今日も1日、がんばりました!
J'ai bien bossé, vraiment !
そして一日の仕事の終わりには、
(というのは、たいてい今頃ですが、)
この曲を聞いて、
クールダウンしています。
https://www.youtube.com/watch?v=HjTEGFLEbz0
2014年8月28日木曜日
夏も去ぬめり
最近は、打ち合わせで都心に行くことが多いのですが、
今日はお茶の水まで行ってきました。
それにしても、すずしい!
というか、肌寒い!
あはれ今年の夏も去ぬめり
というところなんでしょうか。
でも、いろいろなところに出かけてゆくと、
その先々で知り合いに出合い。
さらにいろんな人の消息を聞けるのは、
なかなか楽しいです。
ああ、彼も孫を持ったのね、とか、
彼女はもうすぐ出産だとか、
彼女は足首を怪我してるとか、
彼は昇進したとか。
わたしの場合、
特にこの10年は、
ほんとに出会いに恵まれて、
ほとんどそれだけで、
なんとかやらせてもらってる感じです。
大学でも、学外でも。
ほんとに、ありがたいことです。
とにかく、今年もあと4か月、
がんばりましょう!
今日はお茶の水まで行ってきました。
それにしても、すずしい!
というか、肌寒い!
あはれ今年の夏も去ぬめり
というところなんでしょうか。
でも、いろいろなところに出かけてゆくと、
その先々で知り合いに出合い。
さらにいろんな人の消息を聞けるのは、
なかなか楽しいです。
ああ、彼も孫を持ったのね、とか、
彼女はもうすぐ出産だとか、
彼女は足首を怪我してるとか、
彼は昇進したとか。
わたしの場合、
特にこの10年は、
ほんとに出会いに恵まれて、
ほとんどそれだけで、
なんとかやらせてもらってる感じです。
大学でも、学外でも。
ほんとに、ありがたいことです。
とにかく、今年もあと4か月、
がんばりましょう!
2014年8月25日月曜日
2014年8月24日日曜日
花火大会
昨日まで、考えてもいなかったのですが、
ふと思いついて、夕方から、
近くの花火大会に行ってきました。
花火大会は、中高生のころ、
実家の近くでいやと言うほど見たので、
特に新鮮味があるわけではないのですが、
行ってみると、その見物客の多さのほうに、
驚かされました。
屋台も、たくさん出てるし。
場所は、多摩川べりだったのですが、
わたしが行ったのは、打ち上げ場所の対岸。
でもこれがよかったのは、
最近では花火と一緒に流される音楽が、
聞こえてこないこと。
昔風に、花火の音だけを、
全身で受け止める、という感じでした。
(それにしても、あの花火に音楽を合わせるって、
どういう発想なんでしょう。
花火を見るなら、花火だけで十分だと、
わたしには感じられるんですが。)
そういえば、外国人の姿も多かったです。
これは、きっと記憶に残るでしょうね。
ふと思いついて、夕方から、
近くの花火大会に行ってきました。
花火大会は、中高生のころ、
実家の近くでいやと言うほど見たので、
特に新鮮味があるわけではないのですが、
行ってみると、その見物客の多さのほうに、
驚かされました。
屋台も、たくさん出てるし。
場所は、多摩川べりだったのですが、
わたしが行ったのは、打ち上げ場所の対岸。
でもこれがよかったのは、
最近では花火と一緒に流される音楽が、
聞こえてこないこと。
昔風に、花火の音だけを、
全身で受け止める、という感じでした。
(それにしても、あの花火に音楽を合わせるって、
どういう発想なんでしょう。
花火を見るなら、花火だけで十分だと、
わたしには感じられるんですが。)
そういえば、外国人の姿も多かったです。
これは、きっと記憶に残るでしょうね。
2014年8月22日金曜日
現代詩手帖8月号
先日亡くなった那珂太郎さんの詩の中では、
