2009年1月31日土曜日

左右社


昨日ここで、左右社のコヤナギさんのお名前を出しました。左右社は、こんな会社です。


このページの左のほうに、「左右社ニュース」というところがありますが、そこはまあコヤナギさんのブログという感じです。が、これがなかなか面白い。ココとはちがって、柔らかくも知的な雰囲気。どうぞ、ご覧になってみてください。編集の現場の感じも漂っています。

2009年1月30日金曜日

間に合うか!?


東京は今日も雨。レイニー・フライディとなりました。

それにしtも、なんと勤勉なアリさんでしょう、今日も研究室でチマチマやってました。(もちろん、お勤めのみなさまは、わたしなんかよりずっと勤勉でいらっしゃるでしょう。)で、三人同時発売を期している同僚たち(管さん&波外岡さん)とランチ・ミーティング。場所は、粋なフレンチではなく、家庭的なイタリアンでもなく、ホットなタイでもなく、わが愛しの教職員食堂です。ま、雨だしね。

といっても、決めるべきことがそんなにあるわけじゃなくて、ただひとつ、表紙は同じ写真家の違う作品にして、シリーズ感はあるけれど個性もある、という感じはどうだろう、ということになりました。もちろん、編集者のコヤナギさんの意見も訊かなくてはなりませんけど。

さあ、あと土、日、月、で仕上げて、月曜中にはコヤナギさんに送るつもりです。間に合うかな~?

そうそう、フランスではお馴染みのデモです。


ある時、ある問題についてフランス人の同僚と話していて、こんな状態なのにどうして日本人はデモしないのか分からない、と嘆いていたことがあります。まあフランスの場合、実際デモによって何かを勝ち取ったこともありましたから、そういう見方になるのでしょう。でも、それだけでもないのかな。

               ◇

昨日ご紹介したオープン・ゼミ。いらっしゃれない方のために、こんな you tube があるそうです。へんなの~(いい意味で!)

2009年1月29日木曜日

ふえる


今日もまた、一日研究室で過ごしました。まあね、締め切りが月曜なので、追い込まれています!

最初は、250ページ前後で考えていたのですが、あれやこれやで、今現在320ページくらいなってしまいました。こういう風に増えることって、実際ありがちです。これがもしフランス語関係の本だったら、まず間違いなく元のページ数になるように削ります。というのも、わたしが見てきた限りでは、そういう風に膨らんだ参考書類は、ことごとく使いにくいからです。これはね、たいていの編集者もそう言ってます。

ただ、編集者としては、なかなか言いにくい場合もあるようで、結局分厚いものになり、最初の企画と全然ちがうじゃん! となるわけです。

ただ今回は、一応違うと思っています。そもそも「詩」関係の本なんて、めったに出せないでしょうから、やっぱり充実したものを目指したいところです。もちろん、ただ長いだけじゃショーモナイですけど。

で、そうなった場合、ひとつ問題があります。そう、厚くなると、定価が上がっちゃうんですね。

まあ誰が考えても、「東京詩」みたいな本では儲かりません。それはいいんです。ただ、やっぱりせっかく書いたので、できれば少しでも多くの人に読んで欲しい、というか、多少ともお役に立ちたい、という気持ちはあります。だからやっぱり、定価は高くしたくないんですけど…… 版元と相談します!

              ◇

夜なんですが、こんなイベント(?)があります。これは無料です。わたしも行くつもりです。(管さんのブログから転載します。)

2月4日5日アキバで、管啓次郎研究室主催の以下のセミナーを開催します。宇野澤くんの企画です。ぜひご参加ください。冬の夜が、熱く沸騰することは確実です。がらりと世界が変わって見えるかも。

管啓次郎研究室オープンゼミのご案内
明治大学理工学部新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系管啓次郎研究室では、2月4日(水)・5日(木)の2夜連続でオープンゼミを開催します。
ディジタルコンテンツ系では、幅広いメディア表象を研究対象にしています。今回のオープンゼミでは、ゲストとして映像作家かわなかのぶひろ氏とアーティスト田中功起氏に、メディア表現について制作者の立場から、それぞれの活動と体験に基づいたお話をしていただきます。学内外を問わず多くの方に聴講していただきたいと考えております。ぜひご来場ください。(司会・進行=宇野澤昌樹)
                                                映像表現と詩 かわなかのぶひろ(映像作家)2月4日(水) 19時~21時30分(途中休憩あり)
我々の映像体験は、ハリウッド映画やCMなどに代表される、あらかじめ設定された物語を表象するための映像を受動的に消費するだけのスタイルが、長い間主流とされてきました。
しかし、近年YouTubeなどによってより多くの人が映像を加工するようになり、鑑賞者の枠から外れた行為を行うようになっています。かわなかのぶひろ氏は映像作家として、フィルム、アナログビデオ、デジタルビデオと、メディアの変遷を体験しています。大きな映画会社やテレビ局としての活動ではなく、個人の表現としてそれぞれのメディアを使用してきました。かわなか氏が影響を受けたアメリカの実験映画も、商業的な映画とは異なり、個人の表現としてつくられたものでした。まるで「詩」のようなパーソナルな表現が、映像の領域でも脈々と行われてきたのです。
かわなか氏が影響を受けたアメリカの実験映画とかわなか氏本人の作品の観賞と解説によって、映像が本来もつ可能性について考察します。
                                             everything is everything 田中功起(アーティスト)2月5日(木) 19時~20時30分 
田中功起氏は、さまざまな物質と映像メディアを用いた作品をつくっています。あえて分類すれば、インスタレーションと呼ばれる空間をつくるタイプの作品が多い作家だといえるでしょう。
映像を使ったインスタレーションというと、集中して見るには耐えない散漫な作品が多いという印象がありますが、田中功起氏の作品はまったく異なります。思わず目をむけてしまう作品、不思議さと明瞭さという相矛盾するふたつの認識を見た瞬間に受け取ってしまう刺激的な作品を作り続けています。 田中氏のつくる空間には、映像による時間感覚とモノによる物質感があります。物質感とは色・素材・形・重さなど、モノが存在することによって感覚される、その感覚そのものでしょう。時間と物質、このふたつの感覚が刺激される、知覚的な空間です。また、一度見たら忘れることができない独特のユーモアをもっています。 田中氏の表現活動を、クロノロジカルな形式で紹介していただき、創造のプロセスや思考について解説していただきます。
                                               ■実施概要会場:明治大学秋葉原サテライトキャンパス東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル601号室 
※JR秋葉原駅電気街口から徒歩1分地図:http://www.meiji.ac.jp/akiba_sc/outline/map.html
入場:無料定員:50名(先着順)
※両日ともに、開場は開始30分前(18時30分)からです。
                                                お問い合わせ先:masaunozawa@hotmail.com (@を小文字にしてください)宇野澤昌樹(ディジタルコンテンツ系修士課程1年)
                                                かわなかのぶひろ1941年東京生まれ。60年代初頭より映像制作を開始、68年<ジャパン・フィルムメーカーズ・コーポラティブ>設立。69年<日本アンダーグラウンドセンター>を経て77年<イメージフォーラム>を設立、日本を代表する個人映画・実験映画作家として、また指導者として活躍。2006年、東京造形大学教授退任後も毎月新作を発表、作品数は90作品を超える。
                                               田中功起(たなか・こおき)1975年生まれ。主な展覧会に「国立新美術館開館記念展、20世紀美術探検」(国立新美術館)、「夏への扉」(水戸芸術館)、 「笑い展」(森美術館)、個展「Everything is everything」(広島市現代美術館)、「La Chaine」(BankART)、個展「Setting up and Taking down」(Palais de Tokyo)、「Spectacle and Situation」(Zentrum Paul Klee)、「Turning the Lights on」(Centre A)、台北ビエンナーレ06、光州ビエンナーレ08、釜山ビエンナーレ08など。作品集に『Koki Tanaka Works 1997-2007』(Akio Nagasawa Publishing Office、2007年)、『The End of Summer: Koki Tanaka』(大和プレス、 赤々舎、2008年)がある。

2009年1月28日水曜日

夜コンビニ


今日はほぼ一日、研究室で過ごしました。この期に及んで、「東京詩」に加えたい詩があり、その詩について書いていました。それは川口晴美さんの、「SAUDI-ARABIAは遠い」という詩です、そりゃあね、遠いです!

川口さんはたくさん詩集を出しているのですが、5年くらい前に出た『lives』という本は、読みやすいし、まあなんというか、「都会に生きる女性のための」という決まり文句が、ある深さをもって実現されていると思います。たとえば…… 夜中にセブンのメロンパンが食べたくなって買いに行くんだけど、いざそれを前にすると、ちがうなあ、と感じて、今度はローソンへ。あ、ワッフル! でも、これも違う…… よしファミマだ、雑誌もいいかな? ああ、でもやっぱちがう。でも大丈夫、まだサンクスがあるから! でも、ほんとにだいじょうぶかなあ…… わたし、何が欲しいんだろ……

おもしろいでしょ? 川口さんは、こういうのじゃない詩も多いのですが、『lives』はこんな感じ。よろしかったら、どうぞ!

2009年1月27日火曜日

敬具三昧


今日の東京はあったかかったです。みなさんのことろはいかがでしたか?(それにしても、だいぶ陽が伸びてきましたね。)

さて、「今だけブログ」のほうで、「決めセリフ」を募集させて頂きましたところ、ああ、これオレも知りたいぜ! っていうのをいくつも出していただきました。Merci infiniment ! そして……

アメノファスさんからのご希望の中に、mail の締めくくりの表現が知りたい、という意見があったので、とりあえず普段使う範囲で言いますと……

まず、会ったことのない人で、フツーに親しげに、かつきちんと書くとき。たとえばわたしが Angelina(って誰?)に送るなら、

A bientôt,
Bien chaleureusement,
Tomohiko Kiyooka

でしょう。2行目は、Bien cordialement, でもあまり変わらないでしょう。少しだけ簡素にするなら、どちらもBien はなくてもいいかも。1行目のあとに続けて、j'éspère, と入れてもいいですね。

で、もうちょっと近い感じなら、2行目を Avec mes amitiés, にします。もっとくだけた感じ、あるいはあっさり言うなら、ただ Amitiés, だけでもいいですね。

用件だけで、よろしく、みたいな感じなら、

Bien à vous,

だけでもいいみたい。まあ、こんなところでしょうか。(なんだかあと何種類かあるんですが、とりあえずはこれでイケルと思います。)

そういえば、『Eメールのフランス語』なんていう本もあります。今手元にないのですが、たしか役に立つはずです。
             ◇

今日は大学に行ったんですが、定期試験中で、珍しく(!)学生たちがそこここで勉強してました。わたしは今日は、氷見敦子全集(全一冊)を読み直しました。彼女はとてもいい詩人なのに、30歳でこの世を離れてしまったんですよね。今生きていれば、53歳くらいのはずです。きっと何冊も書いていたでしょうに。ほんとに惜しい!

ああ、明日は水曜日。がんばるぞ!(オー!)

2009年1月26日月曜日

アフガンの首飾り


唐突ですが…… みなさん御存知ですよね、「オリーヴの首飾り」という曲。一昔前は、手品のBGMにもよく使われてました。

おそらく一般的には、あれはポール・モーリア(Paul Mauriat)の曲だったなあ、と受け取られていると思うのですが、実はあれは、フランスのディスコ・バンド、Bimbo Jet の曲、だと思ってました。


ディスコ・バンド? そう、わたしたちはこの曲とディスコで出会い、「エル・ビンボ」という曲としてまず記憶しました。ディスコでかかる曲の中では、きわめて情緒的で、1回聞けば覚えられる感じでした。しかし!

