2009年10月31日土曜日

http://www.bisso-na-bisso.com/video


さて、週末です。久しぶりに、新曲いきましょうか。

今日ご紹介するのは、2カ月くらい前からフランスでヒットしていて、今もその人気が続いているという曲です。グループ名は、Bisso na bisso 。メンバーはコンゴ系フランス人で、10年振りにメンバーが集まって曲を作ったようです。wiki によれば、グループ名は「entre nous (わたしたちの間で)」という意味だそう。このShow ce soir という曲、なかなか元気があって、気に入ってます!

(なぜでしょう? 今日に限ってアドレスをここに貼り付けることができません。しかもなぜか、タイトルの欄には貼り付け可能なんです。というわけで、すみません、アドレスはタイトルです!)

ちなみに、この曲が入ったアルバムは「アフリカ」。で、Bisso na bisso は、You Tube にいくつかありますので、よろしかったらどうぞ。ちなみに、Nata N'Zambe という曲は、全編セネガルのダカールで撮影したとか。こんなとこなんですねえ。

そしてメンバーの一人、Passi の Chambre de gosses も、なかなか美しいラップです。(すみません、You Tube のアドレスが全然貼れません! もしかして貼れなくなった?)

2009年10月30日金曜日

秋の一日


朝、いつものオレンジを食べながら、BS「世界のニュース」を見る。フランスでは、ホームパーティー形式の下着販売のレポートも。

通勤。まだちょっと眠かったので、いつのも吉本の講演はお休みして、久しぶりに「悲しみよ、こんにちは」の朗読を聴く。読んでいるのはカトリーヌ・ドヌーヴ。時々舌足らずな感じになるのが、彼女の癖。

大学到着。1時間目は、2年生のフランス語。ジャック・プレヴェールのDÉJEUNER DU MATIN 「朝食」という詩を読む。実はこのクラス、フランスの「子供新聞」を読んでいるのだが、今週はこれといった記事がなかったので、この詩を選んだ。ついでに、プレヴェール略歴を wiki. から短く引用したものも。

「……彼は立ちあがった わたしに話しかけずに わたしを見ずに……」

2時間目は、3,4年生のフランス語。今日のテーマはワイン。フランスでは女性はワインをつがない、というコードと、キリストの血としてのワインとの繋がりについて。

授業後、一人の学生が質問に来る。しばらく前の授業の時、先生がしゃべっていたコンゴの話、もう少し詳しく教えてください。じゃあちょっと研究室行こう。

じゃあこの本(『世界中のアフリカへ行こう』)貸すよ。でもどうして知りたくなったの? ボク教職課程とってるんですけど、その中のゼミで発表しなくちゃいけなくて、この前の先生の話聞いて、ちょっと興味持って。調べてみようかなって。

昼食は、大学近くの食堂へ、総勢4人で。ロースかつ定食。近々開かれるイベントの相談。また、ミスター・ハプスブルクから、『東京詩』を読んでくださったという報告。「匠気はないね」と言われ、気を良くする。そしてなぜか将棋の話になり、碁の話にもなる。 

研究室に戻り、小テスト(2クラス分)とゼミのレポートをチェック。「東京詩」ゼミでは、第1部(1900~大震災)の中の、気に入った詩を選んで感想を書く、という内容。面白いのは、学生の選んだ詩が、まるでバラバラなこと。でもまあ、学生が好きな詩を増やしてくれれば、それでこのゼミの最低ラインはクリアー。

それからちょっと仕事。例のレナさんと取り組んでいるもの。なかなか進まないが、まあ少しずつでも。

帰り道。今度はいつもの吉本を聴く。ちょうど鴎外についてが終わったところだったので、あらたに、太宰と鴎外、という講演を聴き始める。もちろん面白い。

夜、NHKのニュースで松井のホームランを見る。とても技巧的なバット運びで、しばし見とれる。

円楽の訃報。落語家としては、わたしは六代目円生が一番好き。けれど円楽がまだ星の王子様と言われた頃は、彼をテレビで見るのが好きだった。

そして…… 早くもブログを書き始める。今日もまた、いい日でした……。(このごろ深夜は、帰ってきたスピーカーで、ショパンのノクターンを聞くのが日課です。おセンチか!?)