おそらくこれがもっとも有名なもののひとつなのでしょう。
*******************************
繭
むらさきの脳髄の
瑪瑙のうつくしい断面はなく
ゆらゆらゆれる
ゆめの繭 憂愁の繭
けむりの絲のゆらめくもつれの
もももももももももも
裳も藻も腿も桃も
もがきからみもぎれよぢれ
とけゆく透明の
鴇いろのとき
よあけの羊水
にひたされた不定型のいのち
のくらい襞にびつしり
ひかる<無>の卵
がエロチックに蠢く
ぎらら
ぐび
る
ぴりれ
鱗粉の銀の砂のながれの
泥のまどろみの
死に刺繍された思念のさなぎの
ただよふ
レモンのにほひ臓物のにほひ
とつぜん噴出する
トパアズの 鴾いろの
みどりの むらさきの
とほい時の都市の塔の
裂かれた空のさけび
うまれるまへにうしなはれる
みえない未来の記憶の
血の花火の
**************************************
現代詩手帖8月号は、那珂さんを追悼していて、
やはりこの詩についての言及が少なくありません。
力のこもった論考もあり、
読み応えがありました。
それにしても、「ひかる<無>の卵」、
そして
「きらら/ぐび/る/ぴりれ」
というのは、
すごいですね。
おそらくこれがもっとも有名なもののひとつなのでしょう。
*******************************
繭
むらさきの脳髄の
瑪瑙のうつくしい断面はなく
ゆらゆらゆれる
ゆめの繭 憂愁の繭
けむりの絲のゆらめくもつれの
もももももももももも
裳も藻も腿も桃も
もがきからみもぎれよぢれ
とけゆく透明の
鴇いろのとき
よあけの羊水
にひたされた不定型のいのち
のくらい襞にびつしり
ひかる<無>の卵
がエロチックに蠢く
ぎらら
ぐび
る
ぴりれ
鱗粉の銀の砂のながれの
泥のまどろみの
死に刺繍された思念のさなぎの
ただよふ
レモンのにほひ臓物のにほひ
とつぜん噴出する
トパアズの 鴾いろの
みどりの むらさきの
とほい時の都市の塔の
裂かれた空のさけび
うまれるまへにうしなはれる
みえない未来の記憶の
血の花火の
**************************************
現代詩手帖8月号は、那珂さんを追悼していて、
やはりこの詩についての言及が少なくありません。
力のこもった論考もあり、
読み応えがありました。
それにしても、「ひかる<無>の卵」、
そして
「きらら/ぐび/る/ぴりれ」
というのは、
すごいですね。
2014年8月20日水曜日
『ハートの女王』
『エキゾチック・パリ案内』でもご紹介した、
バルベス国立オーケストラ。
久しぶりの新譜、遅ればせながら、聞いてみました。
いいです!
https://www.youtube.com/watch?v=eACofO-5IIA
彼らは基本が「多彩」。だから、
これ一曲では、なかなか全体の像は結びにくいのですが、
おお、国内版がありました。
ここで各曲のさわりが聞けます。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E5%A5%B3%E7%8E%8B-%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%82%A9%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%99%E3%82%B9/dp/B00IW7540E/ref=sr_1_12?ie=UTF8&qid=1408538684&sr=8-12&keywords=barbes+orchestre
今回は、アルバム・タイトルからも察せられるとおり、
6人の女性ヴォーカルをフィーチャーもして、
さらに多彩さが上がっています。
とにかく、とても脂がのってる感じがします!
