帰ってきてからも見つづけ、
結局シリーズ4まで全部見ました。
「ジャック・ライアン」は伝説の人物で、
いくつもの映画に登場していますが、
このドラマのジャックは、
立場上はCIA の分析官でありながら、
ほとんどいつも現場にいる、
行動力満点の人物です。
そしてその行動の基準は、
CIA の利益ではなく、
より大局的な人命の尊重です。
4つのシリーズの中では、
わたしは、1が一番おもしろかったです。
舞台の多くがパリだったことも、
アリ・スリマンが出演していたことも、
わたしにとっては得点が高かったです。
(アリ・スリマンは、
では主役(アミン)を演じていました。
また、
などにも出てました。)
全体にスピード感もあっておもしろいんですが、
やや話が複雑で、
あまりにぼ~っと見てると分からなくなります。
(わたしはなりました!)
シリーズ2以降は、
ベネズエラ、
ロシア、
ナイジェリア、など、
「ホット」な地域が取り上げられています。
もちろん全体としてみれば、
「アメリカ賛美」的な部分はあるわけですが、
同時にアメリカに対する批判もかなりあって、
一応バランスは取れています。
また、イスラムについて言えば、
シーズン1での描かれ方は、
ステレオタイプだし、あまりいいとは言えませんが、
ただ、ジャックの直属の上司が、
アフリカ系のムスリムで、
この人物がなかなか魅力的に描かれているので、
これもまあ一応、バランスを取ろうとしているのは分かりました。
(これは不十分ですが。)
上司と言えばもう一人、
マイケル・ケリー演じる男性もいます。
マイケル・ケリーは、『ハウス・オブ・カーズ』で、
大統領を目指すケヴィン・スペイシーの右腕役でした。
好きな俳優です。