Martin Parr


ちょっと旧聞なんですが、イギリスの写真家 Martin Parr が、パリで個展を開いたお話です。彼は、コレクターとしても有名だそうで、ヴィデオには、なんだか変な物も映っています。でも、面白そう! う~ん、日本でやったら間違いなく行くんだけど。


                 ◇

ここ数日は、「レナさんとの企画」に励んでいます。でもまだ、1回の表攻撃中、という段階。先は長いです!

今週は火曜がお休みなので、ちょっと楽、かな? (まあわたしは、大学行くかもしれませんけど。)今週も元気で!

2009年10月28日水曜日

冬ソナ以来!


「まいにちフランス語」の再放送も、かれこれ4週目に入りました。で、さきほどNHK出版のベテラン編集者アキ子さんから、嬉しいメールが来ました。無断で転載いたしましょう。(いいですよね、アキ子さん?)
            ◇

お知らせするのを忘れていました。

なんと!10月号と11月号のテキストが増刷になったのです!!
過去に,冬ソナ効果で,テレビのハングル講座が増刷になったことはありますが,他のテキストでは初めて!!!
もちろん,応用編が新作だったこともあるでしょうが。

            ◇

そうですね。応用編の杉山先生の講座が新作で、この応用編を待ってた方はかなりいたはずなので、大半は杉山先生のおかげだと思われます。それでもまあ、レナさんやわたしも担当している時の増刷、嬉しいですねえ。リスナーの方に、感謝…… 

そうそう、杉山先生は、今春に『フランス語でつづる私の毎日』を出版なさっています。「今日あった出来事を手帳にちょっとメモすることから始めてもいいですね」と杉山先生もおっしゃる通り、気軽にトライすると、楽しみながらベンキョーになるという、とてもいい本です。


ちょっと気を良くしたので、またストリーミングの場所を張っちゃいます;

http://www.nhk.or.jp/gogaku/french/kouza/index.html  所沢から新橋へ!?

            ◇

今日、多摩センターというところにいたのですが、なんと、もう大きなクリスマス・ツリーの準備にかかっていました。なんだか、押し詰まるというか、押し詰められるというか!

12月20日!


お知らせです! まずは管さんのブログをコピペしますね。
                ◇

お待たせしました。われわれの企画が、東京都歴史文化財団東京文化発信プロジェクト「学生とアーティストによる交流プログラム」に採択されました。

題して「What am I doing here?」。宇野澤昌樹をコーディネーターとして、2009年12月から2010年2月にかけて、猿楽町校舎(お茶の水)を舞台に数々のワークショップ、セミナーを順次開催します。総予算は200万円。

各イベントの詳細は、そのつどまたお知らせしますから、ここ(http://monpaysnatal.blogspot.com/)をたびたびチェックしてください。基本、日曜日開催です。さて、どんな驚きが待っていることか。

第1弾は12月20日、清岡智比古さんとぼくによる詩のワークショップ。カレンダーにでっかく赤丸を、青丸を、足りなかったらpaint it black!

               ◇

というわけで、最後はストーンズまで登場するのです。(ただし、当日のストーンズ参加は未定です!?)

このワークショップ、参加費は無料です。(ただし、東京の中を移動する可能性があるので、その場合交通費などの実費はかかるでしょう。)

また、上に説明があった通り、このイベントには「東京文化発信プロジェクト」という側面があり、オ、それなら「東京詩」と重なる部分があるぜ! ということで、わたしも参加させてもらえることになったのでした。

というわけなので、このワークショップを満喫するには、『東京詩』を読んでいただいておくとベターです!(それが1番高いじゃん!)参加者みんなで、たぶん実際に「わたしの東京詩」を作ってみたりすると思います。(詳しくはこれから相談して決めます。)楽しそうでしょ?(画像は「九段坂」。)

というわけなので、12月20日(日曜日)、カレンダーの赤丸青丸のとなりに、❤ 印も !

