2010年7月10日土曜日

Entrez sans frapper


そういえば、昨日の番組中、アシスタントの男性が歌っていたのは;

http://www.youtube.com/watch?v=ztN0SW2z_V8

この歌、わたしも大昔に聞いて、
男の子なりに、カワイイと思った記憶はあります。
今聞くと、かわいさもひとしおです。

           ◇

今日は、授業が昼で終わり、会議は6時からの予定でした。
すると計ったように、去年の教え子が研究室に尋ねてきて、
夏のヨーロッパ旅行についての相談を受けました。
彼はかの土地で、自分を見つめ直したいらしいのです。

「今建築学科にいるんすけど、マジこのままでいいのかって。
てかよくないっしょって思うんで、一回ちっと、
なんかもっと色々見て、文化とかのトップを見といて……」

でまあ、それはどんなトップなのか、
万が一トップだとして、どうしてそうなれたのか、
などなど、色々だべりました。

でも、とにかく一人で2カ月行ってくると言うので、
もちろん色々経験してきて欲しいです。気をつけて!

でそのあと、こまごました用事をいくつかやり……

すると今度は、4年生の女子学生が。
彼女は1年生のときわたしのクラスにいた学生です。

「就職決まったんです~!」

おめでとうございます!
なんでも、ハードウェアの設計とか……
最近終わった教育実習の話とか、バイトの家庭教師の話とか。
彼女もまた、なんとか在学中に、外国に行ってみたい、
と言っていました。

大学では、一応わたしは、たった一人のフランス語教員なので、
かつてフランス語を履修していて、
何かの拍子にヨーロッパのことを考え始めた学生は、
じゃあちょっとアイツんとこでもひっかけっか!
という感じで、顔を出してくれるのでしょう。

あんまり役にも立ってないけど、またどうぞ!

         ◇

というわけで、ついに明日は最終収録です。
(そのあと打ち上げのおまけつき)
どんなに楽しい仕事も、いつかは終わりが来るんですね……

でもまだ放送はだいぶ残ってるので、
ほんとの終わりはまだ先。それまで、張り切っていきましょう!

2010年7月8日木曜日

ラスト




今日の東京は梅雨の晴れ間で、わるくない天候でした。
そして「今週の1曲」はこれでした;

http://www.youtube.com/watch?v=bGucPxpJzAw

いい曲ですね。

        ◇

木曜は1,2時間目に授業があり、
昨日の帰りが終電だったため、昨日から今日にかけて、
なんだかあんまり家にいない感じでした。
夕方6時に始まったNHKでの打ち合わせが、
予定をオーバーして10時半過ぎまであったんですね。

(渋谷でその時間で終電? そうなんです。
ただひとつ前の、歩いて20分ほどの駅まででいいなら、
新宿25時くらいがラストなんですけどね。)

色々話して、なかなか進まないけれど、
でも、たしかに少しずつよくなっているのは分かります。
とりあえずの設計図ができるまででも、
まだ何回か話し合う必要がありそうです。

そういえは、例の手足口病、だいぶ終息の方向です。
ただ、発疹が足の裏にもできるので、歩くと痛い!
とってもやさしく歩いています。
あと右手の人差指にもあるので、チョークを握ると痛い!
明日は大学の会議が6時からあって、明後日は収録。
でもこの収録、実はラストなんです!!! 

2010年7月6日火曜日

Tsotsi


大学、特に問題なくこなせました。
まったく、日曜の朝に39度だった時には、
今週はどうなるかと思ったのですが、まあ一安心です。
ご心配いただいたみなさまに、感謝。

でも手足口病って、夏風邪の一種、という位置づけなんですね。
たしかにインフルに比べれば、トータルのダメージはずっと小さいですけど、
それでも39度ですからね。
みなさんもご注意を!(って、手を洗うことくらい?)

         ◇

今日の「ワールド映画ゼミ」では、ワールドカップを記念して、
南アフリカを舞台にした『ツォツィ』を見ました。
ヨハネスブルグのスラムに暮らす、ツォツィ(不良)と呼ばれる若きギャング。
彼は強奪したクルマの中で、赤ちゃんを「拾う」のです。

http://www.youtube.com/watch?v=tX20lzOQwUo&feature=related

これがねえ、満点の出来とは言えないものの、涙を誘うんです。
(学生たちもけっこう泣いてました……)
R15指定を受けてるんですが、たしかに、
いわゆる激しい暴力というより、黒い暴力も見えます。
指定そのもに賛成するかどうかはともかく。

そしてこの暴力の中でのわずかな愛が、愛の芽が、
胸を打つんですね。

もちろんヨハネスの治安はよくないのでしょう。
でも、いわば建国してまだ16年ですからね。

そして学生たちには、最終回授業時の発表という課題をプレゼント!
(いらなそうでしたけどね。)
見た映画から2本以上選び、共通テーマを抜き出し、異同を語る。
ま、それだけです!

いつのもように、ガンバレ、ワカゾー!

2010年7月5日月曜日

忘れた頃に


発熱は、忘れた頃にやってくる……

日曜の朝、異様な寒気を感じると思ったら、37.8度。おやおや、仕事が!

とにかく少しオレンジなんかを食べて、薬を飲んで、38.5度。

だる! ちょっと寝よ。……で起きたら、37.5度。よしよし。

これくらいなら仕事できるかな。明日締めきりだし…… PC オン!

で30分。う~ん、なんか変。で、38.0度。

やっぱ寝よ。……で昼に、39度。ハ~ハ~

ムリしてちょっと食べて薬。バタン……

夕方、38.5度。ハ~ハ~。晩御飯はほんの一口。

で…… やがて再び39度! 燃える~ 許して~! 節々痛いし!

薬飲んでもう寝ます…… ハ~ハ~

で今朝。お、昨日ほど熱くない。37.5度。よし!

で朝ごはん。熱い紅茶も飲み、これなら? 37.7度。なんでやねん!

ちぇ、また寝よ。……で昼に、38.0度。もう! 腰痛いし!

で少し食べて薬。寝る。……37.3度。これくらいならちょっと仕事しなきゃ。
ちょっとフラフラするけど。

シュークリームかじってホットポカリ。汗出る。これなら? 36.9度。よがった!

でも今は……急に寝込んだことによる、精神的なショックがあります。
これが大事な仕事の日に当たっていたら……
(ていうか、実は今日、白水社で打ち合わせの予定だったのです。
すみませんでした!)

明日、なんとか休講しないで済みそうで、よかったです。
あとは、喉と腰が痛いのと、わりとフラフラして、あんまり食べられないだけです!

2010年7月3日土曜日

いつの日か


今回の「今週の1曲」は、Les Nubians でした。
You Tube に、ライブがありました;

http://www.youtube.com/watch?v=HqqySbh7V7M

「ヌビア人」というのは、放送でお話しした通りの存在なんですが、
実はかの『モンテクリスト伯』の3 人の従者(といっていいのか)の1 人が、
たしかヌビア人だということでした。

この『モンテクリスト伯』は、フランスにおけるコルシカ人のイメージを語る上でも、
かなり重要な位置を占めていると言えます。
これだけいろんなメディアが発達した現代でも、
流通しているイメージはかなり恣意的なものです。
ましてや、外の世界の情報などほとんど入ってこなかったあの時代、
小説の影響力はかなりのものだったでしょう。

ところでこの夏、実はコルシカ島にいくつもりだったんですが、
まじめに調べてみたところ、日本からだとかなり行きにくそう。
費用も相当かかるし。
しかたないので、別の候補を検討し始めています。
でもいつか、行くぞ~!

2010年7月1日木曜日

走れ!


今日は午前中にフツーに授業があり、午後からはまたもやNHKへ。
今日は収録です。(今週の土曜が会議のため、振り替えてもらいました。)

渋谷に着いた時は、まだ45分ほど余裕があったので、
とりあえずBOOK FIRST をひやかし、続いてHMVへ。

このHMVの渋谷店、8 月に閉店なんですよねえ。
2 週間ほど前にこのニュースを聞いた時は、ちょっとショックでした。
なんといっても1番使うCD ショップなので。
(ドログバ骨折の時も、ほんとにショックでしたけど。)
で、コラという楽器のCD をゲット。
このごろ、コラがお気に入りです。こんな感じの;

http://www.youtube.com/watch?v=JNl8kIwj1_k&feature=fvst

          ◇

話は違いますが、先日買ったスニーカーが、
おそろしく履きやすくて、驚いています。
履いた初日から、もう1か月も履いたような馴染み感。
もともと夏用に通気性のよさそうなものにしたので、軽いし。
(Patrick Cox の、marathon というシリーズです。)

それで思い出したのが、小学生の時の運動会。
徒競争の時、当時の子供たちは、足袋を履くのが定番でした!

こんなことを言うと、それいつの話? という気もしますが、
昭和40年代の、東京の話です。

もちろん普段は、靴を履いてるんですよ。
それがなぜか、本番のレース時には、小学校前の文房具屋(?)で買った、
白い足袋を履くのです。あれは…… 軽かった!

