2013年3月30日土曜日

News

あまり報道されませんが、
こんなニュース、ご存じでしょうか?

http://news.livedoor.com/article/detail/7545118/

今、日本のどの大学も、
非常勤の先生方の支えなしでは機能しません。
この事実が前提になります。

ある大学では、「5年」になる前の「4年半」で契約を打ち切り、
半年のインターバルを置いて、
また雇い直そうという動きがあるようです。
そんな状態では、教育の質を維持するのは不可能な気がするし、
そもそも、望ましいことだとは思えません。




La Soirée avec Monsieur Durian

昨日の夜は、初めてお目にかかったドリアン助川さんと、
とても楽しい一夜を過ごすことができました。

ドリアンさんはマルチに活躍なさっているので、
そのお仕事を一言でまとめるのは不可能ですが、それでも、
詩人、小説家、役者、ミュージシャン、道化師、パフォーマー、
ということになるのでしょうか。
そしてパフォーマンスの中で突出しているのは、
やはり朗読なのでしょう。
180センチを越える美丈夫ですが、
その肉体は時に「楽器」になるわけです。
もちろん、13年もの長きにわたって続いてきた朝日新聞の人生相談コーナーは、
多くの人の記憶に残っているでしょう。
わたしもその一人です。

ドリアンさんの最近のお仕事と言えば、
まず、かつてここでも紹介した『朗読ダイエット』があります。
声、って、けっこう本質的かも……。
黙読とは違う朗読の、心身全体にまで及ぶ効果が丁寧に、
そして実践的に書かれています。
ここでは朗読が、1つの生き方にまで昇華されています。
(といっても、今日からでも始められるんですが!)

http://www.youtube.com/user/sayusha01

そしてもう1つ、小説『あん』があります。

http://www.youtube.com/watch?v=OIws5RG-CF8

これ、読みます。

(小さなことですが、
この動画の12秒あたりに一瞬、
われらがM. 管啓次郎にそっくりな人が映っているのですが!?)

そして驚いてはいけません、
なんとドリアンさん、49歳にしてフランス語を勉強し始め、
今はすでに4 級、
しかも次回は3 級&準2級にチャレンジ! 
なさるそうです。
素晴らしいですね~。
(レナさんとわたしのラジオ講座も、
欠かさず聞いてくださったそうです。
やっててよかったし!)
ただし、フランス語を始めたきっかけが、
カンヌ映画祭に参加した折のフランスの印象かよかったから、
というあたりが、
なんともゴージャスで羨ましい限りです!

それにしても、
やはり活躍なさっている人には、
オーラと呼びたくなるものを感じます。
しかもドリアンさんのオーラは、
なんといえばいいか、清冽な水のよう。
『朗読ダイエット』のイベントを収めたこの動画からも、
その一端は伝わってきます。

http://www.youtube.com/watch?v=ti-WJESo2zA

食事もとてもおいしかったし、
人生には、こんな夜が必要ですね。

Merci, Monsieur Durian !
(そしてこの夜をセッティングしてくださった、
左右社の小柳社長も!)

2013年3月28日木曜日

「アンコール まいにちフランス語」 2013年度


4月も近づき、
こちらも発売になっています。

http://www.amazon.co.jp/NHK-%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%81%BE%E3%81%84%E3%81%AB%E3%81%A1%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%AA%9E-2013%E5%B9%B4%E5%BA%A6-%E8%AA%9E%E5%AD%A6%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA/dp/414213129X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1364399054&sr=8-1

今この瞬間は、
「一時的に在庫切れ」ですが、
まあすぐに入るでしょう。
これ1冊で、半年楽しんでいただけます。

この講座は、以前にも書いた気がしますが、
レナさんともども、納得のいくデキだったと思っています。
よろしかったら!

