2023年9月10日日曜日

北方小館



パリで、
一番馴染みの店といえば、
わたしにとってはこの北方小館です。
左は、海老の翡翠餃子。
中央は、セロリ水餃子。
右が空心菜の炒め物。
もちろん青島ビールと。


実は、この食事をしたのは、
パリに着いた初日の夜です。
アパルトマンに入った時点ですでに午後8時半だったし、
時差もあって、
自分のお腹が空いているのかどうかもはっきりしなかったので、
ここはとりあえず一番馴染みの店へ、
となったのでした。
この店で座ったとき、
ああ、パリに来たなあ、
とホッとしました。

ただ、頼んだのはいいけれど、やっぱりそんなに食べられません。
2皿を食べ、持ち帰れる翡翠餃子はパックに詰めてもらいました。
で、
ぶらぶら歩いて帰ったのですが、
(北方小館は、アール・ゼ・メティエ駅の近く。
アパルトマンは、そこから2駅、サンティエ駅の近くでした。)
その途中、
「お腹が空いています」
と段ボールに書いた中年男性が、
ビルの足下に座っていました。
中国風ラビオリ、食べます?
もちろん、もちろん。
で、翡翠餃子は、
彼の夜食となりました。
無駄にならなくてよかったです。