去年あたり、小中学生の間で、「俊足」という靴が流行ったらしいですね。
これって、メンタリティー的にはかなり「足袋」に近い気がします。

こんなこと、ほんとに数十年ぶりに思い出しました。
でもどうなんでしょう、徒競争で足袋を履く習慣て、いつから始まったんでしょう?
「旅立ち」には、今でも足袋を履かせますけどねえ……

2010年6月30日水曜日

渋谷へ


今日は収録ではなく、打ち合わせのためだけにNHKへ。
といっても、会議場所はNHK出版のビルでしたが。

集合は5 時で、終わりは10時前だったのですが、
このビル、8 時になると全館冷房停止!
う~ん、暑い…… しかも、その会議室は窓開け禁止!
7 人の熱気がこもります。

まあね、わたしが子どもの頃は、冷房なんてものは存在しなかったので、
気の持ちようでなんとでもなりますが。

それにしても渋谷は、相変わらず人が多いです。
かつては新宿が1番好きでしたが、
毎週のようにきていると、なんというか、情が移るというか、
このごろは渋谷が好きです。

先日のシルバー大学では、
渋谷のどこがいいの??
という意見もあり、それはもう彼女のおっしゃる通り、
ワサワサしてるし、品はないし、子供っぽいです、渋谷は。
でもそこが、魅力なんでしょうね。

たとえば銀座は、
ワサワサしてないし、上品だし、大人っぽい。
そこが弱いんでしょう。
だから銀座の街を歩いていると、
どんなに人が多くても、
Ginza is dying...
と思ってしまうのでしょう。

Forever 21 やユニクロが、銀座を救うのでしょうか?

2010年6月29日火曜日

TKMR


さて問題です。次の文は、どんな意味でしょう?

「今日は日本戦なので、今からTKMRです!」

これは学生から仕入れたコネタにすぎませんが、正解は;

TKMR=「たかまーる」(←「高まる」)

だそうです。
発信元は、AKBの誰かとか。

流行るかな??

2010年6月27日日曜日

ありがとうございました


昨日は、午前中からいつもの収録があり、
これはまたいつも通り楽しく終了。
特に昼ご飯のときには、「コルシカ島」ネタを中心に、
なかなか濃いおしゃべり。
でもなぜ「コルシカ島」なんかが話題になったか、というか、
話題にしてもらったか、というと……

午後7 時からは、池袋ジュンク堂でのトーク・イベントでした。
ありがたいことに会場は満員。
土曜日の夕方にわざわざきてくださり、みなさま、Merci mille fois !

で、打ち合わせもほとんどなく始めたのですが、
まあふだん、大学の廊下でも会っているし、
共同研究はしているし、「3 冊× 2 」を挙げることにもなっているので、
つまりお話しする材料は事欠かないので、
そんなに心配もありませんでした。

内容は、いつも通りあっちこっちに飛びましたが、
中でひとつ、管さんもわたしも、あまり知らないままに注目しているのが、
コルシカ島でした。
(それで、何か面白ことがでてくるかなあと思って、
昼ごはんの時に話題にしてもらったのでした。
とても役立ちました。Merci ! )

実はこのトークの内容は、やがて、
ジュンク堂のHP にアップしていただけるそうです。
これまでにはなかった試みだそうで、ありがたいことです。
その時がきたら、またご報告しますね。

今、ちょうど昼の12 時というところなんですが、
今頃管さんは、山の上です!(比喩じゃなく!)
雨が降ってないといいんですが。

それにしても、昨日はあれから、ちょっとビールを飲んで、
池袋を出たのが夜11 時頃。
で、12時間後には山の上にいるって……
ほんとに行動の人です!

2010年6月24日木曜日

ホットな



池袋ジュンク堂のトーク・イベント、いよいよ明後日に迫りました。
で、さっきふと確認すると……
なんと「満員御礼」の表示!
さすが管さん人気ですねえ。
なんとか、管さんから面白い話を引き出しましょう!

http://junkudo.co.jp/UQ_u.html

ぜひ ↑ で予習を!

          ◇

今日のフランス語の授業では、
サッカー関連の記事を配りました。
朝ネットで探して、
なるべくホットな奴を、ホットなままに紹介したい、
となると、今はサッカーになるんですが、
これがなかなかに残念な内容。
練習ボイコットは、「全員一致」の意見ではなく、
バスの中では喧嘩寸前だったとか……

できれば、もっとパーっとしたニュース、いきたかったですが、
これもまたフランスということで。

2010年6月23日水曜日

その瞬間



フランス・チームのゴタゴタについて、清水哲男さんは;

仏チームの内紛。ナショナリズムもへったくれもあるかと現代っ子ら。

というコメント。なるほど。
彼ら、実は若いんですよねえ。

          ◇

昨日は、NHKで長時間打ち合わせでした。(収録はなし)
重要な、と言っていいんだと思います。
でもみんなで話し合いながら、すごく原初的(?)な、
モノを作る喜びみたいなものを思い出しました。

          ◇

品川区シルバー大学、無事終了しています。
25人の生徒さんたちは、ちゃんと予習もしてきてくださり、
こちらは楽しく授業ができました。
またスタッフの方にも、きっちり準備していただき、
おかげでうまく運ぶことができましした。
みなさんに、感謝!

内容はというと、第2回(震災~大戦)の場合は、
まずは避けて通れないプロレタリア詩。
そしてその背後にある治安維持法、
そのまた背後のファシズム、
そのまたまた背後の資本主義の行き詰まり
そのまたまたまた背後の植民地競争まで、
ちょっと広げすぎかもしれませんが、
わたしとしては、必要だという判断でお話いたしました。

第3回(戦後~)は、「荒地」と「凶区」と「80年代(女性)詩人」を
まず並べて、それから肉付けという感じ。

ただ、さすがシルバー大学というべきか、
玉音放送の瞬間を扱った詩に関連して、
「その瞬間」どこにいらしたかを伺ったところ、
これがそれぞれの疎開先、あるいは東京の方もいらして、
ちょっとしんみり。
特に、品川生まれ品川育ちで、終戦も品川で迎えられた女性は、

「両親がね、どうせ死ぬなら一緒に死のう、ってことで、
疎開先からわたしを呼び戻したんですよ」

そうだったんですね……

予想通り、こちらが勉強になりました!

        ◇

冒頭の画像は、品川に行く時昼ご飯に寄った、
大崎 Gate City のスタバです。
写真の奥のほうは、高い天井から自然光もふってきて、
またソファも多くあり、そのレイアウトもゆったりで、
わたしが知っているスタバの中で、最高の居心地!

ちなみにこのスタバから1歩出ると、
アトリウム風のビル内はこんな感じ;


だいぶ前にも、1度このあたりのことを書きましたが、
このところ3 週行って、ちょっと馴染みました。
(とはいえ、わたしたちのようなノータイのものは、
ほとんどいない場所なんですけどね。)

2010年6月22日火曜日

アネルカの「決まり文句」


Anelka à Domenech: «Va te faire enculer, sale fils de pute!»

Selon l'Equipe, la scène a eu lieu dans le vestiaire à la mi-temps du match après 45 premières minutes de néant technique absolu pour Nicolas Anelka, qui n'a respecté aucune des consignes de son entraîneur. Raymond Domenech lui reproche alors son placement, estimant qu'il décroche trop et qu'il devrait rester davantage en pointe. L'attaquant conteste, Domenech menace alors de la remplacer. C'est là que fuse la désormais fameuse réplique: «Va te faire enculer, sale fils de pute!».

Le sélectionneur, en manque chronique d'autorité face aux stars de l'équipe de France, ne sait quoi répondre et lâchera juste un timide «OK, tu sors». «Ouais, c'est ça...» aurait répondu avec mépris Anelka, d'après L'Equipe. La fracture est consommée, le désastre peut commencer. Malgré l'entrée d'André-Pierre Gignac à la reprise du jeu, l'équipe de France, probablement marquée par cet incroyable incident, s'effondre et prend deux buts.

まあ、監督が切れるのも分からないではないですが、
これって、すご~くありふれた決まり文句ですよね?

ドメネク監督は58歳、アネルカは31歳。その差27歳!
だからって、なんでも言っていいわけでもないけれど。

ちなみに、大文字で登場する L'Equipe (「チーム」) は、
フランス唯一のスポーツ新聞の名前です。

2010年6月21日月曜日

In store now


あらら、フランス・チーム、ほんとに空中分解しそうです。
アネルカの処分に納得できなかったのか、チームが練習をボイコット!
たしか、明日は試合でしたよねえ……

ちなみに、『アンジェラ』や『アメリ』でもおなじみのジャメル・ドゥブーズは、
どうやらアネルカの友達らしく、テレビで擁護の言葉を展開しています。

http://fr.news.yahoo.com/67/20100621/ten-jamel-debbouze-l-avocat-du-diable-3f728ab_1.html

( ↑ 電話の声も聞けます。)

それにしても、まあこんなこと言ってもなんですが、
昨日のイタリアのPKは全然それに値しないように見えるし、
今日のブラジルの3点目も、明らかに「ハンド」に見えます。
どうなんでしょうねえ……

             ◇

「まいフラ」は、めでたく7月号の発売です。
ついに後半に突入ですね。
楽しんでいただければ幸いです!

そして今日は、2 つのゲラを無事返送できたので、
ちょっとほっとしています。

2010年6月20日日曜日

騒乱?


