2011年2月16日水曜日
『愛と憎しみの新宿』
フーガのように(ってほどイイもんじゃないですが)やってきていたゲラ、
なんとかかんとか、
昨日=『フラ語ボキャブラ』
今日=『テレビ・フランス語講座・4 月号』
無事責了となりました。
それぞれの担当であるカンケさんとサホコさんが、
夜も寝ずに(まあ少しは寝て)がんばってくれたおかげです。
ありがとうございました!
テレビのテキストは3月18日発売、
『ボキャブラ』もほぼ同じ頃だと思います。
春ですね~
◆
「新書ブーム」と言われて久しいですが、
たしかにわたしたちが学生だったころに比べると、
はるかに身近になった気がします。
最近ここでご紹介したのは、菊池先生の『警察の誕生』と、
池澤夏樹編の『本は、これから』でした。
そして今日紹介したいのはというと、
『愛と憎しみの新宿 半径一キロの日本近代史』(ちくま新書)
です。
著者の平井玄氏は、1952年新宿生まれ。
そしてその後もずっと、新宿の内側から街を体験しています。
家業が2丁目近くの洗濯屋さんだったそうで、
その集配などを通しても、
たとえば店に集まる客たちとは異質の経験を積み上げています。
もちろん、60年代の「不良」としても大活躍。
近くて遠い世界が生々しく描写され、引き込まれます。
(わたしには、文体がやや高く、波長が合うまでに20~30ページかかりましたが、
その後はリズムよく読めました。)
で……
近くて遠い、と書きました。
それは二重の意味があります。
まず年齢的に言って、平井氏はわたしの6 歳上です。
つい先日も、同僚たちとのランチ中にそんな話になったんですが、
たとえば5 歳の差は、10代だったら、
決定的に経験の質を変えてしまうでしょう。
ビートルズにしろ、湾岸戦争にしろ、エジプト革命にしろ。
そういう意味で、この本に登場する店や出来事は、
近くて遠いのでした。
また場所もあります。
平井氏は、完全に、新宿をその内部から、えぐるように見ています。
それに対してわたしは、いつもある距離の向こうから眺めていました。
新宿には、なんともいえない感情が湧きますが、
そこには距離の感覚が常にあります。
単純に、わたしが東京の郊外(というか田舎)育ちであるせいでしょう。
『東京詩』にも書きましたが、
松任谷由実の歌は、
彼女が育った八王子と都心までの距離こそが、可能にしたものです。
それは内部から見た姿とはまったく違います。
近くて遠い、第二の理由です。
わたしが通った大学は四ツ谷にあって、
四ツ谷~新宿は、中央線で1駅、5 分でした。
でも学生時代は貧乏だったので、
よく四ツ谷から新宿まで歩きました。
まあ、30分くらいでした、繁華街までは。
裏門から出れば、赤坂は15分ほどでしたが、
こちらはめったに行きませんでした。
なんだか急に、新宿に行きたくなってきました。
2011年2月14日月曜日
ソリスト
グラミー賞、発表されましたね。
今回1番「おお!」と思ったのは、
内田光子さんの最優秀インストロメンタル・ソリスト演奏賞です。
しかも対象になったのが、去年サントリー・ホールで聞いたモーツァルトそのもの。
内田さんのコメントを引用すると、
「この度のグラミー賞受賞を大変うれしく思っております。
なぜなら、クリーブランド管弦楽団とのモーツァルト・シリーズの
最初の録音に対してだからです。
私は彼らと長く一緒に仕事をしてきましたので、
この受賞は私にとって特別な喜びです」
このコメントを読んでいるうち、
あの夜の音と光景がよみがえってきました。
いいコンサートだったなあ……
おめでとうございます!
◆
で今日は、予定通り、ず~っとゲラ直しをしていました。
そして7 時頃コンビニに出しに行こうと思ったら、
雪!
しかもけっこうちゃんと降ってます。寒いし。
せっかくなので、アイスも買ってきました。
フロで食べよう!
今回1番「おお!」と思ったのは、
内田光子さんの最優秀インストロメンタル・ソリスト演奏賞です。
しかも対象になったのが、去年サントリー・ホールで聞いたモーツァルトそのもの。
内田さんのコメントを引用すると、
「この度のグラミー賞受賞を大変うれしく思っております。
なぜなら、クリーブランド管弦楽団とのモーツァルト・シリーズの
最初の録音に対してだからです。
私は彼らと長く一緒に仕事をしてきましたので、
この受賞は私にとって特別な喜びです」
このコメントを読んでいるうち、
あの夜の音と光景がよみがえってきました。
いいコンサートだったなあ……
おめでとうございます!
◆
で今日は、予定通り、ず~っとゲラ直しをしていました。
そして7 時頃コンビニに出しに行こうと思ったら、
雪!
しかもけっこうちゃんと降ってます。寒いし。
せっかくなので、アイスも買ってきました。
フロで食べよう!
2011年2月13日日曜日
あとは明日
今日は大学の業務で、早朝から(Rihana を聞きながら)大学へ。
天気が良くてよかったです。
そういえば昨日は会議が2つ。(しかも1つは長いし!)
で一昨日は収録だったので、
結果的には、わりと働いた週末でした。
(業務や会議は、もちろん同僚はみんな同じなんですけどね。
みんなそれぞれに別の仕事も抱えてるし。)
で明日は、満を持して、『フラ語ボキャブラ』のゲラ最終チェックです。
これはどう見ても、丸1日かかります。
というのも、夕食前からつい今までもやっていたのですが……
なかなか進まない!
まあ、それだけ内容が濃い、ということにしときます。(OK ! )
というわけで、今週の月曜から始まった長い1週間も、
やっと明日で1段落です。
とにかく明日はがんばるぞ!
◆
それにしても、ムバラク一族の資産が6兆円近いとか。それって、
6.000.000.000.000 円てこと?
Impossible !
2011年2月12日土曜日
Stand there and watch me burn.
去年エミネムは、Love the way you lie という曲を発表しました。
feat. Rihana で、アメリカではかなりヒットして、
またその PV がすごかった。
ほんとに、悲しいほど「すごい」;
http://www.youtube.com/watch?v=uelHwf8o7_U
リフはこうです。
Just gonna stand there and watch me burn
But that's alright because I like the way it hurts
Just gonna stand there and hear me cry
But that's alright because I love the way you lie
I love the way you lie
そして今度は、Rihana が、love the way you lie part Ⅱ を発表しています。
新アルバムの最後の曲で、なんというか、もう…… すごいです。
残念ながら PV はないんですが、こんな曲です;
http://www.youtube.com/watch?v=2B50RUXbs-8
この曲について、Rihana はこう言っています。
「これは私たち二人ともが、なんというか、
経験したことなんです…… 別の側からですけど。
エミネムはドメスティックバイオレンスの繰り返しを断ち切りましたけど、
この心境は誰にも理解できないことです」
そういえば彼女は、クリス・ブラウンとの間で、そんな訴訟がありましたね。
で……
この曲で締めくくられる新譜 Loud 、わたしはこのところ、
このCD ばかり聞いています。
Rihana はもともと好きで、すべてのCD を聞いてきたけれど、
今回の作品が最高じゃないかと思います。
(今はこんな悲しい曲を取り上げちゃいましたけど、
もちろんいろんな曲が入っています。)
歌はすごくうまくなった気がするし、スケールも大きいし。
R&B のテイストは少し奥に引っ込んだけど、まだ十分感じられるし。
リアーナは、もうはっきりビヨンセを超えた感じですね。
2011年2月10日木曜日
新装幀
白水社HP の「新刊情報」に、
『フラ語ボキャブラ(改訂版)』の装幀がアップされています;
http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=08554
可愛いでしょ!
装幀は、フラ語シリーズすべてのデザインを引き受けていただいているカオリンです。
(元気ですか~? 久保田も菊姫も元気ですか~?)
*「久保田」「菊姫」はネコちゃんの名前。どんな生活かばれる……
今最終チェック中です。
そして2 枚のCD には、かなり自信アリです。
( Disk 1 :79' 44'' Disk 2 :78' 16'' → もう入りません!)
乞うご期待!