2014年8月18日月曜日
The Black Hand
昨日は、1915のThe Italian のことを書きましたが、
もっと、しつこ~~く見てみると、
ありました、1906制作、The Black Hand です。
なんと、YouTube にありました。
約11分の無声映画です。
https://www.youtube.com/watch?v=FRyLyAUgItw
肉屋さんが、マフィアにショバ代的なものを要求され、
しかし払わないでいると、
娘さんが誘拐されてしまいます。
でも、当時の「刑事」らしき人たちの助けで、
うまく救い出せた、という話のようです。
これが、イタリア系のマフィアなのだそうです。
で、NY における移民映画、となるわけです。
1906。
これより古いものも、
あるんでしょうねえ。
もっと、しつこ~~く見てみると、
ありました、1906制作、The Black Hand です。
なんと、YouTube にありました。
約11分の無声映画です。
https://www.youtube.com/watch?v=FRyLyAUgItw
肉屋さんが、マフィアにショバ代的なものを要求され、
しかし払わないでいると、
娘さんが誘拐されてしまいます。
でも、当時の「刑事」らしき人たちの助けで、
うまく救い出せた、という話のようです。
これが、イタリア系のマフィアなのだそうです。
で、NY における移民映画、となるわけです。
1906。
これより古いものも、
あるんでしょうねえ。
2014年8月17日日曜日
The Italian
もし「移民映画」というジャンルがあるとするなら、
その一番最初の作品は何か、
というのが気になります。
すぐ思いつくのは、チャップリンの『移民』で、
これは1917ですから、
早いほうなのはまちがいないでしょう。
でも、
The Italian もあるよ、と教えられました。
これは、1915の制作で、
ニューヨークを舞台とした、イタリア系移民の物語です。
DVD を買うことができたので、
さっそく見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=RcYMvRgYttg
↑ は、画質もよくないし、
ここだけだと奇妙な感じですが、これは、
実は、自分の赤ちゃんを病気で亡くした主人公が、
まさにその赤ちゃんが生死の瀬戸際だった時、
主人公に対して相当つらく当たった政治家の家の中です。
政治家の幼い娘も病気だと知って、
その子を復讐のために殺してしまおうとやってきたのですが、
その子の様子が、自分の死んだ赤ちゃんにそっくりで、
とても殺すどころではない、という場面です。
無声映画で、どうかな、と思ってみたんですが、
引き込まれました。
いい映画だと思います。
この映画は、『ゴッドファーザー・パートⅡ』をはじめとする、
いわゆるイタリア系のマフィアがらみの映画に、
強い影響を与えているそうです。
たしかに、コルレオーネと似てるかも。
昔一度だけ、NYのリトル・イタリーで食事したことがありますが、
もっとしっかり街を見ておけばよかった!
その一番最初の作品は何か、
というのが気になります。
すぐ思いつくのは、チャップリンの『移民』で、
これは1917ですから、
早いほうなのはまちがいないでしょう。
でも、
The Italian もあるよ、と教えられました。
これは、1915の制作で、
ニューヨークを舞台とした、イタリア系移民の物語です。
DVD を買うことができたので、
さっそく見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=RcYMvRgYttg
↑ は、画質もよくないし、
ここだけだと奇妙な感じですが、これは、
実は、自分の赤ちゃんを病気で亡くした主人公が、
まさにその赤ちゃんが生死の瀬戸際だった時、
主人公に対して相当つらく当たった政治家の家の中です。
政治家の幼い娘も病気だと知って、
その子を復讐のために殺してしまおうとやってきたのですが、
その子の様子が、自分の死んだ赤ちゃんにそっくりで、
とても殺すどころではない、という場面です。
無声映画で、どうかな、と思ってみたんですが、
引き込まれました。
いい映画だと思います。
この映画は、『ゴッドファーザー・パートⅡ』をはじめとする、
いわゆるイタリア系のマフィアがらみの映画に、
強い影響を与えているそうです。
たしかに、コルレオーネと似てるかも。
昔一度だけ、NYのリトル・イタリーで食事したことがありますが、
もっとしっかり街を見ておけばよかった!