昨日は午後からいつもの通り収録へ。
でその前昼ご飯も、わりとよく行く「ねぎし」へ。

牛タンを使う定食屋チェーンである「ねぎし」は、
この109近くの店だけでなく、同じ渋谷のパルコの前の店、
池袋のサンシャイン通りの店、
お茶の水の駅近の店など、いろんなところの店を使います。が、
わたしはこの109 近くの店が1番好き。
広くて、ゆったりしてて、照明もいい感じ。
お茶の水店の景観も捨てがたいけれど、
一人でいくのでカウンターにしか座らないわたしの場合、
その景観は背中側になっちゃうのでした。

収録自体は無事終了。なごやかな雰囲気です。
仲間たちに感謝……

そしてその後、場所を移して打ち合わせ。
これが8 時過ぎまで続き、そのあとみんなで食事に行ったところ……

おお、店内には大きなスクリーンが張られ、
店中で試合開始を待っています。
オランダ戦を見るのはあきらめていたのですが、
まさかこんな形で見られるとは!

それにしても、サポーターたちの熱狂(!)ぶりはなかなかです。
かなり大きな声を出さないと、話しができませんでした。

バーニャカウダって、たまに食べるとおいしいですね。
バーニャがフランス語のbain、つまり「風呂」で、
カウダが chaud 、つまり「熱い」だということを、
初めて教えられました。

そして店を出たのが11 時前頃で、そのまま渋谷駅に向かったところ、
おお、駅前のスクランブル交差点は、
かなりの数の警察官たちによって、半ば封鎖されています!
元気の余ったワカモノタチが、あちこちで奇声を上げ、
街灯に登ったりもしています。

う~ん、危険な感じはないけれど、あまりの混雑に、
なかなか前へ進みません!

でも…… 日本が負けてこうなんだから、勝った場合は……

そういえば、フランス・チームは空中分解しそうです。

http://fr.news.yahoo.com/4/20100619/tts-mondial-france-synthese-ca02f96.html

監督に暴言を吐いたアネルカが、チームから外されたようです。

なんだか、残念な感じですね。

2010年6月17日木曜日

リンダ賛


「今週の一曲」のリンダ・タリー、いかがでしたか?
すごく魅力のある、そしてメッセージも伝わってくる曲だと思います。
これです;

http://www.youtube.com/watch?v=jvap9gcRdkY

ヴィデオもまた、ふさわしい感じに作られていますね。
リンダさん、Merci !

           ◇

今日の昼ごはんは、中国語の清水先生と。
ところで清水さんは、「思想論」という授業も担当なさっています。
(今「しそうろん」を変換したら、まず「詩総論」となりました。
これもいいですね!)

「思想論」という講義名ですが、これはいわば、「哲学」ともいえるのでしょう。
で、あ~でもないこ~でもないと話したんですが、
たとえば……

恋愛の悩み、就職の迷い、あるいはアジアにおける「個」の基盤、
資本主義は人間にとって善なのか、死んだらどこに行くのか、

のような質問に対して、ズバズバ答えまくる、という授業が存在したら、
これは人気がでるでしょう。
(担当できるのは、神だけ!?)

子供の頃夢想した「哲学」は、ややそれに近いものでした。
もちろん、こんな授業はありえないけれど、
「哲学」の授業には、何か少しでも、こうしたものに「かすって」欲しい、
と学生時代は思っていた気がします。
マルクス以降、全体をカバーする思想は出ていない、といわれますが、
やはり、全体へのあこがれは残っている、ということでしょうか。

と、
やっぱりおしゃべりは、知らないことを知り、
また思いもよらないことを考えるので、楽しいですね。

いい同僚が増えて、喜んでいます!

2010年6月16日水曜日

メディアと大統領


6 月に入って、フランスの新聞社についてのニュースが続いています。
まずは、大衆紙パリジャンが売却されるという話。

http://www.asahi.com/international/update/0608/TKY201006080216.html

ご存知の通り、フランス(やイタリア)の大統領は、
マスコミときわめて密接な関係にあります。
本当は、パリジャンのような独立系の新聞があるほうがいいはずです。

そして、あのルモンドもまた、こんな状態です。

http://www.asahi.com/international/update/0612/TKY201006120167.html

それにしても、もし本当に売却先にまで口を出しているなら、
フランス大統領のイメージはさらに悪くなりますねえ。

大学の図書館などで置かれている新聞と言えば、
まずはやっぱりこのルモンドでしょう。
でも、売り上げでいえば、ルモンドは決して上位ではありません。

http://www.ojd.com/chiffres/section/PPGP

これを見ると、ルモンドはパリジャンより売れてません。ていうか、
パリマッチ(もちろん週刊誌で、新聞ではありませんが)の半分です。

最近は日本でも、新聞を読まない層が広がっているようです。
大学でも、若手の優秀な先生の中にさえ、
「新聞? なにそれ?」
という意見があるくらいですから。

ネットがあるからいいじゃん。
というのが、まず最初に聞こえてくる意見でしょうが、
わたしたち旧世代からすると、その意見はピンときません。
ネットは、comme ça、わたしたちも利用します。
でも新聞の中にある雑多な情報(という言葉はイマイチですが)は、
ネット上にはありません。

もちろんネットには、新聞にはないものがあります。つまり……
両方とも価値がある、ということですね。
(あまりに当たり前な結論……)

            ◇

kouraku は、「三遊亭好楽」です。
彼の持ちネタは、「仕事がない……」

            ◇

「東京詩ゼミ」の学生のみなさんへ。
次回の宿題は;

34番~42番の詩を熟読し、自分がいいと思う作品を選び、
それを手書きで書き写し、選んだ理由も書く。

です。提出は来週の金曜まで。いつものポストに。

2010年6月15日火曜日

スナップショット


わが自慢の同僚の一人、倉石信乃(しの)さんの新刊です!
名付けて、『スナップショット ―写真の輝き』(画像)
う~ん、kawaii 装幀です!

開くと、まず発色のいいカラーの口絵写真が何枚もあり、
おお、この写真について語って欲しい! という気分が盛り上がります。
今、写真について語らせたら日本屈指の倉石さんが選ぶ写真は、
気取ってるとかイケてるとかはまったく無縁の、
静かで、熱くて、なにかが漲っているようなものばかり。

写真や絵に興味のあるみなさん、ここに最前線があります!

◇内容はこんな感じです;
監視とスナップショット
彼女のワンピース 被爆資料と写真の現在
遭遇の技術 北島敬三のスナップショット
彼女あるいは私の分身 石内都『Mother's』
実家、あるいは表象のステージ 安村崇『日常らしさ』
群衆はみえない 土田ヒロミ『新・砂を数える』
すべての/ひとつのポジション 
   「日本の写真におけるさまざまな位置」展への感想
Ruin/Desolation Row 廃墟と写真をめぐって
ネガの手の叫びのために 石川直樹『NEW DIMENSION』
写真のシアトリカリティ
写真史へのコメント
監視の現在+ウォーカー・エヴァンズの「超越」

2010年6月13日日曜日

TV レポーター募集、急げ!


TV 5 で、パリ映画祭のレポーターを募集しています。
いいなあ!

http://www.tv5.org/cms/japon/p-8053-lg7-TV5MONDE-.htm

締め切りが迫っています。急げ!

             ◇

W杯オープニング・コンサート、参加したかった!

http://www.youtube.com/watch?v=XQ-pjDxtE1w

BEP が元気そうで嬉しいです。

2010年6月12日土曜日

6 月かあ


ふと気づくと、あらあら今日はもう6 月12日。
もちろん頭では、6月に入ったのは知っていましたが、
なんだか早いですねえ~

と感じるのは、やっぱり前期末試験まであと1 か月だから、かな?
つまり、前期の授業も2/3 は終わったということ。
う~ん、順調なクラスもあり、そうでないクラスもあり。

この時期になると、試験範囲から逆算して、
それぞれの授業で進む範囲を考えます。
ダベリを減らせば、まあなんとでもなります(?)

ラジオ講座のほうは、今はまだ半分弱ですが、収録そのものは、
もっと進んでいます。テキストのほうでいえば、
もう8 月号の初校ゲラが来ています。
放送も、7 月あたりからは、だんだんギャグ言ってる暇がなくなって、
にわかにまじめな番組に変身しています(希望)。

わたしたちが(大学以外で)やらせてもらう仕事は、
大きいのと小さいのに分かれます。
「本1冊」みたいなのは、もちろん「大」です。
書評みたいなのが、「小」ですね。
もちろん、定期的なものなら、「小」はすぐに「大」に変身しますけど。

で今、ラジオが第4コーナーに差し掛かったところで、
次の「大」の企画が見えてきました。
仕事が回してもらえるだけ、ありがたいことです。
なんとかこれも、みなさんと協力して、魅力あるものにしたいと思います。

でも今は、とにかく「まいフラ」です!
すべては、これをきちんと仕上げてからです。

そういえば「まいイタ」、なんとかよろよろ付いて行ってます。
「行く」と「来る」の感じなんか、フランス語とよく似てますね。
(「一緒に来る?」「うん、一緒に来る!」となるんですね。)

とにかく、先に「企画」があるのは、(不安もありますが)
楽しみがあっていいですね。

           ◇

Wカップのフランスvs. ウルグアイ、見ました。
なんだかこう…… 見てるだけで、ストレスフルな試合でした。
個人的には、マルーダにフルで出て欲しいです。

2010年6月10日木曜日

あちこちで

ついに登場しましたね、リンダ・タリー!
あの独特の雰囲気とフランス語の結びつきが、新鮮です。

残念ながら今日ご紹介した曲はなかったのですが、
You Tube には「ママ」としてのリンダ・タリーの横顔を伝える番組が。

http://www.youtube.com/watch?v=REMxCr1bvQ8

来週は、彼女の代表曲です。お楽しみに!