今日ちょっと(昼御飯食べながら)調べて分かったのですが、実はこの曲にはオリジナルがあり、Bimbo Jet のはカヴァー曲だったのです。でそのオリジナルは、アフガニスタンの作曲家(ということになっている)Ahmad Zahir (画像)という人でした。


なんとねえ、全然知りませんでした。(しかも、ネットで調べてもなかなか出てきませんでした。wiki のフランス語のところには、Bimbo Jet の項目さえありませんでした。もちろん日本語にも。)彼のことに興味がおありでしたら、ここに少し紹介があります。

そういえばこの曲、かつてクロード・チアリもカヴァーしてましたが、やはりフランスで馴染んでいたのかなあ、と思ったのでした。

2009年1月25日日曜日

あと1週間


サヴァ? 日曜日でした。いかがお過ごしでしたか? こちらは…… 仕事! でした。

というのも、例の「東京詩」の締め切りが今月末なので、あと1週間しかないからです! 今、50篇くらいの詩について、なんとかコメントらしきものをつけたのですが、あと1篇、か2篇、追加したいと思っています。候補は、氷見敦子と川口晴美です。間に合うでしょうか!?

それからもちろん、推敲も必要ですね。これはまあ、ゲラのときにも少しはできますが。

よく分からないのですが、なんだかこのごろ、推敲がちょっと苦手になってきました。(以前は好きだったんです。)ひとつには、推敲していると、ナンダカナ~、と思うことが多いので、自己嫌悪に陥る、ということがあります。で、ふたつめは、それでもなんとかせめて70点ぐらいにしようとすると、か~な~り時間がかかるという、これがちょっと…… 

というわけで…… 一筆書きでしなやかな文が書ければいいのですが、それはゼッタイ無理だし…… しょうがない、あと1週間、なんとか地道な作業を続けます!

                 ◇

そういえば、前回お願いした『フラ語決めセリフ』のご希望、もしございましたら、こちらにお願いいたします。


そうそう、batayam が書いてくれたのを、とりあえずコピペさせていただきましょう。

「手袋のかたいっぽを失くしちゃったから、手をつないで。」
「誕生日プレゼント何がいい? 「なんでもいい」っていうのはナシだよ。」
「雑誌「ふらんす」で、4月号からレナさんの連載が始まります。 」
「昨日のカレー、冷蔵庫に入ってるよ。」
「キミに出会うためにボクは生まれてきた気がする。」

「ボクも、手袋のかたいっぽを失くしちゃったから、手つないで。」(キャー!)

2009年1月22日木曜日

打ち合わせという名の


今日の東京は冷たい雨です。

昨日の夜、新宿で打ち合わせという名の飲み会がありました。(いや、たしかに打ち合わせもするんですけどね。)

メンバーは計4名。白水社のタケちゃんと、デザイナーのカオリンと、レナさんと、わたしです。タケちゃんとは、『フラ語』を中心にもう10年以上一緒に仕事してきて、もちろん仕事仲間ではあるんですが、むしろ友達です。でカオリンは、『フラ語』シリーズすべての装丁&レイアウトをやってくれた女性。彼女は今「4人家族」だと言ってますが、そのうち「3人」は猫ちゃんです。(それ「人」か?)ちなみに「3人」の名前は、久保田、菊姫、あとは、菊正宗だったか、八海山だったか…… まあ、ふだん何を飲んでいる女性かは、想像に難くありません! で、このメンバーで打ち合わせというと……

秋くらいに予定している、『フラ語』の新刊です。今度は、『フラ語決めセリフ 愛していると言ってくれ!』(仮)です。「まいにちフランス語」でも登場していた「決めセリフ」、あれを増強して一冊に、ということなんですね。そしてそれには、レナさんの力が不可欠です。(というか、レナさんがメインですねえ。)イディオム集みたいなのも考えたんですが、それだとちょっとお勉強ぽいかなあ、ということで、今回は、そのまま使える「決めセリフ」としてみました。Qu'en pensez-vous ?  いかがでしょうか?

そうだ、今思いつきましたが、みなさん、「このセリフ、フラ語ではなんていうのか知りたいなあ」というような言い回し、あるでしょうか? たとえば、「あっさり系とこってり系と、どっちが食べたい?」とか、「当たって砕けろ!」とか、「すみません、アラームがならなくて」とか、「その言い訳何回目?」とか、そんなやつです。もしも、これを取り上げて欲しいなあ、というものがありましたら、教えていただけないでしょうか? 連絡は…… じゃあ近々、それ用のブログなりなんなり作りますので、できましたら、そちらにお知恵を書き込んでいただければと思います。4649!

レナさんですか? もちろん、チョー元気でした! そうそう、雑誌「ふらんす」で、4月号からレナさんの連載が始まります。面白そうですよ! わたしも楽しみにしてます。冬来たりなば、春遠からじ!

今は1年で一番寒い季節ですね。乗り切りましょ!

2009年1月20日火曜日

ヴィドック


サヴァ? こちらは元気です。

今日は「フランス映画ゼミ」の最終回。最後だから、なにか涙の感動作を、とも思いましたが、いかんせん90分という制限があり、たとえば『離愁』なんかは入りません。で、選んだのが『ヴィドック』でした。

これは前期は見なかったもので、というのも98分あるからなのですが、今回はあらかじめ予告して、じっくり98分見てもらいました。

フランソワ・ヴィドックは、18~19世紀に活躍した実在の人物(wiki にも出てます。)で、もともと大泥棒→脱獄→警察の「犬」に→警察内でのし上がる→クビに→世界初の私立探偵、という、かなりひねった経歴の人です。映画は、このヴドックが死んだ、というところから始まります。そして彼の死の謎を追ううちに、鏡の仮面の男の影が……

というわけなのですが、実はこの映画は、むしろ映像を楽しむものなんでしょう。ややホラーっぽくもあり、ゴシック風でもあり、カンフーっぽくもSFぽくもある、というものです。

主演はあのジェラール・ドパルデュー。なんと、このゼミで彼が出てきたのは初めて。やっぱりね、1本くらいはドパルデューも見とかないと、フランス映画ゼミとしては片手落ちかも、と思ったわけです。

まだ学生諸君のレポートは出ていないので分かりませんが、とりあえず「起きていた」感じはしました。わたしも、久しぶりにじっくり見て、それなりに堪能しました。最後の1番いいシーンでは、ちょっと鳥肌が立ちました。まあ、フランス映画の幅の広さを感じるためには、いい1本なのでしょう。

ゼミ生のみなさん、毎回のレポート、お疲れ様でした。大学1年生としては、これでまちがいなく、たくさんフランス映画を見てるグループに入ったと思います。(そうそう、冬のレポートには、渋谷のル・シネマで『パリ』を見てきてもらいました。)これからは、自分で選んでどんどん見てくださいね!

2009年1月17日土曜日

パス!


みなさん、お元気ですか? こちらは、相変わらず会議です。(ヤレヤレ!)

昨日は、「ふらんす」4月号のための記事を書きました。まだだいぶ先ですが、フランス語学習者に励ましを! ということだったので、いつもより多めに励ましときました!

さて、今日は土曜日。台北に行っていた同僚の管さんが帰ってきて、その様子を知らせてくれています。というわけで、今日のブログは管さんにパス!


わたしはこれから、バッティング・センターへ!

2009年1月14日水曜日

『神々の山嶺』再び


みなさん、お元気ですか、2日ぶりですね!

こちらは昨日も今日も、午後6時から会議という、なんともいえないスケジュールでした。しかも今日は、終了がほとんど9時! 

で帰りに、7-11で、おでん買っちゃいました! 驚いたのは、大根のカロリー。まあ、そんなに多くはなさそうですが……(正解は最後に。)

で、明日は期末試験。今頃、みんな勉強してるでしょうか? だといいですけど。

そういえば、今更なんですが、谷口ジローの『神々の山嶺』、大学のいつもお世話になっている事務の女性に貸したんですが、評判良かったです。さらに、彼女の友達にも回り、これも好評だったようです。

ひとつ言いましょうか。主人公は、すでに人が登ったルートでは登りたくない人なんですね。で、パートナーがそんな提案をすると、「人が通ったルートを行く? それなら山なんかやめちまえ!」と怒鳴るんです。

う~ん、ちょっといいですね。わたしも冗談で、この漫画のことを知っている友達が、「あ、このデザインかわいい。マネしようかな」と言ってるのを聞き、「人のデザインを真似る? そんならデザインなんかやめちまえ!」と言ったところ、後日わたしが、「あ、この問題形式気がきいてるなあ。今度使わせてもらおう」と言ったとき、「人の問題形式を使う? それなら教員なんかやめちまえ!」と言い返されました!

(いや、もちろん冗談ですよ。マネのない所に、上達はありません。なるべくたくさん見て、なるべくいいものを真似る、これは大事ですよね。)

というわけで、『神々の山嶺』、5巻あるのでちょっと値が張りますが、その価値は十分あります!
(batayam、やさしいお言葉ありがとう!)(大根、わずか13kカロリーだそうです。)

2009年1月12日月曜日

無人島


さて、今日で連休も終わり、また明日から仕事です。みなさん、そこそこがんばりましょうね!

今日は一日、大学業務を家でこなしていました。ま、ありがちな状況ではあります。

この連休で、『東京島』という小説を読みました。去年の話題作で、机の上にず~っとあったんですが、やっとです。今は、「東京」と名がつくと、一応手を伸ばしてみます。

40代の女性一人と、約30人の男たちが無人島に漂着するお話です。で、彼らがその島を、「トウキョウ」と名付けるのです。ウミガメの甲羅を、日よけ代りに背負った男もでてきます。で、彼らの生活は? 脱出できるのか? 助けは?

とても評判のよい小説で、期待が大きすぎたのでしょう、すごく打たれるというところまではいきませんでした。もちろん、とても工夫のある作品ではあると思います。無人島モノがお好きな方は、いけると思います。

さて……

実は去年の開始以来、京都の学会に参加していた1日を除き、なんとか毎日更新してまいりました。(毎日来てくださった方、本当にありがとうございました。)が、とうとう、本当に忙しくなっちまいました! もちろん、まだまだ終わりはしませんが、今日以降は、「毎日更新」を一時お休みし、「随時更新」方式にさせていただきたいと思います。でも、これは伝えなくちゃ! というネタが入った時には、必ずご紹介いたします。というわけですので、どうぞよろしくお願いします! 

松過ぎのポケットにありロッテガム   (坪内稔典) 

2009年1月11日日曜日

ありふれた奇跡


東京は、けっこう寒い日でした。陽は出てたんですけどね。それにしても、だいぶ日が伸びた気がします。このまま夏至に向けて、だんだん伸びてゆくんですね。

たとえば、今担当している5時間目は、16:20~17:50 なんですが、前期だと、終わってもまだまだ明るいんです。ところが12月には…… とうぜん真っ暗に。そんなに関係ないけど、でもやっぱり、明るいほうがいいかな。

                  ◇

さっきやっと、先日録画しておいた山田太一のドラマ「ありふれた奇跡」を見ました。どんな話かというと……

中年の男が、ホームの先端に立っている、それを見かけた若い女性が、そしてもう一人、若い男性が、何かを感じて中年男を見つめる…… 突然、彼は電車に飛び込もうとする、抱きつき、体を預け、飛び込みを阻止しようとする若い二人…… でも、駅長室に呼ばれた警官の前で、中年男は言う、突然殴られた、死のうとなんてしてない! と。

でも…… やっぱりそれは嘘。彼は死のうとしていた。だから後日、老警官の特別の計らいで、一度だけ、名前も住所も訊かない約束で、中年男は二人に再会、礼を言う。男は、妻と娘を火事で亡くしていた。

「でも、四年も前のことなんですけどね」
「いや」と老警官。「本当の不幸は、心に届くまで時間がかかるんだよ」

そして中年男は若い二人に尋ねる、どうして私が死のうとしてるって分かった? もしやあなたたちも、死のうとしたことがあるんじゃ……?

第一話はここまで。テレビ・ドラマは、映画と違って、時間の流れが緩いもの。それは当然でしょう。でも今回の山田作品は、なかでも特にゆったり時間を流している印象でした。とにかく、まだまだ始まったばかり。追っかけてまいります!

