夜10時過ぎのメトロ、
空いた席を譲ってくれようとした、
感じのいい男の子たち、
彼らは韓国からの旅行者でした。
英語で話したのですが、
二人は片言の日本語も知っていました。
「毎週、日本の企業の人と会うので、
少しだけ覚えたんです」
聞けば、電気関連の大企業のサラリーマンで、
「東京も何度か行きましたが、
オフィスからオフィスを回るばかりで、
全然東京のことがわかりません。」
ああ、もしかしてエリート・サラリーマン?
また二人は、それぞれ恋人がいるらしいのですが、
「今回は、男二人の自由な旅です!」
と笑います。
一方の子は、大学で中国語を勉強したそうで、
いつかは中国で仕事をする希望を持っていました。
でもじゃあ、フランス語は?
「韓国では、残念ながら、フランス語を勉強する機会はなかなかないんです」
まあ、日本でも多くはないかもしれませんが。
シャトレで降りた彼らとは、
やっぱり握手して別れました。
とても感じのいい、
そして優秀そうなワカモノたちでした。