2019年2月26日火曜日

Jonas et Lila à demain

アイサ・マイガが出ているという一点で見たのは、

Jonas et Lila à demain  (1999)

https://www.dailymotion.com/video/x3lwm6h

21世紀を目の前にしたジュネーヴの、
ジョナスとリラ(=アイサ・マイガ)のカップル。
ジョナスは映画学校を出たところで、
引退した映画人のおじいさんのところに出入りしています。
このおじいさんは、おそらく、
アラン・タネール監督が自分を投影しているのでしょうが、
はっきり言って、ちょっとうざい。
なにか、格言めいたことを言いたがる、
過去を生きる人に見えます。
で、
映画全体も、
あまり魅力を感じませんでした。

ただ1か所、よかったシークエンスもありました。
リラの養父であり、
競馬ですってはリラにたかっていた男が、
あるときちょっとした配当を手に入れ、
娘とそのカレシに、ダカール行きのチケットをプレゼントします。
で、リラはセネガルの、
もう20年も前に別れた祖母を訪ねるのですが、
その一部始終は、
海岸や街の様子を含めて、
ジョナスが持っているハンドカメラの映像を使って提示されるのです。
ここは、すごい臨場感。

映画はイマイチでしたが、
ここだけはよかったです。

DJ ?

先日の『敷石のパリ』のイベントの、
第3部歓談タイムでかけた音楽は、
わたしが選曲を担当しました。
で、
やや古いものから現在のものまで取り合わせ、
10曲ほどを選んだのですが、
ふだんこういうことはしないので、
一応、書き留めておこうかと思います。

まず、やや古めのなじみのやつは、



わたしにとっては定番です。

それから、「パリ」に寄せた3曲。




みんなやっぱり定番です。

では比較的最近のもの。





そして最後は、やっぱりストロマエ。


自分で眺めて、
(フランス関係については)
こんなものを聞いてきたのね、
という感じがします。

2019年2月24日日曜日

最終講義とイベント

この金・土は、
なかなか充実した2日間でした。

金曜は、
敬愛する先輩教員の最終講義で、
「第2次ウィーン包囲」についての話を伺いました。
スレイマン1世とフランソワ1世の時代の、
第1次ウィーン包囲の話から始めて、
最後はルイ14世、ヨーゼフ2世まで登場し、
トルコ以西のヨーロッパ世界の揺らぎのようなものが、
じわっと伝わってきました。
さすがの講演でした。
中世世界で恐れられたのは、
「ペスト、オオカミ、トルコ」
というのも、おもしろいと思いました。
(それゆえ、今もヨーロッパ人は、
なかなかトルコをEUに入れない!?)


そして昨日の土曜は、
『敷石のパリ』の刊行イベントが、
新宿のカフェ・ラヴァンデリアで行われました。
著者4人が集まって、
順に朗読などをするわけですが、
そこにコントラバスやトランペットが即興的に加わり、
ライブならではの時間と空間を作り出すことができ、
なかなか良かったのではないかと思っています。
フランス語講座の生徒さんや、
以前からの知り合いも参加してくれて、
うれしかったです。
(差し入れの果物やお菓子も、merci beaucoup !)


この画像は、
佐藤さんの詩をフランス語にして朗読するスレイマンさん。
ボスニア出身で、フランスはディジョン育ち。
彼は今日パリに向かい、
ジレ・ジョーヌに参加すると言っていました。
(このジャケットの下には、
ジレ・ジョーヌを着ています!)

とても小さな活動ですが、
それはそれでいいものだと思うのでした。

2019年2月21日木曜日

修士論文発表会

昨日は、
われらが総合芸術系の、
修士論文発表会がありました。
わたしの研究室の、
初メンバーであるN君も、
ちゃんと発表してくれて、
ほっとしました。
増村保造監督を扱った論文で、
これからの発展性もあると思いました。

彼とわたしの最大の共通点は、
映画を、作家主義的に見ることよりも、
社会との関係で見ることに重きを置いている点でしょうか。
彼は映画が好きすぎるので、
論文を書かなければいけない時期には、
もう映画見ちゃダメ!
という、
映画分析をしている研究室とは思えない指示が出たりもしました。

そしてまだまだ研究は続きます!