(ただ残念ながら、
本放送の時の「木曜日」はカットされています。
I miss 「今週の1曲」 ! )

Toutes nos envies


フィリップ・リオレ監督とヴァンサン・ランドン、と言えば、
『君を想って海をゆく』のコンビですが、
彼らがこの作品に続いて発表した映画、

Toutes nos envies

を見てみました。舞台はリヨンです。

http://www.youtube.com/watch?v=zy9JYx-XEY8

この映画、あらすじをさらっと書くのがとても難しいのですが、
まずクレール(判事)とクリストフ(レストランのソース係)という若いカップルがいて、
彼らには小さな子が2 人います。
そこに中年判事ステファン(V・ランドン)と、
クレールのママ友で借金に追われるセリーヌが絡むのですが、
まず第1のストーリーは、
セリーヌに押し付けられている借金が不当なものであることを、
クレールとステファンが立証しようとする、というものです。
そして第2のストーリーは、
手術不能の脳腫瘍に見舞われたクレールが、
一切の治療を拒否し、
ささやかな日常を生ききり、
セリーヌを窮状から救い出すことに賭けるその様子です。
(病気も裁判も、刻々と進行します。)

クレール役はマリー・ジラン。
十代の頃の映像を見ているので、
大人になったなあ、という印象もありますが、
今回は、シリアスな作品で、
軽いことを言えない感じもあります。

静かな、胸に迫る映画です。
それにしても、ヴァンサン・ランドン、どんどん好きになります。

2013年3月24日日曜日

口舌日記、パリへ

西村ミツルさん、パリ到着!!

http://muscat.candybox.to/mitsuru6219/tackynote/tackynote.cgi

うまそ~!

「ふらんす」4月号 on sale !


さてさて、
今年もこの時期がやってきました。
フランス語学習者のバイブル、
「ふらんす」(白水社)の4 月号が発売されています。

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%B5%E3%82%89%E3%82%93%E3%81%99-2013%E5%B9%B4-04%E6%9C%88%E5%8F%B7-%E9%9B%91%E8%AA%8C/dp/B00BJMAY90/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1364053047&sr=8-2

毎年のことながら、
CD もついたこの4 月号はほんとにお得。
そしてフランス語を勉強するためのさまざまな方法が紹介されているので、
とにかく近くに置いておいて折にふれ眺めていれば、
お、今度これ試してみよ!
と思うことたびたびのはずです。

連載記事もおもしろいものが多いですが、
個人的には、まずは
澤田直先生とLiliane LATTANZIO 先生のおしゃべり。
この手のものは、なんだかわざとらしい感じになりやすいんですが、
これはとても自然で、読んでいて気分が軽くなります。
もちろん紹介されるフランス事情も身近で新鮮。
フランスの入学式は……

それからにむらじゅんこさんの、「フレンチ・ミームが根付く街」。
今回は上海のフランス租界です。
ここはわたしも気になっている場所。
にむらさんのお仕事は、いつも楽しみです。

そして今回の書評欄では、
『エキゾチック・パリ案内』が取り上げられています。
しかも評者は詩人で翻訳家の関口涼子さん。
ありがたいです……
(というか、本当は、パリのことなら、
関口さんがお書きになっていたら、きっともっといいものが……)

実は現代詩手帖の1月号で、
関口さんと岡井隆さんが対談されていて、
その中で、関口さんの『熱帯植物園』が、
五五五のリズムで構成されているという話があり、
これはもう1度読み直さないとと、思っていたのでした。

春ですね。

2013年3月23日土曜日

the cruellest month ?

わたしが所属している理工学部の総合文化教室は、
語学教員と体育教員、計14人で構成されています。
そして研究室はといえば、1つを除いて、
11階建てのA館の5 階北側に整列しているのですが、
その列の東の端には、資料室と呼ばれる部屋が控えています。
そこには、全員に共通する資料、
たとえばさまざまな辞典、事典、全集本、
さらにはコピー機やメールボックス、冷蔵庫なども備えられているのですが、
実はここは、15人目の総合文化教室メンバーで、
わたしたちをさまざまにサポートしてくれるM さんの部屋でもあります。
いや、サポートという言葉では足りません。
M さんいなければ、
このチームはあっという間に岩礁に乗り上げてしまうでしょう。

ところが! そのM さんが退職なさることになってしまいました。
Mmm、残念!

というわけで昨日は、
大学の近くのカジュアルなレストランでお別れ会でした。
お世話になったメンバー全員が集合し、
(頭が上がらない人たちばかり!)
みんなでM さんに感謝したのでした。
とくにわたしは、M さんと同時にこの職場に入ったので、
ほんとに仲間という感じです。
いろいろ愚痴も聞いてもらったし……
ほんとにありがとうございました!

