2011年1月31日月曜日

WITH THE PEOPLE OF EGYPT


Egyptian protesters need our support !

https://secure.avaaz.org/en/democracy_for_egypt/?twi

                       ◆

Newsweek のエルバラダイ氏のインタビューをはじめ、
エジプト「革命」関連の興味深いニュースが届けられています。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/01/post-1939.php

同じNewsweek にアップされていた中には、
「この革命の後にやってくるのは、イスラム国家なのであり、
その点、たとえば『公空間』から宗教を締めだしたフランス革命とはちがう」
という内容の記事もあり、それはたしかにそうだなあ、と思ったりしました。
(イラン革命もそうだったわけですね。)

http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2011/01/post-250.php

ただ、実はこの記事でもそうなんですが、1つ気になる点が。
それは、「イスラム原理主義」=「過激派」 or 「守旧派」
というイメージで話を進めているように見える点です。
ただこれは、言葉の問題に過ぎないともいえるのでしょうが。(そう願います。)

さすがに今は、イスラム=過激派、と考えている人はいないでしょう。
そして「原理主義」についても、これはいわば「コーランに忠実に」ということなので、
それ自体はなにも過激ではありません。
ただ、「原理主義」者のごく1部に、「過激派」がいるだけのことです。

上記の記事には、イスラムについて、他宗教に非寛容、という一節がありましたが、
それは「過激派」の言葉でしょう。

ここから先は推測にすぎませんが、
多くの若いムスリムたちは、本来のイスラムの教えを守ることと、
近代化された社会に生きることは、矛盾しないと考えていると思います。
イスラムの教えは、曲解され、利用された面があるわけです。
(上の世代に、ということです。)
多くの若いムスリムは、他宗教と共に、寛容さの中で、
民主主義的に暮らしたい、と願っているのではないでしょうか。

コーランさえ読んだことのないわたしが言うのは、
とっても気が引けるのですが、
「原理主義」に対する誤解だけは、とく必要があると思った次第です。

2011年1月30日日曜日

石川直樹さんの


このブログ、すごいです。

http://www.littlemore.co.jp/foreverest/

そもそもは管さんのブログで知ったんですが、
こんなブログがあり得るとは。

石川さんは、書けて撮れて登れる、素晴らしい3拍子が揃ってるんですね。

2011年1月29日土曜日

Ba Cissoko


去年、ドベ・ニャオレの魅惑の演奏を聴くことができた、
日仏学院での「フランコフォニー祭」。
今年は、「アフリカのジミ・ヘン」こと、バ・シソコが来日するそうです;

http://www.youtube.com/watch?v=-eI8h4elOQU&feature=related

彼らは、日本版が2 枚も出ているので、ちゃ~んとファンがいるのでしょう。

詳細は、以下の下から2つ目です;

http://www.institut.jp/ja/evenements?page=1

でご覧の通り、他にも惹かれるものがいくつもありますね。
しかも今年は、去年と違って、なんと入場無料!
ということは…… バ・シソコがタダで聞けて、
ソティギ・クヤテの映画がタダで見られるってこと。
おお、素晴らしい!

2011年1月28日金曜日

LE CHANT DES MARIEÉS


昨日は『リトル・エルサレム』を見たわけですが、
今日はその勢いに乗って(?)、同じ監督の次作を見てみました。
それが、
LE CHANT DES MARIEÉS (『花嫁たちの歌』)
です。

『リトル・エルサレム』の主人公一家はチュニジア出身でしたが、
今回は舞台はまさにチュニジア。そして時は1942年。
主人公は16歳になる2人の少女。ミリアムはユダヤ人、ヌールはムスリムです。
同じ建物の2階と1階に住んでいる2人は、親友です。
まずはトレーラーを;

http://www.youtube.com/watch?v=HaVLm2b1OoU&feature=related

1871年、フランスはアルジェリアを支配下に入れ、
1881年、今度はチュニジアに侵攻し、
1883年、チュニジアの抵抗を武力で抑え込んだフランスは、
       チュニジアを保護国とします。

そしてこの映画の時間的舞台である1942年時点で、
チュニジアはナチス・ドイツの占領下にありました。
アラブ系住民の中には、
「ドイツ軍がフランスを追っ払ってくれたら!」
なんて声もあがります。
そしてもうこの時にはもう、アメリカ軍による爆撃も始まっています。

ヌールには好き合った婚約者がいます。
でもムスリムの彼は失業中で、職を得るまで結婚できません。
どうしても仕事が見つからない彼が、最後に選んでしまう仕事、
それは、通訳という名の密告者……

またミリアムと2人で暮らす母親は、ユダヤ人であるがゆえに失業し、
なんとかミリアムを金持ちに嫁がせようとします。(生きるためです。)
選ばれたのは、裕福な医者ですが、彼もやはりユダヤ人。
やがてナチの手が、彼を列車に乗せてしまいます。

そして2人の少女のことを言うなら……
ミリアムは学校へ行き、外出もしていたのですが、
ヌールは学校へも行けず、ヴェールを被り、外出もままなりません。
これはユダヤ人とムスリムという関係の中で生まれることではないのですが、
16歳のヌールにはそれはわかりません。
どうしてあなたばっかり、と時にミリアムを責めたりもします。


でもねえ、2人はやっぱり親友で、心の奥ではお互いのことを心配しています。
特に印象的なのは、ヌールが、ミリアムに習ったことで字が読めるようになり、
たどたどしくコーランを読む場面です。
ヌールは、コーランの中の以下の一節を父親に教えられます、
「神を信じるなら、ユダヤ教徒もまた救われるだろう」
ヌールはこれを、ミリアムに聞かせてあげたい、と思うのです……

ところで、ミリアムの母親役を演じるのは、
監督でもあるKarin Albou 自身です。
アルジェリア人の父を持ち、チュニジアに住んだこともあるという彼女は、
今はテル・アヴィヴとパリを行き来するユダヤ人です。
(ユダヤ教徒ではない、とのことです。)

チュニジアは、今も混乱が続いているようです。
フランスをはじめ「沈黙」していたEUは、態度を豹変させています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110128-00000008-mai-int

それでもまあ、豹変しないよりはマシなんでしょうねえ。

2011年1月27日木曜日

LA PETITE JERUSALEM


パリの北15キロほどのところに、Sarcelles(サルセル) という街があります。
15キロっていえば、たとえば新宿から三鷹くらい、
つまり特快に乗れば20分くらいですね。
ここは、戦後早い時期に集合住宅が建てられた地区としても知られているようです。


ただなんといっても惹かれるのは、
住民の 1/3 がユダヤ人で、
イスラム教徒もまた 1/3 いるという、この地区独特の状況です。

で、このサルセルのユダヤ人地区を舞台とした映画が、
LA PETITE JERUSALEM (『リトル・エルサレム』)です。
以前フランス映画祭にも登場したようなのですが、
とりあえずトレーラーを;

http://www.youtube.com/watch?v=0GOUpynXnTE&feature=related

主人公ローラは、チュニジア系の厳格なユダヤ人家庭に育ち、
大学で学ぶ哲学と宗教に浸りきり、恋にはとても臆病です。
にもかかわらず、18歳になったローラは、ついに、
バイト先で知り合った男性と恋に落ちます。
彼はアルジェリア人の元ジャーナリストで、スーフィーでもあります。
彼は、ローラを家に招きますが……