2011年2月8日火曜日
過剰なもの
昨日に引き続き、今日も大学で業務がありましたが、
これが順調に運んで午前中に終了。
弁当ランチ後解散となりました。
業務の間の休憩時間、建築が専門の先生と話していて、
どういう流れだったか、
彼がこんなことを言い出しました。
「今は建築も、メディアを通して、
つまり画像などを通してで体験することが主流なんですけど、
これだと、匂いとか、光とか、足音とか、
そういうものは分からないんですよね。
たとえば足音にしても、石をどれだけ薄く削れるか、
なんていう技術上の問題によって決まってくるんです。
セプテンバー・11のあとしばらく、
風向きによっては、マンハッタン全体が、
何とも言えない臭気に包まれるっていう時期があったそうなんです。
NYの友人が、何度もそれを言うんです。
僕はその直前までNYにいたんですけど、その時はもう日本にいた。
だから、メディアを通してしか知らない僕とでは、
体験の質が違うわけです。
建築も、二次元の写真なんかでみるだけじゃだめなんです。
学生の作品でも、写真にするとミョーに見栄えのいいものがあるんですが、
それは「プリマ・ドンナ的」って言って、かわかられちゃうんです。
フォトジェニックっていってもいいんだけど、
それじゃあんまりなので」
なるほどねえ。
これはつまり、建築の身体性ってこと?
「そうもいえると思うんですけど、ただね、
そうしたものって、往々にして過剰なものなんですよね。
クライアントは、必ずしも喜ばない。
で、それをいかに説得するかっていうのがね」
身体が過剰?
そうなっちゃうような状況が、
実際今起きているわけですね。
もちろん本来は過剰なんかじゃなかったのに、
それが過剰だと感じられるような状況……
休み時間は、楽しいです!
2011年2月6日日曜日
片付け?
今日はちょっと整理をしていたとき、
ふとある文庫が目に入りました。
なぜその文庫を買ったのかが思い出せず、
(かつてその授業に感嘆していた)村上陽一郎先生の解説抜粋を読むうち、
なんとなく前書きも読み、そのまま第1章に入り、
結局最後まで読むことに。
その文庫は『動物の人間の世界認識』(日高敏隆)です。
文章はきわめて平易で読みやすいんですが、
動物や昆虫についての具体的な話は、初めて聞く内容も多く、
まったく本を置くきっかけがありませんでした。
かつて岸田秀は、
人間は本能が壊れているので、その代わりに自我が必要になり、
しかもその自我とは「幻想」なので、
つまり人間は「幻想」に支えられているのだ、
という論を展開し、わたしたちも学生時代は感心した覚えがあります。
で、この『動物と……』で主張されているのは、
たしかに人間を支えているのは「幻想」だが、
それは本能が壊れているからではない、
なぜなら、本能をしっかり備えた動物たちもまた、
彼らの「幻想」を生きるしかないからだ、
ということなんです。
そしてその文脈で、さまざまな動物たちの、
生物学的条件(=枠)のもとでの「幻想」が紹介されるわけです。
たとえば、モンシロチョウの場合、
メスだけはその羽根が紫外線を反射し、
チョウたちはお互いにそれが「見えて」いるといいます。
わたしたちが、「白」としか見ていないチョウたちは、
実は仲間同士では、違う「環世界」を生きている……
そしてそんな例を多く見ていると、
著者が言う通り、わたしたちの言う「客観」が、
そうとうに主観的なものだと言わざるを得なくなります。
人間の「幻想」とチョウのそれは、本質的には同じものだからです。
そうです、たとえば「世界」という言葉は、
なにがしか「客観性」みたいなものをまとっている、
ような気がしています、わたしたちは。(ですよね?)
でもそれは怪しい、ということですね。
片づけは中途半端な状態ですが、
ま、おもしろかったからいっか!
(なぜ買ったのかは思い出せないまま……)
さて、明日からの週は、
わたしにしては忙しくなりそうです。
張り切っていきましょうね!
2011年2月5日土曜日
la forme entière
『本は、これから』という岩波文庫を読んでみました。
タイトルそのまま、「本」の未来について、37人の見方が示されています。
示唆に富む、とは、こういう本のことをいうのかもしれません。
1人1人が書く枚数は少ないので、
複雑な論理が展開する、ということはありませんが、
それぞれの書き手の基本的なものの見方がにじんでいます。
おもしろい見方は色々あったんですが、
中で、わたしなどにはまったく気づきようもない事情を紹介してくれたのは、
中野三敏という先生です。
(九州大学名誉教授、とあります。)
以下要約するなら……
明治以前の木版本、写本類について話そう。
それら、過去1200年間に蓄積された日本人の経験と思弁の総体は、
おそらく、100万点を超える著作として存在している。
それらを電子化すること自体は、それほど問題はないかもしれない。
問題は、誰がそれを読むか、より正確には、読めるか、である。
というのは、これら100万点のうち、活字化されたものは1万程度であり、
それ以外の99%は、「くずし字」で書かれているからである。
これを読める人は、今の日本人の、0.003%だろうと推察される。
一般に、必要な「古典」はすべて活字化されていると
考えられていないだろうか? それは全くの誤解だ。
日本人は、自らの「古典」の99%を利用していないのだ……
う~ん、そう言われれば、完全にそうです、
活字化されていない日本の「古典」など、1文字たりとも読んでいません!
なんだか、目の前に、開けていない箱がたくさん並んでいたことに、
唐突に気づいた気分です。どうしましょう……
ところで37人の最後を締めくくるのは、宮下志朗先生です。
その文章の中で、いくつか印象に残る一節が引用されているのですが、
1つ挙げるなら;
「わたしは、つましく、輝きもない生活を披露するわけだが、
それはそれでかまわない。(……)
人間はだれでも、人間としての存在の完全なかたちをそなえているのだから」
(モンテーニュ『エセー』 3・2 「後悔について」)
Je propose une vie basse, et sans lustre : C'est tout un.
( On attache aussi bien toute la philosophie morale,
à une vie populaire et privee, qu'à une vie de plus riche estoffe : )
Chaque homme porte la forme entière, de l'humaine condition.
(Montaigne, Essais 3-2 Du repentir )
宮下先生はこれを、
「わたしたち凡人を勇気づけてくれ」る文章だ、と書かれています。
2011年2月3日木曜日
CD 収録・追記
昨日、一昨日と収録した2 枚のCD 、
じつはこれ、『フラ語ボキャブラ(改訂版)』のためでした。
まず改訂版の特徴は、収録単語数を増やしたこと。
旬な単語ばかり、40語ほど追加して、1511語となっています。
それからもちろんCD ですが……
1 課から4 課(ここは je とか mon とか de とかの機能語)と、
クールダウンの最終まとめの数課を除いて、
CD 2枚、両方とも収録可能時間一杯まで、ミッチリ収録されています。
読む順序は、「日本語 → フランス語」なので、
ず~っと問題出されてるような感じだと思います。
繰り返してチャレンジして、いつか全例文いえるようになったら!
男性名詞は男性のシルヴァンさん、
女性名詞はレナさんが読みますから、
何回か聞けば、声の印象で、男女が区別できるかな。(きっとできます!)
形容詞は、必ず男性形(シルヴァンさん)・女性形(レナさん)、
両方とも収録してあります。
たとえ同じ音の場合でも、入れてあります。
とにかく、本に登場するすべての例文が「日→フランス語」で読まれますから、
それらの文を、楽しんでいただきたいと思っています。
この例文、いつ使うの!? というようなオモシロ例文は、
もちろん含まれています!
とはいえそれは、吹き込み者でもある優秀な2人のフランス人先生が、
綿密にチェックしてくれたものです。
フランス語としては文句なしです。
どうぞ安心して覚えちゃってください!
そして値段は、1900円(+税)。
CD 2 枚付きで、本体も258ページ、2色刷り、
しかも特製豪華プラッチック・シート、ヴァージョン・ルージュも付いています!
(これは…… 白水社さん、がんばったな~、と、わたしでさえ思います。)
今回は、やっぱりシルヴァンさんとレナさんに手伝ってもらったおかげで、
内容もブラッシュ・アップできたし、
CD も納得いくものができそう(編集中です)だし、
わたしとしては、作っていて、ぐっと手応えがありました。
発売は3 月中旬頃と聞いています。
はっきり決まったら、またご報告させてくださいね。
こどもたち
今日の昼過ぎ、ちょっと近くのコンビニに歩いて行った時のこと。
信号が変わるのを待っていると、
そこに1台の幼稚園バスが、ゆっくり近づいてきました。
何の気なしに見ていると……
鬼、鬼、鬼!