山田作品の中では、やっぱりあの『岸辺のアルバム』や、『思い出作り』、『早春スケッチブック』、『ふぞろいの林檎たち』などが印象に残っています。そう、『高原へいらっしゃい』も好きだったかな。古い版も新しい版も。

こうして考えると、山田作品はけっこう見たなあと思います。(そりゃあね、ある時期からは、必ず見てましたから!)彼のドラマには、必ず幾つもの価値観がぶつかり合う箇所があります。それはまあ、ドラマ作りの基本と言えるかもしれません。ただ、その衝突と各個人の距離の取り方、それがどうも、それぞれの時代の感性に合っていたのかなあ、なんて考えたりもします。

「真面目ってなんだよ」(柴田恭平)
「平凡な生活を支えるってことがどれほど大変か、おまえは分からないんだ」(津川雅彦)

記憶の靄の中から、こんなセリフが思い出されます。そうだ、山田太一名セリフ集、なんてのを作れば、面白そうだなあ……

新曲はR&B !


連休の中日ですね。われらが宇多田の英語版新曲、無料フル視聴ご存知でしょうか? おお、R&Bって好きです!(ビヨンセにもカヴァーしてほしいかも!?)

2009年1月10日土曜日

ネオ・トロピカリア


というわけで、行ってきました、「ネオ・トロピカリア」&「森山大道/ミゲル・リオ=ブランコ写真展」!

昼過ぎに東京都現代美術館に到着したので、まずは…… 腹ごしらえ! というわけで、地下の(ちょっと高い)レストランで、今日はこれしかない「ブラジリアン・プレート」(¥1100)を。それなりにおいしいですが、CPは「?」です。(途中の深川ドンにすべきだったかな?)ま、それはともかく。

まずは写真展から。というのも、1時ちょうどから、学芸員によるガイド・ツアーがあるからです。しかし…… 申し訳ないのですが、いかんせん声が小さい! 全然聞こえない! でさっさと群れから離れ、勝手に鑑賞開始。

写真のことはよくわかりませんが、とりあえず楽しく見ました。とってもゆったりした空間で、気持もいいです。

展示の最後に、森山大道がブラジルの街頭で撮影している場面を映した映像作品があるのですが、これも面白かったです。写真て、ほんとに、誰でも撮れるんですよねえ。なにしろシャッター押すだけなんですから。でも、なぜかいい写真と、ありきたりな写真がある。誰でも写せるのに、誰にもは写せない……。

この映像の中の森山は、これはもうハンターそのもの。自分は、こんな感じで街を歩いたことなんてない、と納得させられてしまう内容でした。

そしてメインの「ネオ・トロピカリア」。これは展示数も多く、「ワッ!!」というものもいくつもありました。が、説明するのは至難! でもあえて一つ試みるなら……

真っ白くて、4階分くらいの高さはありそうなアトリウム(吹き抜けのような大空間)の天井から、これまた白い袋状の布があちこちに長く短く垂れ下り、しかもその袋の先端には、大きいもので直径1メートル、小さいものはその数分の1のサイズの、球状に膨らんでいるのです。で、わたしたちは床に敷かれた大きなクッションに寝転がり、その巨大な涙の群れを見上げることになります……

ね、分かりにくいでしょ? それに、もちろん「涙」とは限らないんですよ。とにかく、重く軽く垂れ下る大小の「白」ではあります!

そうそうもう一つだけ。これは、まあ人間が歩ける迷路のようなものがあり、といっても迷うポイントは皆無。その代わりいろんな色のカーテンが、何度も空間の表情を変えていきます。途中、ラジオが鳴っていたり、テレビがあったり、暗い通路があったり。そして笑っちゃったのが、その出口近くに、小さなプラスチックコップとマンゴー・ジュースが置いてあり、それを注いで飲むのも作品の一部だというのです!! これはねえ、はじめての経験でした。

それ以外にも、少なくとも2度は「オオ!」と思うのではないかと想像します。ちょっと行きにくい場所ですが、これは面白かったです、あと2日。デートにも向いています!

2009年1月9日金曜日

想像する


今日は1月9日。例の『東京詩』、な~んとなく終りが見えた気がします。

いや、まだまだ書き終わったわけはありません。推敲だってまだまだだし、なんならあと一人や二人増やしたい気がするし、あとがきもあるし。

でも今日、宇多田の「東京NIGHTS」のところを書きました。これもまだ終わってませんけど、書くべきことを思いついた感じがします。もちろん、わたしなりに、という範囲でのことですけど。

こういう時、な~んとなく感じるんです、ああ、これは終わるな、って。まだまだ時間はかかりそうですが、今月末の締め切りには間に合うでしょう。やれやれ! あとは…… 波戸岡先生にプレッシャーをかけて遊ぶだけです!(もちろん、面白いものを書いてくださるはずです!)

                    ◇

今日の昼御飯の時、『日本語が亡びるとき』(水村美苗)という本が話題になりました。たしか、年末の朝日新聞の「今年の3冊」でも、この本を挙げている評者がいたと思います。でもおそらく……

この本に書いてあることが、そうだ、まったくその通り! ということではないのでしょう。ただ、色々考えるタネになる本ではあると思います。要は、こんなネット時代になっちゃって、もうこれからは英語の時代、後戻りはできないぜ! ということのようです。

まあでも、振り返ってみるに、なぜ日本の中学では「英語」が必修科目なんでしょう、「中国語」や「フランス語」ではなく?

もちろん日本は戦争に負けました。あの時、日本は消滅して、合衆国内の Japan state になる可能性もあったわけです。みんなで英語を話して。実際には、「象徴」を含めて残したほうが御しやすい、という判断が働いたのでしょう、日本語はそのまま残ることになりました。そしてやがて、「英語」が必修科目に加わるわけです。

でもそれより大事なのは、むしろその後の、合衆国の経済的「覇権」だったのでしょう。それがなければ…… 国策として「英語」教育を推進しはしなかったでしょうから。

Well, I...

なんだか飛躍しますが、グローバリゼーションてなんでしょう。「グローバルに活躍するエグゼクティヴ・サラリーマン」のイメージ? あるいは、よく言われるように、アメリカニゼーションの異名? まあ、そんなところでしょう。でも……

宮内勝典さんの特別講義のことろでも触れましたが、問題は想像力なんでしょう。つまり、夜空に飛び交うロケット弾が落ちるところに、誰かが住んでいるんだと思うこと。この食べ物、この洋服の背後に、どれだけの人がかかわっているかを、地球(グローブ)規模で想像すること。

そう考えると、グローバルな感覚を身につけるっていうのは、けっして金融相場やスワップ取引に精通することではなく、いってしまえば、世界の貧しさを思うことなんでしょう。たとえ今自分が、それに対して無力だとしても。

(今ニュースでは、「派遣切り」(いやな言葉です)が話題になります。職を失うのがどういうことか、それを想像してみると…… 思います、どうして人間より会社が優先されるのか。どうして、まじめな労働者がそんな目にあわなければならないのか。)

なんだか、(いつものように)話がそれました。でもとりあえず、『日本語が亡びるとき』、読んでみる価値はあると思います。なにか言いたくなる本ではあります。

ああ、でも今日は金曜日でしたね。新年第一週、お疲れ様でした! わたしは明日、新木場の東京都現代美術館に行こうかなあ、と思っています。「ネオ・トロピカリア」、あと3日です!

2009年1月8日木曜日

葉書と電話


今日は授業始め、はりきって大学に行ってきました。で……

わたしたち教員は、それぞれにメールボックス(段ボール製)があって、そこに学校内の連絡はもちろん、外からの郵便も入っているのですが、今日はそこに、年賀状が三通ありました。ひとつは出版社から。もう一つは一昨年の同僚で、お互い住所を知らない(メルアドは知ってます。)先生。春休み中に、飲む機会が持てたらいいのですが。で3通目が、われらが batayam から。Oh, merci !

batayam は、みなさん覚えておいででしょうか、かつてハイチの地図を、とても見易くアップしてくれた、あの batayam です。

batayam のブログに気づいたのは、え~と、去年の5月か6月くらい。NHKで、なんだかとってもみっちり放送をフォローしてくれているブログがある、と話題になったのでした。(ラジオは、テレビの「視聴率調査」にあたるものがありません。でいきおい、ネット上のコメントなども、スタッフが定期的にチェックしているようです。)スタッフの一人は、どこかの大学の先生? と言ったりしていました。

batayam の「正体」は、謎です。分かっているのは、明らかにわたしより PC 扱いが上手なこと、とっても勤勉で、好奇心旺盛で、でもたま~に寝坊しちゃうこと! くらいです。

でも、わたしは勝手に、なんだか親しい人のように思っています。これって、でも不思議なことです。だって話したことないんですから! ね、batayam、そうですよね? 純粋に、ネットを通じてのお友達です。

とはいっても、いつかお目にかかれることもあるでしょう。そのときは、握手しましょうね!

                 ◇

午後、雑誌「ふらんす」の編集を一手に取り仕切っている美人編集者Amie に電話しました。ある原稿を書くのですが、いまいちピントが合わない…… こういうときは、そうだ、Amie とだべってみよう! というわけで実行しました。おかげで、書くことが湧いてきました、Merci, Amie ! 仕事って、だべりから生まれるんですねえ。(まじで!)

というわけで、なんだかすご~く内輪話ですみません。こうなったらあしたは、金融工学の功罪と、2009 の世界経済について書きます!(ウソ)

2009年1月7日水曜日

490円


今日地元の小さな本屋をのぞいたら、入ってすぐの一番いい場所に、3面出しの平積みになっている大型本が。何かと思ったら、本というより「CDマガジン」でした。

その名も、「落語・昭和の名人 決定版」。今はその第一巻、古今亭志ん朝が並んでいるのでした。で、こういうシリーズものはたいていそうですが、今回もまた、第一巻のみ特別定価 490円。おお、それなら買いましょう!

落語は、一時期通勤のクルマの中で、本当によく聞きました。前にも書いたかもしれませんが、わたしのごひいきは、断然六代目円生(画像)です。彼の全集、カセット(懐かしいですね)で30巻以上、多分すべて5回以上聞きました。特に好きなのは、唐茄子屋、文七元結(もっとい)、居残り左平次、文違い…… まあ考えだすと、色々出てきます。


(↑ 声だけでもどうぞ。これ、わたしもテレビで録画したもの持ってます!)

クルマの中なので、これは! と思った箇所は、円生の独特の言い回しを真似て遊んだりもしました。やると意外に面白いんですよ、これが。

今、テレビのお笑いは、長くても5分、短いと1分なんてのもありますね。でも、たとえば唐茄子屋だったら、これは40分以上はありますから、まあ、深夜以外でテレビで流れることはないでしょう。というわけで、笑いの質はだいぶ違います。

そういえば、クルマでは浪曲も聴きました。これはもう、広沢虎造にとどめを刺します。国定忠治の話なんか、ほんと、泣けます。(まじで!)ある時など、大学に行く道中で聴いて、あまりにいいもんだから、昼休みに同僚にその物語を説明したら、なんと年配の先生の目に涙が! 実話です!

というわけで、いつものように話が逸れました。志ん朝は、「最後の名人」と言われるだけあって、これはもう素晴らしいです。最近の落語家なので、たいてい音質もいいです。(円生などの場合、録音年代によって、音質も芸も、随分違います。わたしは後期が好きです。)というわけなので、490円、これなら十分試す価値はあると思います。だまされたと思って、聞いてみてください!(ちなみに版元の小学館からは、びた一文もらってません!)
                   ◇
言い忘れましたが、明日から、山田太一脚本のドラマが始まるようですね。見ます? わたしは見るつもりです!