3月も、「もっとも残酷」でなないにしろ、
ちょっと切ない季節ですねえ。


2013年3月21日木曜日

新宿で

6月に、新宿の朝日カルチャーセンターで、
1回だけの講義(?)を担当することになりました。

http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=198293&userflg=0

今年の初めに港さんと敢行したトークイベントの内容を中心に、
郊外と「パリ」の対立の図式などもお話しできれば、
と考えています。

ところでこの新宿教室に出講している講師のなかには、
よく存じ上げている諸先輩方がいらっしゃいます。
隣りの隣りの研究室のMr. ハプスブルグこと菊池良生先生、
フランス語教員としの先輩にあたる渡辺隆司先生、
そして子供の頃よく遊んでもらった、詩人の長田弘さん、などなど……

なんだか不思議な感じです。

2013年3月20日水曜日

『緑蔭だより』

こんな本があります。

http://iwasakakeiko.blogspot.jp/

この本の著者・岩坂恵子は、
わたしの母親です。
というわけで、
身内の本をご紹介するのは、
ちょっと気が引けるのですが、
これは贔屓目なしで、とびきり美しい、優しい本です。
自費出版された本なので、
マスメディアを通して宣伝されることはありません。
で、ここで紹介させていただきました。

繊細で伸びやかな刺繍と、
端正で静かな文章の出会い。
B5 という大きさも生きています。
もちろん限定版です。
よろしければ。

2013年3月19日火曜日

雇用ルールを全面否定?

個人的には、看過できないこのニュース。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130307-00000027-asahi-ind

ここで言う「労働市場の流動化」は、詰まる所、
企業がよりよく「効率化」を進められ、
より多くの利潤を生めるように、というのが目的ですね。

そして、これには過去からの流れが。

http://toyokeizai.net/articles/-/13244

トマス・ファーガソンによれば、
国家を支配しているのは、
共通の利権にむらがった投資家の集団だ、
ということになります。
そしてこのニュース、あるいは原発再開への方向づけなどを見るにつけ、
かつて「大富豪の言うことなら何でも聞く」(NY タイムズ)と言われた、
クリントン大統領のことが思い出されます。

2013年3月18日月曜日

AT&T PARK


WBC、つい見てしまいました。

今日の試合が行われたのは、
SFジャイアンツの本拠地、AT&T Park です。
実は今年わたしが部屋で使っているカレンダーは、
アメリカの球場がテーマになっています。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/1579129064/ref=oh_details_o08_s00_i00?ie=UTF8&psc=1

そしてなんと3 月の写真は、
まさにこのAT&T PARKなんです。
行ってみたい球場の1つです。

2013年3月16日土曜日

『バセク・クヤーテ&ンゴーニ・バ 人々の大きな集い』


このところのヘビロテといえば、この

『バセク・クヤーテ&ンゴーニ・バ 人々の大きな集い』

アルバムの1曲目のPVはこれ。
シビレル!

http://www.youtube.com/watch?v=t2vQAmySTfw

このアルバムには、
いろんなミュージシャンが参加しているのですが、
タジ・マハールもそのひとり。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%AB

で!
ライブ映像がありました。
(フランス語です!)
こちらもシビレマス!

http://www.youtube.com/watch?v=TCRPKvf4GEc

2013年3月14日木曜日

ヨーロッパ北端

先日、現代詩手帖の「北欧の詩」特集のことをご紹介しましたが……

この3 月に日本デビューしたVolvo のコンパクト・カー、V40。
クルマの動力性能のことはよく分かりませんが、
少なくともこのデザイン、かなり好きです。


で少し調べてみると(っていい時代です)、
このV40 をデザインしたのはSimon Lamarre という、
カナダ・ケベック出身の工業デザイナーでした。

彼へのインタヴューがあります。

http://openers.jp/car/features/volvo_v40_designer_simon_lamarre_interview_33477.html

