トランプ大統領が公約に掲げていた、
DACA(移民救済制度)の撤廃。
当初言っていた「即時」ではないものの、
ついに、撤廃の方向がはっきり打ち出されました。
この結果、ドリーマーと言われる、
子どもの頃不法移民としてアメリカに来た人たち(80万人)への、
滞在許可が下りなくなり、
強制送還になるかも、という話です。
オバマ元大統領は、
はっきりこれを批判。
各地でデモも起きています。
当然でしょう。
一方で保守派の中には、
まだ手ぬるい、という政治家もいます。
移民が仕事を奪っている、という、
きわめて根拠の薄い物言いに固執しています。
移民たちがいなくなったら、
アメリカが回っていかないことは明白なんですが。
ドリーマー、というのは、いいですね。
もちろんこれは、
アメリカン・ドリームという表現と繋がっているのでしょう。
彼らは、故郷を捨て、
今はもう20年もアメリカで暮らす人もいるわけで、
強制送還なんかされても、
出身国にはもうなにも残っていません。
ドリーマーたちの多い都市としては、
ヒューストンが挙げられます。
先日見た映画、『闇の列車、光の旅』でも、
ヒューストンの名前が聞かれました。
今は洪水で大変ですが……。
アメリカが閉じていくのは、とても残念です。