2017年8月18日金曜日

Ciao Italia !

今日は、
ポルト・ドレの移民歴史博物館で、

Ciao  Italia !

http://www.histoire-immigration.fr/agenda/2017-01/ciao-italia

という展示を見てきました。

この博物館に行くのは2回目ですが、
まず常設展から見てみると、
半分くらいは入れ替わっていて、
新鮮でした。



 ↑ は、
Bobigny Centre Ville
という、1961年の作品。
今だったら、またこれとは違う雰囲気でしょう。


この作品は、
とても単純化されていますが、
移民のルートを描いたものです。
チュニジアから、
一旦南下しているのが分かります。
おもしろいです。

で、Ciao Italia !

ですが、これは、イタリア系移民の歴史と貢献、
に焦点を合わせています。
そう言えば、
モディリアニも、
イヴ・モンタンも、
リノ・ヴァンチュラ(パレルモ出身)も、
イタリア系ですね。
『チャオ・パンタン』主演の、コリューシュもそう。



奥の絵は、
19世紀の終わり頃、
パレルモに集まる移民希望者を描いています。

映画について言えば、
予想通り『トニ』から始まり、
『甘い生活』などを経由し、
現代作品に至っていましたが、
これは、網羅的なものを目指しているわけではないので、
昨日モンマルトル博物館で見たBoulevard(『並木道』)なども、
抜けています。

会場には、イタリア語を話しているカップルなどもいて、
彼らの気持ちも想像してしまうのでした。
移民歴史博物館らしい、
意欲的な展覧会だと思いました。

シャルトル通り