チビちゃんたちがみんな、カラフルな鬼のお面を頭につけています。
可愛いの!
そういえば、もうすぐチョコの日ですね。
清水哲男さんの今日のつぶやきを。
*****************************************************
バレンタイン・デーのチョコレート。
原料のカカオ豆農園で働かされている子供奴隷たち。
アムネスティのレポート
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2188
******************************************************
ワールド映画ゼミの最終回に見た、
『おいしいコーヒーの真実』が思い出されます。
2011年2月2日水曜日
銀座
というわけで、今日は朝10時に銀座のスタジオに集合し、
無事CD2 枚分の収録を終えることができました。
なんだか、自分も加わっているのでオコガマシイのですが、
今回のCD はいい出来だと思います。
どこがどう、とは言えないのですが、
なんというか、手応えがある、と言いますか。
あと2カ月足らずで、店頭に並ぶ予定です。
どうぞご期待ください。
さて、収録が12 時に終わったので、築地近くから万年橋を越えて東銀座へ、
そしてそのまま目指す銀座線銀座駅、つまり4丁目の交差点まで歩きましたが、
まあ久しぶりに銀座を歩きたくなって、そのまま数寄屋橋方向へ進みました。
ランチは新宿に出てから、と思っていたのですが、
数寄屋橋あたりの地下を歩くうち、銀座ファイブという地下街に来ました。
このあたりはだいぶ久しぶりなのですが……
ああ、でもここって、数寄屋橋ショッピングセンターじゃん!
ここなら、小学生の頃、親に連れられてよく来ました。
(親の勤め先が銀座だったので。)
とはいえ、お店は完全に様変わり。
いわゆるエスニック料理の店がズラリと並んでいます。
どうも、近くのサラリーマンやOLさん相手のランチに力を入れている模様。
んん、そういうことなら、ここでランチしてみようかな?
食べたランチ(石焼ビビンバとミニ冷麺セット)は、
まあどうということはなかったですが、
普段とはまったく違う、銀座で働く人たちに混じってのランチは、
ちょっと新鮮でした。
◆
帰ってきたら、なんだかちょっと風邪っぽくて、
(収録後でよかった!)
ちゃんとしたものは見られそうになかったので、
軽めの『東京暗黒街』という、アメリカ映画を見ました。
この映画は、要はB級アクションなのですが、
撮影されたのが1954年の東京、ということで、
主に登場する風景に興味がありました。
セットやエキストラの雰囲気は操作できても、
街の様子はそうはいかないはずだからです。
で、たまたま個人的に印象に残ったのは、この画面;
これって、左手前に見えるのが服部時計店ですから、
画面の中央に伸びる道は、
昨日今日スタジオの行き来に歩いたまさにその道ということになります!
なんだか、今日の今日だと、不思議な感じがしますね。
最近のDVDの映像は、妙に生々しいし。
56年前かあ……
またこの映画のラスト近く、
浅草松屋デパート屋上で銃撃戦が繰り広げられるのですが、
それはこんなところでした;
これは初めて見ました。おもしろいですね。
そしてこの映画で忘れることができないのは、
シャーリー山口(=山口淑子=李香蘭)の存在です。
そうそう、チョイ役ですが、早川雪舟も出演しています。
思い出すのは、小津の『東京物語』です。
あの映画は、1953年の作品だから、1年しか違わないわけですが、
サミュエル・フラーと小津、
2人の監督が描く東京は、まるで別の都市のようです。
『東京暗黒街』、トータルとしては、おもしろい作品でした。
2011年2月1日火曜日
CD 収録
今日は、春に白水社から刊行予定の「改訂版」のための、CD 収録でした。
場所は銀座、といっても、ほとんど築地です。
そうそう、以前『フラ語入門』のCD 収録をしたスタジオでした。
今回は、CD が2枚付いた本になるため、収録も時間がかかります。
11時に集合し、昼食のサンドイッチも打ち合わせしながらつまみ、
休憩もほとんど取らず収録にのぞんだにもかかわらず、
なんと、終わりませんでした!(こんなことって……)
というわけで明日の午前中、
続きを収録します。がんばるぞ~!(オ~!)
そしてナレーターをつとめてくれたレナさんとシルヴァンさんには、
久しぶりに会いました。
2人とも元気そうです。(忙しそうでもありますが。)
実は日本語部分はわたしが読んだので、
仲良く3人でブースに入りました。
それにしても2人は、一緒に仕事をしていて楽しいです。
愛されて育ったんでしょうね……
祝!
今日、第62回読売文学賞の受賞作が発表になりました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110201-OYT1T00002.htm
おお! われらが同僚、管啓次郎さん名前が!
こんなにメデタイことって、いったいいつ以来でしょう!
もちろん『斜線の旅』は、それに十二分値するものだと思います。
心からおめでとうございます!
『斜線の旅』については、ここでも何度か話題になりましたが、
まだ読んでない方は、今こそ手に取る時です。
広々とした時間と、伸縮する空間が、一冊の本の中で生きています。
管さんの受賞の言葉はこちらです;
http://monpaysnatal.blogspot.com/
2011年1月31日月曜日
WITH THE PEOPLE OF EGYPT
Egyptian protesters need our support !
https://secure.avaaz.org/en/democracy_for_egypt/?twi
◆
Newsweek のエルバラダイ氏のインタビューをはじめ、
エジプト「革命」関連の興味深いニュースが届けられています。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/01/post-1939.php
同じNewsweek にアップされていた中には、
「この革命の後にやってくるのは、イスラム国家なのであり、
その点、たとえば『公空間』から宗教を締めだしたフランス革命とはちがう」
という内容の記事もあり、それはたしかにそうだなあ、と思ったりしました。
(イラン革命もそうだったわけですね。)
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2011/01/post-250.php
ただ、実はこの記事でもそうなんですが、1つ気になる点が。
それは、「イスラム原理主義」=「過激派」 or 「守旧派」
というイメージで話を進めているように見える点です。
ただこれは、言葉の問題に過ぎないともいえるのでしょうが。(そう願います。)
さすがに今は、イスラム=過激派、と考えている人はいないでしょう。
そして「原理主義」についても、これはいわば「コーランに忠実に」ということなので、
それ自体はなにも過激ではありません。
ただ、「原理主義」者のごく1部に、「過激派」がいるだけのことです。
上記の記事には、イスラムについて、他宗教に非寛容、という一節がありましたが、
それは「過激派」の言葉でしょう。
ここから先は推測にすぎませんが、
多くの若いムスリムたちは、本来のイスラムの教えを守ることと、
近代化された社会に生きることは、矛盾しないと考えていると思います。
イスラムの教えは、曲解され、利用された面があるわけです。
(上の世代に、ということです。)
多くの若いムスリムは、他宗教と共に、寛容さの中で、
民主主義的に暮らしたい、と願っているのではないでしょうか。
コーランさえ読んだことのないわたしが言うのは、
とっても気が引けるのですが、
「原理主義」に対する誤解だけは、とく必要があると思った次第です。
2011年1月30日日曜日
石川直樹さんの
このブログ、すごいです。
http://www.littlemore.co.jp/foreverest/
そもそもは管さんのブログで知ったんですが、
こんなブログがあり得るとは。
石川さんは、書けて撮れて登れる、素晴らしい3拍子が揃ってるんですね。
2011年1月29日土曜日
Ba Cissoko
去年、ドベ・ニャオレの魅惑の演奏を聴くことができた、
日仏学院での「フランコフォニー祭」。
今年は、「アフリカのジミ・ヘン」こと、バ・シソコが来日するそうです;
http://www.youtube.com/watch?v=-eI8h4elOQU&feature=related
彼らは、日本版が2 枚も出ているので、ちゃ~んとファンがいるのでしょう。
詳細は、以下の下から2つ目です;
http://www.institut.jp/ja/evenements?page=1
でご覧の通り、他にも惹かれるものがいくつもありますね。
しかも今年は、去年と違って、なんと入場無料!
ということは…… バ・シソコがタダで聞けて、
ソティギ・クヤテの映画がタダで見られるってこと。
おお、素晴らしい!