(これ以降も、東京写真、東京住居など、おもしろそうなワークショップが目白押しです!)

2009年10月26日月曜日

Pas mal !


今日は雨の中ちょっと大学へ。レナさんと打ち合わせも兼ねています。

昼ごはんは、レナさんと、ドイツ語のM先生と3人で食べました。M先生はオペレッタの研究をしていて、フランス語も勉強なさっています。しかも独学。しかもかなり上手。「発音いいですね~」と、レナさんも感心していました。

M先生は、つい最近パリに滞在していたので、話はパリの食べ物の話に。Saint-Antoine 通りの讃岐うどんがうまかった、とM先生がいうと、ああ、わたしもその店よく行きました! とレナさん。和食好きの彼女は、かつてパリにいたとき、この店のうどんで心を癒していたとか。言葉の苦労のまったくないレナさんでさえ、パリはなかなかにストレスフルだったようです。

午後は研究室で仕事、の予定だったのですが、HクンやTさんや院生のUクンなどが訪ねてきてくれ、楽しくおしゃべりです。

Tさんとは、ゆっくり話すのは初めてなのですが、実は彼女、前期にフランス映画ゼミに出ていて、レポートのうまさで目立っていた学生です。三重出身で建築学科の彼女は、聞けば英語は波戸岡先生、中国語は林先生と、仲間たちの授業にも出ているのでした。ちょっと不思議。

実家では、まあ地元の大学でもいいんじゃない? という意見もあったそうですが、結局東京(神奈川のキャンパスですが)に行くことを許してくれたそうです。一人暮らしは大変だけど、充実している、というので、とてもいい選択だったなあと思いました。

で最後は、レナさんと仕事の打ち合わせをきちんと。ああ、彼女との仕事、だんだんお尻に火がついてきました。(比喩ですよ!)でも、こちらもだんだん気合いが入ってきたので、まあ大丈夫でしょう。(希望)

というわけで、悪くない1日でした。明日はゼミ!

2009年10月25日日曜日

The "sound" is back !


約2週間ぶりに、部屋に「音」が帰ってきました! 久しぶりの対面に、喜び合っています。

そうです、20年親しんだダイヤトーンが、修理とチューニングを終え、やっとその定位置に戻ってきたのです。チューニングによって、少し低音が厚くなり、そのせいか全体のバランスもどっしりした感じがしますが、この音は、まぎれもなくあの「音」です。

この「音」は、もちろん最高の音というわけではなく、あくまでわたしが馴染んでいる「音」にすぎません。ただ、ダイヤトーンが不在だった期間、押し入れからひっぱいり出したもう一つのダイヤトーン(といっても、サイズは6分の1ほど)を鳴らしても、まったく「音」は聞こえてこなかったので、なんというか、やっと安心してCD をかけられるようになりました。

スピーカーなんかに入れ込むのは、たしかにいかにもオジサン風ですね。(Oui, je le sais bien !)でもねえ、やっぱりスピーカーって音が違います。帰ってきたダイヤトーンは、それほど大したのもじゃないんですが、それでも、大きな空気感、動きのある低音、クリアーな高音、そして(特にオーケストラの)奥行きなど、チビ・ダイヤトーンには求められないものが体現されています。

わたしも i-pod 愛用者で、その便利さの恩恵に十分浴していますが、i-pod でクラシックを再生することはほとんどありません。クルマや電車に乗っていて、「未完成」の出だしが聞き分けられるとは思えないし、たとえばバッハというのは……

バッハの音楽は、なんだか逆説めきますが、沈黙へ向かうものだという気がします。そしてその沈黙の影が、たとえ一瞬でも垣間見えるのは、たとえばスピードのある低音の向こう側にだけだろうと言ったら、言いすぎなんでしょうか?

