ポルト・ドレの移民歴史博物館で、
Ciao Italia !
http://www.histoire-immigration.fr/agenda/2017-01/ciao-italia
という展示を見てきました。
この博物館に行くのは2回目ですが、
まず常設展から見てみると、
半分くらいは入れ替わっていて、
新鮮でした。
↑ は、
Bobigny Centre Ville
という、1961年の作品。
今だったら、またこれとは違う雰囲気でしょう。
この作品は、
とても単純化されていますが、
移民のルートを描いたものです。
チュニジアから、
一旦南下しているのが分かります。
おもしろいです。
で、Ciao Italia !
ですが、これは、イタリア系移民の歴史と貢献、
に焦点を合わせています。
そう言えば、
モディリアニも、
イヴ・モンタンも、
リノ・ヴァンチュラ(パレルモ出身)も、
イタリア系ですね。
『チャオ・パンタン』主演の、コリューシュもそう。
奥の絵は、
19世紀の終わり頃、
パレルモに集まる移民希望者を描いています。
映画について言えば、
予想通り『トニ』から始まり、
『甘い生活』などを経由し、
現代作品に至っていましたが、
これは、網羅的なものを目指しているわけではないので、
昨日モンマルトル博物館で見たBoulevard(『並木道』)なども、
抜けています。
会場には、イタリア語を話しているカップルなどもいて、
彼らの気持ちも想像してしまうのでした。
移民歴史博物館らしい、
意欲的な展覧会だと思いました。
シャルトル通り