2019年2月19日火曜日

Mon père, Francis Le Belge

2000年にパリで暗殺されたフランシス・ル・ベルジュは、
いわゆる「フレンチ・コネクション」の最後の大物でした。
その、メディア的に喧伝されたイメージではなく、
彼の娘綴った回想録における「わが父」の像に基づいて作られた、
フランシスの肖像、といった感じの作品です。

https://www.youtube.com/watch?v=0n4O4825I0c

でも残念ながら、
映画としてはダメでした。
というのも、
あらゆる場面について、
娘のナレーションが入るので、
長い要約を見せられている気分になってしまうからです。
時間の濃淡がなくては、
入り込めません。

2019年2月18日月曜日

Les Faux Tatouages

すべき込みで見たMFFF6本目は、

Les Faux Tatouages (2017)

https://www.youtube.com/watch?v=mwF-yW7LMnc

<18歳の誕生日を迎えたテオ。
パンクロックのコンサートで
ひとり酒を飲み明かしていたが、
そこで出会った19歳のマグに誘われ、
彼女の部屋で一夜を過ごすことに。
若い二人の恋がはじまるが、
テオは夏の終わりには街を離れることになっていた。>

これ、とてもよかったです。
若い二人がいい子たちで、
オジサンとしては、
応援したい気持ちになってしまい、
映画を批評するモードではなくなってしまいました。
それくらい、
作品と観客の距離が縮まる映画でした。

スマホは言うまでもなく、
FBなどもデフォルトな感じで出てきて、
2010年代な世界なんですが、
一方テオが着ているTシャツは、
デッド・ケネディーズだったりクラッシュだったりで、
それってわたしが大学生の頃の人気バンドですから、
この時間の重なり方もおもしろかったです。
で、
映画の中で最も重要なこの曲、

https://www.youtube.com/watch?v=QfhnSsm2V7E

これも1993年のものですね。
出だしは、

J'ai jamais vu une fille pleurer autant pour un garçon...
女の子が、男の子のためにこんなに泣くのは見たことがない……


舞台はモントリオール。
だからフランス語はケベック風ですが、
それだけではなく、
フラングレ(franglais=français+anglais=フラ語+英語)風で、
フランス語の中にちょいちょい英語が混じって、
それがふつうな感じです。
テオが、初めて踊った曲の話をして、
それを聞いたマグはそこだけ英語で、

You've reached a new level of cuteness !
(あなたは新たなキュートさの段階に達した!)

と言ったのは、新鮮でした。
テオも笑ってますから、
まあ、彼らはこれくらいは通じるわけですね。

Sauvage について、
見た中で1番、と書きましたが、
この Les Faux Tatouages も、
同じくらい良かったです。
もちろん、まったく違う映画肌触りではあるんですけどね。

というわけで、
MFFF、
最後の数日で一応6本見られて、楽しかったです!

(でも『汚れた血』はいる? 
1986の作品で、
これは当時渋谷で見ました。
ボウイの「モダン・ラヴ」が印象的なんですよね。)




Sauvage

MFFF の5本目は、

Sauvage (2018)

です。


<22歳の青年レオは、
街娼をして僅かな金を稼いでいた。
次から次へと行き交う男たちに、
彼は愛を求め、
身体を差し出す。
明日がどんな日になろうとも、
それはレオの知るところではない。
彼は今日も街に繰り出してゆく。
胸に高鳴る鼓動を感じて…。>

ということなんですが……

監督にとってはデビュー作で、
わたしには始めて見る俳優ばかり。
舞台はパリですが、
わたしが行ったことのない、
街娼の男性たちが立ち並ぶ地域……

でもこの映画は、
見ていてまったく飽きないし、おもしろかった。
レオという青年の、
あまりに弱く、もろく、
自分が堕ちていっていることにも、
死にも無頓着で、
でも、愛を求めずにいられない生き方。
この映画は、
つまるところ彼のポートレートなんですが、
わたしは成功していると思います。
今回わたしが見たMFFFの中では、
一番いいと思いました。

2019年2月17日日曜日

This is America

去年の夏くらいだったでしょうか、
知り合いが、
話題のヴィデオだと言って教えてくれたのでした。
なかなかショッキング。
あの時は、グラミーを獲るなんて、
全然思ってませんでした。

https://www.youtube.com/watch?v=VYOjWnS4cMY

直接繋がりませんが、
思い出されるのは、たとえばこれ。

http://tomo-524.blogspot.com/2017/04/americanoim-so-tired-of-you-america.html

そういえば最近、
『アメリカ侵略全史』という、
分厚い翻訳も出ました。
ハイチの部分を読みましたが、
本の帯にある通り、
「至上最悪の<ならず者国家>はアメリカだ!」
という感じでした。

Au poste !