18歳のユダヤ人女性と、スーフィーの恋。
場所はパリの北15キロ……
とっても興味深いですねえ。
ただ残念だったのは、けっこうヘブライ語の場面が多くて、
(特に主人公の兄が祈る場面)
わたしが見たDVD にはまったく字幕がなかったので、ちょっと欲求不満でした。

と思ったら!!
なんの偶然か、2月4日(と22日)にフィルム・センターで、
この『リトル・エルサレム』が上映されます。
今問い合わせたら、日本語字幕付き。
よし、これだな!

http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2011-1-2/kaisetsu_44.html

ふらんす・2月号


みんな知ってる白水社の「ふらんす」ですが、
今発売中の2月号は、特におもしろかったです。
まず巻頭の「フランスと私」は、在コンゴ民主共和国大使館勤務の女性の文章です。
まだ見ぬキンシャサでの暮らしが、生き生きと報告されています。
キンシャサの名前は、Abd Al Malik の歌にもよく登場します。それから、
・ウィキリークスが暴露したフランス、
・変わらぬ都市郊外の現実、
・年始はコメディとともに?
 と続くんですが、どれもおもしろい。
そして「ハイチ特集」がバーンとあり、
書評には、わたしの年上の友人が訳した、
『また君に恋をした』
が取り上げられています。

編集のアミさん、がんばってます!

*アミさんと会いたい方は…… こちらへ!
http://eueublog.wordpress.com/2010/06/21/eighty-five/

2011年1月25日火曜日

L'AUBE DU MONDE 

今日は、好きな女優さんの一人であるヒアム・アッバス出演の、
L'AUBE DU MONDE (『世界の夜明け』)
という映画を見てみました。
結論:引き込まれました!
まずはトレーラーから;

http://www.youtube.com/watch?v=ok3G2uccTM0

この作品は、2008年に制作されたイラク映画で、
監督・脚本は、フランス系イラク人、アッバス・ファデルです。
彼にとっては、この『世界の夜明け』が、長編フィクション第1作です。

舞台は、1990年、イラク。
とくれば、これはもう湾岸戦争の時期で、
まさにこの戦争が、物語の背景にあります。

主人公は、まず若い二人の男女。
いとこ同士でもある2人が出あうのは、
チグリス川とユーフラテス川に挟まれたデルタ地帯です。


二人は、周囲の期待通り、やがて結婚。
でもそこに召集令状が届き、若い夫は戦場へ。
そして彼は、もう戻らないのです。
(ヒアム・アッバスは、この若者の母親役です。)

でも彼は、砂漠で死ぬ間際、親友のリアドに約束させます、
妻のザラの面倒をみてくれ、彼女と結婚してくれ……

バグダット子でありながら、天涯孤独の身であるリアドは、
あのデルタ地帯の村へ向かいます。
リアドはじっとザラを見つめ……

物語はシンプルで力強く、
映像は端正で、静かで、悠々としています。
役者たちもとてもいいし。


         「あなたは別の世界の人。いつかきっとそこが恋しくなる」

ところで今回は、フランス語字幕で見たのですが、
途中、Maadan という聞いたことのない単語が出てきました。
このDico にも Petit Royal にも出てない語は、
「イラク南部の沼地に住んでいるアラブ人」、
つまりこの映画の若い夫婦やその家族たちを含む人たちのことなんですね。

で途中、「バクダッド人はMaadans を馬鹿にしてる」なんていうセリフがあり、
またその沼地での厳しい生活ぶりからしても、
たしかに、バクダッドは「遠い」のだろうと感じられました。

そしてサブ・ストーリーには、戦争を忌避したMaadanが登場。
イラク兵に捉えられた彼は、「裏切り者!」と呼ばれると、
「裏切り者はおまえたちだ。アメリカ軍が来たらあっという間に逃げ出して、
またここに来ていばりくさって」と言い返す場面がありました。

もちろん、いわゆる「国際的」な立場から見れば、
この戦争に置いてイラクに正義はなく、
逃げ出そうが戦おうがそんなことは問題じゃない、
と言うこともできるでしょう。
ただ、貧しく、情報もない閉ざされた沼地で、
フセインの兵たちの銃口に脅かされ、
戦地に赴いたMaadans も多いわけなんですね……

しっとりした、とてもいい作品でした。

2011年1月23日日曜日

「ちんけさんと大きな女たち」


今日は、青山円形劇場で、
舞台「ちんけさんと大きな女たち」の千秋楽を見てきました。

http://www.youtube.com/watch?v=-gm2SBi4mKs&feature=youtube_gdata_player

これがねえ、おもしろいんです!

主役は「ちんけさん」こと近藤芳正さん(作・演出も)で、
この、いい人なんだけど「わかってない40男」が、
どんな風にわかってなくて、どれほど周りが見えてなくて、
要はどれだけ「ちんけ」かっていうことを、
さまざまなエピソードと内面描写で表現してゆきます。

わたしとしても、まあ最初の頃は、
「こんなにわかってないんじゃ、困ったヤツだねえ……」
と思って(上から)見ていたのですが、話が進み、
ふと胸に手を当てて考えてみると…… ドキッ! 思いあたる節が!
ああ、この「ちんけさん」、やっぱりワタシだったんですね……
(反省反省!)

「芝居」については、ほとんど何も知らないんですが、
素人として印象に残った点を書くと……

まず、物語の視点は「神的」なのですが、
それがうまく相対化に役だっている、ということです。もちろん、男と女の。
説教臭さがまったくないのは、このためなのでしょう。

もう1つは、「ちんけさん」の「頭の中」の描写についてです。
実はこのお芝居、「ちんけさん」以外は全員女性で、
中には、彼の「頭の中」にしか登場しない女性もいます。
つまり、彼の内面の葛藤、あるいは内省の表現を、
存在感のある女優さんたちによって、まさに身体的に行っているのです。
これがもし小説だったら、もっと抽象的に、
あるいはなにかに仮託する形で書かれていたでしょう。
(あるいはハードボイルド的に、人物の行為を通して。)
思念の身体化は、だから、
まさにこの舞台という表現にふさわしい方法だ、と感じられたのです。
(ってこんなこと、もしかして常識?)

さらに言うなら、近藤さんは、「夢見る青年」ではない、ということです。
この舞台には、こう言ってよければ、
シェークスピア劇にあるような大団円は訪れません。
それを作るのは、おそらく難しくはなかったはずですが、
そうしなかったのが、近藤さんの今の心境なのでしょう。
ああ、そうお思いになるんですね、と、
最後は勝手に、作者と語りあっている気分でした。

……う~ん、書いてから言うのもなんですが、やっぱり素人くさい感想です!

そして終演後、
この芝居の「可憐さ」の源となっていた黒谷友香さんと、少しお話しできました。
彼女の美しさのオーラは、今さら言うまでもありませんが、
その仕事に対する真摯さ、誠実さに、わたしは打たれました。
ちゃ~んと仕事をなさって来た人の持つ、活気ある落ち着きが、
はっきり伝わってきました。

さて、この「ちんけさんと大きな女たち」、
東京公演は今日で終わりですが、あと1日だけ、
大阪公演が残っているそうです。29日です;

http://www.kondoyoshimasa.com/banda-la-koncha/program/chinkesan/perform_osaka.html

はっきり言いましょう、おもしろいです!