            ◇

今日は大学で、普段なかなかお目にかかれない方たちとお話しできた日でした。

朝、大学に到着した時のエレベーターでは、
ある学科の事務の女性(ラジオを聞いてくださってるんです。Merci !)と話し、
午後は、PC売り場の店長さんとoffice 2010 のことを話し、
丸善では、いつもお世話になっている書店員の方々と話し、
注文を受けてもらい、

PC のサポート・センターでは、これも何度かお世話になっている男性と話し、
ついで、わたしもメンバーの一人である委員会の実質的リーダーと話し、
最後は、この4月から超忙しいポストに付かれたI 先生に呼び止められ、
おもしろいエピソードなどを教えてもらい……

なんだか大学が、ひとつの街のようにも感じられる日でした。

                     ◇

白水社から連絡があり、『フラ語入門』増刷になりました。
ほんとに、ありがとうございます!

2010年6月9日水曜日

仮題


今日は午後から白水社で、「ロード・トゥ・平成」(仮題)の打ち合わせでした。

以前も書いたとおり、これはもともとタケちゃんの企画で、
それだけになんとか形にしたいと思うのです。
幸い、今日はゲラも出て、余裕を持って9 月刊行を目指します。
どうぞ期待してください。

で今日は、共著者の一人である、今をときめく中島岳士さんと、
タケちゃんを引き継いで編集を担当してくださる渋谷さんと、
今後の予定などを話し合ったのですが……

その中で最重要事項は、なんとタイトル! です。
これがねえ、今回はほんとにむずかしい。

要は、世代の違う4 人が、それぞれの生きた時代を「内側から」書く、
そしてそれを順に並べて……

昭和は、いったいどんなふうに平成になったのか、
あの頃ワカモノは何を思い、何を感じていたのか、
そして「今」は、どうしてこんな「今」なのか、
「今」に潜んでいるあれこれは、かつての「今」がどう変転したものなのか、
そしてさらに言えば、
「今」はどこに向かっているのか……

なんてことについて、読者のみなさんが思いめぐらせてくださるような、
そんな本を目指しています。
渋谷さんの言葉を借りれば、
「大文字の『歴史』ではなく」ということです。
個人によって生きられた「時代」、その肌触り、といえばいいでしょうか。

そしてその「時代」の折り目になるのが、89年、
つまり昭和が平成になる変わり目のところなんです。
だから「仮題」は、「ロード・トゥ・平成」というわけです。

で、話し合いの結果、数ある候補の中から、
一見最初に外されそうなものが、第1候補として決定しました!
う~ん、ほんとにこれになるんでしょうか?
(いや、いいと思うんですけどね。)
そしてこれは、なんとタケちゃんが残してくれた案なのでした……

タケちゃん、
あの企画、順調に進んでますよ。
大丈夫、きっといいものするから!

2010年6月8日火曜日

Silver 大学


今日は、午前中にいつものゼミを2つやったあと、大急ぎで品川へ。
シルバー大学で「東京詩」の講義をするためです。
今日から3 週連続で、集中講座的な感じです。
で今日は第1回なので、大震災前まででした。

生徒さん(と言っても、全員わたしより人生経験が豊富なみなさんですが)は、
先週配布された詩を読んできてくれていて、
こちらはとてもやりやすかったです。
限られた時間なので、共通テーマでくくりながら読んだのですが、
これは予習していただいてないとうまくいかない気がします。

そしてなるべく、本には書かなかったことを話すようにしました。
そのほうがこっちも緊張感があっていいですしね。
本を書いていた頃と今とでは、多少モノの見方に違いもあるし。

でもやはり、詩はいいなあ、と思います。
いい詩は、何度読んでも快感です。

帰り道、一人の生徒さんと途中まで一緒でした。
彼女のお父様は、明治43年生まれだそうです。

「日比谷公園で撮った、父の写真があるんですよ」

日比谷公園が開園したのは、1903年、明治36年のことです。
そして今日は、岩野泡明の「日比谷公園」と、
萩原恭次郎の「日比谷」を読んだのでした。
だからその生徒さんは、そんなことを教えてくれたわけです。

わたしの父親は大正生まれですから、
シルバー大学の生徒さんのお父様なら、たしかに、
明治生まれの可能性があったわけなんですね。

明日は白水社にお邪魔する予定です。

2010年6月6日日曜日

Rien qu'à cet instant...


ちょっと遅くなりましたが……

この前レナさんが、I love you. を歌いましたね。
あのフランス語、ご紹介しておきましょう。

♪ Je t'aime. Rien qu'à cet instant, je n'ai pas envie
   D'entendre de tristes chansons.
   Je t'aime...

もとになるものはあった(『フラ語会話』所収)のですが、
収録前、レナさんが中心になり、ケンタやナオコにも協力してもらって、
この歌詞でいこうということになったのでした。

ちなみに、(オザキ)キヨヒコ、ご存知ですか? もみあげの?
ああ、昭和は遠くなりにけり!

         ◇

ドログバ、手術成功だそうですね。
100%のパフォーマンスは望めないけれど、
なんとか出場できるといいんですけどねえ。
ドログバのいないW杯なんて!

2010年6月5日土曜日

手袋


現代詩手帖の連載も、ついに今回で最終回を迎えました。
K編集長、ありがとうございました!
いつかまた、詩手帖に書かせてもらえることを祈りつつ……

         ◇

それにしても、昨日のドログバの骨折はショックでした。
ショックで、ちょっと眠れませんでした。
今日のフランスのニュースを見ると、
「空が落ちた」と書かれていて……

今のドログバは、たんなるコートジボワールのエースではなく、
アフリカの、そして世界のサッカー・ファンにとっての宝です。

なんとか、出られるといいんですが……。

         ◇

ほんとに小さなことですが、
今週のテレビ・フランス語講座を見ていて、気づいたことがあります。
今回は、Ça te va bien, ta robe !(よく似合うね、君のドレス!)
というような表現を勉強していたのですが、
そのサンプル表現の中に、(ちょっとあいまいですけど)
Ça te va comme un gant ! というのがありました。

字幕には「とっても似合うね!」という感じの訳がついてましたが、
直訳すると、「手袋のように合う」という感じ。
これはたとえば、
役者と役柄の組み合わせについて使われる表現だと思っていたのですが、
服が似合う、みたいなときにも使えるんですね。
知りませんでした!
(でもちょっと、むかしのボディコンを思わせるかな?)

2010年6月4日金曜日

小学校


これは、NHKでの仕事仲間のナオコさんから教えてもらったのですが、
昨日の「今週の1曲」にも登場したEmeline Michel、
今年のフジロックに来日するようです!

http://www.fujirockfestival.com/artist/  (31日の下から6番目)

見たいですね~。

          ◇

今日は授業で、コートジボワールについての統計資料を配布しました。
ドログバのインタヴューの内容を伝えたり。
統計は5年前のものですが、識字率は50%。
幼児死亡率は1000人に対して90人。
平均寿命は49歳。

小学校とワクチンときれいな水を!!

今試合が終わりました。
なんと、ドログバ骨折!!!! 悲しすぎる……
がんばれ、ドログバ!

http://www.youtube.com/watch?v=pIncFNDQrMU

↑ とっても贅沢な、ナイキのCM。ドログバも登場。(でも骨折……)

2010年6月2日水曜日

お試し


先週のあるクラスで、ちょっと「お試し授業」をやってみました。
それは、3,4年生しかいないクラスで、一応「フランス語」の授業なんですが、
フランス関連の話も、わりと多めにすることにしているクラスです。

「お試し授業」のテーマは、「市民革命」と「万博」。
まず全員に紙を用意してもらって、
その1行目には「1688」、最終行には「2010」と書き込んでもらいました。
「名誉革命」と、「上海万博」ですね。
でそこから、2 つのラインを話し、そのところどころで
ラインがクロスする、というわけです。だから登場する年号は、
1863(パリ条約), 1789, 1851(第1回万博)、1868,
1889(革命100年万博)、1914, 1945, 1964, 1970,
1973(オイル・ショック)などです。

歴史好きの方には、なにを今さら、という感じだと思います。
でも、明治の理工学部の場合、入試に「社会」がないので、
1789 が何の年か知っている学生は、おそらく……
いや、これは秘密です!

「万博」といえば、これは吉見俊哉ですね。
もちろん授業でも、だいぶ吉見本からの受け売りもありました。

とにかく、たとえ「今さら」と言われても、
就職活動する学生たちに伝えておきたかったのは、
「市民革命」の before と after はこんなにちがうということ。
でもその「革命」も、もちろん万能ではなかったこと。
明治維新と現代日本の間には、「帝国」時代があったこと。
万博が、フランス革命以降に登場したのは、理由があったこと。
(高校の新入生が、たとえば合唱祭を通して「一丸」となるように、
王なき国家は産業を通してまとまろうとした。)
産業革命が、イギリスで最初に起こったのは、
イギリスが植民地を(フランスより)多く持っていたからだということ。
くらいかな?

で、「お試し授業」は、いったい何分かかるか見当がつかなかったのですが、
なんと85分かかりました。う~ん、これじゃあ、
ちょっとした雑談には向きません!

*世界史受験知識で言うと、ちょうど100年刻みで;
1689:権利の章典(前年が名誉革命)
1789:フランス革命
1889:大日本帝国憲法(とエッフェル塔万博)
これ、覚えやすいです!

2010年5月30日日曜日

Fala


ごぶさたしました!