2009年1月6日火曜日

Shinjuku


新年6日目、朝はそんな気全然なかったのに、昼御飯を食べながら思いついて、結局新宿に行ってきました。目指すは西口、フランス図書です。

昨日、アマゾン・フランスは便利だ、みたいなことを書きました。便利なんです、早いし。ただ難点は、やっぱり郵送料が高い(ある程度はしかたないですけど。)ことと、パラパラ「立ち読み」ができないことです。

そして東京で、「立ち読み」しながらフランス語の本を選べるところといえば、欧明社とフランス図書が挙げられます。(紀伊国屋などにも、少しはあります。)で、わたしの家からだと、新宿のほうが行きやすいので、フランス図書になるんですね。新宿を西口に出て、ヨドバシ(画像)をかすめて京王プラザ方向に進み、新宿中央郵便局に差し掛かったら左折してすぐです。

こういう店に行く時は、たいてい、特に目当てはないんです。決まっているなら、アマゾンにしますから。ただなんとなくこんな感じの、を探す今日みたいな日に、出かけて行きます。

そうですねえ、1時間くらいいたでしょうか。結局、まあまあの収穫があり、行ったかいがありました。

さて、新宿といえば…… また俳句いきましょう。


新宿ははるかなる墓碑鳥渡る   (福永耕二)


どうでしょう、どこかやや離れた所から、新宿を遠望しているのでしょう。「墓碑」はもちろん、高層ビルのこと。そしてそのビルの上を、今鳥が渡ってゆく…… ほかにも解釈はあり得るでしょうけど。

高層ビルと「墓碑」を重ねるのは、必ずしも斬新というわけではありませんが、渡ってゆく鳥の動きとイメージが、鳥の眼の下に広がる新宿をリアルに想像させます。そしてそのリアルさがあるから、翻って、「墓碑」の意味合いが生きてくるのでしょう。

新宿は、やはり特別な街です。(とわたしは思います。)渋谷は、いわば燃えている導火線の火花のようで、もちろん魅力的ですが、新宿の多層性、軟体動物のようなヌルヌル感、空間の圧縮された感じは、他にはないように思います。

で帰り道、家の近くのタリーズで、ロイヤル・ミルク・ティー。冷えた体に沁みました。

2009年1月5日月曜日

誰んだ?


今日やっとカレンダーを買いました、2つ。1つはハワイの海の写真、もう1つはあっさりしたイラスト入りのもの。ハワイのは toilettes に、イラストのほうはデスクの横の壁に。

そう、「横の壁」には、ついさっき、買ってきたカレンダーを掛けたのですが、デスクの正面の壁には2つ、去年のカレンダーがぶら下がっています。1つはmadonna、もう1つは fergie です。

madonna は、アマゾン・フランスで買ったものです。実は2007 にも買ったので、その時期になると、アマゾンから宣伝のメールが来るんですね、今年のもできましたよ、って。で、2008用も買って……

もちろん、2009用も買いました!(まだ届いてませんけど。)これは実は、なんとなく縁起担ぎでもあるんです。2007にはいいことがあったので、2008も続行したらまたいい年だったので、こうなったら2009も、というわけです。(ちなみにfergie のは、渋谷のHMVで買ったのでした。今年、アマゾン・フランスにはないようです。もちろん、日本のアマゾンにはありません。)

でも、「アマゾンからのお勧め」って、意外に侮れない気がします。お、これ面白そうじゃん、と思うこともわりとあります。そういえば翻訳家の岸本佐知子さんも、そんなことをおっしゃってました。ある本が、いつもいつもいつも「お勧め」されてくるので、そんなに言うなら読んだろうじゃないの! と読んでみたら大当たり。すぐ訳すことに決めたとか。

この正月も、(図書館が休みなので、)アマゾン&マーケット・プレイス&「日本の古本屋」にはお世話になりました。ではせっかくなので、今日届いた『坪内稔典句集Ⅱ』から1つ。


コンビニを出て正月の牡丹雪


東京は、まだ雪がありません。

2009年1月4日日曜日

比喩


あることを考えていて、ふと、別のことが浮かぶことがあります。でそれが、比喩関係になっているというか……

このごろ「東京」や「都市」のことをつらつら考えるわけですが、たとえばそれは、今の東京の本質って何? とか、東京はこれからどうなっていくのか? とか、そんな質問を設定してみてもいいわけですね。で……

たとえばわたしなりみなさんなりが、東京に対してアアだコウだ、こうなるべきじゃないの、とか、こんな気持ちで生きてるんだ今のところこの東京の空の下、とか、東京は仕事場なんだぜ、とか、色々考えますよね。でもそれって、わたしたちには大事なことですけれど、これからの東京の姿とは、関係ないんじゃないか、と思ったりするわけです。というのは……

(ここから比喩でっせ。)

もう5年くらい前、はじめて『フラ語』を冠した参考書を出したとき、色んな批判がありました。版元の白水社には、老教授から電話が入り、「白水社ともあろうものが、嘆かわしい!」というご意見があったり、もちろん投書には、「ちゃんとした日本語を!」というものも少なくありませんでした。それどころか、今でも白水社では、読者からかかってくる「お勧めの参考書は?」という電話に対して、とりあえずマトモな書名をもったマトモな参考書を挙げるスタッフが多いと聞きます。そして最後に申し訳のように、「フラ語~なんてのもありますけど」という但し書きがつく、こともある、というわけです。

さて、こんな抵抗を生むとは、「フラ語」は「ちゃんとした日本語」ではないのでしょうか? そもそも「ちゃんとした日本語」ってなんでしょうか?

これはNHKのテキストで起こったことなんですが、たとえば名前は出さないまま、朔太郎や井伏鱒二の言い回しを地の文に挟むと、そこに朱が入って戻されることがありました。理由は「ちゃんとしてないから!」です。もちろん朔太郎は、当時その日本語が揶揄されることもあったようですが、それでも朔太郎です。それが「ちゃんとしてない」と言なると……

つまり、当たり前ですが、「ちゃんとした」の基準は人それぞれで、絶対的な基準などないわけです。みんな手探りで、こんな感じかなあ、と書いているのでしょう。(もちろん明確なモデルを設定することもあるでしょうけど。)

で話を戻して「フラ語」です。これは、短縮語ですね。ということは、「携帯電話」を「ケータイ」というもの、「就職活動」を「シューカツ」というのも、「明治大学」を「明大」というのも、みな同じパターンだということになります。つまり、短縮語そのものが悪いわけじゃないんですね。

よく思うんですが、たとえば『源氏物語』は日本語です。で、『源氏』から今日まで、日本語は無段階的に連続しています。もちろん、『源氏』より昔にだって遡れます。つまり……

言語は、自己を更新していくシステム、いわゆるスーパー・システムです。そしてその更新のされ方は、たとえばわたしが「フラ語」という言い回しをどう思うと、老教授がどう思おうと、関係ないのでしょう。言葉を使うのはわたしたちなので、一見ものすごく関係あるように思えますが、多分、関係ありません。

(比喩おわり!)

そう、わたしたちが抱く都市への思いなんかどこ吹く風、都市は、自己を更新してゆくのではないでしょうか?

……とまあ、こんな風に思うことがある、ということなんです。(とりとめなくてすみません!)

                   ◇
今日、大学での初仕事してきました。ガラガラでしたけど、いました、仕事好きの倉石先生が!

2009年1月3日土曜日

苦笑い


去年は一度も会わなかったかつての同僚から、今日年賀状が届きました。驚いたのは、「脳内動脈瘤」から生還」という言葉。

で、夜にあわてて電話してみると…… なんでも7月の授業中にめまいに襲われたのが最初のきっかけで、その後精密検査で動脈瘤が発覚。で、手術までは2カ月待ち。で、手術時間は5時間。で、生還。よがっだ~(涙)

私たちの仕事は、授業には穴を開けられないので、誰かが困っている時は、周りが代講して助けるのが習慣です。

「S さん、いつでも言ってくださいよ」
「おう、実は2か月待ちの間、もう少しで清岡さんに頼むとこだったんだけど……」
「だけど?」
「授業でもやってないと不安で」
「そりゃあねえ」
「でさあ、医者に相談したら、やっていいっていうんだよ。ただし」
「はい」
「血圧が上がるから怒らないこと!」
「やっぱりね」
「だから学生に言ったんだよ、オレを怒らせたら死ぬからなって」
「(!)」
「それともうひとつ、オレのギャグで笑わなかったら、それでも死ぬからなって!」
「学生どうでした?」
「ま、苦笑いだわね。ホ~ッホッホ!」

さすが大阪人! おみそれしました。

「で、もういいんですか?」
「もう、フツーの人。飲みにも行けるよ。On va prendre un verre ? 飲みに行く?」
「D'acc ! いいですすよ!」

よかったよかった……

2009年1月2日金曜日

着づらいからこそ


新年二日目、新宿へ!

(朝出がけに、いくつか俳句&それについてのコメントを読んでいて、「新宿の、渋谷や六本木にはない重層性」(清水哲男)という内容の文章を読み、ミョーに納得。)

もちろん(?)目当てはバーゲンです。結論からいえば、今日1月2日は、1年中で1番デパートが混む日です、間違いありません!

昔は、バーゲンが楽しみでした。でも最近は…… ま、以前ほどではありませんが、それでもプロパー価格で買う習慣がなくなってから久しいので、しょうがないです、行かないと。

普段着る服は、これはユヌクロとGAPでいいんです。が、たま~に必要になるスーツは、そのどちらにも売ってません。(MUJIにはありますけど。)で、その「たま~に」を買うために、新宿です。

でも、まずは腹ごしらえから! 新宿でランチといえば、カレーの「サムラート」、わたしはここで決まりです。カレーのおいしい店は多いけれど、なんといってもここはナンがうまい。(もちろんカレーも。)今日もまたうまかったです!(ちなみに、渋谷や上野にもサムラートはあるのですが、わたしが食べた限りでは、新宿の店がおいしいです。)

で腹一杯になり、もう一応満足じゃ、とも言ってられません! 伊勢丹メンズ館へ突撃!

で結局、30%引きになっているブリティッシュ・スタイル(以下BS)のスーツをゲット。したんですが……

まあどうでもいいっちゃどうでもいいんですが、BSと聞いただけでその着心地が浮かぶ方は、いったいどれ位いらっしゃるんでしょう? 女性の方は、まずお分かりにならないでしょう。男性でも、街でBSをお召の方は、多くはありません。(もちろん、見てわかります。)その理由はただ一つ、着づらいから!

そうなんです、BSは着づらいんです。だからBSを着るには、その「着づらさ」を愛することが必要になります。わたしは、愛してます!(誇張あり。)で画像は、BSを着るD. Beckham。

BSの「着づらさ」は、実は一種の快感でもあります。つまり、肩から肩甲骨、そして背中からわき腹の上部に広がるフィット感、これがBSの命。でもそれは、かちっと「決められてる」感覚にも近いんです。そう、だからこれは、普段NON-BSのスーツを着ていると、「着づらさ」と感じられるというわけです。

(もちろん、1年に数回しかスーツを着ないおじさんの戯言です。流して流して!)

そして夕方になり……
                                               夕焼や新宿の街棒立ちに  (奥坂まや)
                                               高層ビルは、いつもこんな感じに見えますね。

2009年1月1日木曜日

Trop de monde !


改めまして、あけましておめでとうございます。

Je vous souhaite une merveilleuse année 2009 qui sera - j'en suis sûr - vachement bien !


さて、一年の最初の日、いかがでしたか? こちらななんだか、午前中はフツーに読み書きしちゃったので、まあ少し正月気分を醸しておこうというわけで、近場に初詣にでかけました。高幡不動尊というところです。ところが!

なんとまあ混んでること! わたしはクルマで行って、近くの駐車場にとめたのですが、不動尊に近づくにつれ、異様な熱狂が伝わってきました。入場制限にあって並んでいる人たちの熱気なのです。もちろん、すぐにギヴし、しょうがないので駅のほうでも、と向きを変えた瞬間、不動尊前の横断歩道から、なんと数百メートル続く待ち行列が目に飛び込んできました。

高幡不動駅は、何度も利用したことがありますが、こんなに込んでいるのは初めて見ました。ほんとにすごかったです。

で、なんかほかには…… そうそう、駅前のケーキ屋さんは……混んでる! たこ焼き屋さんは……並んでる! タリーズも……立ち飲みかい!

というわけで、スーパーで3割引きのハーゲンダッツ(ドルチェ・ミルフィーユ)を買い、すごすご帰ってきました。ああ、正月らしかった!

AKE-OME !


