あの、ランペドゥーザ島を舞台にしたドキュメンタリー、
『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』(2016)
を見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=-IgaGgZbuwQ
この島には、
手作りのパチンコで鳥を取ろうとする少年、
漁師、穏やかに暮らす敬虔な女性……など、
いわば「ふつうの」生活があります。
が、同時にこの島は、
アフリカ各地から、
そして中東からも、
多くの移民が小舟で押し寄せてくる場所でもあります。
けれど、
こうした移民・難民の中には、
途中で命を落とす人も多く、
またなんとか島についても、
ボロ船の化学燃料を浴びて大火傷を負っていたり、
重い脱水症状だったりします。
多くの子供たち、多くの女性たちもいます。
彼らを懸命に助ける島のある医師は、こう言います。
「こうした人々救うのは、すべての人間の務めだ」
ただし映画の中で、
島の人々と移民・難民たちは、
接点さえないのですが。
(医師だけを除いて。)
ドキュメンタリーとして、
これは撮られなければならなかった作品だと感じます。