金曜には、通常の授業の後、例のとんかつ屋へ総勢4名で繰り出し、
その後、共同研究の今年の予定について話し合い、一応の方向を見出しました。

同僚たちは、この週末、神戸の学会に行ったり、
名古屋で座談会をした後、台湾に向かったり、
子供の運動会があったりと、みんな忙しそうです。

わたしはといえば、
土曜には、いつもの収録があり、ナオコさんの九州土産である「めんべい」
(ってご存知ですか? わたしは初めてでした。めんたいこせんべい、です。
なかなかいけます!)や「ひよこ」、そしてCD 担当のマユミさんのお土産もあり、
豪華なおやつタイムでした。

収録後、約1 時間ほど別の打ち合わせをし、
センター街を抜けて駅に向かいました。

(Is Shibuya burning ? - Yes !)

       ◇

ではまったく唐突ですが、最近わたしが1番気に入っている曲、
ご紹介させてください。Tom Diakité というマリ出身のミュージシャンです。
Fala という曲です。

http://www.youtube.com/watch?v=OqP_3aUMAws

理由ははっきりしないのですが、なんだかわたしの鼓動と同調するんです!

この曲には、どうやらフランス語版があるらしく、今注文しているのですが……
早く聞いてみたい!

2010年5月27日木曜日

歴史とエムリン


今日は、隣の研究室の清水さんとランチを食べました。
わたしは豚の生姜焼き定食(840円)です。大学からだと、
クルマで5分ほどのところなんですが、学食よりだいぶおいしいです。

清水さんは江戸期の儒学がご専門です。その分野、わたしはZEROです!
で、話しの背景にあるスキーム(っていう言い方でいいんでしょうか?)が
ちらりと見えると、ああそういう風に見えるわけね、と感心してしまいます。

わたしなどは、学生に「歴史感覚を!」などと言っている割には、
歴史は苦手。(受験だけは世界史だったんですけどねえ…… 涙)
なんとかおぼろげに感じられるのは、フランス革命のちょっと前くらいまで。
つねづね、たとえば神聖ローマ帝国についての菊池先生の本を熟読して、
もっと長いスパンをリアルに感じられるようになりたい、
とは思っているんですが……

で清水さんは江戸なので、これはフランス革命よりだいぶ前からだし、
むろんそこまでの流れもあるのでしょうから、わたしとは、
感じている「長さ」がだいぶちがうでしょう。いいなあ。

(ただ同時に、Il faut être absolument moderne. 
「絶対に現代的でなければならない(ランボー)」
っていう気持ちは、変わらないんですけどね。)

身近なことでいえば……
中国は13億人と言われているけれど、第2子で、
戸籍を持たない人もままいるようなので、
これは「最低でも13億人」という感じだろう…… ということでした。

(これはフランスの移民率に似てますね。一応8%なんていってますが、
これはもちろん登録してない人は含んでいない数字です。
ほんとうはどれくらいなのか、誰も知りません!)

そうそう、これはついこの前林さんに教えられたのですが、
1896年、例のリュミエール兄弟が開発した映写機が、
日本にも船で運ばれてきたと。そしてなんとその同じ船に、
日清政争の賠償金も積み込まれていたというのです!

う~ん、歴史の歯車は、こんな出会いを生み出すんですねえ……

         ◇

さて、今日の「今週の1曲」、いかがでしたか? いいでしょ、エムリン?
残念ながらYou Tube にはないんですが、
おお、batayam のブログにこんな技が!

http://batayam.blogspot.com/

これこれ。

このエムリンのCD(画像) は、
モントリオールのハイチ音楽専門店で買ったものです。
わたしがエムリンを買うと分かったら、
ものすごいBIG SMILE を見せてくれたお店のおじさん。
彼もエムリンの大ファンだそうです。

2010年5月26日水曜日

7枚


1か月ほど前、たった「7枚」書くのにすごく緊張している、ということを書きました。
ネット上に広告が出始めたので、ご報告させてください。

「7枚」は、吉本隆明さんの『父の像』の、文庫版解説です。(画像)
この本は、かつて「ちくまプリマーブックス」の1冊として刊行されたものですが、
今回文庫化するにあたって、その解説文を書かせていただいたわけです。

わたしにとっては、吉本さんは雲の上の存在。
解説なんて恐れ多いのですが、とにかく、心をこめて書きました。

自分なりに気になったことを調べたりもしたのですが、
実際には、調べたことは書かずじまいでした。
調べたことなんかより、吉本さんの文章に寄り添うほうが、
ずっとよかったからです。

『父の像』は2部構成で、
前半は、吉本さんの好きな文学者の作品を通して、
そこに現れる「父の像」を探っていきます。
そしてそこからは、「父の像」だけでなく、
「時代」の輪郭もリアルに伝わってきます。ここは読みどころのひとつです。

そして後半は、吉本さん自身の「父の像」です。これはねえ……
散文なんですが、もう、詩です。

発売日は6月9日。ちくま文庫です。
ぜひ。

2010年5月24日月曜日

白っぽい名前


さて、5月も最後の週です。

ラジオ・イタリア語講座、なんとか続いています。
(あくまで「なんとか」で、活用もあやしいですが。)
所有形容詞の前に定冠詞がつくケースがあるのに驚いたり、
うまく答えられると喜んだりしています。
4半世紀前にやったラテン語の授業が、ごくうっすらよみがえったり。
(ラテン語、ぜんぜんモノになってません!)

           ◇

さて、6月12日から、岩波ホールで待望の映画が公開されます。
『パリ20区、僕たちのクラス』です。この映画は、とっても気になります。
カンヌのパルム・ドールを受賞しているので、ご存知の方も多いでしょう。

雑誌「ふらんす」の5月号には、シナリオの抜粋が出ていて、
わたしなどはこれを読むだけで盛り上がってしまいます。
英語版の予告編です;

http://www.youtube.com/watch?v=A8PBbJroh4E

ちょっと検索すればすぐわかるのですが、
You Tube には日本語の予告編もあります。でも、これがちょっと…… 
むりやりヒューマン? 音のつけ方もどうも……
もちろん英語版の予告編にも、お国事情は感じるわけですが。

原題は Entre les murs 『塀の中』。
邦題とは、だいぶ印象がちがいますね。

とにかく、これは見ないと!
(映画ゼミの課題にしようかなあ。)

2010年5月23日日曜日

Night Show


今日の東京は1日雨で、わたしもふり込められた、という1日でした。
(昨日は収録で渋谷まで行ったので、
雨が昨日じゃなくてわたしはラッキーでした。
収録は快調、ってことにしときます! レナさんも元気です。)

で夜の9時ごろだったでしょうか、
突然目の前のPC をはじめ家中の電気が消えました。
ブレーカー? かと思って見に行きましたが、おや、下りてない……
でふと窓から外を見ると、おお、街はほぼ真っ暗です!

わがおんぼろマンションは、V字型の、つまり谷の中腹にあるので、
向かい側の斜面と向かい合う感じなのです。
で、その斜面が黒い森のように静まり返っているのです。

まもなく、マンションがざわざわし出し、
懐中電灯があちこちで、季節外れのホタルのように揺れています。
そして……

所在なく黒い斜面を眺めていると、なんの前触れもなく、
ハラハラハラっと、斜面に点々と灯りが広がり始めました。
なにかが目を覚ますように。
波打つように。

思いもしない、一瞬のショータイムでした!

2010年5月21日金曜日

Relax, Max !


さて、本日の「今週の1曲」は、Marie So(画像) の Chaque Jour でした。
これです;

http://www.youtube.com/watch?v=mOUuUdcOTv4

Relax... relax...(ルラックス……)
このMarie So が、初めて登場した白人ミュージシャンですが、
録音はリオで、ワキを固めるのもリオのミュージシャンです。

このCD は、渋谷のHMV の「たたき売りコーナー」で買ったものです。
売れなかった、ってことなんでしょうが、このCD は全体的にこんな感じです。
もしもこの曲がお気に召したら、アルバムもいいかも?
Marie So, la plus brésilienne des chanteuses françaises...


さあ、明日は恒例の収録です。
きっとまた楽しいです!

2010年5月20日木曜日

つぶやき


今から23 時間前のことです。こんな「つぶやき」がありました。

********************************************************

清岡智比古「フランス語ワールドへの招待」第3回
(NHKラジオ「まいにちフランス語」6月号)
6月なのでワールドカップ。カメルーンからアルジェリアの話。
フランス語ワールド=フランスと思ってしまう、ということに驚かなくては。
リンダ・タリーの曲は聴いたことないので、放送が楽しみです。

********************************************************

Merci beaucoup !  一緒に驚きましょう!
そして期待してくださいませ!
 
この小文の中で、宇波彰先生の文章を引用しているのですが、
実は先生のお宅、わたしの実家と背中合わせなのです!
完全に偶然……

Now on sale ! & sorry...


「まいにちフランス語・6月号」、めでたく本屋さんに並び始めました。
ああ、もう6月号なんですね。
めでたくこのテキストが終われば、講座の半分が終わったことになります。
楽しみましょうね!