                 アケオメ! 今年も元気で!

2008年12月31日水曜日

BONNE ANNEE !


ついに今年も残すところあと1時間強です。

このくらいになると、年が変わる瞬間は何して過ごそうかと、少し悩んだのもですね、子供のころは! 今は、んん、まあ、ねえ…… などと言っているうちに、へたしたらもう3月くらいにはなっています。(J'exagère !)

今日は、なんだかなかなか頭痛がとれなくて往生しましたが、それでもラスト・スタバで、ラスト・チャイ・ティーをすませることはできました。それから夕方に1時間以上風呂に入り、40年以上前の本を読んでいました。

子供のころ、大田区池上に住んでいたころは、毎年、お蕎麦屋さんが御用聞きにくるんです、年末に。で、たとえば「じゃあ10時ごろに、ざる4枚」なんて頼んでおくと、大晦日のその時刻に、出前してくれるというわkです。当時は、紅白を見て待ってました。(親は見ないので、ひとりで見てました。歌謡曲好きだったので!)

でもそれは昔の話。このごろは、自宅でそばを茹でてます、せめてちょっとはおいしそうなそばを。で今日も、風呂の後に8割そばを茹でました。意外においしかったです!

何日か前に、年内にココまで(あと5人)やっておきたい、と書きましたが、予想通り、できませんでした! でもいいんです。というのは、ひとり増やしたので、当然終わらないんです。ま、予定通りいかないのは、初めてってわけじゃありません!

来年は、春の『東京詩』以外には、一応(改訂版を含めて)2冊予定があります。それと再来年の春に1冊。ただそれはみんなフランス語関係なので、『東京詩』のどこかを拡大したようなものも、書いてみたいです。それとフランスの詩人のあの人のこともやって、日本の小説のあれこれも読んで、忘れちゃいけない共同研究も少し手をつけて、なんなら創作も少しは試みて、え~とそれから、授業は少しハードにして、PCの扱いも上達して、スポーツもして、あれこれ見て、ああ忙しい!

                    ◇

というわけで、5月から始めたこのブログ、しょーもない日も数々ありましたが、おつきあいいただきまして、ありがとうございました。来年が、みなさんいとって良い年であることを、ここ、東京の片隅で祈っています。では、BONNE ANNEE !

2008年12月30日火曜日

2大ニュース


さて、いよいよ明日は大晦日。ほんとに押し詰まりましたね。

今年はねえ、わたしとしては、激動の一年でした。大きかったのは2つ。まず何といっても、4月から明治大学の理工学部で働き始めたことです。

この9か月、初体験のことが多くて、さすがに「いいかげん」をモットーとしている(?)わたしでさえ、これはストレスフルだぜ! と思う時期もありました。とはいえ、総合文化教室の同僚たちとは仲良くなれたし、新しいものの見方もあれこれ教えられたし、ものすごく勉強になりました。(その幾分かが、みなさんのもとへもバトンリレーできていればいいんですけど。)

今は冬休みで、仕事はもちろんこの時期のほうが捗るのですが、いつものメンバーと会えないので、ちょっとつまらない時もあります。(そういえば、波戸岡先生は明日ロスから戻る予定のはずですが、元気でしょうか?)

先週昔の同級生にも色々話したのですが、「おまえなあ、そんな楽しそうな職場でストレスなんて、ふざけんなよ!」というコメントを頂戴いたしました!

もう1つは、やはり「まいにちフランス語」の仕事です。こちらの仕事も、やはり初めてのことばかりで、大変じゃなかったといえばウソになりますが、でも、やっぱりレナさんや、シゲピョンや、アヤちゃんや、マスミちゃんや、A子さんや、編集長や、サッちゃんや、ナオ子さんや、色んな方々と協力して番組作りをして、面白かったです! 特にレナさんとは、何十回も顔を合わせ、その何倍もメールをしたので、今では年の離れた妹のようです。(NHKの広い社員食堂のすみっこで、よく二人でランチ食べました。篤姫の腰元たちも、元気に食べてました!)

そしてもちろん、番組を作っている時、わたしたちはいつだって、聞いてくださるみなさんのことを考えていました。(別に売り込んでるわけじゃないですよ。)放送なんて、もし誰にも聞かれないなら、存在してないも同然です。番組を存在させているのは、聞いてくださるみなさんなんですね。心から感謝しています!!

さあ、というわけで、今日は「大学納め」に研究室に行ってきました。で、三が日用の仕事の道具を持って帰ってきました!(誰もいないだろうと思ったら、来てるんですよねえ、仕事中毒の人が一人!)

で帰り道には、予約しておいた「のし餅」を受け取り、さっそくつまみ食い。おお、やっぱり真空パックとはちがう! 実は三年前の年末に今のところに越してきたのですが、そのときたまたま買った「のし餅」がおいしかったので、それからはその米屋で買っているのでした。

さて、最終日の明日は、どんなご予定ですか? わたしは……、je serai devant mon ordi !

2008年12月29日月曜日

宿題


このところ、東京はいい天気が続いています。寒い、という声も聞こえますが、わたしはそうでもありません。(ユニクロのおかげ?)みなさんはいかがでしょうか?

今日同僚の管さんから、「季節のごあいさつ」を頂きました。それが、上の写真です。いいでしょう? みなさんにも、おすそ分けいたします! (菅さん、ありがとうございました!)ここは、ラパ・ヌイ(イースター島)。この夏管さんが、ポリネシア・トライアングルを踏破したときの写真と思われます。Listen to the wind and the sound of the waves...

そういえば先日、自作の詩と一緒にお葉書をくださったチカさん、こちらもありがとうございました。やっぱり詩って、いいですよね。

振り返ってみると、学生時代の授業も、詩を扱うもののほうが熱心だった気がします。ボードレールの研究者として知られる阿部良夫先生が、当時非常勤講師としていらしてたのですが、忘れもしない、金曜の1時間目、学部生から院生までずっと阿部先生の授業に出てました。内容は毎年変わって、ランボー、ボードレール(散文詩)、マラルメ、ヴェルレーヌ、ポンジュ、ボヌフォワ…… こうして書き出してみると、ああ、もっとちゃんと勉強するんだった!

ちなみに金曜の2時間目は大学院の授業で、こちらは毎年ボードレールの『悪の華』を、少しずつ読み進めていました。緊張する授業でした。

さらにさかのぼると、あれは小学校5年生のとき、新任の先生が出した宿題が、自分の好きな詩を紹介する、というものでした。好きな詩、っていっても、小学生ですからね、レパートリーがほとんどないです。で、わたしが提出したのは、中原中也の「汚れっちまった悲しみに」でした。

この詩は調子がいいので、小学生にもなんとなく面白いんですね。なすところなく日が暮れる、なんてところも、共感できるし。

あ、さらにさかのぼる記憶を発見。あれはたしか小学4年くらい。詩を作ってくる宿題がありました。(また宿題です!)忘れもしない、野球のことを書きました。まあ、カーンと打ったらバーッと走れ、みたいな。(Vraiment ?)

こうしてみると、学校教育の影響の大きさに驚かされます。で、小3年の魂100まで、ということで(?)、今日もまた、えんえんと詩集を読んで過ごしたのでした!

朝刊より


今朝の朝日新聞は、なかなか面白いです。「特派員報告2008」とか、東大の先生二人の「中国」や「多極化」の記事が。

そういえば昨日の朝刊の、読書欄の「期待の星(だったかな?」特集も、読んでみようかと思わされる作品の紹介が多かったです。

新聞、侮れず!

2008年12月28日日曜日

zooと書いて「ゾー」と読む


今日たまたま見かけたお笑い芸のBGMとして、「あなたのとりこ」が使われていました。ついこの前授業でも紹介したので、もし誰か見ていたら、きっと思い出してくれたでしょう。簡単に見つかりますが、一応挙げておきますね。


Tout m'entraîne irrésistiblement ver toi comme avant.

すべてがわたしを連れていくの、抗いがたく、あなたのほうへ 昔みたいに。

で、曲のタイトルは IRRESISTIBLEMENT (「抗いがたく」→)「あなたのとりこ」というわけです。

                ◇

今日は今年最後のつもりで動物園をのぞいてきました。なんだかオランウータンが荒れていて、室内ケージの天井付近に上り、フンニョウをまき散らしてきました! まガラス越しなので大丈夫ですが。

ライオン、特に lionnes (雌ライオン)たちは、陽のあたる場所に屯(たむろ)して、ほとんど動こうとしません。たしかにそこは、あったかそうではあります。

いつも通り元気なのはトラ。せわしなく行き来していましたが、その姿は美しいものです。

美しいと言えば、チーター。これはすぐ近くまで来ます。美しいです。

ただどうやら、この手の動物たちは、週に何日か餌なしの日があるんだそうです。ワイルドな状態では、獲物が取れない日もあるわけで、そういう環境に近づけるのだそうです。きっとそれもあって、スリムなのでしょう。ま、メタボのトラは見たくないです。

コアラは寝てました。

カンガルーは跳ねてました。(楽しそうに!)

ゾウは食べてました。(ゆったりと)

冬の動物園は、嫌いじゃありません。今日のように太陽が出ている日なら、歩いていれば暖かいし。今年もあと三日ですねえ。

2008年12月27日土曜日

アフリカで


ちょうど1週間前の特別講義。あの時の話で、みなさんにご紹介しようと思っていたエピソードがあります。

宮内さんは、ある時アフリカでバスの乗っていたそうです。ただそのバス、ところどころ床に穴が開いていて、地面の草が見える! 

でしばらく走っていると、前触れなくバスが止まりました。運転手が振り返ります。

「誰かタバコ持ってない?」

じゃあ、というんで宮内さんが持っていたタバコを取り出すと、実は運転手が欲しいのは、タバコそのものじゃなく、包み紙の銀紙でした。運転手は銀紙をちぎってコヨリ状にすると、ちょっとしゃがみこんで、その銀紙でなにか細工しているようなのです。そして…… エンジンがかかりました!

そしてその「タバコ持ってない?」はさらに何度か繰り返され、それでもなんとか走っていました。

やがて沿道に、「ロッジ」の看板が。宮内さんはあわてて降ろしてもらい、去りゆくバスの後ろ姿を見送ります。で、え~と、ロッジはと……

ありません! どっこにも、それらしき建物など影も形も!

宮内さん、しかたなく歩き出しました。でもなんか恐ろしいので、ポケットの中のアーミー・ナイフを固く握りしめて。そしてさらにその恐怖から逃れようと、あえて考え事をすることに。で、考え始めて、考えて、考えて……

その時宮内さんは、あることに唐突に驚かされます。ああ、なぜこんなアフリカの道をとぼとぼ歩きながら、それでも俺は日本語で考えてるんだろう! ものすごい違和感!

そこで宮内さんは、今度は英語で考えることにしました。でも……、それは母語ではないので、なんだか中学生レベルのことしか考えられないのです。ああ、やっぱり考えるってのは、言葉なしでは不可能なんだなあ……

なかなか面白い話ですよね? ポイントは2つ。まず、いかにわたしたちが言語によってプログラムされているか、ということ。これはこのブログでも、触れたことがありましたね。(でもこちらのエピソードのほうが面白いので、来年度から授業でその話題を出す時には、必ずこのエピソードを使います!)

もう1点は、まあそのまま、人間、考えるときは言葉を使うんだ、ということです。

みなさん、英語でもフランス語でも、24時間を表現してみる、って挑戦したことあるでしょうか? わたしも昔、ときどき試みました、じゃあ今日は英語! と決めると、朝出かけた後は、なるべくすべてを英語で考える(少なくとも表現する)ように務めるのです。これが、難しい! ほんとに、考えることの内容が、すごく狭苦しくなるんです。(ま、あくまでわたしの場合は、ですけど!)

そうそう、すぐそこにあるかと思ったロッジは、なんと40キロ先! にあったそうです。

@ 恵比寿


今25時です。さっき、なんとか終電車で帰宅しました。田舎に住んでいると、なかなか遅くまで飲んでいられません!

