです。でもできたら、You Tube を聞きながら、テキストの歌詞を目で追ったりしていただくと、今週やった発音のルールが確認できていいですね?

では、bonne journée !! (ほんとにあったかくなるかな……?)