明日の東京は雨らしいですが、今週も、元気にいきましょう!

2009年10月24日土曜日

「プールサイド小景」


今日は土曜日、ですが会議が2つあり、わが愛しの生田キャンパスへ。

生田と言えば、ほぼ反射的に思い出すのが庄野潤三です。彼は晩年、このあたりを舞台とした、どこまでフィクションなのか分からないような小説を書き継ぎました。リアルタイムに続けて読んでいると、あの娘さんのことも、あの動物たちの日々も、他人事ではなくなるから不思議です。(そういえば、金井美恵子姉妹の飼っていたタマの具合が悪くなった時も、それに近い感情が湧きました。)

とはいえ、わたしにとって1番印象深い庄野潤三の作品と言えば、「プールサイド小景」にとどめをさします。これはわたしが小学校6年の時に読んだ(というか読まされた)のですが、そのなんとも不思議な肌触りがとても新鮮でした。いや、新鮮というのとはちがうかな? むしろ、その文章の感触に戸惑った記憶があります。

「プールサイド小景」は、実は読んだだけではありません。コクヨの原稿用紙に、すべて写した(というか写させられた)のです。短編なので、そんなに時間はかかりませんでした。ただ、そこは小学生、知らない言葉が出てくるんですよね。でもそんな場合でも、ただただ写していったんだと思います。

庄野潤三は、1か月前くらいでしょうか、旅立ちました。生田は今日、3時頃から雨になりました。

2009年10月23日金曜日

瘤のないラクダ


というわけで今週も、なんとか金曜の夜にたどり着きました。みなさんも、お疲れ様でした!

先日、加藤和彦の訃報に触れて、小さなことを思い出しました。あれはたしか中学の頃、給食の時間中に放送部がBGMを流していました。当時は、あの深夜放送ブームのころで、わたしもやっとこ洋楽なるのものに目覚め、スリー・ドッグ・ナイトとかレターメンとかシカゴとか、今ではすご~く色あせて聞こえる音楽を聴いていたのですが、少数、日本のミュージシャンのレコード(そういう時代でした)も持っていました。

その中のお気に入りが、あの「悲しくてやりきれない」でした。(もちろん、「♪ 死んじまったダ」のほうも好きでしたが。)そして、この「悲しくて」のB面に、とてもインパクトのある曲が収録されていたのです。それが、「瘤のないラクダ」でした。お時間がありましたら、どうぞ御一聴を!


そして友達の放送部員に「なにかいい曲ない?」と訊かれたわたしは、すかさず答えたのでした、「あるある! 立って歩くブタの歌!」と。(この「豚」、3コーラス目に登場します。でもそれは「豚」じゃなく……)


教室で「瘤のないラクダ」を聞いてから幾星霜、数年前に、「ギロッポン」のショッピング・エリアで、若くてモデルみたいな女の子を連れた、すらっとして、垢ぬけた姿の加藤和彦を見かけました。たしか、麻の黄色いスーツを着ていました……

2009年10月22日木曜日

Les Bleus(「青チーム」)


子供新聞を読む授業が1つ進行中なのですが、明日のそのクラスでは、初めてサッカーの話題を取り上げます。

要はW杯を目指すフランス・チーム(=Les Bleus)が窮地にあって、プレーオフでは難敵アイルランドと当たっちまったぜ! という内容で、まあなんてことはありません。じゃあなぜそれを授業で読むのかですか? それは、写真が気に入ったからです!(画像)

左から順に、 Florent Malouda, Nicolas Anelka, Thierry Henry です。マルーダは仏領ギアナ出身、アネルカの両親はマルチニック出身、そして天才アンリの父親はグアドループ、母親はマルチニックの出身です。