このインタヴューの最後に、
「スカーイェンという漁村」が登場しますが、
これって日本ではスカーゲンと呼ばれている、
ユトランド半島北端の土地のことですね。
(同名の時計ブランドもありますね。あの薄いやつ。)

で、試しにストリート・ヴューで見てみると、
残念ながら海や岬の突端は見えないのですが、
ちょっといい灯台がありました。
(Google Map   https://maps.google.co.jp/
に、
Skagen fyr
を検索させてみてください。)

そしてこの美しい土地には、
たとえばクロイヤー(1851~1909)のような画家がいました。
彼の絵は、「印象派」的です。
(フランス周辺の地域では、フランスより少し遅れて流行したようです。
ルネサンスや産業革命では、逆にフランスはやや遅めでしたね。)


行ってみたくなりました……

2013年3月13日水曜日

『知の逆転』

今ベストセラーの一角を占めているこの新書、

http://www.amazon.co.jp/%E7%9F%A5%E3%81%AE%E9%80%86%E8%BB%A2-NHK%E5%87%BA%E7%89%88%E6%96%B0%E6%9B%B8-395-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89/dp/4140883952

先日の朝日新聞の紹介記事に惹かれて読み始めましたが、
Mmm、なるほどこれはおもしろい&読みやすい。
インタヴューに答えるメンバーが「錚々たる」人たちであるだけでなく、
インタヴュアーがとてもスマート。
たとえば、

(……)主な先進国社会での教育制度は、
産業社会に都合の良い従順な労働者を大量生産するための制度になっていて、
このままでは低資源、低エネルギー、低消費社会を実現するための
思考転換というものがうまくなされないのでは――。

これはフツーは「答え」のほうであって「質問」じゃない、ですね。
でもここから出発するので、当然論議は深まるわけです。
インタヴューは、インタヴュアーの質問の深さが決定的なんですね。

おもしろいです。

2013年3月12日火曜日

東京大空襲

伯母です。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20130311/CK2013031102000117.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

1年位(?)お目にかかってませんが、
お元気そうでなによりです。

そういえば、彼女の亡夫にあたる伯父さんは、
南方戦線へ駆り出され、
画家になるのを断念したと言っていました。
かっこいい伯父さんでした。




De l’autre côté du périph


『最強のふたり』でブレイクしたOmar Sy。
彼の主演作が、公開中です。
予告編もここに。

http://www.finefilms.co.jp/untouchables/#about

それにしてもこのタイトル、
『最強のふたり』の原題マンマ、ですね?

配給会社はもちろんご存じでしょうから、
まあ半ばギャグ感覚なんでしょうか。

そして原題は、

De l’autre côté du périph

なんと、舞台はボビニー、
まぎれもない「ペリフの向こう側」です。
(日本版予告編ではただ「パリ」と言っていますが、
もちろん思いっきり「向こう側」です。)

ボビニーについては、
何度も触れましたね。
そうです、『アイシャ』の舞台です。
そしてこの『アイシャ』も、
De l’autre côté du périph
というタイトルでもよかったくらい。

早く見たいけれど、
4 月にはフランスでDVD が出る予定。
それまで待つか、行くか、どうしよう!?





朗読劇『 銀河鉄道の夜 』

今日はこれに行ってきました。
やっと見ることができました。

http://www.switch-pub.co.jp/rainyday/042131302.php

日本を代表するようなプロ集団ですから、
言うまでもなく言葉の質が高く、
また完成度も高いのに、
まったくルーティンな感じがないのはさすがです。
まだ熱く、生成の現場に立ち会っている感じ。

今日という日に、
このイベントに参加できてよかったです。

         ◇

豊崎社長のtweet があったので、
コピペします。

古川日出男+小島ケイタニーラブ+柴田元幸+管啓次郎の朗読劇『銀河鉄道の夜』。
3月11日に上演するのにこんなふさわしいパフォーマンスもないというくらい素晴らしかった。
語ることで死者を悼み、死者にまつわる記憶が生者を慰撫する。
そこでは死者と生者は断絶していない。
忘れられない一夜。

          ◆

そして、今週の土曜。

https://www.facebook.com/kotobanopotluck#!/photo.php?fbid=497306003638266&set=a.497305996971600.99629.497305863638280&type=1&theater

