一番馴染みの店といえば、
わたしにとってはこの北方小館です。
左は、海老の翡翠餃子。
中央は、セロリ水餃子。
右が空心菜の炒め物。
もちろん青島ビールと。
実は、この食事をしたのは、
パリに着いた初日の夜です。
アパルトマンに入った時点ですでに午後8時半だったし、
時差もあって、
自分のお腹が空いているのかどうかもはっきりしなかったので、
ここはとりあえず一番馴染みの店へ、
となったのでした。
この店で座ったとき、
ああ、パリに来たなあ、
とホッとしました。
ただ、頼んだのはいいけれど、やっぱりそんなに食べられません。
2皿を食べ、持ち帰れる翡翠餃子はパックに詰めてもらいました。
で、
ぶらぶら歩いて帰ったのですが、
(北方小館は、アール・ゼ・メティエ駅の近く。
アパルトマンは、そこから2駅、サンティエ駅の近くでした。)
その途中、
「お腹が空いています」
と段ボールに書いた中年男性が、
ビルの足下に座っていました。
中国風ラビオリ、食べます?
もちろん、もちろん。
で、翡翠餃子は、
彼の夜食となりました。
無駄にならなくてよかったです。