2011年1月28日金曜日
LE CHANT DES MARIEÉS
昨日は『リトル・エルサレム』を見たわけですが、
今日はその勢いに乗って(?)、同じ監督の次作を見てみました。
それが、
LE CHANT DES MARIEÉS (『花嫁たちの歌』)
です。
『リトル・エルサレム』の主人公一家はチュニジア出身でしたが、
今回は舞台はまさにチュニジア。そして時は1942年。
主人公は16歳になる2人の少女。ミリアムはユダヤ人、ヌールはムスリムです。
同じ建物の2階と1階に住んでいる2人は、親友です。
まずはトレーラーを;
http://www.youtube.com/watch?v=HaVLm2b1OoU&feature=related
1871年、フランスはアルジェリアを支配下に入れ、
1881年、今度はチュニジアに侵攻し、
1883年、チュニジアの抵抗を武力で抑え込んだフランスは、
チュニジアを保護国とします。
そしてこの映画の時間的舞台である1942年時点で、
チュニジアはナチス・ドイツの占領下にありました。
アラブ系住民の中には、
「ドイツ軍がフランスを追っ払ってくれたら!」
なんて声もあがります。
そしてもうこの時にはもう、アメリカ軍による爆撃も始まっています。
ヌールには好き合った婚約者がいます。
でもムスリムの彼は失業中で、職を得るまで結婚できません。
どうしても仕事が見つからない彼が、最後に選んでしまう仕事、
それは、通訳という名の密告者……
またミリアムと2人で暮らす母親は、ユダヤ人であるがゆえに失業し、
なんとかミリアムを金持ちに嫁がせようとします。(生きるためです。)
選ばれたのは、裕福な医者ですが、彼もやはりユダヤ人。
やがてナチの手が、彼を列車に乗せてしまいます。
そして2人の少女のことを言うなら……
ミリアムは学校へ行き、外出もしていたのですが、
ヌールは学校へも行けず、ヴェールを被り、外出もままなりません。
これはユダヤ人とムスリムという関係の中で生まれることではないのですが、
16歳のヌールにはそれはわかりません。
どうしてあなたばっかり、と時にミリアムを責めたりもします。
でもねえ、2人はやっぱり親友で、心の奥ではお互いのことを心配しています。
特に印象的なのは、ヌールが、ミリアムに習ったことで字が読めるようになり、
たどたどしくコーランを読む場面です。
ヌールは、コーランの中の以下の一節を父親に教えられます、
「神を信じるなら、ユダヤ教徒もまた救われるだろう」
ヌールはこれを、ミリアムに聞かせてあげたい、と思うのです……
ところで、ミリアムの母親役を演じるのは、
監督でもあるKarin Albou 自身です。
アルジェリア人の父を持ち、チュニジアに住んだこともあるという彼女は、
今はテル・アヴィヴとパリを行き来するユダヤ人です。
(ユダヤ教徒ではない、とのことです。)
チュニジアは、今も混乱が続いているようです。
フランスをはじめ「沈黙」していたEUは、態度を豹変させています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110128-00000008-mai-int
それでもまあ、豹変しないよりはマシなんでしょうねえ。
2011年1月27日木曜日
LA PETITE JERUSALEM
パリの北15キロほどのところに、Sarcelles(サルセル) という街があります。
15キロっていえば、たとえば新宿から三鷹くらい、
つまり特快に乗れば20分くらいですね。
ここは、戦後早い時期に集合住宅が建てられた地区としても知られているようです。
ただなんといっても惹かれるのは、
住民の 1/3 がユダヤ人で、
イスラム教徒もまた 1/3 いるという、この地区独特の状況です。
で、このサルセルのユダヤ人地区を舞台とした映画が、
LA PETITE JERUSALEM (『リトル・エルサレム』)です。
以前フランス映画祭にも登場したようなのですが、
とりあえずトレーラーを;
http://www.youtube.com/watch?v=0GOUpynXnTE&feature=related
主人公ローラは、チュニジア系の厳格なユダヤ人家庭に育ち、
大学で学ぶ哲学と宗教に浸りきり、恋にはとても臆病です。
にもかかわらず、18歳になったローラは、ついに、
バイト先で知り合った男性と恋に落ちます。
彼はアルジェリア人の元ジャーナリストで、スーフィーでもあります。
彼は、ローラを家に招きますが……
18歳のユダヤ人女性と、スーフィーの恋。
場所はパリの北15キロ……
とっても興味深いですねえ。
ただ残念だったのは、けっこうヘブライ語の場面が多くて、
(特に主人公の兄が祈る場面)
わたしが見たDVD にはまったく字幕がなかったので、ちょっと欲求不満でした。
と思ったら!!
なんの偶然か、2月4日(と22日)にフィルム・センターで、
この『リトル・エルサレム』が上映されます。
今問い合わせたら、日本語字幕付き。
よし、これだな!
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2011-1-2/kaisetsu_44.html
ふらんす・2月号
みんな知ってる白水社の「ふらんす」ですが、
今発売中の2月号は、特におもしろかったです。
まず巻頭の「フランスと私」は、在コンゴ民主共和国大使館勤務の女性の文章です。
まだ見ぬキンシャサでの暮らしが、生き生きと報告されています。
キンシャサの名前は、Abd Al Malik の歌にもよく登場します。それから、
・ウィキリークスが暴露したフランス、
・変わらぬ都市郊外の現実、
・年始はコメディとともに?
と続くんですが、どれもおもしろい。
そして「ハイチ特集」がバーンとあり、
書評には、わたしの年上の友人が訳した、
『また君に恋をした』
が取り上げられています。
編集のアミさん、がんばってます!
*アミさんと会いたい方は…… こちらへ!
http://eueublog.wordpress.com/2010/06/21/eighty-five/
2011年1月25日火曜日
L'AUBE DU MONDE
今日は、好きな女優さんの一人であるヒアム・アッバス出演の、
L'AUBE DU MONDE (『世界の夜明け』)という映画を見てみました。
結論:引き込まれました!
まずはトレーラーから;
http://www.youtube.com/watch?v=ok3G2uccTM0
この作品は、2008年に制作されたイラク映画で、
監督・脚本は、フランス系イラク人、アッバス・ファデルです。
彼にとっては、この『世界の夜明け』が、長編フィクション第1作です。
舞台は、1990年、イラク。
とくれば、これはもう湾岸戦争の時期で、
まさにこの戦争が、物語の背景にあります。
主人公は、まず若い二人の男女。
いとこ同士でもある2人が出あうのは、
チグリス川とユーフラテス川に挟まれたデルタ地帯です。
二人は、周囲の期待通り、やがて結婚。
でもそこに召集令状が届き、若い夫は戦場へ。
そして彼は、もう戻らないのです。
(ヒアム・アッバスは、この若者の母親役です。)
でも彼は、砂漠で死ぬ間際、親友のリアドに約束させます、
妻のザラの面倒をみてくれ、彼女と結婚してくれ……
バグダット子でありながら、天涯孤独の身であるリアドは、
あのデルタ地帯の村へ向かいます。
リアドはじっとザラを見つめ……
物語はシンプルで力強く、
映像は端正で、静かで、悠々としています。
役者たちもとてもいいし。
「あなたは別の世界の人。いつかきっとそこが恋しくなる」
ところで今回は、フランス語字幕で見たのですが、
途中、Maadan という聞いたことのない単語が出てきました。
このDico にも Petit Royal にも出てない語は、
「イラク南部の沼地に住んでいるアラブ人」、
つまりこの映画の若い夫婦やその家族たちを含む人たちのことなんですね。
で途中、「バクダッド人はMaadans を馬鹿にしてる」なんていうセリフがあり、
またその沼地での厳しい生活ぶりからしても、
たしかに、バクダッドは「遠い」のだろうと感じられました。
そしてサブ・ストーリーには、戦争を忌避したMaadanが登場。
イラク兵に捉えられた彼は、「裏切り者!」と呼ばれると、
「裏切り者はおまえたちだ。アメリカ軍が来たらあっという間に逃げ出して、
またここに来ていばりくさって」と言い返す場面がありました。
もちろん、いわゆる「国際的」な立場から見れば、
この戦争に置いてイラクに正義はなく、
逃げ出そうが戦おうがそんなことは問題じゃない、
と言うこともできるでしょう。
ただ、貧しく、情報もない閉ざされた沼地で、
フセインの兵たちの銃口に脅かされ、
戦地に赴いたMaadans も多いわけなんですね……
しっとりした、とてもいい作品でした。
2011年1月23日日曜日
「ちんけさんと大きな女たち」
今日は、青山円形劇場で、
舞台「ちんけさんと大きな女たち」の千秋楽を見てきました。
http://www.youtube.com/watch?v=-gm2SBi4mKs&feature=youtube_gdata_player
これがねえ、おもしろいんです!