いろいろ、始動している感じですね。





2013年3月11日月曜日

le 11, 03, 2013


今夜

 
砂に刻まれた文字が
夜の吐息に暖められ
その異形の輪郭を研ぎ澄ませてゆくころ 

光なき空に放たれた声は
ほどけた網のように
ふわりと 未聞の道を探りはじめた  

雨と雪と風が巡り
やがて足音は遠ざかり
ものうい潮汐が忍び寄ってきた けれど 

砂丘に横たわる焦げた幹の
脇腹を抉っている赤い洞穴 
その見開いた震える鏡には

終わりのない波頭が今も激し
濡れた溶岩の呼び交わす声は深海から地上へと
言葉なき巡礼の隊列を組む 

ぼくたちの足首が青く染まる
無数の瞳が空を埋め尽くす
懐かしい声が帰ってくる

2013年3月10日日曜日

煙霧

今日の東京、驚く暑さでした。
なにしろ「夏日」だというんですから。

その暖かさに誘われて、
サブウェイでサンドイッチを買って、
コンビニで缶ビールも買って、
近くの大きな公園でランチです。

で、これがなんと、暑すぎる!
しかも風が強すぎる!
しかもそのうちなんだか空が煙ってきて、
風もにわかにひんやりと。

煙霧、というものであることを、
あとからニュースで知りました。
ずいぶん不穏な雰囲気でしたが、
そう大したものでもないようですね。

明日は、3.11 です。

2013年3月8日金曜日

Marcel Powell

そして今日も会議。
2 時間20分ほどでしたが、
最近は長さに鈍感になってきたような……

  
           ★

ところで、
あのバーデン・パウエルの息子、
マルセル・パウエルをご存知でしょうか?

http://www.youtube.com/watch?v=XRlm3-xw6ww

ついに4月には日本版もでるようですが、
なんと、来日公演も!

https://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_477.html

ぜひ行きたいけれど、
立ち見にはめっぽう弱い今日この頃。
どうしようかなあ……
      

続き

今日のTPPの件、
野田内閣は承知していたようですね、公表しなかっただけで。
そして現政権は、返答を拒否。
自分たちのやりたいことに、差し障りがあるのでしょうか?

2013年3月7日木曜日

隠してた?

後発国、再交渉できず

TPP 日本に不利な極秘条件 

打ち切る権限も先発国


 環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加問題で、
二〇一一年十一月に後れて交渉参加を表明したカナダとメキシコが、
 米国など既に交渉を始めていた九カ国から
「交渉を打ち切る権利は九カ国のみにある」
「既に現在の参加国間で合意した条文は原則として受け入れ、 再交渉は要求できない」
などと、極めて不利な追加条件を承諾した上で参加を認められていた。
複数の外交関係筋への取材で七日分かった。

各国は今年中の交渉妥結を目指しており、
日本が後れて参加した場合も
カナダなどと同様に交渉権を著しく制限されるのは必至だ。
関係筋によると、カナダ、メキシコ両政府は
交渉条件をのんだ念書(レター)を極秘扱いしている。
交渉全体を遅らせないために、
後から参加する国には不利な条件を要求する内容だ。
後から入る国は参加表明した後に、先発の国とレターを取り交わす。
カナダなどは交渉終結権を手放したことによって、
新たなルールづくりの協議で先発九カ国が交渉をまとめようとした際に、
拒否権を持てなくなる。(……)

********************************

以上、東京新聞・夕刊より。

これは!

まさか日本で聞けるとは思ってませんでした。

http://saa.yafjp.org/

行くぞ~!

