2023年9月10日日曜日

『キングスマン:ゴールデン・サークル』

Disney+ に、
『キングスマン』3作全部あったので、
とりあえず第2作も見てみました。

『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)

雰囲気は前作を踏襲し、
物語は少しだけ複雑になっています。
(分かりにくいということは、まったくないですが。)


イギリス的、
というとかなりいい加減な言い方になりますが、
いわば「モンティ・パイソン」的な、
ややゆがんだユーモアが、
細かい場面だけでなく、
大枠としての物語そのものにも感じられます。
(第1作にもありましたが、
今作の方がはっきり感じられました。)
それはつまり、
「悪」の側が抱いている選民思想に、
一定の理を持たせているからでしょう。

この第2作は140分もあるので、
単純にちょっと長いです。
エンタメとしては十分合格点だと思いますが、
第1作と比べてちょっと弱いと感じるのは、
「悪」のボス役の違いから来ているのかも。
今作のジュリアン・ムーアもいい女優なのでしょうけど、
サミュエル・L・ジャクソンと比べるとアクが弱いのは、
まあ、致し方ないでしょうね。