2025年5月30日金曜日

フレンチ・オープン

始まってますね、フレンチ・オープン。

2回戦に、フランスの人気プレーヤー、
モンフィスが登場しました。
がんばってる38歳です。


で、32秒あたり、
モンフィスのパートナーであるスビトリーナの前に座っているのは、
ジネディーヌ・スアレムですね。
彼の出演作は数えきれないくらい見ましたが、
とてもいい俳優だと思っています。
一番印象に残っているのは、これかな?


2025年5月29日木曜日

パレスチナ国連大使が会合中に泣き崩れる

 Je n'oublie pas.

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6540457


『紳士は金髪がお好き』

今学期、大学院ゼミの1つのテーマは、
male gaze(男性的視線)で、
その切り口で映画史を遡ったりもしてるんですが……

最近、

女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選

という北村紗衣さんの本を読んだんですが、
ここに、ゼミで見るべき映画のヒントがありました。
(ありがとうございます!)

で、この本の中からまず選んだのは、

『紳士は金髪がお好き』(1953)

です。
『裏窓』の1年前、
マルヴィの論文の22年前ということになります。

タイトルからして「おバカ」な感じですが、
実際見てみると、これがとてもいいのでした。
二人の女性の、友情、ないし絆、の物語として、機能していると思いました。 

で、ちょっと探して院生と読んだのは、この2本の記事。



「おバカ」どころか、
ちゃんと再評価されてたんですね。

アマプラにあるんですが、
画質に難があるのが残念。
でも、十分面白いです!

2025 総合芸術系 進学説明会

鞍田先生と、
鞍田研の院生、ふたりが登場します!


2025年5月26日月曜日

白水社、110周年

そうなんですね!
(パチパチパチ!)

特設ページはこちら。



『キャッチャー』はもちろん、
『中村屋のボース』、
『台湾生まれ、日本語育ち』
『ハドリアヌス帝の回想』
『気になる部分』
『グローバリゼーション・パラドクス』などなど、
懐かしい名作が登場しています。
(『フラ語入門』も、末席を汚しております。
かたじけない!)

白水社、尊敬します!
(あらためて、白水社から刊行してもらえて、
ほんとにありがたい限りです。Merci infiniment !)

2025年5月25日日曜日

ルーマニア

授業が軌道に乗り、
大量のレポートに囲まれて過ごす今日この頃。
なかなか本を読んだり映画を見たりもできない中、
お風呂でドラマを見るのが楽しみの1つ。
今、まだ面白いかどうか曖昧なまま、
それでも見続けているのは、

スブテラン

です。
見始めた理由の一番は、
これがルーマニアで作られたドラマであること。
で、ルーマニア語、聞いていたら、
時々フランス語とすごく近い音が聞こえてきます。
さすがラテン語兄弟。

そしてルーマニアのことを考え始めたのは、
つい最近のニュース、


が目についたからです。

モルドヴァのマイア・サンドゥ大統領は、
「モルドヴァとルーマニアは共に歩み、互いを支え合いながら、
すべての市民のために平和で民主的、かつヨーロッパ的な未来を築いていく」
と、述べた。

2025年5月18日日曜日

「新入生の日」

昨日は、総合芸術系の「新入生の日」が行われました。

総合芸術系(大学院)の教員は、全員、
学部では総合文化教室に所属しているんですが、
その総合文化教室に今年度着任したスーパー・ルーキー、
高山花子さんの講演があり、
これがとても示唆と刺激と励ましに満ちた内容で、
とても素晴らしいイヴェントになったと思います。
部分的には、修士の学生には難しかったかもしれませんが、
そういうのもまたよし、と、他の先生と話したりしました。
ほんとにそう思います。
分からないものを、なんとか分かろうとする努力を、
院生には続けて欲しいです。
(たとえずっと分からなくても!)