と言ったそばから、いきなり訂正です。Vraiment désolé !(涙)
問題の個所は、35ページ。下から5 行目の右はじのカッコの中です。
ここに 
du = de + le
とありますが、これ、間違いです! このカッコ、削除してくださいませ。
しかも1つ上の行に、思いっきり「部分冠詞」って書いてあるし……
ほんとにすみません。お詫びして訂正させてください。

*************************************************

昨日のニュースに、こんなのがありました。

 「豪族の送霊船を描いた円筒埴輪など出土 京都」


おもしろいですねえ……
なんでも、縄文人の死生観を調べる資料になるそうです。

死生観、というのは、重要な問題ですね。
死や生をどういうものと考えるか、というのは、
大きく言えば、「すべて」に関わってくるでしょう。

輪廻の輪が1 回転したと思うのか、
神の国に入ると思うのか、
はたまた千の風、あるいは星になると考えるのか……

                ◇

明日、東京では30度に迫るらしいです。夏よ来い!

2010年5月18日火曜日

U と読みたい? Q トな本たち!


来る6月26日、ジュンク堂池袋本店にて、
わが同僚・管啓次郎さんとトーク・イベントをすることになりました。

http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html#20100626ikebukuro

以下、管さんのブログから引用すると;

*************************************************

主題は白水社が誇る新書判シリーズ、Uブックスと文庫クセジュ。日本の出版界でも確固たる位置をしめる、おしゃれで中身のある「白い」本たち。

ごくごくゆるやかに「フランス」との関係をむすぶこれらの本たちとわれわれとの、はかなくも熱烈であっさりと濃厚なラヴ・ストーリー、かも。
遊びに来てください!
 
*************************************************
 
ということです!
 
わたしはともかく、
管さんが「フランス」との関係を正面から語る機会と言うのは、
かなり貴重ですね。もちろん、管さんの話が、
「フランス」に閉じこもるはずもないですが。
わたしも楽しみにしています!

2010年5月17日月曜日

リル


金曜日に(つづく)と言ったきりでしたので、ちょっと続けさせてください。

中国語の新人・清水先生の歓迎会を、いつもの会議室で開き、
その後2次会に出かけるという話でした。行き先は通称「昭和のスナック」。
わたしは初めてでした。

今までにも行く機会がないわけじゃなかったのですが、
そして先週の金曜も、翌日に収録があるのはわかっていたのですが、
それでもちょっと行ってみる気になったのは……

会議室でおしゃべりしている途中、もちろん本気じゃないのでしょうが、
いつも頼りにしているドイツ語の菊池先生が、

「『ようこ』でテネシー・ワルツを聞かないと、総文のメンバーとは言えないな!」

とおっしゃいました。テネシー・ワルツの歌い手は、最年長の金井先生です。
不思議ですねえ、その時に限って、ああたしかにそうかもな、
と思ってしまったのです。
だから、一応帰る方向で支度していたのですが、結局最後は、
「ようこ」にお供することになりました。

「ようこ」は、カラオケ・スナックというんでしょう、
長細い店内の半ばまでカウンターが伸び、奥にはボックス席。
とはいえ、15人も入るのは難しかろう、という広さです。
ああ、そしてここはたしかに、「昭和のスナック」でした。

「ようこ」さんは、赤系の花柄プリントのドレス、
金井先生とは顔なじみのようです。どうも同世代のようだし。

さてカラオケです。ざっと曲目をご紹介しますと;

新人(中国語)  :雨上がりの夜空に
中堅(中国語)  :雨の御堂筋
中堅(英語)    :人生を語らず
ベテラン(英語)  :夢一夜
大ベテラン(英語):テネシー・ワルツ/上海帰りのりル

テネシー・ワルツ、聞きました。納得しました!
みんななかなかお上手で面白かったんですが、1つ新鮮だったのは、
やはり金井先生が歌うところの「リル」です。

若いみなさんはご存じないかもしれません。
この歌は、終戦後5年ほどたったころのヒット曲のようです。
わたしは、なぜか歌えます。(リアル・タイムじゃないですよ。)
で……
「リル」は、考えてみたら思いっきり「引き揚げ者」の歌です。
そしてわたしの父親も、金井先生も、引き揚げ者なんですね。
何度も聞いた「リル」なのに、金井先生が歌うのを聞いて初めて、
実感として「引き揚げソング」であることが身に沁みました。

店を出ると、雨が降っていました。
でも、こんな夜も、人生にはあってもいいかもしれません。

Women are heroes


おもしろい! と気軽に言うのがためらわれるおもしろさ。

http://www.dailymotion.com/video/xambh2_jr-extrait-women-are-heroes-kibera_creation

JR は写真家で、『28ミリメートル―ある世代の肖像』という写真集があります。
以下、昼間賢さんの文章を引用します。

*******************************************

(JRは)クリシー・スー・ボワ在住である。
クリシーといえば、2年前の「暴動」の発火点となったパリ郊外の自治体だ。

JRは、以前から撮りためていたクリシーの友人たちの顔写真を大きく引き伸ばして、
2004年、つまり「暴動」の1年前に、地元の団地の壁面に展示した。
翌年からは「Kourtrajme」というアーチスト集団のメンバーであるLadj Lyの協力を得て、
パリの街中で、非合法的に、少しずつ顔写真を貼り付けていたところ事件が起こった。

二人は、アクシデントを逆に利用して、2006年4月、パリ中心部のマレ地区で、
多目的ホールの壁面に写真を貼り付けた後、
ケルヒャー社製の放水器で「掃除する」という離れ業を演じた。
そのとき展示された写真に、撮影された若者のコメントを付記し、
映画『憎しみ』の主演俳優ヴァンサン・カセルの序文を戴いてできたのが
『28ミリメートル』である。

ケルヒャーとは、
内相時代のサルコジが「社会のクズはケルヒャーで一掃する」と断言した、
あのケルヒャーだ。

*******************************************

で明日のゼミ、またまた『憎しみ』を見ます!

2010年5月15日土曜日

Ryu-chan on the Net !


今日は土曜日。いつもの通り無事収録してきました。
収録は、いつも楽しいです!
で、ご紹介したいこともあるんですが……
それに昨日は、(つづく)と書いたんですが……

明日は日曜で、みなさんも比較的お時間があるかもしれないので、
その間にぜひ読んで欲しいものがあるんです。
ですので順番を繰り上げて、急遽推薦いたします。
あの黒田龍之助さんの人気講演が、なんとネットで公開されました。
これです;

http://www.sanshusha.co.jp/kuroda/index.html

おもしろくてタメになって、厳しくて愛に満ちています。

黒田さんとわたしは、
「四ツ谷」と「大岡山」と「生田」とNHKと and more で繋がりがあるんです。
もちろん、言葉についての考察の深さでは、
黒田さんの足元にも及びませんけど。

ぜひぜひお読みになってください。超推薦です!

黒田さん&三修社さんに、感謝……

2010年5月13日木曜日

Nous pensons à vous.


かつてわたしがAmadou & Mariam に出会った曲、
それが今日「今週の一曲」でご紹介した Je pense à toi. です。

http://www.youtube.com/watch?v=av3iJh5wwfM&feature=related

陳腐な言い方ですが、名曲だと思います。

              ◇

今日は午前中に2コマ授業があり、そのあと割りと急いで帰宅し、
土曜の収録の準備の続きをやり、
夕食後は「大連で餃子を」の最終回のゲラを直すという、
気分的には「3本立て」な1日でした。
(というか、まだゲラ直しは続くんですが。)

明日は会議の後、今年から総文の同僚になった、
中国語の清水さんの歓迎会があります。
といってもすでに、この前分からないことを教えてもらったりしてるんですけどね。
(明治維新後、儒教は庶民にとってどう映っていたのか、みたいなことです。
まあ雑に言っていいなら、古い、と感じられていたそうです。)
研究室もお隣なので、色々教えてもらえそうです。

              ◇

タケちゃん関連では、やさしいメールをいくつかいただきました。
ありがとうございました。
(Junichirou さん、返信が拒否られてしまいました!)
というわけで、一つ追加で書いておくと……

すべての『フラ語』のデザインをしてくれているカオリンは、
訃報に接した後、3日くらいあまり仕事にならなかったそうです。
特に連絡を受けた直後は、さっさと仕事をやめてしまったと言います、
ふだんは、基本終電近くまで働くらしいんですが。

「でね、帰ろうと思って電車に乗ったら、なんと、目の前に座っていた男の子が、
『エクスプレス・ポルトガル語』読んでたの! あれって、
タケちゃんの担当で、わたしが装幀やらせてもらった本なの。
わたしね、自分がデザインした本を読んでる人見たの、初めてだったの!
ああ、もう言葉が出なかった……」

なんの偶然なんでしょうかねえ……

2010年5月12日水曜日

The Show must go on.


というわけで、昨夜と今日、「RIP タケちゃんの会」が行われました。
この、無宗教の自由葬の様子は…… 管さんの文章が紹介してくれています。

http://monpaysnatal.blogspot.com/

それにしても、「笑いあり」のお別れ会って…… ステキ! 
男性からも女性からも愛されたタケちゃんでした。(特に後者!)

           ◇

今日のお見送りは、わたしは午前中に終わりました。
で、せっかくなので、以前タケちゃんと行った新宿のうどん屋へ。
(新宿の美々卯です。)
それからABC とジュンク堂をはしごし、なんだかヤケ買い(?)して、
両方の店とも配送をお願いしました。
普段はもちろん(と言っていいのかな?)、本やCD を買うのはもっぱらamazon。
日本、フランス、たまにカナダを使います。が、
やっぱりこうして本屋さんでぱらぱらしながら選ぶのは、いいですね。
amazon とちがって、おお、こんなのがあった、ということも多いし。

そういえばジュンク堂には、語学書のCD のための試聴機があるんですが、
ここにデモされていた3枚の中に、『フラ語入門』のCD が含まれていました。
こういうのは初めて見たので、違う意味で、おお、と思いました。
(でもどうしても、タケちゃん見て見て! とも思ってしまうんですけどね。)

それから、まだ幼稚園に通う姪の誕生日プレゼントを買いに、サブナードへ。
注文されていたのは、バレーの練習用レオタード。
親切な店員さんに助けられて、ラベンダーのものをゲット。即発送。
明日、喜んでくれるかな?