2014年8月16日土曜日
「問題は何ひとつ……」
大虐殺の時代はすぎたか
飢餓の牙は消えたか
結核菌はジュースのように薄くなったか
権力者は君臨していないか
精神病者は完全に看護されているか
貧しき人びとは静かにねむっているか
「問題は何ひとつ……」
北村太郎のこの詩は、『冬の当直』(1972)に収められています。
1972年というと、戦後27年目。
その時から、もう40年以上経つわけです。
この詩は、こう続きます。
あったこと
あること
ありうべきことをすべて想像したか
飢餓の牙は消えたか
結核菌はジュースのように薄くなったか
権力者は君臨していないか
精神病者は完全に看護されているか
貧しき人びとは静かにねむっているか
「問題は何ひとつ……」
北村太郎のこの詩は、『冬の当直』(1972)に収められています。
1972年というと、戦後27年目。
その時から、もう40年以上経つわけです。
この詩は、こう続きます。
あったこと
あること
ありうべきことをすべて想像したか
2014年8月15日金曜日
独・仏
8/11 の、朝日新聞の記事から。
**************************************
(戦後70年へ)敵対関係を超えて
**************************************
(戦後70年へ)敵対関係を超えて
共有進む虐殺の記憶
編集委員・三浦俊章
2014年8月11日23時55分
第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦から70年。第1次大戦開始からは100年。今年、現代史の節目を迎える欧州では、ことあるごとに各国首脳が集い、歴史をふりかえる。かつての敵対関係を超えて、戦争の記憶の共有が進む。歴史観をめぐって対立が深まる一方の東アジアとどこが違うのか。現地から報告する。
小鳥がさえずり、タンポポが風に揺れる。鐘の音も聞こえてきた。フランス中部の小村オラドゥールは、のどかな田園が広がる。しかし、時間は1944年6月10日で止まっていた。
■廃墟の村を保存
村全体が廃虚だ。崩れ落ちた建物をのぞくと、赤茶色にさびたミシンがある。道には自動車の残骸。焼き打ちされた教会では、鉄枠だけの乳母車が、70年前の惨劇を伝えている。
この日、ナチス親衛隊が村を占拠。村民を納屋や教会に閉じ込め、火を放ち、一斉射撃した。女性と子供を含む642人が虐殺された。その4日前に連合軍がノルマンディーに上陸している。村は抵抗運動とのつながりを疑われたが、武器は見つかっていない。戦後仏政府は、虐殺を歴史にとどめるため、村をそのまま保存することを決めた。
昨年の9月4日、ドイツのガウク大統領とフランスのオランド大統領が、連れ立って村を訪れた。69年の歳月を経て、村が独大統領の訪問を受け入れたのである。2人は、生存者の腕をとって、悲劇の現場だった教会の祭壇に向かった。
■「真実のみが礎」
〈ガウク大統領〉「ドイツ人が犯した重い罪に向き合うとき、深い驚愕(きょうがく)の念を免れることはありません」
〈オランド大統領〉「真実のみが和解の礎となる。戦後両国は、過去を乗り越え、未来を分かち合うと決断しました」
オラドゥールの地だけではない。今年6月6日にノルマンディー上陸作戦の記念式典。同月26日に第1次大戦の古戦場ベルギー・イーペルで開かれた欧州連合(EU)首脳の会合。8月3日には独仏開戦100年式典と、共同行事が続く。
第2次大戦後の冷戦下の欧州では、今日のEUに発展する地域統合が進んだ。ドイツは欧州の一員に徹する道を選び、フランスは受け入れた。和解の環境が整っていたといえる。だが、それだけでは、十分ではなかった。
「和解は、両国の単なる経済協力の延長でもなければ、社会に自然と浸透するものでもない。双方の指導者層の間に、和解を成し遂げようという明確な意志があり、首脳がそれにふさわしい象徴的行動をとり、指導的役割を果たしたことが大きかった」と、ロンドン大学のアントニー・ベスト博士(国際関係史)。
小鳥がさえずり、タンポポが風に揺れる。鐘の音も聞こえてきた。フランス中部の小村オラドゥールは、のどかな田園が広がる。しかし、時間は1944年6月10日で止まっていた。
■廃墟の村を保存
村全体が廃虚だ。崩れ落ちた建物をのぞくと、赤茶色にさびたミシンがある。道には自動車の残骸。焼き打ちされた教会では、鉄枠だけの乳母車が、70年前の惨劇を伝えている。
この日、ナチス親衛隊が村を占拠。村民を納屋や教会に閉じ込め、火を放ち、一斉射撃した。女性と子供を含む642人が虐殺された。その4日前に連合軍がノルマンディーに上陸している。村は抵抗運動とのつながりを疑われたが、武器は見つかっていない。戦後仏政府は、虐殺を歴史にとどめるため、村をそのまま保存することを決めた。