2011年1月22日土曜日

Akhenaton

土曜日ですね。東京は、またもや晴れ。
カラカラが続いています。

昔々、『ロミオとジュリエット』という映画がありました。
わたしは中1の頃、友だちと名画座で見たのですが、
オリヴィア・ハッセーの輝くような初々しさは、子供にも感じられました。

あの映画は、センチメンタルなテーマ曲も評判が良くて、
たしかに寂しげできれいなメロディー……
だなあと久々に思ったのは去年のこと。
理由はこの曲です;

http://www.youtube.com/watch?v=WbIjkHQxUZ4&feature=related

1つの声の中のに聞こえる、いくつもの声……

Akhenaton の発音はは、アケナトン、でいいのかな。
(アケーナトン、と表記している場合もあるようです。)
14世紀のエジプトの王、アクナトン王のことです。


彼(ってミュージシャンのほうね)が生まれたのは、
まさに『ロミオとジュリエット 』が公開された1968年。
イタリア系でマルセイユ生まれ。
また彼はIAM というラップ・グループのメンバーでもあり、
そもそもはこのグループでの活動から、注目されるようになったようです。

彼はムスリムで、その名前は Abd el-Hakim。
(もちろん「アブダル・マリック」もイスラム名ですね。)

そしてさきほどの曲は、実はPart Ⅱもあります。
こちらはサビのメロディーが出てきます。
(これ、1番上のコメントを広げると、歌詞が示されていて、便利です。)

http://www.youtube.com/watch?v=CGlkQZXQ4Yc

もちろん、これらのカヴァー以外にも、たくさんたくさん曲はあります。
再編集した、いわばベスト盤が、やっぱりお買い得かな;

http://www.amazon.co.jp/Face-B-Akhenaton/dp/B0037Z3D2W/ref=sr_1_9?s=music&ie=UTF8&qid=1295528785&sr=1-9

高い? いえいえ、3 枚組です!
同じものですが、ここでちょっと試聴できます;

http://www.amazon.fr/Face-B-Akhenaton/dp/B0037Z3D2W/ref=sr_1_5?s=music&ie=UTF8&qid=1295528649&sr=1-5

Akhenaton、いかがですか?

2011年1月21日金曜日

fruits


曜日の関係で、わたしが担当する授業の試験は昨日で終わり、
今日は一日採点です。
で、ちょっと散歩にスーパーに行き、
見るとたたき売りのワゴンにイチゴの影が。

年末年始は、1パック500 円はしていいたイチゴも、
このところは300円台後半で見ることが多くなってきました。
ただそれでは、ジャムを作るにはまだまだ高いですね。
で……

見るとワゴンのイチゴには、200円のシールが。
しかもそれほど傷んでません。
おれはいいかも、と思ってよく見ると、おや、
さらに「20%引き」のシールが! ということは……

で今、700円でおつりが来た4パックを、
じわじわじわじわ煮込んでいるところです。
なんて幸せな匂い!
でも、とにかく焦がすのだけはど~してもイヤなので、
ほとんどホーロー鍋につきっきりになってしまい、
採点がストップしてしまいました。
ま、明日があるか!

ちなみに、グレープフルーツ年間摂取量なら、
かなり自信のあるわたしなのですが、
(そうですねえ、まあ最低250個は食べてます!)
だんだんGF がおいしくなってきたと、みなさまにお知らせします!
ただ、本当の旬の時に比べれば、まだ75%くらいですが、
1 か月前に比べたら、たしかにおいしくなってます。

かつてのアイドルみたいなことを言うようで気が引けますが、
果物って、おいしいですよね。
なんの調理もしてないのに、あんな味なんて。
なにか、「生命」みたいな次元で、
わたしたちは果物に反応するんでしょうか?
焼肉の炎の向こうに、原始時代が透けて見えるように。

2011年1月18日火曜日

最終ゼミ


今日はゼミ最終日で、『東京詩』では、シドが初登場しました。

このシドというバンド、発表者のKさんは「チョー有名!」だって言うんですが、
そうなんですか? 
わたしは知りませんでした。(って J ポップたいてい知らないし!)
そして曲は、Dear Tokyo ;

http://www.youtube.com/watch?v=iXUIM1SXsZk

なるほど人気が出るのは分かります。

そしてKさんは、もう1曲用意していました。
こちらは 1st アルバムから。「お別れの唄」;

http://www.youtube.com/watch?v=1LEiqkgGAjI

こちらはまあ、「ハンカチーフ」だの「汽車」だのの装置も古ければ、
「未練」だの「儚い(はかない)」だの「恋心」だの語彙も古くて、
これだけ古臭いとさすがに故意なんだろうとは思うけれど、
それでもやっぱりこういう言葉が趣味なんだろうな、という印象はあります。
そして大事な設定ですが、これがね、ちょっと新しい系なんです。

かつての「東京ソング」は、男が、女を故郷に置いて、東京に出てゆく、
というものが典型的でした。が、このシドの曲は反対で、
女が男を置いて東京に向かうものなんです。

小さなチガイ、ではないと思います。
20年前なら、こんな歌はなかったでしょう。
そして考えてみると、Kさんの第1回発表の曲も、
東京から一時帰京する女を、男が空港に迎えに行く、という歌でした。

イスラム圏でも、奔放な女性がイロイロ活躍するドラマが評判だそうです。
というか、女性たちは拍手、男性は眉をひそめる、ということのようですが。
でもここでも、時代はゆっくり動いているのでしょう。

Kさんは、九州出身の、はっきりものが言える学生です。(九州女子!?)
ゼミでは、彼女のような学生がいてくれると、
「女子の意見」をストレートに聞く機会にもなって、
男子学生には、エクストラな効用もあると思います。
そういう意味で、今回はよかったんじゃないでしょうか。

K さんもH 君もE 君もK 君も、おつかれ!

2011年1月17日月曜日

ハイチ地震から1年


ハイチ地震から1年たち、さまざまなニュースが届いています。
これもその中の1つ。
セーブ・ザ・チルドレンの、この1年の活動報告が、3分弱にまとめられています;

http://www.savechildren.or.jp/sc_activity/haiti/?MM1101

子供たちって、可愛いですねえ。

特集・中国


というわけでチマチマ仕事をし、
夜8時過ぎには、無事今日の予定が終了しました。

で、せっかくなので「文藝春秋」とハーゲンダッツを風呂に持ち込み、
「特集・中国」を順に読んでいきます。

わたしの場合、ラッキーなことに、同僚に2人も中国の専門家がいます。
中国語での連載を持っているまさに現役バリバリの中国通と、
東洋思想を専門にする若手のホープです。
これは恵まれてます!

そういうわけなので、今回の特集を読んでいても、
ああ、あの話につながるのね、ということがままあり、
それぞれの文章を深く味わえるように思いました。
ただ、そうしたことを措くとしても、今回の特集は興味深いです。

わたしの両親は、中国(というか満州の大連)生まれで、
父親が「本土」の土を踏むのは開戦前夜。
そして両親が引き上げてくるのは戦後3年目でした。
その両親から、中国の思い出はたくさん聞いています。
しかも一昨年は、わたしも初めて大連に行ったし。

それに日本のことを考える時、あるいは民主主義のことを、
あるいは植民地主義のことを考える時、
ピエ・ノワールのことを考える時も、
中国の事情は、ちがう文脈を持ち込むのにとても参考になる気がします。

色々面白かったんですが、1つだけ紹介するなら……
やっぱり、こちらが思っていた以上に海賊版は蔓延り、
でもそのおかげで、中国の若い世代は日本のアニメや漫画に、
か~な~り親しんでいる、ということです。
これは、若手の清水先生もはっきり指摘していたことなんですが、
本当にそうなのね~、という感じでした。
そしてそうした愛好の感情と、日本軍への憎しみは、
まったく矛盾しないと……

そうそう、溶けかかったハーゲンダッツって、うまいですね~~

2011年1月16日日曜日

チマ(×2)


先日ご紹介したCourrier Japon の記事、
いくつかはここで読めるようです;

http://xbrand.yahoo.co.jp/magazine/courrierjapon/

昨日は出かけて楽しかったけれど、今日はその分チマチマ仕事です。
(まあそれもよし。)

周りに、風邪ひきさん急増中。
気を付けましょうね!