それにしても、
高山さんはまだ30代で、
そのころの自分を思い出すと……
あまりの差に愕然とします。
優秀な若手って、いるんですよねえ。
次代を担う、とは、
こういう若手のための言葉なんでしょう。

2025年5月15日木曜日

【時間が止まっているとはどういうことか】

通勤時、この頃よく聞いているYouTube が、
Pivotチャンネルの中の、
エクストリーム・サイエンスです。
茂木健一郎さんが、さまざまな科学者をお相手に、
イキイキしたトークを展開します。
正直、知らないタームが出てきて、
話についていけないこともあるんですが、
でも、おもしろいなあ、と思うことが多いです。

昨日は、これを聞きました。
とてもおもしろかったです。

『裏窓』

院生の一人が、
マルヴィの有名な論文
「視覚的快楽と物語映画」(1975)
に基づいた研究をしたいと言っているので、
その論文中でも言及されているヒッチコックの

『裏窓』(1954)

をゼミで見てみました。
わたしも、見るのはずいぶん久しぶりです。

ヒッチコックは、
フェミニズム批評では厳しい批判にさらされがちですが、
これを見ると、まあ、そうなるよね、という気がします。

足を怪我したカメラマン、
動けない彼は、まさに male gaze(男性的視線)そのものになります。
怪我してギプスされ、動きを禁じられた足。
一方、長く伸びるレンズのついたカメラ。
このカメラは、足(男性性)の代替物に見えます。

それはそうなんですが、
(これはマルヴィの論文が出た当時もそうだったわけですが)
だからと言って映画的な楽しみを全否定すればいいのか、
ということはやはり感じます。
もちろん、この論文は、いくら記念碑的とは言っても、
50年も前のもので、
その後さまざまな批評論の展開があり、
それに伴った実作もあった、というか、
(現在形で)あるわけですが。

来週以降は、こうした「展開」を振り返りたいと思っています。

2025年5月8日木曜日

13区 × 3本

大学院のゼミで、
ミニ13区特集をしました。
というのも、院の映画の授業で、
『パリ、ジュテーム』の「ショワジー門」を取り上げたのですが、
いつも以上に力が入ってしまい、
5分の映画の解説に、80分かかってしまいました。
まあおかげで、こちらもだいぶ分かった気が深まりましたが。
で、
その流れを引き継いで、
ゼミでも13区の映画を見たわけです。
中国からの留学生たちもいるので、
中国語部分の解説をしてもらえるし。

見たのは、この2本。



そして!
この後者の方なんですが、
上のURLの説明は、間違っていることに気づきました。
というか、院生たちに指摘されて気づきました!
ノエミ・メルラン演じるノラについて、
「ネット上のポルノサイトでバイトしていて」
と書きましたが、
これはノラがそう誤解されたということで、
本人がしていたわけではなく、
彼女に激似の別人がしていたことでした。
この点、見るのは2度目だった今回もまた、
同じように誤解していて、
思い込みは怖いです!
でもまあ、教えてもらってよかったですが。

そして本当はこれ、


も見せたいんですが、
手元のDVDを確認したところ、
英語字幕がないので、ちょっとゼミでは使えんません。

そしてこれ


調べたところ、DVDは英語字幕付きでした。
これも見たいんですが、
こちらの問題は、DVDがどこにあるのかわからないことです。
研究室か自室か、どちらかにあるはずなんですが、
もうずっと目にした記憶がありません。
来週、捜索します!

2025年5月5日月曜日

Ma France à Moi

ファニー・アルダンが、
アフガニスタンからの難民青年を受け入れるお物語。


まだ未見ですが、見てみるつもりです。

「〈フラ語〉ワールドへようこそ!」

「ふらんす」4月号の記事が、読めるようになりました。


よろしければ!


Chat GTP と Perplexity

もあと1日となりましたが、
こどもの日の今日は、
今、カフェの外でも子供祭りが開催中で、
大いに賑わっています。
(ただ、屋台のたこ焼きや串焼きなど、軒並み700円以上なので、
このカフェラテ=380円が安く感じます。
エアコン入ってて、座ってられるし。)

生成AI と言えば Chat GTP が有名で、
わたしもよく使っていましたが、
となると、だんだん答える速度が落ちてきます。
無料版の場合は、特定の人にサービスが偏らないよう、
使用回数が多いと速度が落ちるんだと、
システムに詳しい知り合いが教えてくれましたが、
そういうことなんでしょう。
で、彼が教えてくれたのが Perplexity
すでにそれなりに知られているようですが、
わたしは知りませんでした。
ChatGTP に比べると、
より新しい情報まで取り込んで答えてくれるようです。
で、
さっそく、両者に同じ質問をしてみました。
(最新の情報が問題になるような質問ではありません。)
たった1問なので怪しいですが、その答えの印象では、
使い慣れたChat GTP の方が、親しみやすいと感じました。
もちろんPerplexityにも良さはあって、
それは情報元にジャンプできることでしょう。

Chat GTP の答えが遅くなってしまったわけですが、
有料版まで行くかどうかは、考えちゃいますね。