2010年5月10日月曜日

Requiescat in Pace 須山岳彦(1963-2010)・3



『ル・フランセ・クレール』の収録は、とてもいい雰囲気でした。
聞けばタケちゃんは、レナさんがまだ高校生だった頃、
一緒に仕事をしたことがあり、
その後レナさんはフランスの大学校に行っていたので、
この時が数年ぶりの再会とのことでした。
もちろん、レナさんの帰国を、タケちゃんは知っていたわけです。

収録後、レナさんはわたしたちに言いました、
フランスでビジネスを勉強して、実際働いてもみたけれど、
わたしは日本でフランス語の先生になることにした、
ビジネスは好きだけど、フランス語教育のほうがもっと好き!

その後、タケちゃんとレナさんはたくさんの仕事を一緒にこなしたはずです。
そしてわたしにもまた、
タケちゃん&レナさんと仕事をする機会が巡ってきました。
『フラ語デート会話、恋ってどんなものかしら?』です。

これはようするに、恋する二人が、
東京のあちこちをフラ語デートする、というものです。
でその場所と言うのが……

その日、タケちゃんとわたしは新宿で待ち合わせしました。
そしてまず向かったのがHMVです。本の中の二人が、
HMV の視聴機の曲についてあれこれ言う場面があり、
そのCD 用の背景音を録音しに行ったのです。
もちろん、場所が場所だけに、録音終了後も、
いろんなコーナーに引っかかったのは言うまでもありません。

次に向かったのは、東口の吉野家です。
ここではどうしても、店員さんの、
「つゆだく一丁!」
を録音する必要がありました、本の会話に合わせて!

わたしたちは2階に上がり、
中国系と思われる女性の店員さんと少ししゃべりました。その結果、
「つゆだく」の上にもうひとつ、
「つゆだくだく」という選択肢があることを知りました。

じゃあ清岡さんつゆだくにしてください、
わたし、だくだくいってみますから。

そしてCD には、見事に、
「つゆだく一丁、つゆだくだく一丁!」
を収録することができました。

そしてわたしたちは電車に乗り、さて今度はTDL です。
これはまず、車内のアナウンスを録音しなければなりません。
「次は、舞浜~」です。
そしてさらに大事なのは、舞浜駅に流れる、ご存知あのメロディー。
TDL 入口付近のざわめきもまた。

なんだか、40男が二人してTDL の周辺をさまよっているのはミョーでしたが、
タケちゃんはどこでも溶け込める人ですし、
わたしもそんなタケちゃんと一緒なら、浮世離れも楽しいものです。

で、TDL 関連の収録も無事終わり、最後はまた新宿に戻り、
スタバの店内の録音です。これは、高島屋の前の、
うなぎの寝床様の店で敢行しました。
うまくいきました!

こうした背景音を駆使し、また、レナさんとアレックス君の協力を得て、
『デート会話』のCD は完成しました。
このことがなかったら、今わたしがレナさんとNHKで働くこともなかったでしょう。
2年前の4月、タケちゃんは、
「NHKテキスト、売り切れてたので注文しました!」
というメールをくれました。

たしかやっぱり『デート会話』時だったと思いますが、
最後のゲラ直しの時間がなくて、白水社から歩いて三秀社まで出かけ、
そこで「出張校正」した記憶があります。
そしてこの時も、
タケちゃんはまず担当オペレーターの女性を紹介してくれました。
(お名前も覚えています。)
よくわかりませんが、フツー編集者って、
オペレーター個人とまで仲良くなるものなんでしょうか?
校正は午後5時ごろ終わり、
そのまま近くの飲み屋に吸い込まれてしまったのは
また言うまでもありません。

そういえばこの時期、タケちゃんにはステキな彼女がいました。
花子さん(仮名)には何度も会い、あれはどの本の時だったか、
二人でわたしの家に来てもらって、
イラストのレイアウトを相談したこともあります。
ただこの時は、なぜかタケちゃんが早々に酔って寝てしまい、
ほとんどわたしと花子さんで決めてしまったのですが!

花子さんはいい人で、タケちゃんのことが好きでたまらない感じでした。
彼女にとってタケちゃんは、男であり、王子であり、妖精であり、スターでした。
だから、花子さんと別れたって聞いた時には、
わたし自身は、とても残念な気がしました。もちろん、
そうは言いませんでしたが。

その後タケちゃんは病を得ました。
繰り返しさまざまな治療を受けました。
それは辛いものだったはずです。
手術を受けに入院する数日前、レナさん、「ふらんす」担当のアミさん、わたし、
みんなで新宿のカラオケに行きましたね。
たくさん飲んで、そのあとうどんも食べて、
あの東南口の前で握手しましたね。

タケちゃんは死んでしまいました。
わたしたちは彼にお別れをしなければなりません。
もっとタケちゃんと仕事がしたかったのに。
進行中の本だって、ゲラが出る一歩手前だったのに……

Requiescat in Pace タケちゃん
わたしたちは気が合いましたね。
楽しい本が作りたかった、喜んでもらえる本が作りたかった。
あなたのおかげでたくさんの人と出会い、
あなたのおかげで仕事もできました。
あなたは白水社を愛していた。仕事を愛していた。
わたしたちは仕事仲間だった。そして親友だった。
タケちゃん、もっと一緒に仕事がしたかったのに。
Requiescat in Pace タケちゃん。

2010年5月9日日曜日

Requiescat in Pace 須山岳彦(1963-2010)・2


その次に来たのが『フラ語入門』でした。
当時わたしは、いくつかの大学で非常勤講師として働いており、
担当数は、だいたい週15コマほどでした。
もう少し多い時も、少ない時もありましたが。

で、そうした授業を通して得たことを、
つまり、学生がまちがえやすいところとか、
なにがわかれば糸がほどけるのかとか、
複数の説明のうち、どれが1番理解されるのかとか、
英語との対比はどの程度有効なのかとか、
そもそもなにを目標にして勉強したらいいのかとか、
生きるって何なのか(!)とか、
まあそうしたことがらを、フィードバックさせる場所が欲しかったわけです。
で、『フラ語入門』は、その時点でわたしが知っていたすべてを使って、
それでも楽しみながら書きました。

タケちゃんは、自由にやらせてくれました。
たしか最初に、見本原稿を作って、
それを会議で通してもらいましたが、そのあとはほんとに自由に。
そして装幀の段になると、『動詞』のとき担当してもらったカオリンに再びお願いし、
その際には西荻窪辺りで飲んだり食べたり飲んだりし、
ストライプ柄の幅なども話し合いました。
(旧版の表1の透明のガラスの❤。これはわたしがカオリンにお願いし、
「歪みのソフト」で作ってくれたものです。)

そうそう、『フラ語』の帯のコピー、これはほとんどすべてタケちゃん作です。
『動詞』のときの、
「カツヨー、なにそれ?」
には、わたしでさえ「これあり?」と思いました。
ありだったんですね!

考えてみると、わたしをカオリンに引き合わせてくれたのはタケちゃんでした。
そしてタケちゃんとカオリンの出会いは、なんと飲み屋だったそうです。
(つまり仕事がらみじゃなかったということ。)

その後の、『パリ24時間』や『ボンボン・ショコラ』などの教科書、
『フラ語練習』『ボキャブラ』なども、すべてタケちゃんとの合作です。

そして、わたしが初めて取り組んだ文法の教科書、
それが『ル・フランセ・クレール』です。
それまでのものは、みんな「読本」系のものだったのですが、
それは、すでに世の中にいい文法教科書がいくつかあったからです。
でも、時代は変わります。
わたしは、どの教科書もしっくりこなくなっていました。
で、初めて文法書に取り組んでみたわけです。

で、この『ル・フランセ・クレール』にはCD がついたのですが、
その録音者候補として、わたしは何人かのフランス人の名を挙げました。
が、タケちゃんはそのリストをよく見もせずに言うのです、
いい人がいるんですよ、彼女にやらせてみたいんです。
サンプルにもらった音源は、古くて声がよくわかりませんでした。
でも、タケちゃんがそこまでいうなら、いいです、その人にやってもらいましょう。

で、収録当日現れたのが、レナさんだったのです。(つづく)

2010年5月8日土曜日

Requiescat in Pace 須山岳彦(1963-2010)・1


このブログでも、すでに何度も登場している白水社のタケちゃん、
思い起こせば、タケちゃんと初めて会ったのは、12年前の4月のことです。

友達というのは、たとえば小学校以来の友達とか、中学、高校、
あるいは大学での友達、就職してからできた友達とか、
さまざまな友達がありえるのでしょうけれど、わたしにとってタケちゃんは、
大人になってからできた、大事な友達です。

たとえば30歳前後の人と話していて、彼(女)が、
ぼくには友達がいないんです、
などと言いだす場合には、もちろん友達なんてなくたっていいけれど、
でも、まだまだこれから先、いい友達ができる可能性はゼッタイあるよ、
と言うことにしています。
そんなとき、わたしははっきりと、タケちゃんのことを考えていました。