『十二夜』


同僚である管さんの、つい先日のブログに、
今シアターコクーンで上演中の『十二夜』の体験記が載っていました。

http://monpaysnatal.blogspot.com/2011/01/blog-post_09.html

う~ん、これは見ないと。
というわけで、ヤフオクでチケットを買い、今日行ってきました。

『十二夜』は、実は『ハムレット』と同時期に書かれていて、
この作品以降、シェークスピアの主戦場は悲劇に移るという、
いわば「蝶番」ともいえる作品のようです。
で、『十二夜』自体は、一応喜劇ということになっているわけですが、
そこはシェークスピア、なかなか苦く、暗いシニスムも顔を出しています。

今回の上演は、管さんのブログの通りで、
特に松たか子さんは、声がキレイ。歌っている時はなおさら。
そしてわたしは、リュートの音もすごく好きなので、音楽はほんとに楽しめました。
また、遠景に海を置いた砂浜風のセットも、美しいものでした。



わたしはシェークスピアのことはよく分からないのですが、
この『十二夜』は、中でも「分からな度」が高めの作品です。
(今日の演出では、
「顔も、ひとつ。声も、ひとつ。服も、ひとつ。なのに、体は、ふたつ」
のあたりの事情に力点が置かれていました。)
その理由のひとつは、あまりにもお伽噺風に見えるストーリーが、
実は全体として「妄想」の産物であり、
ある意味主役ともいえるフェステという道化は、
それらの「妄想」に傷を付けて回っているようにも見えるということです。
(このあたり、光文社文庫の「解題」がすっきりしてて分かりやすいです。)
そして今日の演出では、フェステは、今シアターコクーンで演じること自体をも、
傷つけていました。
彼は、「オーシーノを知っているだろう?」と言われた時、
「ああ、あのカットされた場面で出会った人ね」
と言い放つのです。そうです、本当に今日は、
その二人の出会いのシーンはカットされていました。

この年末年始は、『ハムレット』、『テンペスト』「十二夜』と、
なぜかシェークスピアに縁があります。
でも、たしかに面白いんですよねえ。

2011年1月14日金曜日

棚の前で


今日は試験が2つ、会議も2つ。
でその合間に、ちょっと図書館に行くと、文庫の棚の前で、
去年度の後期に『フランス映画ゼミ』に出席していたYさんと遭遇。
彼女は当時フランス語の授業にも出ていて、毎週2回顔を合わせていたので、
よく知っている学生の一人です。
(なぜかそのクラスには、フランス語と両方出ている学生がわりといました。)

で、話してみると、本を読むのが好きで、通学はいつも読んでいるとのこと。
今日も、最近の日本の小説を借りようとしていました。

その時ふと、ほんとにわたしたちの真正面の棚に、
マイクル・コナリーのボッシュ・シリーズが並んでいるのが目に飛び込んできました。

「このシリーズ、読んだことある?」
「海外物は……」

というわけで、ボッシュ・シリーズの展開を、1番いいところは触れないように説明。
しかもちょっと見まわすと、
アティカス・シリーズやマット・スカダー・シリーズもあるじゃあ~りませんか!

そして結局、ボッシュ・シリーズを読んでみると彼女が言うので、
図書館の棚に並んだ中から『暗く聖なる夜』を勧めると、
Yさんはちょっと不満そう。

「シリーズなら、最初から読みたい……」

というわけで、手にしていた本を借りた後、一緒にわたしの研究室へ。
で探してみると…… よかった、ありました、シリーズ第1作、『ナイトホークス』。

「じゃあ、今度の木曜にまた来ます。それまでに読んじゃいますから」

もちろん読めるけれど、それでも上・下だし、最近の大学生にしては、
読むことにとても慣れている感じ。

あとは、Yさんが気に入ってくれることを祈るばかりです!

(でもこれがダメなら、ダルジール・シリーズも、フロスト・シリーズもありまっせ!)

2011年1月13日木曜日

業務連絡


『フランコフォニーへの旅』(木・1)のクラスのみなさんへ

試験範囲の発表、の前に、まずはこれをどうぞ。
6 課に登場していた、ライの王様・Khaled の大ヒット曲、DIDI です;

http://www.youtube.com/watch?v=0TNKkafvJZU&feature=fvw

Khaled は、フランス語でも歌ってます。甘い曲です;

http://www.youtube.com/watch?v=iIyyPsqRweE

同じアルジェリアでも、もちろん若い女性歌手もいます。
やっぱりサッカーがらみですが、ちらっとでもどうぞ。
Amel Bouchoucha です;

http://www.youtube.com/watch?v=htQmvNhmTig

6 課、少し身近になりました?

           ◆

さて、試験範囲です。

まず最初に注意して欲しいのは、前回同様、
「読みを片仮名で」という問題は必ず出題されるということ。
そしてその問題については、範囲の限定はない、
つまり、授業で扱ったすべての文章&会話文が出題範囲になるということです。
(p.47 などの、「問題ページ」は含まれません。また、p.44 も含まれません。)

次に、「長文問題など」の出題範囲です。
・p.30, 34, 38, 42, 46

少なすぎる? やっぱり? しょーがないなあ。
じゃあ、以下のページについては、知識を問う問題を付けましょう。
・p.28, 32, 36

これは日本語で出題され、日本語で答えることにしましょう。
巻末のページも参考に。

また、授業時に言った通り、授業で扱った「問題ページ」はすべて入ります。
(繰り返しますが、「読み仮名」にはでません。)

当日の試験開始は、9:20 としましょう。
(試験ですから、少々の交通遅延なら遅刻しない程度に来てください。)

以上です。Bon courage !

2011年1月11日火曜日

M. Attali !


あのジャック・アタリ氏が、明治大学に登場します。
入場無料です!

http://www.meiji.ac.jp/koho/hus/html/dtl_0007294.html

そういえばここでも、ずいぶん前に、彼のインタビューに少し触れました。
そんなに役に立つわけでもありませんが、一応;

http://tomo-524.blogspot.com/2009/05/blog-post_07.html

http://tomo-524.blogspot.com/2010/08/blog-post_02.html

始まり!

今日から授業! です。

1時間目の『東京詩』では、
椎名林檎の「丸の内サディスティック」についての発表があり、
なかなかおもしろく聞きました。
歌詞には、地下鉄丸の内線の駅名がちりばめられていて、
楽器屋が集うお茶の水、
仕事で領収書を受け取りに行ったらしい後楽園、
そして恋人が待つらしい池袋と、
若い女性の、激しいような、フツーなような生活が描写されています。
今回は、マニアックな用語が解説されたので、
わかりやすく聞けました。
「ラット」:ディストーション的なエフェクター
「ピザ屋の彼女」:Blankey Jet City の「ピンクの若い豚」に登場のキャラ
とかね。

で昼は、同僚たちとご飯。
授業開始の大きな楽しみのひとつです。

で……

リアーナの新曲、順位を上げてるようですね。
これです:

http://www.youtube.com/watch?v=U0CGsw6h60k&feature=related

バルバドス出身のリアーナは、いまや完全に大物になり、
かつて渋谷の小さな部屋でライブを聞いたのが嘘のよう。
でも、確かに今回も、繰り返して聞きたくなる歌ですね。
この曲の収められたアルバムは、日本ではたしか来週発売。
きっと売れるんでしょう!

