2017年9月21日木曜日

Si j'étais un homme film

オドレイ・ダナと言えば、

http://tomo-524.blogspot.jp/2011/04/welcome.html

での、主人公の妻役や、

http://tomo-524.blogspot.jp/2015/07/tellement-proches.html

での、ユダヤ教に心酔してゆく妻の演技が印象深いです。
そして今日は、彼女が監督・主演したコメディー映画、

Si j'étais un homme film   (2017)『もしわたしがオトコだったら』

を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=dBrNYeOdTEo


オドレイ・ダナだ、というだけで見始めたので、
タイトル以外、なにも予備知識がなかったのですが、
まさかこのタイトルが、
こんなにリアルに再現されているとは、思ってもいませんでした。

建築会社で働くジャンヌには、
ステキな夫と、
かわいい二人の子供がいました。が、
ある日突然、夫が言うのです、
J'ai rencontré quelqu'un.  Elle est enceinte.
(カノジョができたんだ。妊娠してる。)
そこから彼女の生活は一変するのですが、
実はもっと大きな変化がジャンヌを待っていました。
あるあらしの夜以来、
Elle a une bite !
彼女は「男性」になってしまいます。

こういう話は、
まあ、昨今よく見かけます。
だから、ああここでもか、と最初は思ったものの、
そこは大人向けコメディー、
ジャンヌはそれを使って、いろいろ試し始めます。
実際、会社の同僚の女性(“Je suis pucelle, quoi. ”)と、
関係を持ってしまったり。
でもその後、彼女はある男性と恋に落ち、
自分の体の変化に悩み……
というお話。

この映画で、1つ、
通奏低音のように提示され続けるのは、
ズバリ、子育てです。
ジャンヌも、親友のマルセルも、
そして男たちも……

どうということはない話なのに、
最後まで楽しく見られました。
オドレイ・ダナは、やっぱりいいですね。