今日はまたちょっと暑くなった
(と言っても、東京とは違いますが)
ので、2度、ウーバーを利用しました。
とても便利でした。
最初の運転手さんは、モロッコ系の若い男性。
お父さんの代にフランスに来て、
彼自身はフランス生まれです。
「日本から?
日本はいい国だろ?
だって、中国、ヴェトナム、カンボジアなんかからは、
あんなにたくさん移民が来てるのに、
日本人はみたことがない。
きっと、経済がうまく行ってるから、
移民する必要もないんだね?」
そう、それは間違っていないと思います。
でも、
「たしかに仕事自体はあるんだけど、
必ずしもみんないい給料ってわけじゃない。
経済は順調だって言われてるけど、
それは、そういう人たちにとって、ということで、
みんなが、よく支払われているわけじゃないよ」
彼は、まあそうなんだろうね、
という感じで、深く頷いていました。
「そういえばこの前、
タンジェが舞台の映画を見たな」
「タンジェは、本当に綺麗な街だろ?」
「そうね。で、あそこには<自由地区>があるじゃない?
あそこで働くのって、難しい?
給料は高い?」
「Mmm... そんなに難しくはないんじゃない?
給料も、まあまあっていうか」
なるほど。
フランスで働いてる彼からすれば、
そんな感じなのですね。
二人めは、チュニジア出身の、体格のいい男性。
立派なメルセデスに乗っていて、
車を褒めるととても嬉しそう。
「一日運転するからね。
快適な車じゃないとね」
「チュニジアの女性って、
とても優しいって聞いたことがあるけど、本当?」
「そうねえ、まあ、優しいけど、
気まぐれかな?」
もちろんこんな話は、本気ではありません。
どこの場所にも、
優しい人間も、そうじゃない人間もいるわけですから。
「ぜひチュニジアにも来てよ。
フランスからなら2時間だよ。
僕も、1年に3〜4回は帰ってるかな」
二人とも、感じのいいマグレバンでした。