MFFFの4本目は、

Au poste !

これは

<舞台はとある警察署。
設定は、捜査官による容疑者の尋問、拘束。
その他は…?
何が起こるかさっぱり謎!究極のミステリーコメディ。>

とのことなんですが……

https://www.youtube.com/watch?v=-Vnz38-CSn4

まあ、わたしはあまり好きじゃありませんでした。
ブノワ・ポールヴールドが主役で、
アナイス・ドゥムースティエも出てて、
もっとできるだろ! と言いたい気持ち。
また、大事なところが、ブニュエルの
『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』
に似ている気もしました。
(ネタバレになるので、具体的には書きませんけど。)

ブノワ・ポールヴールドは、

http://tomo-524.blogspot.com/2018/10/7-jours-pas-plus_5.html

アナイス・ドゥムースティエは、

http://tomo-524.blogspot.com/2015/11/bird-people.html

が、印象強いです。
地味なんだけど、記憶に残る女優だと思います。

それから、
(周辺のことばかりで恐縮です!)
ブノワ・ポールヴールドの息子役で、
ラッパーのオレルサンが登場したのは、驚きました。

https://www.youtube.com/watch?v=DxkSPr3CAHs

彼には、ストロマエとの共作もあります。
そうそう、San は、日本語の「3」であり、
「田中さん」の「さん」でもあり……

https://www.youtube.com/watch?v=PejyoeG_TmA

これはときどき授業でかけます。

「スタイルがいい」

昨日見た
Gaspard va au mariage
の中で、
ローラがギャスパールに、

「わたしってスタイルいいと思う?」

と訊くところがあって、そこは、

Tu me trouves bien gaulée ?

というフランス語なのですが、
ここで使われている gaulé(e) という形容詞、
(というかモト過去分詞ですが)
こういう使い方(=「スタイルがいい」)は、
仏和には出てないようです。
ふつうに言えば、
proportionné(e)
なのでしょうね。

2019年2月16日土曜日

Gaspard va au mariage

MFFFの3本目。

Gaspard va au mariage

です。

https://www.youtube.com/watch?v=RkugptM6X8k

25歳の青年ギャスパールは、長年、
家族との関わりを慎重に避けていた。
父親が再婚することになり、
家族の元へ向かうことになった彼は、
ローラという風変わりな女性に、
恋人のふりをして結婚式に出てほしいと頼み込む。
ーラに伴われ、ギャスパールはようやく
猿や鹿やライオンたちに対面する心の準備を整える。
そう、彼の実家は動物園を経営しているのだった。>

というわけです。

この映画、冒頭の、
ギャスパールとローラが出会うシークエンスは、
意外性もスピード感もあり、
期待が膨らむのですが、
いったん動物園に着いてしまうと、
カメラはその(広いんですが)閉ざされた空間から出ず、
舞台のような閉塞感が生まれます。
ただ、ここで気持ちを切り替えれば、
それなりにおもしろく見られると思いました。

実はこの映画、
上で引用した紹介文からは、
まったく予想できない物語が続いてゆきます。
それは、ギャスパールの家族たちが、
それぞれにやや風変わりだからです。
それは、
老年を意識し始めた女たらしの父親、
独立心のあるそのフィアンセ(マリナ・フォイス)、
まじめな長兄(ギヨーム・グイ)、
自分を熊だと思っている美しい妹コリーヌ(クリスタ・テレ)、
たちです。