主役は「ちんけさん」こと近藤芳正さん(作・演出も)で、
この、いい人なんだけど「わかってない40男」が、
どんな風にわかってなくて、どれほど周りが見えてなくて、
要はどれだけ「ちんけ」かっていうことを、
さまざまなエピソードと内面描写で表現してゆきます。
わたしとしても、まあ最初の頃は、
「こんなにわかってないんじゃ、困ったヤツだねえ……」
と思って(上から)見ていたのですが、話が進み、
ふと胸に手を当てて考えてみると…… ドキッ! 思いあたる節が!
ああ、この「ちんけさん」、やっぱりワタシだったんですね……
(反省反省!)
「芝居」については、ほとんど何も知らないんですが、
素人として印象に残った点を書くと……
まず、物語の視点は「神的」なのですが、
それがうまく相対化に役だっている、ということです。もちろん、男と女の。
説教臭さがまったくないのは、このためなのでしょう。
もう1つは、「ちんけさん」の「頭の中」の描写についてです。
実はこのお芝居、「ちんけさん」以外は全員女性で、
中には、彼の「頭の中」にしか登場しない女性もいます。
つまり、彼の内面の葛藤、あるいは内省の表現を、
存在感のある女優さんたちによって、まさに身体的に行っているのです。
これがもし小説だったら、もっと抽象的に、
あるいはなにかに仮託する形で書かれていたでしょう。
(あるいはハードボイルド的に、人物の行為を通して。)
思念の身体化は、だから、
まさにこの舞台という表現にふさわしい方法だ、と感じられたのです。
(ってこんなこと、もしかして常識?)
さらに言うなら、近藤さんは、「夢見る青年」ではない、ということです。
この舞台には、こう言ってよければ、
シェークスピア劇にあるような大団円は訪れません。
それを作るのは、おそらく難しくはなかったはずですが、
そうしなかったのが、近藤さんの今の心境なのでしょう。
ああ、そうお思いになるんですね、と、
最後は勝手に、作者と語りあっている気分でした。
……う~ん、書いてから言うのもなんですが、やっぱり素人くさい感想です!
そして終演後、
この芝居の「可憐さ」の源となっていた黒谷友香さんと、少しお話しできました。
彼女の美しさのオーラは、今さら言うまでもありませんが、
その仕事に対する真摯さ、誠実さに、わたしは打たれました。
ちゃ~んと仕事をなさって来た人の持つ、活気ある落ち着きが、
はっきり伝わってきました。
さて、この「ちんけさんと大きな女たち」、
東京公演は今日で終わりですが、あと1日だけ、
大阪公演が残っているそうです。29日です;
http://www.kondoyoshimasa.com/banda-la-koncha/program/chinkesan/perform_osaka.html
はっきり言いましょう、おもしろいです!
2011年1月22日土曜日
Akhenaton
土曜日ですね。東京は、またもや晴れ。
カラカラが続いています。
昔々、『ロミオとジュリエット』という映画がありました。
わたしは中1の頃、友だちと名画座で見たのですが、
オリヴィア・ハッセーの輝くような初々しさは、子供にも感じられました。
あの映画は、センチメンタルなテーマ曲も評判が良くて、
たしかに寂しげできれいなメロディー……
だなあと久々に思ったのは去年のこと。
理由はこの曲です;
http://www.youtube.com/watch?v=WbIjkHQxUZ4&feature=related
1つの声の中のに聞こえる、いくつもの声……
Akhenaton の発音はは、アケナトン、でいいのかな。
(アケーナトン、と表記している場合もあるようです。)
14世紀のエジプトの王、アクナトン王のことです。
彼(ってミュージシャンのほうね)が生まれたのは、
まさに『ロミオとジュリエット 』が公開された1968年。
イタリア系でマルセイユ生まれ。
また彼はIAM というラップ・グループのメンバーでもあり、
そもそもはこのグループでの活動から、注目されるようになったようです。
彼はムスリムで、その名前は Abd el-Hakim。
(もちろん「アブダル・マリック」もイスラム名ですね。)
そしてさきほどの曲は、実はPart Ⅱもあります。
こちらはサビのメロディーが出てきます。
(これ、1番上のコメントを広げると、歌詞が示されていて、便利です。)
http://www.youtube.com/watch?v=CGlkQZXQ4Yc
もちろん、これらのカヴァー以外にも、たくさんたくさん曲はあります。
再編集した、いわばベスト盤が、やっぱりお買い得かな;
http://www.amazon.co.jp/Face-B-Akhenaton/dp/B0037Z3D2W/ref=sr_1_9?s=music&ie=UTF8&qid=1295528785&sr=1-9
高い? いえいえ、3 枚組です!
同じものですが、ここでちょっと試聴できます;
http://www.amazon.fr/Face-B-Akhenaton/dp/B0037Z3D2W/ref=sr_1_5?s=music&ie=UTF8&qid=1295528649&sr=1-5
Akhenaton、いかがですか?
カラカラが続いています。
昔々、『ロミオとジュリエット』という映画がありました。
わたしは中1の頃、友だちと名画座で見たのですが、
オリヴィア・ハッセーの輝くような初々しさは、子供にも感じられました。
あの映画は、センチメンタルなテーマ曲も評判が良くて、
たしかに寂しげできれいなメロディー……
だなあと久々に思ったのは去年のこと。
理由はこの曲です;
http://www.youtube.com/watch?v=WbIjkHQxUZ4&feature=related
1つの声の中のに聞こえる、いくつもの声……
Akhenaton の発音はは、アケナトン、でいいのかな。
(アケーナトン、と表記している場合もあるようです。)
14世紀のエジプトの王、アクナトン王のことです。
彼(ってミュージシャンのほうね)が生まれたのは、
まさに『ロミオとジュリエット 』が公開された1968年。
イタリア系でマルセイユ生まれ。
また彼はIAM というラップ・グループのメンバーでもあり、
そもそもはこのグループでの活動から、注目されるようになったようです。
彼はムスリムで、その名前は Abd el-Hakim。
(もちろん「アブダル・マリック」もイスラム名ですね。)
そしてさきほどの曲は、実はPart Ⅱもあります。
こちらはサビのメロディーが出てきます。
(これ、1番上のコメントを広げると、歌詞が示されていて、便利です。)
http://www.youtube.com/watch?v=CGlkQZXQ4Yc
もちろん、これらのカヴァー以外にも、たくさんたくさん曲はあります。
再編集した、いわばベスト盤が、やっぱりお買い得かな;
http://www.amazon.co.jp/Face-B-Akhenaton/dp/B0037Z3D2W/ref=sr_1_9?s=music&ie=UTF8&qid=1295528785&sr=1-9
高い? いえいえ、3 枚組です!
同じものですが、ここでちょっと試聴できます;
http://www.amazon.fr/Face-B-Akhenaton/dp/B0037Z3D2W/ref=sr_1_5?s=music&ie=UTF8&qid=1295528649&sr=1-5
Akhenaton、いかがですか?
2011年1月21日金曜日
fruits
曜日の関係で、わたしが担当する授業の試験は昨日で終わり、
今日は一日採点です。
で、ちょっと散歩にスーパーに行き、
見るとたたき売りのワゴンにイチゴの影が。
年末年始は、1パック500 円はしていいたイチゴも、
このところは300円台後半で見ることが多くなってきました。
ただそれでは、ジャムを作るにはまだまだ高いですね。
で……
見るとワゴンのイチゴには、200円のシールが。
しかもそれほど傷んでません。
おれはいいかも、と思ってよく見ると、おや、
さらに「20%引き」のシールが! ということは……
で今、700円でおつりが来た4パックを、
じわじわじわじわ煮込んでいるところです。
なんて幸せな匂い!
でも、とにかく焦がすのだけはど~してもイヤなので、
ほとんどホーロー鍋につきっきりになってしまい、
採点がストップしてしまいました。
ま、明日があるか!
ちなみに、グレープフルーツ年間摂取量なら、
かなり自信のあるわたしなのですが、
(そうですねえ、まあ最低250個は食べてます!)
だんだんGF がおいしくなってきたと、みなさまにお知らせします!
