2018年8月22日水曜日

チュニジアから(ピスタチオ)

今いるアパルトマンの近くに、
ピスタチオの専門店があります。

http://www.lapistacherie.fr/

通りかかるたびに、
きれいな店だなあと思っていたのですが、
ふと、マノンを預かってくれている人が、
ピスタチオ好きだったのを思い出し、
お土産を買いに入ってみました。

それにしてもたくさんの種類があります。
よく分からないので、
オススメを尋ねてみると、
「みんなおいしいけど(というのは決まり文句ですが)、
ぼくが好きなのは、
イラン産のこの有塩のと、無塩のですね。
でも、隣のメランジュは、
5種類入っているんですけど、
そのうちの1種はイランの有塩なので、
これも選ぶ楽しさがあっていいと思います」
で、それを試食させてもらって、
結局メランジュにしました。

包んでもらっている間、
細面でヒゲの濃い彼に、
「で、あなたもイラン出身?」
「いや、こんな顔だからよく言われるんですけど、
ぼくはチュニジア系なんです」
彼自身は、パリ 生まれのパリ 育ちだそうですが、
ご両親がチュニジア移民なんだと。
「でも、チュニジアにはピスタチオはないんですよ」
「じゃあピスタチオとは、パリで出会ったってこと?」
「まさにそうです! で、妻と出会ったのもね」
「奥さまもチュニジア系?」
「そうです!」
「チュニジアの女性はやさしいんでしょ?」
「みんなそう言うんですけどね! 
ただ、イタリア人男性にみんな持ってかれちゃうんですよ」
「そうなんですか!?」
「特に彼らには、チュニジアの女性はよく見えるらくて」

さてこのピスタチオのお土産、
気に入ってもらえるでしょうか?