注目すべきは、コリーヌなのでしょう。
彼女はいわゆるブラ・コンで、
子ども時代天才的発明家だった兄ギャスパールを、
今も慕い続けています。
その「愛」は、
「世界」と直面することの怖れと表裏の関係にあり、
だからこそ彼女は動物園の仕事に没頭し、
子供時代に一緒に遊んだ熊の、
まるで生きているような毛皮をいつでも羽織っているのです。
動物園という空間から、
子供時代という時間から、
その時代の人間関係から、
彼女は出ようとしません。
ギャスパールの恋人として現れ、
こうした「夢想」を不可能にしてしまうローラは、
当然コリーヌの「敵」にちがいありません。

採算の取れない動物園を売ることが決まった後、
コリーヌは、
兄の結婚式で出会った見知らぬ男を誘います。
そして「600キロ」の、
動物たちの餌の入った貨車の上でヴァージンを捨てます。
それはむろん、
彼女が「世界」に対面する覚悟を表しているわけですが、
やはり気になるのは、
下敷きになった「600キロ」の餌です。
これは単純には、
捨てるべき「空間」と「時間」の象徴なんでしょうけれど、
なにか、それ以上のものを感じます。
それは、「生」の感覚、とでも言うべきものです。
そもそも動物園では、
動物たちの生き死にが日常なのです。

昨日見た Diane a les épaules では、
生殖が1つのテーマになっていました。
今日見たこの Gaspard va au mariage にも、
表面には見えないものの、
それに繋がる感覚があるように感じたわけです。

一般に「フランス映画」というのは、
しゃれた会話や、
恋の駆け引きや、
伝統的な心理小説を思わせるデリケートな心理描写、
みたいなものが得意だとされていますが、
正直言って、
そういう「フランス映画」は、
わたしはあまり興味がありません。
そしてそうして映画群は、
Diane a les épaules や Gaspard va au mariage
と比べると、
なんて能天気なのでしょう、
という気がします。
ウェルベックの小説は、
生の衰退とヨーロッパの衰退が
パラレルに語られているように見えます。
恋の駆け引きで映画を作れるのは、
きっと満ち足りた人たちなんでしょうね。

それから、ローラを演じた Lætitia Dosch
彼女はこの映画の主演でした。


「ちょっと変わった女性」は、
彼女のはまり役ですね。
また、父親の恋人を演じたマリナ・フォイスですが、
ちょっと今回は、
彼女を生かし切れていないと感じました。
さらに、この父親を、
もしもビロル・ユーネルが演じていたら!
と、勝手なことを思ったりもしました。

2019年2月15日金曜日

Diane a les épaules

MFFFの2本目は、
クロチルド・エム主演の

Diane a les épaules

です。

まず、設定がとてもレア。
ディアンヌという女性がいて、
彼女は、知り合いのゲイ・カップルの子供を、
代理出産しようとしています。
しかもそれは好意であって、報酬のためではないんです。
そこに、電気修理の男性、ファブリチオが登場し、
ディアンヌと恋に落ちます……。

映画の時間は、
ディアンヌのお腹=赤ちゃんの成長で計られます。
一般に、代理母は、
おなかの赤ちゃんに情が移ると言われますが、
まあ、当然なのでしょう。
ディアンヌもまた、例外ではありません。
でもおもしろい(?)のは、
ファブリチオです。
彼はディアンヌを愛してゆくなかで、
彼女のお腹の子どもも愛おしくなってくるのです。
そんなことって…… 
でもやっぱり、あるのでしょうね。
というか、そういうものだという気もしてきました。

そしてこのフィルムの雰囲気を決定してるのは、
もちろん、ディアンヌの個性です。
ディアンヌを演じるクロチルド・エムは、
『黒いスーツを着た男』の時の、
都会的でスマートなイメージを一転させ、
粗野で、気まぐれで、自由で、強がりで、やさしくて……
という女性を全身で演じています。
やっぱり、俳優ってすごい、と感じました。

このフィルムが提起しているのは、
1つには、もちろん生殖の問題。
社会にとって、また個人にとって。
それは当然、LGBTの問題系とも繋がるのでしょう。
大げさに言えば、
人類の未来の問題です。

*妊婦を直接に起用した作品としては、

http://tomo-524.blogspot.com/2018/07/blog-post_90.html

が思い出されました。
でも作品としては、
今回のほうがだいぶよかったです。

Comme des garçons

おかげさまで、
思ったよりは早く復活してきました。
とにかく頭痛が一番イヤなので、
ちょっとでも頭痛信号があったら、
医者でもらった薬より先に、
頭痛薬を飲んでます。
(毎日飲んでます。)

で、
まずいです、
MFFFがあと4日!
急いで見ないと!