そう、今日は大学時代の友人4人と、何年振りかで集まりました。海外勤務中のY君が、久しぶりに帰国したので、では集まりましょう、ということになったのです。

場所は、1か月ほど前にも行った、恵比寿のPot bouille です。今日は満席でした。

さて、メンバーを紹介しながら、今日印象に残った発言をご報告しましょう。

Y君は、もう18年海外勤務。かつては外務省、今は証券会社勤めです。「海外で働くとき1番大事なこと、それは、現地のスタッフと仲良くすること。」 現地の人は、どんな日本人上司が来るのだろう、と身構えているそうです。だからこそオープン・マインドが大事。仲良くなれば、なにごともスムーズ。

S君は損保勤め。九州転勤から戻って二年経ちます。「来年の景気は、もっと悪いね。」 彼は今大田区在住なので、池上本門寺のお会式( Vous vous en souvenez ?)は欠かさないそうです。「おまえが勧めてたしな」

0君はアパレル会社で、婦人服を担当しています。「コスト・パフォーマンスで言ったら、ユニクロに勝てるところはないよ。あの質であの値段。フツーはムリ。」 そして、某社が表示違反を指摘された件については、「あれはねえ、多分わざとじゃないんだよ。調べきれないんだよ。金もかかるし」 少なくとも、アパレル関係者はそんな空気だったようです。

S君は編集長。「このごろ本が売れなくて……」 Oui, je le savais !  知ってました! でも彼は、ここ数年、月平均の残業時間が100時間! だったそうです。「だいたい10時に来て、10時前に帰ることはないよ、今でも」

とまあこんな感じ。ただ、彼らと話していると、ちょっと私自身が変化したのに気づかされます。多分何年か前なら気に留めなかったような物の見方について、やや批判的な感じを持つこともあったからです。で、そう言いました。対立しました!(喧嘩はしません!)

                ◇

やっと週末ですね。もしかして、仕事納めの方もいらしたんではないでしょうか? 今年も、お疲れ様でした! あした朝ぶろでも入っちゃってください!(Si vous voulez !)

2008年12月25日木曜日

夜中に台所で


今日は25日、というわけで学校に行ってきました!?

静かな大学。まあどっちにしろ研究室にずっといるだけだったので、あまり関係ありませんが。

今日は大物の一人、谷川俊太郎の詩を調べて書きました。たしかに大物で、単行詩集だけで50冊、選集や全詩集もいれると80冊! だそうです。

今まで取り上げてきた詩人の中には、数冊の詩集のみという場合もありましたから、それに比べるとおそろしいほどです。しかも、あの鉄腕アトムの作詞をしたり、スヌーピーの翻訳をしたり。

彼のように、活動範囲が広いのはいいですね。もちろん誰にでもできるってことじゃありませんが。

谷川の詩集で一番印象に残っているのは、『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』です。高校生のころ読んで、その後も何回か読んで…… 数年前に、某大学の書籍部から、新入生へのメッセージと一緒に、これは! という大学生向きの本を挙げてくれ、という仕事がありました。で考えて、この本を挙げた記憶があります。ま、何学部でもいいように、という含みもありましたが、なんといっても、分かりやすいので推薦しやすいです。その中の一篇。題はありません。

男と女ふたりの中学生が
地下鉄のベンチに座っていてね
チェシャイア猫の笑顔をはりつけ
桃色の歯ぐきで話しあってる

そこへゴワオワオワオと地下鉄がやってきて
ふたりは乗るかと思えば乗らないのさ
ゴワオワオワオと地下鉄は出ていって
それはこの時代のこの行の文脈さ

何故やっちまわないんだ早いとこ
ぼくは自分にかまけてて
きみらがぼくの年令になるまで
見守ってやるわけにはいかないんだよ

高校生の時いいと思って、今でも思います。ゴワオワオワオ、ですって!

あと一週間



か~な~り手こずって、ついさっき終えたところですが、なんとか今日も一人書くことができました。

ただ、ここからの4人は「大物」が続くので、今までよりも確実にペースが落ちそうです。それはまあ、わたしにとっては楽しい面もあるのですが、他の仕事もしなければならないので……

あ、今思い出しました! みなさん、白水社の月刊誌「ふらんす」をご存知でしょうか? まあ、中規模の本屋さんなら、置いてある確率が高いのですが。その雑誌の1月号に、例のミュリエルさんの『優雅なハリネズミ』についての書評を書きました。たしか一昨日が発売日です。よろしかったらご覧くださいませ。(決してクリスマス・プレゼントだなどとは申しません!)

それにしても、年内に「東京詩」を一応最後まで書いてしまいたいのですが…… そのためには、また(!)休みを潰さなければなりません。ちょうどあと一週間。かなり厳しいけれど、1日以降は別の予定を入れてあるので、なんとかがんばるつもりです。あと一週間か!

2008年12月23日火曜日


最近、やや意味不明の反応が多くなってきていた愛用のvaio。年明けには新製品との声もあり、そろそろ値下がりしてるかなあ、と思ってK's 電気へ。

ああ、でも残念ながら、1ヶ月前に覗いた時と同じ5000円引きです。

「これ、5000円引きなの?」
「ええと、これは…… 7000円引きます!」
「え~と、この前来たときね、1ヶ月くらいしたら、1万円引き位になるかもって話だったんだけど」
「ああ、じゃあちょっと訊いてきますね」

で待つこと1分。

「わかりました、じゃあ2万円引きで」
「(!)」

こういう意味不明なら大歓迎。1万円引きなら買おうと思っていたので、ちょっと(というかだいぶ)得した気分です。気を良くして、ミスドでドーナツ2コいっちゃいました!

それにしても、PCは必需品になってしまいましたね。わたしは完全にローテクなんですが、それでもやはり、グーグルとyou tube がないと大いに困ります。たった10年前には、辞書と図書館でなんとかしようとしてたんですからねえ。

で今日はセットアップ。で今、新しい vaio の大きな画面で打っています。ま、だからって急に面白いことが書けるわけじゃありませんけど!

                 ◇

東京詩、残るは5人の詩人だけとなりました。具体的には、谷川俊太郎、山本博道、伊藤比呂美、清水哲男、宇多田ヒカル、です。(でもまだ追加することもあるかも。)

わりと最近、「中央フリーウェイ」のことを書いたのですが、これはよく知られた曲なので、ネット上にもたくさん情報が(ガセも含めて)ありました。で、同僚の倉石先生とそんな話をしていたら、倉石さん、なんだか松任谷由実のこと、やたら詳しいのでびっくり。彼女の実家である呉服屋の近くに住んだこともあるそうです。(まさかそのために越したわけじゃないでしょうけど。)

倉石先生は、かつて横浜美術館に勤めてらして、写真評論などを書いていらっしゃるのですが、わたしの友人の一人が、「ナイフのような文章」と言っていたのが印象に残っています。この友人自身も、出版社の美術担当なんですが。

とはいえ倉石さんご本人は、絵にかいたような「能ある鷹」タイプ。わたしのように、仕事上の小ネタではしゃいだりしません! わたしも見習うことにします!(でもなあ、もともと、「隠す」ほどのものもないしなあ……)

2008年12月22日月曜日

なぜ


今日も一日、「東京詩」の続きを書いていたんですが…… 

あまりうまく書けない時は、自分で分かるんですね。言葉が、上滑りするっていうか、もっともらしいんだけど、なんかアサハカっていうか。先日も、これは糸井重里が作詞し、沢田研二が歌った「TOKIO」について書いたんですが、結局ボツにしました、まる1日かけたんですが!

「空を飛ぶ 街が飛ぶ」なので、この浮遊感と、高度経済成長後の雰囲気をつなげて書いてみたんですが、これが絵に描いたような「上滑り」。こういうときは、たとえ時間をかけていても、ボツにするのが賢明ですね。(1日くらいなら、ほんとはなんでもないです。)

で、今日。ここしばらく調べていて、今日朝から午後4時くらいまで書いて…… つまらない! う~ん、これはボツかな、と思ったのですが、それからもう1度整理しなおして、なんとか自己採点75点くらいまできました。まあすごくいいわけじゃないですが、他との関連もあるので、残すことにしました。(でもまた明日いじくりそう!)

                 ◇

先日の、管さんの指摘から。

みなさんが、写真展に行ったとします。その会場入口には、大きなパネルの写真があります。写っているのは明るい海辺。そして画面の左手には、黒人の中年女性が立っています。腰には布が巻いてありますが、上半身は裸で、腕を軽く腰に当てる感じ。ゆったりした時間、ある種の生活への想像が働きます。さあ、でも……

もしこの女性が白人だったら? なんならどうやら日本人だったら? トップレスの女性の写真を見て、観客はどう反応するでしょう。もしそれが公の場所だったら、黒人女性の写真は飾れるでしょうが、白人女性のそれは飾れるでしょうか? 日本人女性のは?

もう一つ。

犬がシッポを振っているとき、それは友好の意思を感じさせますよね。じゃあ狼が、あなたにシッポを振っていたら、あなたはどうします? 頭でも撫ぜてあげますか?

犬と狼は、同じじゃないんだそうです、その行動の意味は。だから、犬の動作・行動を解釈するときと、狼のそれを解釈するときには、ちがうコードを当てはめなければならないのです。

? どうしてこの2つの話が並ぶんでしょう?(と、教員くさい書きようでスミマセン!)

2008年12月21日日曜日

Mes félicitations !


さすが! NON STYLE 、見事M1チャンピオンになりました。おめでとうございます!

1年で唯一、CMにも付き合って最初から最後まで見る番組、それがわたしにとってのM1です。今日も、きっちり6:20には帰宅し、最初から見ました。この番組には思い入れがあるので、優勝トロフィー返還のような儀式的な場面でさえ、付き合ってしまいます。それにしても……

NON STYLE のグルーブ感は飛びぬけてましたね。のびのびしているし、やはりM1チャンピオンの名にふさわしいのは彼らでしょう。(それに引き換え、優勝候補と言われていたキング・コング、明らかに重かったですね。)

オードリー、最後に残るのも当然のできでした。というか、今まで何度もオードリーを見てきましたが、今日が最高でした。持ち時間が延びてよくなるんだから、今後も期待できるのかな?

モンスター・エンジン、彼らだけは、初めて見ました。若いし、将来有望だと感じました。期待します!

来年のM1はどんな顔ぶれになるんでしょうか? 舞台に立つ人たちも、今はまだ自分が立つことを知らないんですね。当たり前だけど、不思議な気もします。笑いは人間だけのもの、来年も楽しみにしましょう!(←鬼が笑うんでしたね。)

2008年12月20日土曜日

惑星


今日は土曜日でしたが、大学に行きました。というのも、ディジタル・コンテンツ系大学院の「特別講義」に参加するためです。

今日の講師は、宮内勝典(かつすけ)さん。それに彼のメルトモ(?)であるという、田口ランディさんもいらっしゃいました。(でもお二人は、今日が初対面だそうです。)

とにかく、とてもいいお話でした。色々印象に残ったんですが……

まずはアイデンティティー(以下ID)の話。なんというか、世間では、IDを探したり、IDを確立したりすることが、「よいこと」だということになっています。が、どうしてでしょう? 人はどこかに、たとえば「○○株式会社」や、「○○部」や、「○○サークル」などに、帰属したがるものですね。そしてそれが、IDとなる場合もあるでしょう。もちろん、「○○国民」とか、「○○族」、「○○教団」でも、同じことです。

今、「帰属したがるものですね」と書きましたが、みなさん、そこ、抵抗ありませんでしたか? 