ただ、本当の旬の時に比べれば、まだ75%くらいですが、
1 か月前に比べたら、たしかにおいしくなってます。
かつてのアイドルみたいなことを言うようで気が引けますが、
果物って、おいしいですよね。
なんの調理もしてないのに、あんな味なんて。
なにか、「生命」みたいな次元で、
わたしたちは果物に反応するんでしょうか?
焼肉の炎の向こうに、原始時代が透けて見えるように。
2011年1月18日火曜日
最終ゼミ
今日はゼミ最終日で、『東京詩』では、シドが初登場しました。
このシドというバンド、発表者のKさんは「チョー有名!」だって言うんですが、
そうなんですか?
わたしは知りませんでした。(って J ポップたいてい知らないし!)
そして曲は、Dear Tokyo ;
http://www.youtube.com/watch?v=iXUIM1SXsZk
なるほど人気が出るのは分かります。
そしてKさんは、もう1曲用意していました。
こちらは 1st アルバムから。「お別れの唄」;
http://www.youtube.com/watch?v=1LEiqkgGAjI
こちらはまあ、「ハンカチーフ」だの「汽車」だのの装置も古ければ、
「未練」だの「儚い(はかない)」だの「恋心」だの語彙も古くて、
これだけ古臭いとさすがに故意なんだろうとは思うけれど、
それでもやっぱりこういう言葉が趣味なんだろうな、という印象はあります。
そして大事な設定ですが、これがね、ちょっと新しい系なんです。
かつての「東京ソング」は、男が、女を故郷に置いて、東京に出てゆく、
というものが典型的でした。が、このシドの曲は反対で、
女が男を置いて東京に向かうものなんです。
小さなチガイ、ではないと思います。
20年前なら、こんな歌はなかったでしょう。
そして考えてみると、Kさんの第1回発表の曲も、
東京から一時帰京する女を、男が空港に迎えに行く、という歌でした。
イスラム圏でも、奔放な女性がイロイロ活躍するドラマが評判だそうです。
というか、女性たちは拍手、男性は眉をひそめる、ということのようですが。
でもここでも、時代はゆっくり動いているのでしょう。
Kさんは、九州出身の、はっきりものが言える学生です。(九州女子!?)
ゼミでは、彼女のような学生がいてくれると、
「女子の意見」をストレートに聞く機会にもなって、
男子学生には、エクストラな効用もあると思います。
そういう意味で、今回はよかったんじゃないでしょうか。
K さんもH 君もE 君もK 君も、おつかれ!
2011年1月17日月曜日
ハイチ地震から1年
ハイチ地震から1年たち、さまざまなニュースが届いています。
これもその中の1つ。
セーブ・ザ・チルドレンの、この1年の活動報告が、3分弱にまとめられています;
http://www.savechildren.or.jp/sc_activity/haiti/?MM1101
子供たちって、可愛いですねえ。
特集・中国
というわけでチマチマ仕事をし、
夜8時過ぎには、無事今日の予定が終了しました。
で、せっかくなので「文藝春秋」とハーゲンダッツを風呂に持ち込み、
「特集・中国」を順に読んでいきます。
わたしの場合、ラッキーなことに、同僚に2人も中国の専門家がいます。
中国語での連載を持っているまさに現役バリバリの中国通と、
東洋思想を専門にする若手のホープです。
これは恵まれてます!
そういうわけなので、今回の特集を読んでいても、
ああ、あの話につながるのね、ということがままあり、
それぞれの文章を深く味わえるように思いました。
ただ、そうしたことを措くとしても、今回の特集は興味深いです。
わたしの両親は、中国(というか満州の大連)生まれで、
父親が「本土」の土を踏むのは開戦前夜。
そして両親が引き上げてくるのは戦後3年目でした。
その両親から、中国の思い出はたくさん聞いています。
しかも一昨年は、わたしも初めて大連に行ったし。
それに日本のことを考える時、あるいは民主主義のことを、
あるいは植民地主義のことを考える時、
ピエ・ノワールのことを考える時も、
中国の事情は、ちがう文脈を持ち込むのにとても参考になる気がします。
色々面白かったんですが、1つだけ紹介するなら……
やっぱり、こちらが思っていた以上に海賊版は蔓延り、
でもそのおかげで、中国の若い世代は日本のアニメや漫画に、
か~な~り親しんでいる、ということです。
これは、若手の清水先生もはっきり指摘していたことなんですが、
本当にそうなのね~、という感じでした。
そしてそうした愛好の感情と、日本軍への憎しみは、
まったく矛盾しないと……
そうそう、溶けかかったハーゲンダッツって、うまいですね~~
2011年1月16日日曜日
チマ(×2)
先日ご紹介したCourrier Japon の記事、
いくつかはここで読めるようです;
http://xbrand.yahoo.co.jp/magazine/courrierjapon/
昨日は出かけて楽しかったけれど、今日はその分チマチマ仕事です。
(まあそれもよし。)
周りに、風邪ひきさん急増中。
気を付けましょうね!
『十二夜』
同僚である管さんの、つい先日のブログに、
今シアターコクーンで上演中の『十二夜』の体験記が載っていました。
http://monpaysnatal.blogspot.com/2011/01/blog-post_09.html
う~ん、これは見ないと。
というわけで、ヤフオクでチケットを買い、今日行ってきました。
『十二夜』は、実は『ハムレット』と同時期に書かれていて、
この作品以降、シェークスピアの主戦場は悲劇に移るという、
いわば「蝶番」ともいえる作品のようです。
で、『十二夜』自体は、一応喜劇ということになっているわけですが、
そこはシェークスピア、なかなか苦く、暗いシニスムも顔を出しています。
今回の上演は、管さんのブログの通りで、
特に松たか子さんは、声がキレイ。歌っている時はなおさら。
そしてわたしは、リュートの音もすごく好きなので、音楽はほんとに楽しめました。
また、遠景に海を置いた砂浜風のセットも、美しいものでした。
わたしはシェークスピアのことはよく分からないのですが、
この『十二夜』は、中でも「分からな度」が高めの作品です。
(今日の演出では、
「顔も、ひとつ。声も、ひとつ。服も、ひとつ。なのに、体は、ふたつ」
のあたりの事情に力点が置かれていました。)
その理由のひとつは、あまりにもお伽噺風に見えるストーリーが、
実は全体として「妄想」の産物であり、
ある意味主役ともいえるフェステという道化は、
それらの「妄想」に傷を付けて回っているようにも見えるということです。
(このあたり、光文社文庫の「解題」がすっきりしてて分かりやすいです。)
そして今日の演出では、フェステは、今シアターコクーンで演じること自体をも、
傷つけていました。
彼は、「オーシーノを知っているだろう?」と言われた時、
「ああ、あのカットされた場面で出会った人ね」
と言い放つのです。そうです、本当に今日は、
その二人の出会いのシーンはカットされていました。
この年末年始は、『ハムレット』、『テンペスト』「十二夜』と、
なぜかシェークスピアに縁があります。
でも、たしかに面白いんですよねえ。
2011年1月14日金曜日
棚の前で
今日は試験が2つ、会議も2つ。
でその合間に、ちょっと図書館に行くと、文庫の棚の前で、
去年度の後期に『フランス映画ゼミ』に出席していたYさんと遭遇。
彼女は当時フランス語の授業にも出ていて、毎週2回顔を合わせていたので、
よく知っている学生の一人です。
(なぜかそのクラスには、フランス語と両方出ている学生がわりといました。)
で、話してみると、本を読むのが好きで、通学はいつも読んでいるとのこと。
今日も、最近の日本の小説を借りようとしていました。
その時ふと、ほんとにわたしたちの真正面の棚に、
マイクル・コナリーのボッシュ・シリーズが並んでいるのが目に飛び込んできました。
「このシリーズ、読んだことある?」
「海外物は……」
というわけで、ボッシュ・シリーズの展開を、1番いいところは触れないように説明。
しかもちょっと見まわすと、
アティカス・シリーズやマット・スカダー・シリーズもあるじゃあ~りませんか!