2011年1月10日月曜日

W と G


ウィキリークスが話題になったのは、年末のことでした。
あの時は、ああこんな時代かあ、などという、
きわめて浅はかな感想しか持ちませんでしたが……

各出版社が発行しているPR誌は、
たいてい100円程度で、CPは抜群のものが多いようです。
わたしが欠かさず読むのは、朝日新聞社の「一冊の本」です。

で、いつも真っ先に読むのは、ご存知金井美恵子さんの「目白雑録」。
そしてこの1月号では、能町さんの書評も面白かったですが、
ちょっと驚いたのが、もうずいぶん長く続く連続対談、
「ラスプーチンかく語りき」です。
その中で、佐藤優さんは、
ウィキリークス(W)はアナーキスムだ、と言うのです。
以下、少し彼の見方を要約すると;

「大衆のための初の情報機関」であるWは、
「権力の横暴」と戦う目的で出発した。
そして今回、Wは大量の情報を公表したわけだが、
それらの情報は、特定の国の利益を意図してはいなかった。
ということは、目指されているのは、
特定の国家ではなく、国家という制度そのものの溶解なのだ。
これはまさに、アナーキスムそのものだ。

しかし今後は、当然、Wにはあらゆるニセ情報が寄せられるだろう。
国家が、Wを利用することもあるだろう。
(すでにパキスタンは、Wの名を借り、ニセ情報を発表した。)
結局Wは、国家を溶解させることはできないだろう。

ではグーグルはどうか。
Gを使えば、Wの情報を入手できるわけだし、
またGの目指すのは、世界中のあらゆる欲望を蓄積することであり、
とすればGもまた、アナーキスムだと言わざるを得ない。しかし、

国家を超えるためには、国家だけを超えればいいのか?
柄谷氏の言うように、国家と資本と民族が分かちがたく結びついているなら……

――というわけです。ちょっと目から鱗でした。

アサンジュ氏は裁判に進むようですが、
彼が「殉教者」となることで、Wの、システムとしての実態は、
より見えにくくなった面もあると言います。

こんな時代に、生きているんですねえ。

2011年1月8日土曜日

『テンペスト』


というわけで今22時。
ゼッコーチョー! とはまいりませんが、
なんとか一日、予定していた仕事はこなせました。
(ま、もともと予定がゆるい?)

読み終わってから書こうと思っていたので、まだ途中なのですが、
今、『テンペスト』という本を読んでいます。
そうです、あのシェークスピアの、です。

でも今手にしている本は、そこで終わることなく、
セゼールの書いた「もうひとつのテンペスト」も収録しているのです。
シェークスピアの作品を、まさに嵐のように読み替えた作品で、
なんというか、続けて2作読むと、やや目眩がします。
多分、熱のせいではないと思います!

この本には、他に4編の論文も収録されていて、
そこはまだ未読です、が、
この「テンペスト」×2 だけでも、なかなか楽しめます。
もとは仕事がらみで読み始めたんですが、読んでよかったです。

読むべき本は、果てないですねえ。

*amazon の紹介は以下 ↓

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%82%B9%E3%83%88-%E3%82%A8%E3%83%A1%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/4900997145/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1294492131&sr=8-1

2011年1月5日水曜日

Selon la NASA


日本の記事でもこれから取り上げられそうな気もしますが、
フランス語のメディア系サイトでは、すでに複数の記事が出ています。それは、
「ハリウッドの SF映画を NASA が採点!」
です。

http://fr.news.yahoo.com/63/20110104/tod-2012-le-film-le-plus-dtest-par-la-na-366b5ef.html

『ジュラシック・パーク』は、面白くないわけではなかったけれど、
リアルなものとして見てたわけではなかったような。
でも、どうやらNASAには好印象の模様。そうなんですねえ。

『ガタカ』というのは、イーサン・ホークやユマ・サーマンが出てるらしいのですが、
わたしは見てません。これも高評価。
(イーサン・ホークは嫌いじゃないけど。)

そして(勝手に)嬉しく思うのは、『ブレード・ランナー』も好評価なこと。
この映画、わたしたちが学生の頃は、
ちょっと別格の存在でした。予告編です;

http://www.youtube.com/watch?v=NBqAv3CvTfg&NR=1

SFはどちらかという得意ではないわたしでもそうでしたから、
SF好きの友人たちの入れ込みようは……
あの降り続く雨は、印象的でした。

そしてダメ出しをくらったのは、
『アルマゲドン』、『ヴォルケーノ』などですが、
なかでも、「バカげた映画」の「パルム」を与えられているのは、『2012』。
Mmm... わたしは今のところ、見る予定がありませんが……

それにしても、『ブレード・ランナー』が想定していた2019年て……
もうすぐじゃん!!

2011年1月4日火曜日

ルーツ


今日は街に出て、バーゲンで賑わうルミネに突撃! してみました。

で、あるお店で、なかなかステキなカーディガンを見かけました。
前は、モヘア風のちょっとフワフワしたアーガイル柄。
濃紺と、ベージュと、赤紫で、全体に暗い感じ。
でもおもしろいのは、濃紺一色の腕と背中が、なんというか、
バルキーセーターのような肉厚感で、
しかも素材は、フリースのように軽いウールなんです。
う~ん、素材と形と色のミスマッチが、ちょっと新鮮。
でもこれ、かなり大きい作りなので、着方のイメージが浮かべられません。
で、近寄ってきた店員さんに訊いてみると;

「たしかに、前身ごろはアーガイルですからね、
イギリス風に着る、ということは考えられますけど、
素材から言うと明らかにアウターで、
しかも素材の遣い方はアメリカ風ですから、
アメカジの流れに置くこともできるんです。
ただ、作ったのは日本ですから。
どれかにこだわって着る必要はないと思うんですよね。
ルーツは色々分解できるけど……
まあ結論としては、あんまりタイトじゃないパンツで、
中はダンガリーシャツなんかいいんじゃないでしょうか」

そのメーカー、もともとはアウトドア系の店なんだそうです。
サイズが切れてて、買うには至りませんでしたが、
(ダンガリーシャツも持ってないし!)
店員さんの説明は、とても面白かったです。

デザイナーたちは、色々引用しながら、作るんですね。

2011年1月3日月曜日

こんなベスト10


年末・年始は食べすぎる……
これはどうもフランスも同じらしく、アメリカで発表された、
効率よくカロリーを燃焼させる運動ベスト10 !
を引用した記事がありました。
で、その結果は;

1-Le ski de fond: de 1.125 à 545 calories à l'heure.
2-Le cyclisme: de 850 à 580 calories à l'heure.
3-La course à pied: 850 calories à l'heure.
4-Le saut à la corde: 815 à 680 calories à l'heure.
5-La boxe: 815 à 515 calories à l'heure.
6-Le rameur: 650 à 580 calories à l'heure.
7-Le squash: 820 calories à l'heure.
8-La natation: 680 à 545 calories à l'heure.
9-L'escalade: 750 à 540 calories à l'heure.
10-Le rugby: 715 à 681 calories à l'heure.