昨年の9月4日、ドイツのガウク大統領とフランスのオランド大統領が、連れ立って村を訪れた。69年の歳月を経て、村が独大統領の訪問を受け入れたのである。2人は、生存者の腕をとって、悲劇の現場だった教会の祭壇に向かった。
■「真実のみが礎」
〈ガウク大統領〉「ドイツ人が犯した重い罪に向き合うとき、深い驚愕(きょうがく)の念を免れることはありません」
〈オランド大統領〉「真実のみが和解の礎となる。戦後両国は、過去を乗り越え、未来を分かち合うと決断しました」
オラドゥールの地だけではない。今年6月6日にノルマンディー上陸作戦の記念式典。同月26日に第1次大戦の古戦場ベルギー・イーペルで開かれた欧州連合(EU)首脳の会合。8月3日には独仏開戦100年式典と、共同行事が続く。
第2次大戦後の冷戦下の欧州では、今日のEUに発展する地域統合が進んだ。ドイツは欧州の一員に徹する道を選び、フランスは受け入れた。和解の環境が整っていたといえる。だが、それだけでは、十分ではなかった。
「和解は、両国の単なる経済協力の延長でもなければ、社会に自然と浸透するものでもない。双方の指導者層の間に、和解を成し遂げようという明確な意志があり、首脳がそれにふさわしい象徴的行動をとり、指導的役割を果たしたことが大きかった」と、ロンドン大学のアントニー・ベスト博士(国際関係史)。
8/15
リツイートします。
********************************
ことあらためて「命を大切にする教育」みたいなものを持ち出す前に、
たとえば、
「お国」や「お家」や「家族」といった「命を超える価値」のために、
自らの命を投げ出した人間を称揚するタイプのヒロイズムを、
教育現場から根絶することが先決だと思います。
「神風特攻隊は国家的な狂気でした」ということを
はっきりと国のトップが明言することが、
「命を大切にする教育」の第一歩ですよ。
(……)敵国民の死を実現するために、
自国民に死を要求する行為である戦争ほど
「命を大切にする」ことから遠い行為も無いだろうに。
小田嶋隆
*********************************
自衛のためでも、
祖国のためでも、
正当防衛であってさえも、
人を殺せば「ひとごろし」。
入沢康夫
*********************************
そして、今日は、これ。
http://blog.tatsuru.com/2014/08/15_0918.php
********************************
ことあらためて「命を大切にする教育」みたいなものを持ち出す前に、
たとえば、
「お国」や「お家」や「家族」といった「命を超える価値」のために、
自らの命を投げ出した人間を称揚するタイプのヒロイズムを、
教育現場から根絶することが先決だと思います。
「神風特攻隊は国家的な狂気でした」ということを
はっきりと国のトップが明言することが、
「命を大切にする教育」の第一歩ですよ。
(……)敵国民の死を実現するために、
自国民に死を要求する行為である戦争ほど
「命を大切にする」ことから遠い行為も無いだろうに。
小田嶋隆
*********************************
自衛のためでも、
祖国のためでも、
正当防衛であってさえも、
人を殺せば「ひとごろし」。
入沢康夫
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そして、今日は、これ。
http://blog.tatsuru.com/2014/08/15_0918.php
2014年8月14日木曜日
Frans Brüggen
ロリン・マゼール、クラウディオ・アバドと、
横綱級の指揮者が続けて亡くなりましたが、
けさのニュースによると、
フランス・ブリュッヘンも亡くなられたそうです。
79歳と言いますから、
若くはないのでしょう。
わたしは、ブリュッヘンの音楽が好きでした。
あの18世紀オーケストラが、あのモーツァルトを演奏し始めたころ、
ブリュッヘンはかっこよかった!
わたしにとっては、聞いたことのない響き、
聞いたことのなかったモーツァルトでした。
https://www.youtube.com/watch?v=-ZFD0qaKPTg
今日はブリュッヘンを聞くことにします。
横綱級の指揮者が続けて亡くなりましたが、
けさのニュースによると、
フランス・ブリュッヘンも亡くなられたそうです。
79歳と言いますから、
若くはないのでしょう。
わたしは、ブリュッヘンの音楽が好きでした。
あの18世紀オーケストラが、あのモーツァルトを演奏し始めたころ、
ブリュッヘンはかっこよかった!