宮内さんは言います、この帰属欲求が、戦争をもたらすのだと。そう、国VS.国、宗教vs.宗教…… それぞれに帰属したもの同士の戦いです。

でもね、今たとえば「東京vs.埼玉」が行われないのはなぜか。そんなことバカバカしいから? いや、それは東京都民も埼玉県民も、より大きな帰属先=「日本」に属しているからのようです。げんに昔は、藩と藩の争いはあったわけです、「日本」がこんなに強大になる前は。ということは……

人間が何かに帰属したがる限り、戦争はなくならない…… 宮内さんはそう言います。ただし、ひとつ可能性があるのは、わたしたちみんなが、「地球」に帰属してしまうこと。少なくとも、精一杯の想像力で、この惑星での出来事を思い描くこと…… そうすれば、夜空を落下してゆく爆弾を見て、「花火みたい」とは言えないでしょう。だってそれが落ちるところにも、誰かが住んでいるはずなんですから。

とにかく、IDについてこんな風に言っているのは初めて聞いたので、驚かされました。宮内さん、すごい人です。

                   ◇

というわけで、わたしはめでたく、年内の大学業務を終了しました。(みなさんより少し早くてすみません! でもどうせまだ研究室には行くし、休み中にやらなきゃならない「業務」も、少なくはないんですけどね。)あしたはとうとう決勝ですね。お笑い芸の真髄を見せていただきましょう!

2008年12月19日金曜日

忘年会=打ち合わせ


金曜日が終わりました。お疲れ様です!

今日はわたしも、7:45に家を出て、23:10くらいに帰宅したので、けっこう長く外にいた計算になります。なにしてたのかというと……

午前中は、今年最後の授業。シメはやはり「よいお年を!」の一言。がんばった君も、居眠り上手のあなあたも、とりあえずよいお年を!

そういえば休み時間、仲良しの学生の一人が、「先生、ほらほら!」と一枚の紙切れを見せに来てくれました。なにかな~と思うと、おお、仏検3級の合格証書じゃありませんか! おめでとうございました。

で昼休み、食堂へ向って歩いていると、また別の女子学生が、「先生、わたし3級受かっちゃいました!」おお、あなたも受けたのね? Je ne savais pas ! 知りませんでした! でもとにかく、おめでとうございます!

二人とも、授業では「仏検対策」をしたわけでもないのに、よくがんばってくれました!

で、午後。

まずは会議。そして一服してから、今度は大きい会議。(5分早めに行ったら、2番乗りでした。)で会議中に呼び出され、会議とはまったく関係ない仕事を頼まれることに。OK、1月23日ですね、空けときます。

でそれから、研究室で小テストのチェックを1時間ほどやり、本日のメインはここからでした。

そろそろご報告ぶちかましてもいいかなと思うんですが、ここしばらくそればかりやってきた「東京詩」、なんとか春には形になりそうです。しかも、chers collègues =仲間の同僚2人と同時出版にして、「○○シリーズ」みたいな感じで!

わたしとしては、「東京詩」のこともさることながら、管さんや波戸岡さんと一緒に出せるのは嬉しい限りです。このシリーズ、はっきり言ってなかなかいいんです。(少なくとも、わたし以外の著者のはいいです!)読みやすくて、新しい発見があります。オカタイ「教科書風」では全然ありません。詳細はまたご報告させていただきますが、どうぞご期待下さい!

なぜ急にこのご報告になったかと言いますと、実は今日の夕方、これを出してくれる出版社の方との打ち合わせがあったからなんです。といっても、打ち合わせ場所は「坐・ワタミ」。(レナさんが大好きな店です。)ということは…… 忘年会も兼ねてます! 上記合計4人プラス写真の倉石さん、中国語の林先生も一緒です。

それにしても「坐・ワタミ」の込みようといったら! 狭い席でしたが、一応予約しといてよかったです。

今年度は、まあ色々慣れない仕事もあり、めまぐるしく、気の抜けない9ヶ月でした。が、春の頃から、わたしは総合文化教室の先生たちとランチするのが好きで、それは今でも変わりません。ということは、そのメンバーで飲みに行くなら当然楽しいわけです。波戸岡先生曰く、「ここは仲良しですよね~」 Oui, tu as raison ! そうなんです!(どこの大学でもこんな風に仲がいい、というわけでもないようです。)

しかも今日は編集のKさんにも加わって頂いたので、より充実した集まりになりました。編集の方も、いろんな仕事の仕方があるのでしょうが、Kさんは、こちらの気持を乗せるような感じで話してくれます。みなさんの友だちにもいますよね、話してると元気が出てくる人って。Kさんはそういう人の一人です。

で、本日の持ち越し議題は、「シリーズ名を何にするか?」です。これはもちろん、近い将来ラインナップに加わる可能性のある、倉石さんさんや林さんも一緒に考えます。ああ、もしもいつか、シリーズが5冊になったら、ほんとに嬉しいですねえ。わたしも参加させてもらうのだから、足を引っ張らないようにしないと。

というわけで、なかなか充実した一日でした。で、波戸岡さんや林さんと会うのは、今日が今年最後。ほんとに色々お世話になりました。Merci mille fois !

ではみなさんも、Bon week-end !

2008年12月18日木曜日

EMINEM FRANÇAIS


というわけで今日は、初の you tube 授業、なんとか楽しくできました。(わたしは!)

まあこんな機会もあまりないので、軽く日本における「シャンソン」の受容をおさらい。エディット・ピアフ、イヴ・モンタンを聞いた後、いわゆるフレンチ・ポップス代表としてポルナレフ、シルヴィー・ヴァルタンが登場。後者の「あなたのとりこ」は、学生も知っている人が多いようでした。(数年前、さんざんTVCMで流れましたからね。)

で現代は、そんなに時間もないので、まず(コルネイユと)カナダつながりで、K-maro。彼はわりと最近ここでも取り上げました。そして次は「フランスのエミネム」、SINIKです。歌は「石の心」。怒ってます。


このメロディアスなラップ、たしかに「エミネム」っぽいです。(怒ってるし!)この歌の決めセリフはこれ、

Dans les ghettos, le mot "Je t'aime." s'est jeté par la fenêtre.

彼は自分の住む「郊外」を「ゲットー」と呼んでいます。「ゲットーでは、愛してるなんて言葉は窓から投げ捨てられちまったぜ。」気軽に言うのも気が引けますが、いいですね。

で、トリはコルネイユ。このスーパースターの紹介さえできれば、まあ今日はよしとしましょう。(ハードル低!)歌詞ももちろんちゃんと読んだんですが、ちょっと難しかったかな? でも、教科書のフランス語とはちがう、リアル・フランス語、やっぱり手応えがちがいます。

ああ、2年生は、こういう授業もいいのかなあ。

2008年12月17日水曜日

Corneille 再び


今ごろ! と思われるかもしれませんが、昨日、あることができるようになりました。それは…… 教室で you tube を見せること!

実はわたしが文法を担当するクラスで、先週めでたくテキストが終了したので、今週は以前ここでも紹介した Corneille を歌う(?)ことにしました。で、それならやはり、CDを聞くだけじゃなく、映像もあったほうがよかろう、と思ったわけです。

まず、モバイル・アカウント(ってまあIDとパスワード)を取得します。これ、めんどくさいなあ、と思っていたのですが、なんのことはない、ネット上で1~2分でした。

で次は、控え室で持ち出しようPCを借りて、空き教室を教えてもらい、実際に試してみました。まあ、うまくいきましたが…… 音が教室のスピーカーから出ない! で、教室から「サポートデスク」に電話。え? ああ、そんなコードあるかなあ? あ、それも借りてくるのね? OK! というわけで、コードが足りないことが判明。そう、普段授業でPCを使うのは、資料を見せたりするときなので、基本、音は関係ないんですね。

で、コードをつなぐと…… パチパチパチ。うまくできました。明日の授業は、Corneille の Le bon Dieu est une femme. を中心にやります。


ちゃんと繋がりますように!

(画像は、ユニセフ大使として活動中の Corneille。これに関連しているのでしょう、マラリア撲滅コンサートはこんな感じ。


このお客さんたち、すごい! みんな歌ってる!)

2008年12月16日火曜日

カオス


今年を一字で表すと…… というのがありますね。今年は「変」だったようです。

詩人の清水哲男さんは、「麻」を挙げていました。なるほど、「快刀乱麻」という表現があるくらいで、麻は乱れに乱れているんですね。ただ「乱」と言うより、映像的で面白いと思いました。

さて今日のフランス映画ゼミでは、「女はみんな生きている」を見ました。コリーヌ・セロー監督の作品です。(現代は「CHAOS」。邦題は訳しすぎ!?)

ストーリーはとりとめないところもあるように思われますが、最大のポイントは、フランス社会におけるイスラムの存在が感じられること。そしてすくなくともこの映画には、封建的で不条理で、女性を抑圧するイスラムの家庭が登場します。ヒロインは、そのくびきから逃走します。が、今度はフランス社会の暗部に絡めとられてしまうのです。

3人の女性が登場します。今言ったヒロイン。ヒロインを助ける主婦。彼女はバカ夫にもバカ息子にもうんざりしています。(愛してない、のとは違います。)そして最後に、バカ夫の老いた母親です。(バカ息子のカノジョたちも出てきます。似たもの同士……)

3人の女性たちは、それぞれの苦しみ(というのは不正確ですが)を抱えていて、それがアクロバティックに結びついてゆきます。

くりかえしますが、ちょっととりとめないです。やや暴力的なシーンもあるし。でもわたしは、フランス映画ゼミでは取り上げるにふさわしい映画だと思いました。(前期はここで、同じ監督の「ロミュアルドとジュリエット」を見たのでした。)

もうすぐ冬休み。よろしければどうぞ!

2008年12月15日月曜日

とても地獄は


昨日、子供時代のクリスマスのことを書きましたが、それに関連して、仲良しの女性がメールをくれました。無断で! ご紹介しましょう。

私は幼稚園・小学校がキリスト教系だったので、お御堂でロザリオ持ちながら賛美歌を歌い、シスターからマタイ・マルコ・ルカ・ヨハネのお話を聞いていました。高校は本願寺系浄土真宗だったので、宗教の時間があり親鸞の「歎異抄」読んでいました。

おお、善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや! う~ん、こんなこと言ってる女子高生って…… いいですね!

親鸞の時代は、哲学者になりたかったら、宗教者になるよりほかなかった、とは、毎度おなじみ吉本隆明の言葉です。大学生の頃これを読んで、ちょっと驚いた記憶があります。そんな風に考えたことがなかったので。こうなったらもう一つ。

とても地獄は一定(いちじょう)すみかぞかし。

これ、やはり大学生の頃出会って、ぐっと来ました。(おまえなんかぐーたら生きてきたくせに! というお叱り、返す言葉もございません!)

なんだかへんな連想で、今思い出したことがあります。

これは大学院生時代、ボードレールの講読の授業でのこと。「虚無」が問題になりました。担当のボードレリアン・阿部良夫先生は、ひとしきり「虚無」についてしゃべった後、つぶやくように言いました。

「まあ、おまえみたいにぬくぬくして何を言うか、という人もいます」

もちろん院生たちは、そんなこと思っていませんでしたが。

というわけで、désolé , 今日もまたとりとめありませんでした! 

2008年12月14日日曜日

雨は夜ふけ過ぎに


「かれら星を見て、歓喜に溢れつつ、家に入りて、幼児のその母マリヤとともに在ますを見、平伏して拝し、かつ宝の箱をあけて、黄金・乳香・没薬など礼物を献げたり」(「マタイ伝福音書」)

                 ◇

昨日昔の「正月」のことを書きましたが……

わたしの母方の親戚は、ほぼ全員クリスチャンなので、彼らとの付き合いはクリスマスに佳境を迎えます。(というか、クリスマス以外はあまり会いません。)

日本のクリスマスは、これはまあ「純ファッション」といってもいいと思いますが、この親戚たち場合は本気です。(日本のクリスチャン人口は、約5%と聞いたことがあります。)

小学生の頃には、プレゼントを貰うわけですが、それに添えられたカードには、毎年、マタイ伝なり、ルカ伝なりから、なんらかの一節が引用されていました。ま、子供なので、意味は分かりませんでしたが。(ていうか、大人でも分からないかも!?)

なんだか子供心にミョーだったのは、クリスマス会が、多くの場合中華料理屋で行われたことです。あの朱色の円卓を3~4卓に座り、食前の祈りを捧げるのです!