というわけで、
病み上がりでもいけそうなやつからということで、

Comme des garçons

を見てみました。
1969年のランスを舞台に、
フランス最初の、
プロの女子サッカー・チーム誕生の物語です。

<1969年、フランス北部の街ランス。
日刊紙「ル・シャンプノワ」の
スポーツジャーナリストとして働く
根っからの女たらしポールは上司をうならせようと、
女子サッカーの試合を企画する。
ポールとは犬猿の仲の秘書エマニュエルが
なぜか彼のサポート役につき、
彼らの冒険はやがてフランス中を巻き込んで、
国内初の女子サッカーチーム結成へと発展してゆく。>

https://www.myfrenchfilmfestival.com/ja/movie?movie=42900

当時の、
こどもから大人に至るまでの男たちの
(そしてまた女性たちまでが内面化した)
家父長主義が背景にあり、
それは21世紀の視点から、
軽い侮蔑をこめた戯画として描かれているように感じます。
とはいえ、家父長主義はまだ死に絶えたわけでもなく、
完全に過去の話でもありません。(残念ながら)
となると比較したくなるのは、もちろんこれです。

http://tomo-524.blogspot.com/2015/05/blog-post_73.html


で、ヒロインを演じるのはヴァネッサ・ギッド。
彼女はなかなか魅力的。
元イタリアの名選手の娘という設定です。
彼女はこれらに出ていました。

http://tomo-524.blogspot.com/search?q=papa+ou+maman

http://tomo-524.blogspot.com/search?q=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%AE%E5%B7%B4%E9%87%8C%E5%A4%AB

ただ、どちらも小さな役なので、
あまり印象に残っていないのですが。

それから女子チームの最年長選手であるレイモンドは、
キャロル・フランクが演じていて、
やっぱり彼女は存在感があるのでした。
もう40本くらいは出ているようで、
わたしは、重要な俳優だと思っています。
いろいろ印象に残る作品はありますが、
やっぱり、
『戦争より愛のカンケイ』
の、ヒロインの母親役、
気が強くて論争的で政治的で人がいい、
という役柄が、
わたしは一番記憶に残っています。

https://www.jiji.com/jc/v4?id=hssfranse-004-16070001

1つだけ。
女子チームの「きれいどころ」担当の女性が、
「ベベ」とあだ名されるのですが、
これは「赤ちゃん」の「ベベ」ではなく、
B.B.(=発音はベベ)=ブリジット・バルドーのこと。
彼女の人気のピークはもう少し前だった気がしますが、
まだまだ現役女優として活躍していた時代です。

コーチが乗っていた赤いスポーツカーは、
トライアンフのスピットファイヤーのようでした。
一方、男子チームの監督が乗っていたのはシムカで、
まあ、二人の個性の差を露骨に示しているようです。

まだ書きたいことはありますが、
次に行きましょう!

2019年2月13日水曜日

ついに

昨日の会議中からだんだん具合が悪くなり、
帰宅して熱を測ると37.8。
で、
早めに寝たら、
朝には熱が下がっていたのですが、
またじりじり上がり始め、
仕方ないので医者に行ったところ、

「A型ね、インフルの」

あら~!
やっちゃいました。
しかも、ここ数日、大学でいろんな人と接していたので、
うつしていないか心配です。

というわけで、
食欲もあまりなくて、
今晩御飯に、アップルパイを食べました。
(地元のパン屋の、リンゴたっぷり系のやつ。おいしい。)
で今、5分くらいは元気です。
(すぐ寝ますけど。)

今日は、布団の中で、
休み休み、雑誌の短いコラムなどを拾い読みしていましたが、
フランス語は、もう10行が精一杯で、
全然だめでした。

もうピークは過ぎたらしいのですが、
みなさんも、
どうぞお気をつけください……

2019年2月11日月曜日

聴力検査

昨日、ちょっとした修理のために、
近所の眼鏡〇場に立ち寄りました。
そのとき店頭に、
おしゃれなイヤリングみたいなものが並んでいたのですが、
それは最新の補聴器でした。
で、店員さんとだべる内に、
そういえばここ数年、
昔よりはクリアに聞こえないことがあるので、
無料聴力検査を受けることに。