簡単な単語かと思いきや、一瞬「なに?」と思ってしまうものもあります。
たとえば1位は……「距離スキー」。
気軽に滑るというより、あのオリンピックなんかで見る過酷なヤツですね。
そりゃあカロリーも使うでしょう!
4位は……「縄跳び」。
たしかにこれも疲れます。
6位は「ボート」。
これも、桜の季節にお濠に浮かんでるようなものではないでしょう。

ところで10位の「ラグビー」は、大学生時代、体育の授業でやらされました。 
わたしたちフランス文学科は、男子が少なかったので、
男子の多い学科とペアで授業を受けたのですが、その相手が、
なんと哲学科!
もうねえ、フランス文学科と哲学科の男子のやるラグビーって……
しかもグラウンドが外から丸見えだったので、
通行人から、指差して笑われた記憶があります!!

いくら10位と言われても、もう一生、ラグビーをする機会はないでしょうねえ。
(ちなみに、明治大学の男子用(小)の便器の正面には、
「一歩前へ!」
と書かれています。)

*記事全文はこちら;
http://www.slate.fr/lien/31975/calories-activites-physiques-obesite-surpoids

*画像は、ラグビー・フランス代表、Sebastien Chabal です。

2011年1月2日日曜日

『なんてキレイ!』


今日は、Amazon France で買ったDVD、
Comme t'y es belle !
を見てみました。予告編はこちらです;

http://www.youtube.com/watch?v=pVkN1n3ptcA

この作品に興味が湧いた理由は2つ。
まず、主演が Michèle Laroque だったこと。
そうです、あの『100歳の少年と12通の手紙』で、
元プロレスラーという触れ込みのローズを演じた女優さんです。
あの映画をご覧になった方ならきっと、
もっとこの女優さん見たい!
と思ったはずです。で、わたしもそうでした。

理由の2番目は、これが「ユダヤ映画」だということ。
上に挙げた画像が、物語の中心となる4人の女性たちで、
映画は、彼女らの「恋と仕事と子育て」なのですが、
実は彼女らは全員ユダヤ人(セファラド)。
もちろん家族や親せきもそうなんです。
これはね、ちょっと気になりますね。

で、見てみると、
4人の女性たちの「恋と仕事と子育て」の描き方は、
どこか「デスパレート」な印象がありました。
でも、ちょいちょい、
「まさか、そんな短いスカートでシナゴーグ(ユダヤ教会)に行ったの?」
なんていうセリフも飛び出し、
背景のユダヤ性が、ある決定的な要素として働いているようにも見えます。
現代ユダヤ人フランス人女性……

そしてサブネタ的に入ってくるのが、
お手伝いのモロッコ系の女性の滞在許可証問題。
この辺、深く追っているわけではないけれど、
それだけ日常的な問題なのでしょうね。

で、結論:Michèle Laroque、なかなかよかったです!


*「行くなって言ってくれれば、そうするよ。たった一言でいいんだ」

マリより始めよ


普段都心に行く時は、何も考えず電車利用なのですが、
今日元旦は、都心の道が空いている特異日なので、
めずらしくクルマで都心に突入しました。

予想通り、明治通りはガラガラ。
ジュンク堂池袋店の前も、新宿イセタン前の交差点も。

そしてクルマの中で聞いていたCD は、
新年最初に封を切ったこのアルバム、『マリ』;

http://www.amazon.fr/Rough-Guide-Music-Mali/dp/190606332X/ref=sr_1_10?s=music&ie=UTF8&qid=1293895409&sr=1-10

安いでしょ?

ここには、Amamdou & Mariam はもちろん、
Ali Farka Toure なども参加しています。
彼の曲は、たとえば;

http://www.youtube.com/watch?v=1PKdK_68r0A&feature=fvst

わたしはやっぱり、マリの音楽が好きです。
なぜか、(ほんとになぜか、)肌にしっくりくる感じ。
元旦とお盆だけの、快適な都心ドライブでした。

2011年1月1日土曜日

BONNE ANNEE 2011


BONNE ANNEE 2011

また新しい年が始まりましたね。
いつも読んでいただいて感謝……
今年も、どうぞよろしくお願いします。
そして今年も、どうぞ元気でお過ごしください!

こちらは、ゾラの『パリ』(白水社)で年を越しました。
わずか4.9 € で買ったパリの地図(街路検索付き)、
PARIS PRATIQUE par arrondissement  (L'INDISPENSABLE)
と、以前もご紹介した道検索
http://www.rues-de-paris.com/
の2つで、、登場する通りを確認しながら、読み始めたところです。

ああ、こんなことばっかりして暮らせたら!
(イヤ、どうせそのうち、街にも出たくなるんですけどね!)

2010年12月29日水曜日

「これほど幸せ」


ちょっと書くのが遅くて申し訳なかったのですが、
雑誌「クーリエ・ジャポン」の1月号が、
「なぜフランス人は幸せなのか」
という特集を組んでいます。
独自取材も、いつもより多いようです。

たとえば世帯収入。フランスの世帯の、
90%が、5.8万 € 以下、
60%が 3.2 万 € 以下、
30%が1.9 万 € 以下、
だそうです。(表が出てます。)
日本の場合は、世帯収入の中央値からすると、
50%が 448万円以下、
ということになります。
もちろん、医療・教育費や福祉など、取り巻く環境の差は大きいですが。

最低労働賃金も、時給に換算すれば、
フランスの場合1050円くらい、
日本は、地域によっては700円くらいですから、
こちらはフランスのほうがだいぶ高いです。
(でもその分、この最低賃金で働く労働者が15%いて、
彼らの労働意欲の無さが問題になっているようです。)

それから、フランス人二人の、1週間の献立が紹介されています。
これは…… ちょっとできすぎの印象。
まあね、日本でも、これは個人差が大きいでしょうが。

ただ1つ付け足すなら、
(AYAという、コートディヴワールのBDの紹介はあるものの)
登場するフランス人はほぼ全員白人です。

もう売り切れてしまったようですが、古本は出回っています。
もし、ご興味があれば!

手帳


今日から、新しい手帳を使い始めました。
去年と同じもので、ただし色違いです。

使い終わった手帳をぱらぱらめくると、
ああこんなこともあったっけ、というようなことが、
ポツポツありますね。
これほんとに今年だった? というか。

大学の仕事以外で、
今年1番エネルギーを注いだのは、
これはもうまちがいなく「まいにちフランス語」でした。
15分とはいえ、全96 回ですから、延べ時間にすると…… 24 h.
長いような短いような。
でも、「完走できました」というお便りがいくつかNHKに届けられ、
とても嬉しかったです!
ラジオは、テレビの「視聴率」に当たるのものがないので、
やはり、こうした生の意見が貴重です。
聞いてくださった方は、ありがとうございました!

もう1つは、10数年ぶりのパリ訪問でしょうか。
この間、パリの変化はもちろんあったのでしょうが、
むしろこちらに、パリやフランスに対する感じ方の変化があり、
そのせいで、以前受けたパリとはまったく違う印象を持ちました。
(これは来年4 月以降、12回連載させてもらえることになっているので、
もしよろしければ、立ち読みでも SVP !)
それにしても、やっぱり、実際に足を運ぶっていうのは、
とても大事なことなんですね。
来年は、行けるかな~??