初めてタケちゃんに会った時、わたしははもう30代の終わりでした。
忘れもしない、それはH大学のフランス語教員が年に1度集まる「教科書会議」でした。
わたしは、フランス語の教科書についての、小さな企画を持っていました。
で、もしもできるなら、どこかの出版社に出してもらいたいと思っていて、
その会議で出会ったタケちゃんに、話を持っていったのでした。

一通り話を聞いてくれたタケちゃんは、
ああ、やりましょうよ、
とあっさり言ってくれ、わたしは驚きもしましたが、
もちろんとても嬉しかったのを覚えています。
その企画は、「おいしいフランス語」という教科書として実現しましたが、
それを作る過程で、あっちこっちで飲んだり食べたり飲んだりしました。
装幀を担当してくれる女性デザイナーとも吉祥寺で会い、
中華料理を食べながら、数種類のラフについて語ったりもしました。
フォントを選んだり、各課のタイトル周りのデザインについて相談したり……。

思えば、こうしたタケちゃんとの仕事の中で、
わたしは本を作る喜びを教えられたと思っています。
また、タケちゃんが愛してやまなかった白水社、
わたしにとっては足を向けて寝ることのできないこの会社の人たちも、
ひとり、またひとりと紹介してくれました。
そして彼らの仕事を知るにつけ、本というのもが、
まあ当たり前と言えば本当に当たり前ですが、
たくさんの人の共同作業なしには生まれえないということを、
つくづく思い知りました。

その白水社から、わたしは「フラ語シリーズ」を出してもらっていますが、
そのすべての担当はタケちゃんです。
というか、そもそもこのシリーズの第1作、
『フラ語動詞、こんなにわかっていいかしら?』は、
たまたま書いたのがわたしだっただけで、
企画もコンセプトもタケちゃんのものでした。

『フラ語動詞』の最大の特徴は、辞書とは違って、
動詞の活用形をインデックスしたこと、そしてそうしたすべての活用形に、
ルビを振ったことなんですが、
この2点は、タケちゃんが立てた企画にすでにはっきり書かれていました。
わたしはその企画書を見せられ、書いてみる気はないか、と訊かれたのでした。

おもしろいし、これはたしかに入門者の役に立つ、と思って、
わたしはやらせてくれるようにお願いしました。
ただ、上に挙げた2つの特徴は、
実はタケちゃん本人が思いついたものではありませんでした。
当時付き合っていた彼女がフランス語の勉強を始め、
そういう参考書があったらいいのに、
という希望を漏らしたものをタケちゃんは聞き逃さず、
すぐに企画として組み上げたものだったのです。
彼はそういう人でした。
誰からでもよく聞き、聞き逃さず、火のないところに煙を立て、
思いもよらいない火花を引き起こしました。

やがて本ができた時、その彼女はもうモトカノになっていました。
が、もちろんタケちゃんはそれを彼女のもとに届けたそうです。
彼女と飲んだんですよ、喜んでくれましたよ、と、タケちゃんは言っていました。
その話を聞いた時、わたしはタケちゃんに一歩近づいた気がしました。(つづく)

2010年5月5日水曜日

D'argent


GW も今日で終わり。みなさん、bonnes vacances を過ごされたでしょうか?

わたしの場合はどうだったかというと、今年は実質4日しかなかったのですが、
そのうちの3.5 日くらいはpc の前にいました。仲良しですね~、pc と!(涙)

で、つらつらネット上をさまよっていると、ありました、
「今週の1曲が楽しみだ」というご意見が!
そう言っていただけると、とても嬉しいです。Merci bien !
なにしろ著作権関係では、あちらにもこちらにもお世話になっているので。
ただこれは、ストリーミングでは放送できないので、番組を聞くか、
あるいはYou Tube か Dailymotion あたりで探していただくしかないのですが。

ところで、シルバー大学というのをご存知でしょうか?
自治体が、シルバー層向けに開講しているケースが多いようですが。
勤務先でもとても人望の厚い北野大先生は、
江戸川区のシルバー大学の学長さんだそうですし。
で、実はわたしも6月に、品川区のシルバー大学に出講する予定です。
お題は「東京詩」。3回の講義なので、ちょうどいいです。
(『東京詩』は3部構成なんです。)
むかし、某大学の生涯教育センターでフランス語の授業はしていましたが、
もちろん「東京詩」は初めて。なんでも「文芸講座」の一部だそうです。
受講資格は60歳以上とのことなので、
戦中戦後の雰囲気などは、教えていただくことも多いでしょう。
お世話になります!

というわけで、なかなか気を抜けない日々が続きますが、
お互い、休み休みがんばりましょう!

敬具(ってなんで手紙なんでしょ!?)

2010年5月4日火曜日

Top 50



わりと最近、Journal du dimanche という雑誌が、 ノン・ジャンルの「フランス人・人気投票」をしたそうです。
その結果はこちら;

http://www.lejdd.fr/top50/

おお、コルネイユが41位に! 

それにしても、シモーヌ・ヴェーユが「なまいきシャルロット」や「神の手・アンリ」より上位に来てるとこは、フランスらしいと言えるのでしょう。

2010年5月3日月曜日

ノアの箱舟


「ノアの箱舟」が見つかった! というニュース、ご存知でしょうか?
 これがねえ…… どこまで信じていいのか、全然わからないんですけど。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2722397/5676346

聖書の内容を、科学的に検証しようという動きは、
もうずいぶん昔からありましたけど、まだ続いてるんですね。
(画像はアララト山。)

さ、仕事開始!

2010年5月2日日曜日

連載第4回


そうでした、モノは目の前にあるのに忘れてました。
(batayam のブログを見て思い出しました。Merci !)
「現代詩手帖・5月号」、絶賛発売中です! 
「アカシヤの大連で餃子を」の連載も、これで4回目。
そろそろエンディングが近づいてきました。

今回の内容は、叔母に聞いた話が核になっています。
「もう、大連のことを話せる相手がいないのよ」と、
彼女は言ってました。そうでしょうねえ……

そして「詩手帖・5月号/日本で書くということ」は、
(まだ読んでないのになんですが)面白そうです。
特に、「伊藤比呂美+ジェフリー・アングルス・詩人の境界、翻訳家の境界」、
「平田俊子+ピオネル・ツェレポンツァガ・ツェギーさんと東京を歩く」は楽しみ。
また、先日亡くなった大野新さんへの追悼文を、
清水哲男さんがお書きになっていて、
清水さんの最初の詩集が、
これほど大野新の影響を受けていることを初めて知りました。
たしか押入れの段ボールのどこかに、
大野新の『砂漠の椅子』があったはずなので、
引っ張り出してみたい、ところですが、それは目の前の仕事が片付いてから。
(ってことは、いつ……?)

さあ、仕事開始!

2010年5月1日土曜日

Shibuya へ


さあ5月! 新緑の緑は、地上で最も美しい色の一つでしょう。
今年もまたその季節が巡ってきています。
そして今日は土曜日、いつもの収録にNHKに行ってきました。

収録開始は1:30だったのですが、わたしは一人で先に行き、
NHKの社員食堂でお昼御飯。
で、見晴らしのいい5階の食堂(通称「5ショク」)に行ってみると…… 
ものすごい混雑! しかも食べているのは、子供やら家族連れやらです。
聞けは今日は、一般開放しているとのこと。なるほどねえ。

で方針を変えて1階の食堂に行ってみると、よかった、開いてました。
(土日は、基本どちらかしか開いてないみたい。)
読みかけの文庫を読みながら、いつもの「上すし」をいただきました。
やっぱり、700円なら安いです。

この「上すし」、特徴の1つはサビがかなり効いていること。
にもかかわらず、わたしの次のお客さんは、サビ多め! 
と頼んでいました、大丈夫でしょうか!?

そして収録開始。が、昨日の晩カラオケに行き、
今日の午前中授業があったというレナさんは、イマイチ声に力がない感じ。
(もう何十回も一緒に収録しているので、声の「圧」のちがいが、
わりとはっきり感じられるのです。)で、休憩を多めにとったりしていると、
さすがに若いので、エンジンがかかってきました。
で、無事予定通り収録終了です。

ところで、収録の合間に、ちょっとケンちゃんとおしゃべりしたのですが……
現場のリーダーである彼は、文学部出身です。
彼はとても優秀な人ですから、もし望むなら、法学部にでも行って、
官僚を目指すこともできたはずです。でも彼は、そうしませんでした。

「勉強は好きだったんです。でも、高校時代、
あんまり好きじゃないことをさせられて、
大学では、好きな勉強をしたかったんです」

そして好きな勉強は、専門であるチョムスキーに辿りついた、
ということなんでしょう。まあわたしなんかが言ってもしょーがないですが、
とってもしっくりくる話です。それにしても、
ケンちゃんといい、大学の若旦那・波戸岡さんといい、
まったく近頃の若いもんの優秀さには、頭が下がります。

収録は、ケンちゃんと、やはり若くて優秀なナオコさん、レナさん、そしてわたし、
この4人(+その日の担当の技術さん)で行っています。
CD 担当のマユミさんや、チーフのユキさんが、
おやつを持って応援に来てくれることもあります。
というわけで、「まいにちフランス語」は、とても幸福な番組です。

語学が中心なのは言うまでもありませんが、こうした雰囲気が、
リスナーのみなさんに伝わればいいのですが。

さて明日は日曜日です。みなさんのご予定やいかに?