楽しみにしていた、
ポンピドゥー・センターのホックニー展、
行ってきました。
これが、期待以上によかったです。
ホックニーは、今年80歳。
おそらく多作な方なんじゃないかと思うのですが、
今回の展覧会では、かなりたくさんの作品が並んでいました。
いろいろ面白かったのですが、たとえば有名なプール・シリーズからだと、
で、たくさんのポラロイドを貼り合わせたシリーズでは、
すごいです。
しかも、一見うまく辻褄が合っているようで、
よくみるとずれずれ。
で、このずれが、なんとも異様な感覚を呼び起こします。
そして、この方向を動画にしたのが、「四季」なんですが、
ここでは冬を。
9個の画面に、同時に動画が流されて、
やはりずれながら、調和しながら、進ん行きます。
「四季」なので、これが同じ場所で、季節ごとに4パターン撮影されていて、
展示では、それが内向きに4つ並んでいました。
この体験型作品も、やっぱりすごい。
ホックニー、なかなかやります!
そしてウォーカー・エヴァンス。
最初、絵画的な写真から出発した彼は、
あのアジェなどの影響を受けて、
ストレート写真に目覚めたとありました。
これは、有名な農民の写真ではなく、
「壁のポスター」シリーズです。
ポスターを撮る人は多いと思いますが、
プロもやってました。
入場料は、14ユーロと高いのですが、
その分、内容の充実度は目を見張るものがありました。
ホックニー、好きになりました。