そして結局、ボッシュ・シリーズを読んでみると彼女が言うので、
図書館の棚に並んだ中から『暗く聖なる夜』を勧めると、
Yさんはちょっと不満そう。
「シリーズなら、最初から読みたい……」
というわけで、手にしていた本を借りた後、一緒にわたしの研究室へ。
で探してみると…… よかった、ありました、シリーズ第1作、『ナイトホークス』。
「じゃあ、今度の木曜にまた来ます。それまでに読んじゃいますから」
もちろん読めるけれど、それでも上・下だし、最近の大学生にしては、
読むことにとても慣れている感じ。
あとは、Yさんが気に入ってくれることを祈るばかりです!
(でもこれがダメなら、ダルジール・シリーズも、フロスト・シリーズもありまっせ!)
2011年1月13日木曜日
業務連絡
『フランコフォニーへの旅』(木・1)のクラスのみなさんへ
試験範囲の発表、の前に、まずはこれをどうぞ。
6 課に登場していた、ライの王様・Khaled の大ヒット曲、DIDI です;
http://www.youtube.com/watch?v=0TNKkafvJZU&feature=fvw
Khaled は、フランス語でも歌ってます。甘い曲です;
http://www.youtube.com/watch?v=iIyyPsqRweE
同じアルジェリアでも、もちろん若い女性歌手もいます。
やっぱりサッカーがらみですが、ちらっとでもどうぞ。
Amel Bouchoucha です;
http://www.youtube.com/watch?v=htQmvNhmTig
6 課、少し身近になりました?
◆
さて、試験範囲です。
まず最初に注意して欲しいのは、前回同様、
「読みを片仮名で」という問題は必ず出題されるということ。
そしてその問題については、範囲の限定はない、
つまり、授業で扱ったすべての文章&会話文が出題範囲になるということです。
(p.47 などの、「問題ページ」は含まれません。また、p.44 も含まれません。)
次に、「長文問題など」の出題範囲です。
・p.30, 34, 38, 42, 46
少なすぎる? やっぱり? しょーがないなあ。
じゃあ、以下のページについては、知識を問う問題を付けましょう。
・p.28, 32, 36
これは日本語で出題され、日本語で答えることにしましょう。
巻末のページも参考に。
また、授業時に言った通り、授業で扱った「問題ページ」はすべて入ります。
(繰り返しますが、「読み仮名」にはでません。)
当日の試験開始は、9:20 としましょう。
(試験ですから、少々の交通遅延なら遅刻しない程度に来てください。)
以上です。Bon courage !
2011年1月11日火曜日
M. Attali !
入場無料です!
http://www.meiji.ac.jp/koho/hus/html/dtl_0007294.html
そういえばここでも、ずいぶん前に、彼のインタビューに少し触れました。
そんなに役に立つわけでもありませんが、一応;
http://tomo-524.blogspot.com/2009/05/blog-post_07.html
http://tomo-524.blogspot.com/2010/08/blog-post_02.html
始まり!
今日から授業! です。
1時間目の『東京詩』では、
椎名林檎の「丸の内サディスティック」についての発表があり、
なかなかおもしろく聞きました。
歌詞には、地下鉄丸の内線の駅名がちりばめられていて、
楽器屋が集うお茶の水、
仕事で領収書を受け取りに行ったらしい後楽園、
そして恋人が待つらしい池袋と、
若い女性の、激しいような、フツーなような生活が描写されています。
今回は、マニアックな用語が解説されたので、
わかりやすく聞けました。
「ラット」:ディストーション的なエフェクター
「ピザ屋の彼女」:Blankey Jet City の「ピンクの若い豚」に登場のキャラ
とかね。
で昼は、同僚たちとご飯。
授業開始の大きな楽しみのひとつです。
で……
リアーナの新曲、順位を上げてるようですね。
これです:
http://www.youtube.com/watch?v=U0CGsw6h60k&feature=related
バルバドス出身のリアーナは、いまや完全に大物になり、
かつて渋谷の小さな部屋でライブを聞いたのが嘘のよう。
でも、確かに今回も、繰り返して聞きたくなる歌ですね。
この曲の収められたアルバムは、日本ではたしか来週発売。
きっと売れるんでしょう!
1時間目の『東京詩』では、
椎名林檎の「丸の内サディスティック」についての発表があり、
なかなかおもしろく聞きました。
歌詞には、地下鉄丸の内線の駅名がちりばめられていて、
楽器屋が集うお茶の水、
仕事で領収書を受け取りに行ったらしい後楽園、
そして恋人が待つらしい池袋と、
若い女性の、激しいような、フツーなような生活が描写されています。
今回は、マニアックな用語が解説されたので、
わかりやすく聞けました。
「ラット」:ディストーション的なエフェクター
「ピザ屋の彼女」:Blankey Jet City の「ピンクの若い豚」に登場のキャラ
とかね。
で昼は、同僚たちとご飯。
授業開始の大きな楽しみのひとつです。
で……
リアーナの新曲、順位を上げてるようですね。
これです:
http://www.youtube.com/watch?v=U0CGsw6h60k&feature=related
バルバドス出身のリアーナは、いまや完全に大物になり、
かつて渋谷の小さな部屋でライブを聞いたのが嘘のよう。
でも、確かに今回も、繰り返して聞きたくなる歌ですね。
この曲の収められたアルバムは、日本ではたしか来週発売。
きっと売れるんでしょう!
2011年1月10日月曜日
W と G
ウィキリークスが話題になったのは、年末のことでした。
あの時は、ああこんな時代かあ、などという、
きわめて浅はかな感想しか持ちませんでしたが……
各出版社が発行しているPR誌は、
たいてい100円程度で、CPは抜群のものが多いようです。
わたしが欠かさず読むのは、朝日新聞社の「一冊の本」です。
で、いつも真っ先に読むのは、ご存知金井美恵子さんの「目白雑録」。
そしてこの1月号では、能町さんの書評も面白かったですが、
ちょっと驚いたのが、もうずいぶん長く続く連続対談、
「ラスプーチンかく語りき」です。
その中で、佐藤優さんは、
ウィキリークス(W)はアナーキスムだ、と言うのです。
以下、少し彼の見方を要約すると;
「大衆のための初の情報機関」であるWは、
「権力の横暴」と戦う目的で出発した。
そして今回、Wは大量の情報を公表したわけだが、
それらの情報は、特定の国の利益を意図してはいなかった。
ということは、目指されているのは、
特定の国家ではなく、国家という制度そのものの溶解なのだ。
これはまさに、アナーキスムそのものだ。
しかし今後は、当然、Wにはあらゆるニセ情報が寄せられるだろう。
国家が、Wを利用することもあるだろう。
(すでにパキスタンは、Wの名を借り、ニセ情報を発表した。)
結局Wは、国家を溶解させることはできないだろう。
ではグーグルはどうか。
Gを使えば、Wの情報を入手できるわけだし、
またGの目指すのは、世界中のあらゆる欲望を蓄積することであり、
とすればGもまた、アナーキスムだと言わざるを得ない。しかし、
国家を超えるためには、国家だけを超えればいいのか?
柄谷氏の言うように、国家と資本と民族が分かちがたく結びついているなら……
――というわけです。ちょっと目から鱗でした。
アサンジュ氏は裁判に進むようですが、
彼が「殉教者」となることで、Wの、システムとしての実態は、
より見えにくくなった面もあると言います。
こんな時代に、生きているんですねえ。
2011年1月8日土曜日
『テンペスト』
というわけで今22時。
ゼッコーチョー! とはまいりませんが、
なんとか一日、予定していた仕事はこなせました。
(ま、もともと予定がゆるい?)
読み終わってから書こうと思っていたので、まだ途中なのですが、
今、『テンペスト』という本を読んでいます。
そうです、あのシェークスピアの、です。
でも今手にしている本は、そこで終わることなく、
セゼールの書いた「もうひとつのテンペスト」も収録しているのです。
シェークスピアの作品を、まさに嵐のように読み替えた作品で、
なんというか、続けて2作読むと、やや目眩がします。
多分、熱のせいではないと思います!