わたしにとっては、聞いたことのない響き、
聞いたことのなかったモーツァルトでした。
https://www.youtube.com/watch?v=-ZFD0qaKPTg
今日はブリュッヘンを聞くことにします。
2014年8月13日水曜日
二十四の瞳
小豆島と言えば、
『二十四の瞳』の舞台でもあります。
映画版は、1954年、
つまり、あの『ゴジラ』と同じ年に、
公開されました。
その舞台となった小学校が、
残っています。
ここの教室を見て回っていたとき、
ある、4世代の家族グループと一緒でした。
まだヨチヨチ歩きのかわいいちびちゃん、
その若いお母さん、
そのお父さん、
そのまたお父さん、
にちがいありません。
わたしと、一緒にいた院生は、
最年長のおじいさんと少し話しました。
展示されている尋常小学校の教科書を見て、
「ああ、これ使っとった」
そして、うやうやしく飾られた教育勅語については、
「これはな、いつもは倉庫にしまってあってな、
校長が、朝礼の時なんか、
真っ白い手袋して、出してくるのよ」
と言うのでした。
このおじいさんといると、
まさにタイム・スリップするかのようでした。
『二十四の瞳』の舞台でもあります。
映画版は、1954年、
つまり、あの『ゴジラ』と同じ年に、
公開されました。
その舞台となった小学校が、
残っています。
ここの教室を見て回っていたとき、
ある、4世代の家族グループと一緒でした。
まだヨチヨチ歩きのかわいいちびちゃん、
その若いお母さん、
そのお父さん、
そのまたお父さん、
にちがいありません。
わたしと、一緒にいた院生は、
最年長のおじいさんと少し話しました。
展示されている尋常小学校の教科書を見て、
「ああ、これ使っとった」
そして、うやうやしく飾られた教育勅語については、
「これはな、いつもは倉庫にしまってあってな、
校長が、朝礼の時なんか、
真っ白い手袋して、出してくるのよ」
と言うのでした。
このおじいさんといると、
まさにタイム・スリップするかのようでした。
2014年8月12日火曜日
2014年8月11日月曜日
父路門先生、ありがとうございました
学生時代にお世話になった父路門フランソワ先生が、
帰天なされました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/obituaries/CK2014081102000037.html
わたしが、初めて作った教科書は、
『モナリザが行方不明』といい、
それは1911年に実際に起こったモナリザ盗難事件を題材にした、
ミステリー・タッチのものでした。
この教科書を、一応書き上げ、
そのフランス語をチェックしてくださったのも、
父路門先生でした。
夜の研究室で、父路門先生と、
共著者であった寺家村君(現在、拓大教授)と、
わたしと、
逐一フランス語を見ていったのでした。
指示代名詞の中に、たとえば、
celui-ci, celui-là という、差をつけて言う表現がありますが、
「これは、いらないでしょう?」
とおっしゃり、
そのときからわたしは、
授業でこの部分を説明するたびに、
父路門先生のことを思い出します。
吸い込まれそうなほどきれいだった先生の緑の瞳も、
忘れることはないでしょう。
先生、ありがとうございました。
帰天なされました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/obituaries/CK2014081102000037.html
わたしが、初めて作った教科書は、
『モナリザが行方不明』といい、
それは1911年に実際に起こったモナリザ盗難事件を題材にした、
ミステリー・タッチのものでした。
この教科書を、一応書き上げ、
そのフランス語をチェックしてくださったのも、
父路門先生でした。
夜の研究室で、父路門先生と、
共著者であった寺家村君(現在、拓大教授)と、
わたしと、
逐一フランス語を見ていったのでした。
指示代名詞の中に、たとえば、
celui-ci, celui-là という、差をつけて言う表現がありますが、
「これは、いらないでしょう?」
とおっしゃり、
そのときからわたしは、
授業でこの部分を説明するたびに、
父路門先生のことを思い出します。
吸い込まれそうなほどきれいだった先生の緑の瞳も、
忘れることはないでしょう。
先生、ありがとうございました。
2014年8月10日日曜日
高知
わたしの本籍は、たしか大学生のころまで、
高知県安芸郡田野町でした。
行ったことはなかったのですが、
祖父の出身地が田野町だったわけです。
ちなみに祖母の出身は、
田野町と川を隔てた奈半利です。
かつて土佐藩には、清岡道之助という志士がいましたが、
彼は安芸郡田野町の出身です。
