2017年8月14日月曜日

ホックニー&ウォーカー・エヴァンス

楽しみにしていた、
ポンピドゥー・センターのホックニー展、
行ってきました。
これが、期待以上によかったです。

ホックニーは、今年80歳。
おそらく多作な方なんじゃないかと思うのですが、
今回の展覧会では、かなりたくさんの作品が並んでいました。
いろいろ面白かったのですが、たとえば有名なプール・シリーズからだと、



で、たくさんのポラロイドを貼り合わせたシリーズでは、



すごいです。
しかも、一見うまく辻褄が合っているようで、
よくみるとずれずれ。
で、このずれが、なんとも異様な感覚を呼び起こします。
そして、この方向を動画にしたのが、「四季」なんですが、
ここでは冬を。


9個の画面に、同時に動画が流されて、
やはりずれながら、調和しながら、進ん行きます。
「四季」なので、これが同じ場所で、季節ごとに4パターン撮影されていて、
展示では、それが内向きに4つ並んでいました。
この体験型作品も、やっぱりすごい。
ホックニー、なかなかやります!

そしてウォーカー・エヴァンス。
最初、絵画的な写真から出発した彼は、
あのアジェなどの影響を受けて、
ストレート写真に目覚めたとありました。
これは、有名な農民の写真ではなく、
「壁のポスター」シリーズです。


ポスターを撮る人は多いと思いますが、
プロもやってました。

入場料は、14ユーロと高いのですが、
その分、内容の充実度は目を見張るものがありました。
ホックニー、好きになりました。