この本には、他に4編の論文も収録されていて、
そこはまだ未読です、が、
この「テンペスト」×2 だけでも、なかなか楽しめます。
もとは仕事がらみで読み始めたんですが、読んでよかったです。
読むべき本は、果てないですねえ。
*amazon の紹介は以下 ↓
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%82%B9%E3%83%88-%E3%82%A8%E3%83%A1%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/4900997145/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1294492131&sr=8-1
2011年1月5日水曜日
Selon la NASA
日本の記事でもこれから取り上げられそうな気もしますが、
フランス語のメディア系サイトでは、すでに複数の記事が出ています。それは、
「ハリウッドの SF映画を NASA が採点!」
です。
http://fr.news.yahoo.com/63/20110104/tod-2012-le-film-le-plus-dtest-par-la-na-366b5ef.html
『ジュラシック・パーク』は、面白くないわけではなかったけれど、
リアルなものとして見てたわけではなかったような。
でも、どうやらNASAには好印象の模様。そうなんですねえ。
『ガタカ』というのは、イーサン・ホークやユマ・サーマンが出てるらしいのですが、
わたしは見てません。これも高評価。
(イーサン・ホークは嫌いじゃないけど。)
そして(勝手に)嬉しく思うのは、『ブレード・ランナー』も好評価なこと。
この映画、わたしたちが学生の頃は、
ちょっと別格の存在でした。予告編です;
http://www.youtube.com/watch?v=NBqAv3CvTfg&NR=1
SFはどちらかという得意ではないわたしでもそうでしたから、
SF好きの友人たちの入れ込みようは……
あの降り続く雨は、印象的でした。
そしてダメ出しをくらったのは、
『アルマゲドン』、『ヴォルケーノ』などですが、
なかでも、「バカげた映画」の「パルム」を与えられているのは、『2012』。
Mmm... わたしは今のところ、見る予定がありませんが……
それにしても、『ブレード・ランナー』が想定していた2019年て……
もうすぐじゃん!!
2011年1月4日火曜日
ルーツ
今日は街に出て、バーゲンで賑わうルミネに突撃! してみました。
で、あるお店で、なかなかステキなカーディガンを見かけました。
前は、モヘア風のちょっとフワフワしたアーガイル柄。
濃紺と、ベージュと、赤紫で、全体に暗い感じ。
でもおもしろいのは、濃紺一色の腕と背中が、なんというか、
バルキーセーターのような肉厚感で、
しかも素材は、フリースのように軽いウールなんです。
う~ん、素材と形と色のミスマッチが、ちょっと新鮮。
でもこれ、かなり大きい作りなので、着方のイメージが浮かべられません。
で、近寄ってきた店員さんに訊いてみると;
「たしかに、前身ごろはアーガイルですからね、
イギリス風に着る、ということは考えられますけど、
素材から言うと明らかにアウターで、
しかも素材の遣い方はアメリカ風ですから、
アメカジの流れに置くこともできるんです。
ただ、作ったのは日本ですから。
どれかにこだわって着る必要はないと思うんですよね。
ルーツは色々分解できるけど……
まあ結論としては、あんまりタイトじゃないパンツで、
中はダンガリーシャツなんかいいんじゃないでしょうか」
そのメーカー、もともとはアウトドア系の店なんだそうです。
サイズが切れてて、買うには至りませんでしたが、
(ダンガリーシャツも持ってないし!)
店員さんの説明は、とても面白かったです。
デザイナーたちは、色々引用しながら、作るんですね。
2011年1月3日月曜日
こんなベスト10
年末・年始は食べすぎる……
これはどうもフランスも同じらしく、アメリカで発表された、
効率よくカロリーを燃焼させる運動ベスト10 !
を引用した記事がありました。
で、その結果は;
1-Le ski de fond: de 1.125 à 545 calories à l'heure.
2-Le cyclisme: de 850 à 580 calories à l'heure.
3-La course à pied: 850 calories à l'heure.
4-Le saut à la corde: 815 à 680 calories à l'heure.
5-La boxe: 815 à 515 calories à l'heure.
6-Le rameur: 650 à 580 calories à l'heure.
7-Le squash: 820 calories à l'heure.
8-La natation: 680 à 545 calories à l'heure.
9-L'escalade: 750 à 540 calories à l'heure.
10-Le rugby: 715 à 681 calories à l'heure.
簡単な単語かと思いきや、一瞬「なに?」と思ってしまうものもあります。
たとえば1位は……「距離スキー」。
気軽に滑るというより、あのオリンピックなんかで見る過酷なヤツですね。
そりゃあカロリーも使うでしょう!
4位は……「縄跳び」。
たしかにこれも疲れます。
6位は「ボート」。
これも、桜の季節にお濠に浮かんでるようなものではないでしょう。
ところで10位の「ラグビー」は、大学生時代、体育の授業でやらされました。
わたしたちフランス文学科は、男子が少なかったので、
男子の多い学科とペアで授業を受けたのですが、その相手が、
なんと哲学科!
もうねえ、フランス文学科と哲学科の男子のやるラグビーって……
しかもグラウンドが外から丸見えだったので、
通行人から、指差して笑われた記憶があります!!
いくら10位と言われても、もう一生、ラグビーをする機会はないでしょうねえ。
(ちなみに、明治大学の男子用(小)の便器の正面には、
「一歩前へ!」
と書かれています。)
*記事全文はこちら;
http://www.slate.fr/lien/31975/calories-activites-physiques-obesite-surpoids
*画像は、ラグビー・フランス代表、Sebastien Chabal です。
2011年1月2日日曜日
『なんてキレイ!』
今日は、Amazon France で買ったDVD、
Comme t'y es belle !
を見てみました。予告編はこちらです;
http://www.youtube.com/watch?v=pVkN1n3ptcA
この作品に興味が湧いた理由は2つ。
まず、主演が Michèle Laroque だったこと。
そうです、あの『100歳の少年と12通の手紙』で、
元プロレスラーという触れ込みのローズを演じた女優さんです。
あの映画をご覧になった方ならきっと、
もっとこの女優さん見たい!
と思ったはずです。で、わたしもそうでした。
理由の2番目は、これが「ユダヤ映画」だということ。
上に挙げた画像が、物語の中心となる4人の女性たちで、
映画は、彼女らの「恋と仕事と子育て」なのですが、
実は彼女らは全員ユダヤ人(セファラド)。
もちろん家族や親せきもそうなんです。
これはね、ちょっと気になりますね。
で、見てみると、
4人の女性たちの「恋と仕事と子育て」の描き方は、
どこか「デスパレート」な印象がありました。
でも、ちょいちょい、
「まさか、そんな短いスカートでシナゴーグ(ユダヤ教会)に行ったの?」
なんていうセリフも飛び出し、
背景のユダヤ性が、ある決定的な要素として働いているようにも見えます。
現代ユダヤ人フランス人女性……
そしてサブネタ的に入ってくるのが、
お手伝いのモロッコ系の女性の滞在許可証問題。
この辺、深く追っているわけではないけれど、
それだけ日常的な問題なのでしょうね。
で、結論:Michèle Laroque、なかなかよかったです!
*「行くなって言ってくれれば、そうするよ。たった一言でいいんだ」
マリより始めよ
普段都心に行く時は、何も考えず電車利用なのですが、
今日元旦は、都心の道が空いている特異日なので、
めずらしくクルマで都心に突入しました。
予想通り、明治通りはガラガラ。
ジュンク堂池袋店の前も、新宿イセタン前の交差点も。
そしてクルマの中で聞いていたCD は、
新年最初に封を切ったこのアルバム、『マリ』;
http://www.amazon.fr/Rough-Guide-Music-Mali/dp/190606332X/ref=sr_1_10?s=music&ie=UTF8&qid=1293895409&sr=1-10
安いでしょ?
ここには、Amamdou & Mariam はもちろん、
Ali Farka Toure なども参加しています。
彼の曲は、たとえば;
http://www.youtube.com/watch?v=1PKdK_68r0A&feature=fvst
わたしはやっぱり、マリの音楽が好きです。
なぜか、(ほんとになぜか、)肌にしっくりくる感じ。
元旦とお盆だけの、快適な都心ドライブでした。
2011年1月1日土曜日
BONNE ANNEE 2011
BONNE ANNEE 2011
また新しい年が始まりましたね。
いつも読んでいただいて感謝……
今年も、どうぞよろしくお願いします。
そして今年も、どうぞ元気でお過ごしください!
こちらは、ゾラの『パリ』(白水社)で年を越しました。
わずか4.9 € で買ったパリの地図(街路検索付き)、
PARIS PRATIQUE par arrondissement (L'INDISPENSABLE)
と、以前もご紹介した道検索
http://www.rues-de-paris.com/
の2つで、、登場する通りを確認しながら、読み始めたところです。
ああ、こんなことばっかりして暮らせたら!
(イヤ、どうせそのうち、街にも出たくなるんですけどね!)
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