同じ町内の同じ苗字であり、
わずかながら繋がりはあるのだと、
親戚の間では語られたりもします。
というわけで高知には、よく知らないまま、
思い入れがあります。
その高知が、続けざまに台風に襲われています。
ニュース写真には、すさまじい高波も写っていました。
高知も、その他の地域も、
大きな災害のないことを祈っています。
高知県安芸郡田野町でした。
行ったことはなかったのですが、
祖父の出身地が田野町だったわけです。
ちなみに祖母の出身は、
田野町と川を隔てた奈半利です。
かつて土佐藩には、清岡道之助という志士がいましたが、
彼は安芸郡田野町の出身です。
同じ町内の同じ苗字であり、
わずかながら繋がりはあるのだと、
親戚の間では語られたりもします。
というわけで高知には、よく知らないまま、
思い入れがあります。
その高知が、続けざまに台風に襲われています。
ニュース写真には、すさまじい高波も写っていました。
高知も、その他の地域も、
大きな災害のないことを祈っています。
2014年8月8日金曜日
ImaginAsia 2014
というわけで、小豆島の四泊五日から帰ってきました。
台風が近づいていて、ちょっと心配しましたが、
雨はぱらつく程度でした。
曇りの日が続きましたが、これなら雨よりはずいぶんマシです。
これは、オリーヴ公園というところからの写真です。
曇ってます。
小豆島は初めてでしたが、いいところでした。
クルマを運転する機会が多かったのですが、
島のクルマの平均的スピードにも、
東京都の違いを如実に感じました。
今回は、PC を持っていかなかったので、
ネットからも切り離された生活でした。
でも、ほとんど不便もありませんでした。
で、
東京に戻って、
クルマは走り、
食べ物屋はそこここにあり、
人も多く、
といういつもの生活に、
まだビミョーに慣れない感じです。
今回は、明治の大学院生たちと一緒に参加しました。
タイや台湾の学生たちもたくさん来ていて、
彼らと(英語で)話すのも、新鮮で楽しかったです。
また彼らを指導している先生たちとも行動を共にしたのですが、
とてもいい人たちで、
いろいろ勉強させてもらいました。
学生たちには、計り知れないほど刺激になったと思います。
そしてわたしたち教員も、やはりいい刺激を受けました。
次回は、台北の予定です。
2014年8月2日土曜日
『放哉全句集』
先日、『海も暮れきる』について書きましたが、
それに続いて、
『尾崎放哉全句集』(ちくま文庫)も読んでみました。
句は、最初のころの定型のものから、
しだいに自由律に移っていく感じが、
とても自然に感じられ、よかったです。
また、放哉が小豆島に移ってから書いた、
「入庵の記」も収録されていて、
こちらも、彼の呼吸が伝わってきて、
楽しく読めました。
彼の手紙を読んでいる時と、
とても近いリズムがありました。
というわけで、明日から5 日間、高松&小豆島です。
今、台風の影響で雨が降っているらしいのですが、
それもまたよし、ということにします!
それに続いて、
『尾崎放哉全句集』(ちくま文庫)も読んでみました。
句は、最初のころの定型のものから、
しだいに自由律に移っていく感じが、
とても自然に感じられ、よかったです。
また、放哉が小豆島に移ってから書いた、
「入庵の記」も収録されていて、
こちらも、彼の呼吸が伝わってきて、
楽しく読めました。
彼の手紙を読んでいる時と、
とても近いリズムがありました。
というわけで、明日から5 日間、高松&小豆島です。
今、台風の影響で雨が降っているらしいのですが、
それもまたよし、ということにします!
2014年8月1日金曜日
海と小学校
小豆島を、ストリート・ヴューで散歩していたら、
こんな小学校がありました。
https://www.google.co.jp/maps/@34.470421,134.142826,3a,75y,262.16h,82.37t/data=!3m4!1e1!3m2!1sE3ddCWadEOUBctkesn_9Jg!2e0
なんというロケーションでしょう!!
こんな小学校に1年も通っていたら、
きっともっとマシな人間になっていただろうという気がします……。
こんな小学校がありました。
https://www.google.co.jp/maps/@34.470421,134.142826,3a,75y,262.16h,82.37t/data=!3m4!1e1!3m2!1sE3ddCWadEOUBctkesn_9Jg!2e0
なんというロケーションでしょう!!
こんな小学校に1年も通っていたら、
きっともっとマシな人間になっていただろうという気がします……。
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