これから1年、この手帳を使っていくのかと思うと、
ワカモノのような希望が湧いてきます!(ということにしました!)

2010年12月27日月曜日

one by one


昨日、ここで書いた仕事、
おかげさまで午後6時には終わりました。
すぐにコンビニまで行って、白水社に発送。
ホッとしました!
(明日の午前に着きますよ~! 仕事納め直前ですみません!)

でその足で、ついでにインフルの予防接種に。
わかってます、たしかに遅いです!
でもまあ、打たないよりはましだと信じて。

そして帰ってみると、おや、このNHKからのメールは……
というわけで、
結局新たな仕事が年を越すことに。
これは、すご~~く急げば、まる2日あればできる量なのですが、
いかんせん、みんな休みに入るはずです。
OK、じゃあこの仕事については、抱いたまま年を越しましょう!
(といっても、締め切りは5日なので、わりとすぐですけど。)

2010年12月26日日曜日

クラウン


Boxing Day にあたる今日26日、
日本では最後のM-1 でした。
ただわたしは(以前も言い張った通り)、
東京ダイナマイトとタイムマシーン3号を応援しているので、
両コンビが準決勝で姿を消してから、
ちょっと、いや大いに残念だったのですが……

でも、やっぱりM-1は大したものですね!
色んな笑いが、「惜しげもなく」という感じで披露されていました。
個人的には、スリムクラブが1番よかったと感じました。
ただ、笑い飯の1回目はたしかに◎だったし、
この9年の「合わせ技」優勝ということでも、十分納得はできますね。
おめでとうございました!

笑うことができるのは、(Cheshire Cat 以外では)人間だけ。
先日お話した「風」の女優・柴崎さんも、
メッセージを伝えるにはクラウンが必要、
とおっしゃってました。

そして今年もあと5日。
昨日から始めた仕事を、なんとか明日の夜には発送したいです。
締め切りは年明けなんですが、
年越しで持っていたくない!
がんばろー!(オー!)

Africain Revolution


書こう書こうと思いつつ、今日になってしまいましたが、
「今週の1曲」でもご紹介したTiken Jah Fakoly、
新譜が出ています。
(そういえば、この新譜のことを知ったのは、
パリ旅行中に見かけた、メトロのポスターででした。)

http://www.dailymotion.com/video/xez9w8_african-revolution-le-nouvel-album_music

何日か前、Abd al Malik の新譜について、
彼のスタイルに変化があったことを書きましたが、
こちらは変化なし。(いい意味で!)

小学校に行って勉強しろ、
そうすれば、
お前の国が直面している問題がわかるから

たしかに教育は、と~~っても大事ですよね。

なんだか話が行き来して申し訳ありませんが、
Abd al Malik の新譜の最後の曲、Château Rouge のことを、一言だけ。
この、アルバムのタイトル曲、実は10分以上ある、
なんというか、物語歌というか、叙事詩というか、
とにかく放送劇のような曲なんです。
で、おもしろいの!
(とてもシングルカットできるような作品じゃないので、
聞くにはアルバムを買うしかないんですが。)

勢いで、彼の書いた本を読み始めました!

2010年12月24日金曜日

このままでいいのか……


今日で、ついに今年の授業が終わりました。
学生のみなさんも、イヴまでお疲れさまでした!
(年明けには、まだ試験がありますけどね!)

今週はわたしも、イヴェントが2つとNHKの仕事があり、
あっという間の1週間でした。
で、イヴェント第1弾は『ハムレット』でした。

http://www.kaze-net.org/repertory/rep_hamlet

この芝居、ほぼ400年前の作品なわけですが、
まあこして見てみると、今でも上演される理由がわかります。
なにしろ、面白いんですね。
ただ、どこが面白いのかは、なかなか言いにくい。

今回は、小田島雄二訳だったので、あの有名なセリフは、

このままでいいのか、いけないのか……

となってます。
今回の演出では、
浴槽のような、水の入った透明なケースを押しながら、
ハムレットはこのセリフを se demander (自分に言う)します。
そして舞台の中央まで来ると……
いきなり水にザブン!!
しかもその後、水の中で見開かれたハムレットは目が、
観客を凝視してくるのです。

わたしたちは se demander します、ここはハムレットの内なる世界なのか、
それとも、
わたしたち自身の内のハムレットと、今対面しているのか、と。

このままでいいのか、いけないのか……

湧きあがるもつれた感情を、このまま押し込めておけばいいのか、
それとも何か行動に移るべきなのか。

終演後、ガートルード役の柴崎美納さんと、
お話しさせていただきました。
(左側の女性です。)

色々興味深い話を伺ったのですが、
なにしろ、ついさっきまで彼女は、
妖艶で不実で可憐で、成熟した子娘だったわけなので、
なかなか「現実」とピントが合いませんでした!

このままでいいのか、いけないのか……

素晴らしい公演でした。

            ◇

そして昨日は、Ayuo さんのレクチャー&パフォーマンスでした。

http://monpaysnatal.blogspot.com/

Ayuo さんとわたしは2歳ちがい。
で、打ち上げでお話をうかがっている時、
なぜかフェリーニの『サテリコン』に話題が及び、
2人とも小学生時代に見ていることが判明。
(Ayuo さんはNYで。
もちろん2人とも、親に連れて行かれたわけですが。)
でもAyuo さんのほうは、
先日映画で描かれた晩餐を再現する企画に、
音楽担当として参加なさったとか。
素晴らしいですねえ、ちゃんと経験が生きていて!
(それに引き換え……)

歌っているのがAyuo さんです;

http://www.youtube.com/watch?v=wlCTsJXvSK4

今週の2つのイヴェントは、
ちょうどいい2010の締めくくりになりました。
「風」さん、Ayuo さん、Merci beaucoup !

2010年12月20日月曜日

『警察の誕生』


わたしの研究室のお隣は、中国語の清水さんで、
そのまたお隣が、MR.ハプスブルクの異名をとる、菊池さんです。
で、この隣組3 人でランチを食べることがままあり、
わたしは2 人から少なからず勉強させてもらっています。
そして!
菊池さんの待望の新刊が発売になりました。

『警察の誕生』  

です。

ここを読んでくださっている方は、
フランス関連に興味がある方も少なくないと思うのですが、
この本、第5章は、

<パリ「警察」の誕生>

なんです。
ああ、そうだったのねえ、と思わされる個所満載です。

そのほかにも、「まいフラ」でも登場したジャン・ニコや、


あのフィリップ・オーギュストPhilippe II Auguste(=フィリップⅡ世)、


そして映画にもなっているヴィドックまで顔を見せます。


これで735円ですから、お安いですねえ!

2010年12月19日日曜日

OFFSIDE


今朝は起きた時、
これが平日だったら休講しなきゃ、
というくらい体調が悪かったのですが、
その後薬飲んで昼過ぎまで寝たら、
まあなんとか「フツー」のゾーンに入ってきて、一安心でした。
みなさんも、お気をつけくださいませ!