2013年3月6日水曜日

「北欧現代詩と出会う」

なんだかこの頃同じようなことばかり書いていますが、
今日も書きます。
本日の会議、4 時間! でした。

今日の会議はその議題から、
色んな先生たちの研究状況を知ることができました。
たとえば、
特殊なセメント(?)を注射器で骨に塗りつけると、
そのセメントが骨になる技術。
トンネルなど、非接触のままその劣化状態を調べる技術。
カリウムの崩壊に関する技術。
(この研究の目標の1つに、セシウムの半減期を短くする、
ということがあるそうです。)
そして(アメリカに10年は遅れているという)ロボット技術。
こうしてみると、どれもとても役に立ちます。
素晴らしいですね。
身近にこうした理系の研究者たちがいると、
文系の人たちだけに囲まれているより、
なんというか、バランス感覚が育つ気がします。

          ◆


現代詩手帖3 月号「北欧現代詩と出会う」を読んでいます。
これ、風通しが良くて、読みやすい。
こういう詩を読むと、
日本の詩はやはりやや難解に傾いている気がします。
もちろんいろんな作品があっていいわけですが、
日本の詩にも、こういう「軽み」がもっと欲しいと思います。

たとえば、
インキビヨルク・ハラルツドッティルという詩人の作品。
(森信嘉訳)

**********************************

鏡   

家に帰って鏡を覗くと
そこに見えるのは
私ではなく誰だか
いい年をした女
酒を飲み過ぎ
タバコを吸い過ぎ
不幸な話をし過ぎた女

私じゃないってば!

**********************************

いいですね!      
 
   
           

2013年3月5日火曜日

Chablis も

昨日は年に1回の「全体会議」がありました。

全体会議というのは、
理工学部・総合文化教室が主催(?)する科目の教員が、
専任も兼任も、全員集まる会議です。
そして過ぎ去った年度のあれこれを話し合い、
来たるべき年度についてのさまざまなコンセンサスを形成するわけです。
具体的には、たとえばフランス語なら、
授業のレベルをどの程度に設定するか、とか。
ふだんなかなかお目にかかれない先生たちとも話ができ、
やはり必要な集まりだと感じました。

この会、今回はわたしが「幹事」役なので、
会議後のランチの手配なども受け持ったのですが、
なにしろ50人分です。
いろいろ迷った挙句、
お得なコース・オードブルのケータリングを頼みました。
味は、及第点だったと思います。
そして飲み物は、幹事があらかじめ激安スーパーで買いこみ、
会議室に備えられた冷蔵庫に入れておいてもらいました。
ビール2 ケース、ワイン10本、ペリエ10本、お茶、ジュース。
これで2 万ちょっとですから、
やはり持ってきてもらうよりだいぶ安かったはずです。
(ほとんど残りませんでした。)
大会議室の机の移動は、若いK先生にお世話になりました。

ワインを持ち込んだのは今回が初めてだったのですが、
おおむね好評。
白は980円の Chablis、赤は6 割引950 円のものでしたが、
それでもないよりは、ね。

そしてランチ後、
ひさしぶりにレナさんとおしゃべり。
小さな共同の仕事について相談です。
でもレナさんと仕事の話をしていると、
かつてラジオで「ナミちゃんシリーズ」を作っていた時のことが、
じんわりと思い出されました。

レナさん、
変わらず元気でした!

2013年3月3日日曜日

le vernis à ongles noir


さて、入試も発表も一段落して、
(といっても、まだこれから発表の大学も少なくないですが)
卒業式の準備も着々と進められているようです。
わたしの周りからも、
そうした話題が聞こえてきます。

で……

爪です。袴なり着物なりドレスなり、を着た場合、
足元はもちろん、
指先もおろそかにはできません。が、
デコった爪は晴れ着と相性がよくなさそうだし。

これが流行だそうです。

http://fr.pourelles.yahoo.com/photos/cest-tendance-le-vernis-%C3%A0-slideshow/

Mmm... ミッシェルまで。
でもこれなら、自分でもできそうですね!?

2013年3月1日金曜日

難航

というわけで、
今日の会議は2 時間半。
でも内容がちゃんとあるので、
それなりにやりがいはあります。

そしてこの委員会、
今日の最後に次の会議の日取りを相談するのですが、
これが決まらない!
この日は?
その日はぼくは、1時から○○委員会。
じゃそのあとは?
あ、ぼくは4 時から○○部会。
じゃあそのあとなら?
夜は出張に出発するのでぼくがだめ。
じゃあ次の日は?
あ、ぼく学会でいません。翌日も。
その次は?
その日はぼくが……
(ちなみに「ぼく」は全部別人です。)

最後は無理やり、
ほとんどダブル・ブッキングで日時決定!
(いいんでしょうか?)