健診でも毎年受けますが、
そのときよりだいぶ詳しく、
音も、ずっと小さいものが含まれています。
さらに、
きこえた音(「あ」とか「い」とか)を復唱する、
というテストもありました。
で、結果は……

なにも問題ないですね、
というか、いいほうです。
おや? じゃあなんで以前より聞きづらいことが?
まあ、年齢のこともありますから。
でしょうね。
でも、年齢の割にはとてもいいほうです。
年齢の割には、ね。

というわけで、
条件付きではありますが、
問題ナシでよかったです!

2019年2月9日土曜日

23日(土曜日)

2週間後です。


2019年2月8日金曜日

『ジュリアン』

わたしはまだ見てないのですが、
シネフィルの院生N君が、
なかなかよかった、と言っていました。

https://www.youtube.com/watch?v=SApnws6tw1E

2019年2月7日木曜日

目標

冬休みに、
当てもなく『サンバ』について書き始め、
結局55枚ほどになりました。
その後、『パリ、ジュテーム』の中の、
「セーヌ河岸」
「16区から遠く離れて」
の2作についても書き、これが合わせて45枚程度。
合わせて100枚ほどとなりました。
まあ、だからといって何でもないんですが。
どこまで行けるか分かりませんが、
とりあえず、200枚を一応の目安にして、
このまま続けてみるつもりです。
(ただこういうことをしていると、
たまったDVDや、FFFを見たりする時間がないのですが。)

2019年2月4日月曜日

Yao

今、フランスで公開中の、
オマール・シーの新作。

https://www.youtube.com/watch?v=uWPF8TfOq0E

『最強のふたり』も、
『サンバ』も、
背景にはセネガルがありましたが、
これは、
真正面からセネガルですね!
楽しみです。

2019年2月3日日曜日

MyFrenchFilmFestival

雑事にまぎれている内に、
残り期間が短くなっていました!

https://www.myfrenchfilmfestival.com/ja/

あと2週間ほど。
見ないと!
(短編は無料です。)

2019年2月2日土曜日

‘ Stardust ’

『ボヘミアン・ラプソディー』に味をしめて、
David Bowie もやりそうです!

https://variety.com/2019/film/global/david-bowie-johnny-flynn-marc-maron-stardust-1203124695/

作るなら、ちゃんと作って欲しいですね!

Wallen

Wallen の場合は、
彼女自身の活動よりも、
つい、Abd Al Malick のパートナーとしての仕事に
目が行ってしまいがちなんですが、
ソロの活動ももちろんありますね。

https://www.youtube.com/watch?v=tpkZnDUCAnA

このヴィデオは、
かつてのR&BやHip-Hopを歌っていたころとは、
ずいぶん雰囲気が違っています。
でも、悪くないですね。

このコンサートの全編版はこちら;

https://www.youtube.com/watch?v=U6BX-KSYsfg

"Nous sommes tous les enfants de Marseille ! "

去年の11月初め、
マルセイユのノアイユ地区で、
こんな事故がありました。

http://www.afpbb.com/articles/-/3196235

結局、残念ながら8名が亡くなりました。

そして、
この歌です。

https://www.youtube.com/watch?v=02RAo4Nq2HY

"Nous sommes tous les enfants de Marseille ! "

アウト!


先週の話題ですが、
西武・そごうのこのポスター、
物議を醸しました。

女性であるがゆえに、
という形で貶められたり誉めそやされたり、
そういうのはもういらない、
わたしはわたしだから……
ということのようです。

まったくわからないではないですね。
でも、批判の中には、
社会構造の問題を、
個人の問題に矮小化している、
という指摘があり、
その通りだと思いました。
まあ、そうなんですが。

このポスター、
もう見た瞬間に、

1000%アウト!

だと感じます。
今の時代、
そんなことが感じ取れないプロの広告業者はいないはずなので、
まあ、わざとなんでしょう。
この程度のスキャンダラスな感じがウケルと、
判断したのでしょう。
しかも投げつけてるのが creampie なんて。
アメリカだったら、
不買運動が起きるんじゃないでしょうか?