というわけで、午後、
昨日に続いてのイラン映画で、『オフサイドガールズ』を見てみました。

舞台は、2006 年ワールドカップの最終予選、
イランVSバーレーンの試合会場です。
イランでは、男性のスポーツを女性が観戦することは禁止されています。
でも、見たい!
という女性たちはもちろんいて、
彼女らは、あの手この手で会場に入りこもうとしますが……
予告編はこちら;

http://www.youtube.com/watch?v=BCpvQyxXyW4

話は、これだけです!
でも、なぜかおもしろい。
まず、女性たちの果敢さそのものがなかなかだし、
当時の日本の「熱狂」と重ね合わせることもできるし、
徴兵のため仕事についている「兵隊さん」たちの人生も垣間見えるし。

監督は、当然、女性たちの家族を描きこむ可能性も考えたと思うんです。
でも、その選択肢はきっぱり捨てて、
90分の、ドキュメンタリー風の作品に仕上げました。
潔いよなあ、と思わざるを得ません。
広げたくなるのが人情ですからね。

サッカー・ファンなら、より一層楽しめるでしょう。
アリ・ダエイやザンディなどの名前も、繰り返し登場します。
(ダエイの名前は、トイレの落書きにもデカデカと。)

これは、明後日の「ワールド映画」ゼミで見せてもいいかな。

2010年12月18日土曜日

私が女になった日


今日の東京は、気持ちのいい天気でした。
そんな中、部屋の電気を消して、
イラン映画、『私が女になった日』、を見てみました。

この映画は3部構成で、それぞれ、
少女(ハッワ)、30台(?)の女性(アフー)、そしてかなり年配の女性(フーラ)、
が主人公です。

ハッワは今日 9 歳になり、それ以降、
もう男の子と遊ぶことは禁じられてしまいます。
宗教を背景にした幼い別れが、淡々と描かれます。

アフーは今、女子自転車レースの真っ最中。
黒いチャドルに身を包んだ女性たちが、海辺の道を疾走します。
そしてアフーのもとには、入れ替わり、馬に乗った男が追いついてきます。
レースをやめて、家に帰れ、というのです。
でもアフーは、離婚の意思を固めています。

飛行場に降り立ったフーラは、荷物運びの少年たちを従え、
バザーへと買い物に行きます。
彼女の指に巻かれた何本もの紐は、それぞれ、
買うべき商品と一致しているらしいのです。
冷蔵庫、洗濯機、鏡、ベッド…… 
これって、新婚さんの買うものじゃ……?

http://www.youtube.com/watch?v=194rTpQhQF0

静かな映画です。
ほとんど単調と言ってもいいくらい。
ただ単調さは、時に魅力的になることもありますね。
それが今回です。
フーラの話の終わり近くには、
予想しなかった演出が用意されていて、あっ! 
と思わされました。
そして一気に、監督のメッセージが迫ってきました。

面白おかしくはまったくないけれど、
いい映画だと思いました。

2010年12月16日木曜日

Malik


1週間ほど前に、ちらっと、Abd Al Malik の名前が出ました。
最近、彼のCDをよく聞くのですが、
1か月ほど前に、彼の新譜が発売されましたね。
タイトルは、Château Rouge ! これは期待していたのですが……

この新譜、今までのマリックとはかなり異質。
以前の曲をご存知の方なら、
この1曲からだけでも、それは伺えると思います;

http://www.youtube.com/watch?v=lYO8NtVW4Q8

Mmmm
歌ってるんですね、マリック! でも……
わたしは以前の曲のほうが好きです。(マリック、ごめん!)
いい曲は多いけど、たとえばこれ;

http://www.youtube.com/watch?v=X8Q9tDkB7x8

これはアルバムDante に入ってます。

そして仕事がらみでも、マリックの曲は興味あります。
たとえばDante からなら、PARIS MAIS... 「でも、パリ……」とか。
マリックの歌詞はわたしには難しいんですが、それでも、
これはつかみたいと思ったら、やっぱり訳してみないとピンときません。
で、挑戦してみました。1部分だけご紹介させてください;

そしてパリよ、俺はおまえを抱く、俺の腕はあまりに弱々しいけれど。
HLMタンゴを踊るんだ、おまえが俺を愛してくれるように。
奇妙に似合いの俺たちカップルは、子供たちをビビらせる。
でもあいつらも分かるだろうさ、いつか大人になる日には。
色とりどりのおまえの美しさは、俺をくらくらさせる。
だから俺は、魅惑的な接続法をこねくり回すんだ。
おまえの郊外たちを、おれはマルコムXする、そこは俺の心が住む場所。
誰でも愛することにするさ、ワレ愛するゆえにワレ実存す、だからな。

http://www.youtube.com/watch?v=UMPKL_8KX8I

あんまりうまくないですけど、
いったん日本語にするほうが、やはりつかめる気はします。
(比べるのもおこがましいですが、堀口大學もそう書いてた記憶があります。)
ちなみに「HLMタンゴ」は、マリックの曲のタイトルです。

*Dante 、お買い得だと思います。
http://www.amazon.co.jp/Dante-Abd-Al-Malik/dp/B001GDJ934/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1292505569&sr=8-1

2010年12月15日水曜日

Citizen Dog


最近は、1日1本みたいな気分になっていて、
今日はちょっと気分を変えて、タイ映画、『シチズン・ドッグ』を見てみました。
舞台であるバンコクにも興味がありますが、
この作品、<タイ版『アメリ』>とも言われていて、
その辺も確認したいところです。
予告編はこちら;

http://www.youtube.com/watch?v=jn47ifAAOVw

いかがですか? 見たくなるでしょう?

わたしも個人的には、おもしろいと思ったんですが、
正直に言えば、やや物足りなさも残りました。
物語が、なんというか、どんどん横に滑って行き、
それはそれでおもしろいのですが、
どうしても垂直的なガツンという感じにはなりません。
でも、そういうものとして見れば、楽しめるとは思うし……

Mmm、こうして書いていても、我ながら中途半端な感想です。
ちょっと時間をおいて、もう1度見ます!

2010年12月14日火曜日

Femme d'Islam


今日はまたまた、Yamina Benbuibui の最初の作品、
Femme d'Islam『イスラムの女性』を見ました。
これも先日の『移民の記憶』同様ドキュメンタリーです。

内容は……
これは、例のヘジャブ問題で揺れた2つの意見が中心にあると言ってよさそうです。
つまり、
「ヘジャブは、イスラム的女性抑圧の象徴だ」
 と
「ヘジャブは、それを被る<わたし>の精神を解放し、自由にしてくれる」
という2つです。
もちろんそれ以外にも、いろんな具体例が出てきますが、
この2つの立場のせめぎ合いとみても、
そんなに的外れではないと思います。
そういえば、オムニバス映画『パリ・ジュテーム』の「セーヌ河岸」では、
ナンパされた(?)若い女子学生が、第2の立場を表明していました。


難しいですね、これは。
ただ中に一人、きっちりヘジャブを被った若い女性が登場するのですが、
(そして彼女もやはり第2の立場なのですが、)
「抑圧されたイスラムの女性なんてみたことない」と言い切る彼女に向かい、
インタヴュアーが、
じゃああなたはアフガニスタンやイランの状況をどう説明するのか、
とつっこむ場面があります。
ヘジャブの女性は、完全にシドロモドロになってしまうのです。

イスラムに、その教えに沿った生活に、まったく女性抑圧の要素がないと言うのは、
これはやはり無理でしょう。
『自由に生きる -フランスを揺るがすムスリムの女たち』
という手記の中でも、その辺のことは詳しく紹介されていました。


こうしたイスラムの現状を、
なんとか今の世界に合うように「近代化」しようという動きはもちろんあります。
ただ一方で、昔に戻ろうとする「原理主義」的な動きもあるわけです。
(「原理主義」=「過激派」ではありません。後者は前者のごく一部。)

……それにしても「フランス」は、
考えるタネをたくさん供給してくれること!