2008年10月16日木曜日

フウルス


今日はいい天気でしたね。久しぶりに洗車もし、すっきりして学校に行きました。

といっても今日は授業はないので、やらなきゃいけないことを粛々と進める予定、だったんですが……

研究室に着くと、なぜか眼に飛び込んできた『辻征夫詩集成』。いつも置いてあるのに、なぜか今日に限って呼んでいるような気がします。しょうがない、ちょっとだけ読んじゃいましょう。(もちろん、逃避ですね!)

でもやっぱり辻征夫はおもしろい。詩を読んでいて、声に出して笑うことがあるっていう詩人は、多くありません。(まあ、泣くほうが多いですね。)だって、春の海に「ヒネモス」が泳いでいたり、カラスの七つの子たちは、どうやら山の「フウルス」というところにいたりするんです!(フウルス? 古巣!)

それから、明治大学の講堂で行われた自作の朗読会のことを書いた詩では、前座として登場したダンサーが全員裸だった! という話が語られます。そしていつの間にか会場も全員全裸になり、自分だけが服を着ていて変だった、というんです!

そんなことあるんでしょうか!? と思ってよく見たら、小さな「*」が付いています。で注を見ると、「この会に関わったすべての人間が、この事実を否認している」(!)

おもしろいです。辻征夫、好きです!

                ◇

このごろ夜は、風呂で manga を読んでいます。そう、谷口ジローさんの manga です。今日は『神々の山嶺(いただき)』の第1巻を読みました。いや~、引き込まれました! 5巻まであるので、1日1冊の予定です。楽しみです!