当然母親もクリスチャンだったのですが、ふだんあまり怒らない母親に、ちょっときつく怒られた記憶があります。それは、特に意味もないまま、子供のふざけ言葉の一環として、こう言ったときでした。

「アーメン、ソーメン、冷やソーメン!」

意味はありません。そもそも「アーメン」が何かさえ分かってないんです、小学校低学年でしたから。でも子供って、へんなこと覚えてるもんですねえ。

というわけで、みなさんのクリスマスのご予定は? でもあの時期は、レストランは特別メニューで料金高めだし、やっぱり家でM1 の復習でもしてるのがいいんでしょうか!?

今週も、はりきって!!(でも休み休み)

鹿


今年もあと18日。いかがお過ごしですか?

昨日の授業中、ある男子学生を当てました。まじめな子です。でもその時は、まあ、答えがわからなかったのでしょう、ウンもスンもなく、なんだか無視(!)してるような感じです。(もちろん彼は、質問を無視するような学生じゃありません。)だからわたしが、

「じゃあS君にシカトされちゃったから、次どうしようかなあ」

と言ったときにも、周りは笑い、S君はあせって何か言おうとしたのでしょう。で…… わたしは脱線させて言いました。

「そういえば、シカトって、なんでシカトっていうか知ってる?」

これはみなさんご存知でしょうか? 花札の「鹿」の札、これは10点の札ですね。で、「10点札」=「十券(とおけん)」。つまりあの札は、「シカのトオケン」→「シカト(オ)」なのです。そして…… そう、あの描かれた鹿は、必ずソッポを向いているんです! 

シカト=鹿の十券の鹿みたいに、ソッポを向くこと

だそうです。でも、今言いたいのはそれではなくて……

学生たちに聞いてみたら、なんとクラスの半分ほどの学生が、花札をやったことがない! これはちょっとびっくり。というのも、わたしが子供の頃は、正月などに親戚が集まると、子供たちは必ず花札を(だけじゃないですが)やったものだからです。

もちろん花札なんて、やったことなくてもいいんですが…… あってもいいかも。

赤タン、青タン、猪・鹿・蝶(画像)、月見で一杯…… 正月がチャンスかも!

2008年12月12日金曜日

頭脳とハート


ほんとに偶然ですが、明日、昨日ご紹介した堀口大学関連のイベントがあるそうです。

■テーマ  :堀口大学家の明治・大正・昭和
■出席者 :堀口すみれ子、長谷川郁夫、柏倉康夫
■日時   :12月13日(土)午後3~5時
■場所   :東京神保町・東京堂書店(電話03-3291-5181)
■参加料 :500円

堀口すみれさんは大学のお嬢さん。柏倉康夫放送大学教授は、元NHKキャスター。かつてわたしが何度も授業で見せた「エコール・ポリテクニック」(NHKスペシャル)という番組の司会も、柏倉氏でした。そして長谷川郁夫氏は、元小沢書店社長。「元」というのは、小沢書店はもうないからです。長谷川氏は、多くの自社本を絶版にしてしまったことへの自責の念があるといいます。

「手がけた本はいわば自分の分身。だから何を書いても、最後は癒えることのない傷に行き着いてしまう」

本を愛する人の言葉ですね。

             ◇

今日は午後、明治大学大学院デジタル・コンテンツ系(だけじゃないんですが)の、修士論文の中間発表会があり、少し参加しました。「世界の使い方としての表象研究」や「荒木経惟の『空』作品研究」とかにまじって、たとえば……

「アナログ麻雀の初心者支援」。最初「アナログ麻雀」と言われて、何かな? と思いましたが、要はフツーに人間のやる麻雀のことでした。で、ルールなんかがよく分かっていない人でも、気軽に楽しめるようにサポートするシステムの開発しよう、というのでした。まずWebカメラで「手」を捕らえ、それを読み込んだら、点数計算までしてくれるそうです。

麻雀は、中学の頃友だちと少しやりました。子供ですから、お金はかけません。(でもわたしは、将棋の方が好きでした。)

「Mashdown」。これは、たとえばAという曲から「リズム」だけ(音はない)を抜き出し、そこに曲Bのお気に入りのメロディーを乗せれば、あ~ら不思議、ユーロビート版ラプソディー・イン・ブルーだってできちゃいます。

デジタルの技術的な側面は、まったく分かりません。でも、できあがった曲が魅力的かどうかは、まあ素人なりに分かりますね。そうした、これはというデモ曲ができれば、発表もより輝いて見えることでしょう。期待しましょう。

デジタルといっても、コンテンツと名がつけば、やはり中身も問われるのでしょう。理系の頭脳と文系のハート。うまくいけば、かなり強力です!

2008年12月11日木曜日

Oreille 耳


さ、ではここで問題です。以下のフランス語を、訳してみてください

Mon oreille est un coquillage
Qui aime le bruit de la mer.

ああ、ご存知でしたか? そう、Jean Cocteau の Oreille「耳」です。ちょっと直訳してみましょう。

わたしの耳は貝殻です
海のざわめきを好みます。

これだとまだ、「好む」の主語があいまいですか? じゃあもっと直訳。

わたしの耳は、海の
ざわめきが好きな貝殻です。

ですね。では、お待たせしました、ご存知堀口大学訳です。

わたしの耳は貝のから
海の響をなつかしむ

ナイス七五調! うまくおさめたものです。ただ今の時代、こういう訳が許容されるのかどうか……はビミョーです。上田敏の『海潮音』しかり、小林秀雄の『地獄の季節』しかり。なんなら、与謝野晶子訳の『源氏物語』も、ここに加えてもいいかもしれません。

翻訳書がないなんていう状況は、辛くて想像するのもイヤですが、ほんと、大変ですよねえ、、翻訳って。ケチつけるのは簡単なんだけど、自分でするのはほんとに大変だと思います。

……なんでこんな話になったかというと、堀口の詩集を読んでいたからです! ではついでに、堀口自身の詩の一節を。実は堀口は、4歳のときに母親を亡くしています。(彼女はまだ、24歳でした。)

母よ、
僕は尋ねる、
耳の奥に眠るあなたの声を、
あなたが世に在られた最後の日、
幼い僕を呼ばれたであろうその最後の声を。

三半器管よ、
耳の奥に住む巻貝よ、
母のいまはの、その声を返せ。                 (「母の声」)


泣けます。

2008年12月9日火曜日

の代わりに


毎週火曜日は、台湾からの留学生、Koh さんも一緒にランチを食べます。微笑を絶やさない、可愛い人です。(男性です。)

今日は彼と、徴兵制について話しました。というのも、この前のスピーチ・コンテストの際、兵役経験を語っていた、同じ台湾からの学生さんがいたからです。

「Koh さんも、兵役、行ったんですか?」
「行きましたよ」
「台湾の兵役、楽なんだって?」
「う~ん、所属によりますね」
「Koh さんは、どうだった?」

彼の場合は、3ヶ月ほどはフツーに兵隊をして、「班長」さんにもなったけれど、その後は、政府関係の事務職に回されたので、そんなに大変でもなかった、ただしそちらは、期間が少し延びるのだけれど、ということでした。

フランスの場合、10年ほど前に徴兵制は廃止されましたが、それ以前は、似たようなシステムがあったようです。つまり、兵役に付く代わりに、海外でフランス語を教える仕事をしてもよい、ただしちょっと期間は長くなるよ、というものでした。当時は、そういう形で日本に来ているフランス人先生もけっこういました。

そういえば、これはドイツ語の先生から聞いたのですが、ドイツの徴兵制(まだあります。)は、ビミョーな問題を抱えているそうです。

ドイツの場合、兵役に代わるのは、事務職でも、教職でもなく、介護が中心になっていて、今ではそうしてやってくる若い「ヘルパーさん」なしでは、ドイツの介護はなりたたないほどになってしまったのです。となると…… 思想的には「徴兵廃止」だったとしても、今はやめるにやめられない! ということになっているのです。

アメリカでも、これはずいぶん前から、軍縮すると失業問題が起きる、と言われてきているようです。

今の世の中、いろいろいろいろコンがらがらがらっているんですねえ。

ちなみにわたしの父親は、徴兵検査のとき肺に影が写り、「即日帰郷」を命じられたそうです。でもその影がなかったら、わたしは今ごろ存在しなかったかも……

2008年12月8日月曜日

2000人


ついに発表されましたね、今年のM1決勝出場者が!

実はわたし、もう1ヶ月以上前から、ことしのM1チャンピオンは Non Style だ! と、周りに話していました。だから彼らが決勝に残ってくれて、まずはメデタシ。

もちろんM1は、その日のデキで決まるわけですから、実力+本番強さが必要。すご~く水モノ的要素が多いけれど、わたしはなぜか、Non Style がクル気がします。みなさんの予想は??

ちなみに出場者は:、(1)ダイアン(2)笑い飯(3)モンスターエンジン(4)ナイツ(5)U字工事(6)ザ・パンチ(7)NON STYLE(8)キングコング そして敗者復活1組。

個人的には、ナイツとザ・バンチはちょっと苦手。(少ないんですけどね、苦手の漫才は。)とにかく、年末のお楽しみです!

                  ◇

昨日の朝日新聞の日曜版に、渋谷のハチ公前交差点の写真が大きく出てました。なんでも、世界3大交差点(そんなのあるんですね。)の1つなんだそうです。(あと2つは、NYのタイムズ・スクエアと、ロンドンのピカデリー・サーカス。)スクランブルであるハチ公前では、1回の青信号で、多いときには2000人! の人が渡るそうです。信じられますか、2000人ですよ? 1つの角に500人の計算です。まあね、込んでるときは、渡ったはいいけど、公園通り沿いが全然進まないことありますよね。

吉野のサクラが一目千本なら、渋谷交差点は、一渡り二千人。ああ、この数字、なぜだか気になります!

2008年12月7日日曜日

出会う


土日が過ぎ去るのは早いですね。特に土曜に仕事があった場合は!

昨日のスピーチ・コンテストの帰り、初めてお話した先生たちと、すぐ隣りのイタリア食堂で飲む機会がありました。

理工学部の、そういえばよくお見かけする先生と、別の学部のフランス語の先生と、経済が専門の女性の先生、の3人です。仮に理さん、フさん、経さん、としましょう。

理さんは、本人によれば「人見知り」だそうですが、全然そんな感じじゃなく、昨日の会議、長かったよね~、みたいな、専門は違ってもそこは理工学部同士、なんとなく連帯感がありました。で、面白かったのが、彼がわが総合文化教室の管さんの大ファンだ、ということが判明したことです。

「かっこいいですよね~。でも困るのはね、管先生の授業に出てる学生のうち、何年かに一人、放浪の旅に出たい、って言い出すヤツがいるんだよね~。いや~、おれも行きて~」

それからフさんは、専門はカナダのケベックだそうで、わたしもお名前は知っていました。実はわたしの同級生にもケベックの専門の人がいて、彼からも噂を聞いていたし。

「明日はラグビー、明早戦だ、行くぞ~!」
「でも勝てないでしょ、今期は」と理さん。
「いや、そうとも言えないよ。がんばれ!」
「ほんとに明治が好きなんですね!

おめでとうございます! なんと、大方の予想を覆し、24-22 で明治が勝ちました。ま、リーグ戦の順位には影響ないし、今期明治はイマイチだったようですが……

わたしの通った大学は、スポーツはカラッキシだったので、こんな風にスポーツに熱くなる人はいませんでしたねえ。

経さんは、金融も詳しいらしく、

「この前、デリバティフで150億円くらい損した大学が新聞に出てたでしょ? あれね、氷山の一角かもしれないと思うの。手を出してたところは、まちがいなく損してるはずだから」

ああ、やっぱりねえ。そんな気がしてました。経さんは、話ながら手をひらひらさせる癖があるように思うのですが、これがなかなか美しい動きで、わたしはついその動きの方に気を取られてしまうのでした。

人中に出て行くと、当然ですが、出会いがあります。書を捨てよ、街に出よう、と言っていたのはずいぶん前ですが、これも一つの真理なのかもしれません。(ま、相手にもよりますけど!)

では今週も、はりきっていきましょう! 今年もあと24日!