昨日は、
ガイドさんをお願いして、
<バルベス・グルマン>というツアー(?)を
行ってもらいました。
これです。
https://levraiparis.com/fr/le-paris-gourmand/barbes-goumand/
バルベスについては、
歩きもしたし、調べもしましたが、
現地人の見方はどんなもんなのだろうと思ったわけです。
ガイドの Guillaume Le Roux は、
とても感じがよく、かつ熱心な人で、
とてもよかったです。
50代くらいでしょうか、
ブルターニュの家系で、
ただし自分はパリで生まれ育ったと言っていました。
アンヴェールの駅で待ち合わせしたのですが、
ここから数分のアパルトマンにもう12年住んでる、
とのことでした。
バルベスは、彼にとって庭みたいなものですね。
(もちろん、白人文化主義なら、
内側ばかり向くでしょうから、
どこに住んでも、バルベスは透明になってしまうでしょうが。)
コースは、
アンヴェールから、
メトロの南側をバルス方向へ歩き、
バルベス駅のところで北側に出て、
そこからグット・ドール、レオン小公園、
サン・ベルナール教会へと進むのですが、
なんとこれは、
『エキゾチック・パリ案内』でたどるコースとほとんど同じ。
気が合います!
(拙著のことは話しませんでしたが。)
また、彼が話してくれる内容も、
ほとんど『エキゾチック・パリ案内』がカヴァーしている事柄で、
なんというか、少し安心しました。
とは言え、もちろん新発見もいくつかあって、
例えば、この店。
http://koyakamarket.com/
ここは、コートジヴォワール系の人御用達の店で、
店主の男性(民族衣装を着て、道端で友達とおしゃべり中でした)
とも話しましたが、
なんだか鷹揚で、ギヨームに後から聞いたとこでは、
「彼はね、多分、お金持ち」
とのことでした。
この店では、乾燥したビサップの花を買いました。
これも『エキゾチック・パリ案内』に登場した、
ハイビスカスのジュースを作るためです。
(水出しなので、要は水に入れておくだけ!)
ちなみに、この店と同じ KOYATA がつくエピスリが近くにあったので、
「このKOYATAって?」
とギヨームに聞くと、実は彼も知らず、
早速聞きに言ってくれて、
「民族の名前なんだって」
とのこと。
なるほどね!
そう言えば、先日ここで紹介した映画、
La vie du Chateau (←アクサンが出ません!)
でも、単にコートジヴォワール人ということではなく、
民族ごとにコミュニティーが形成されていました。
そういうことなんでしょうね。
ギヨームと別れた後は、
バルベス駅前のおしゃれなカフェ、
カフェ・バルベスで一服。
この地区唯一の「おしゃれな」店は、
今もまだ唯一のまま、
つまり、こういう「おしゃれな」店は、
他に増えていませんでした。
少し危惧されたジェントリフィケーションも起きていないようで、
ちょっとほっとしました。