アネルカは、ふだんチェルシーで、かつてここにも登場してもらったドログバ(コート・ディヴワール)とコンビを組んでいます。見ていて、とても魅力的なフォワード2人です。

そういえば、もう10日ほど前ですが、ロナウドに魔術がかけられている!? という記事がありました。


ここでは女性関係の「魔術」のようです。でも、サッカーの勝利のため、相手チームに魔術をかけるということも、厳然とあるそうです。そしてここでも、魔術のかけ合いになったりして。

日本で聞くと、どこか冗談めいていますが、ぜんぜん冗談じゃないようです。(マジで!)

朝刊・1面


今、朝の10時です。このごろ東京では、いい天気が続いています。

さて、今朝の朝日新聞の朝刊に、『フラ語入門・改訂版』の広告が掲載されていました。第1面の、8ツ切り広告のところです。

ここを見てくださっている方にとっては、すでにご承知の本ですが、まあそれは世界の 0.00000000000.....1%くらいですので、この広告で、より多くの方に知っていただけるのはうれしいです。こういう本は、誰かの役に立ってナンボ、ですから。

ではこれから、授業に行ってきます。今日の授業は「代名動詞」です。


それにしても…… 白水社に感謝❤

2009年10月20日火曜日

Empire state of mind


この前の土日は、そういうわけでほぼ寝転がっていたのですが、途中、ヤンキースが戦うリーグ優勝シリーズも眺めていました。特に第2戦は、A・ロッドのホームランでヤンキースが追い付き、延長12回、緊迫したいいゲームとなりました。

メジャーリーグのゲームでは、イニング跨ぎの際、球場に音楽が流れます。今までも、リアーナやビヨンセが聞こえてきて、ああこうやって聞くと感じがちがうなあ、と思ってきました。で今回は……

グラウンド整備の様子などをぼんやり眺めていると、なんだかつい最近聞いた記憶のある歌声が聞こえてきます。これは…… おお、波戸岡先生に貸してもらった、Jay-Z の新譜に入っていたやつだ! そう、feat. Alicia Keys が目にとまった、Empire state of mind という曲です。


出だしはこうです;

Yeah I'm out that Brooklyn, now I'm down in Tribeca
Right next to De Niro, but I'll be hood forever
I'm the new Sinatra, and...

シナトラといえば、ヤンキースが勝つと必ず流れるあの曲、New York, New York が思い出されますが、Jay-Z の曲の2コーラス目には、まさにそのヤンキースが登場します。(リフところから引用しますね。)

In New York, concrete jungle where dreams are made of
There's nothin' you can't do, now you're in NewYork
These streets will make you feel brand new
Big lights will inspire you
Let's hear it for New York

Catch me at the X with OG at a Yankee game
Shit, I made the Yankee hat more famous then a Yankee can
You should know I bleed Blue...

「青い血」というのは、「ヤンキース色の血」ということなんでしょう。すごいですね!

まあ詞全体を読むと、ややコマーシャルな感じで、ということはやや紋切型な感じで、それほど新鮮味はないんです。(曲を収録しながら、「こりゃヤンキー・シタジアムで流れるな!」と言い合っているJay- Z &仲間たちの姿が目に浮かびます。)ただNew York の、こう言ってよければ「歴史」に接続してはいるのでしょう。球場に流れるAlicia の声は、とても馴染んでいるように思えました。

2009年10月19日月曜日

半袖の新宿


今日も快適な東京でした、が、この時期はいつも、世間様とわたしの服装に差が出てしまいます。

たとえば今日も、わたしは半袖Tシャツに半袖シャツで過ごしたのですが、新宿でも半袖派は明らかに少数でした。(もちろん、帰りが夜になるなら、長袖も用意したでしょうが、今日は夕方には帰る予定だったわけですね。)みなさん、暑くないんでしょうか?

久しぶりのサムラートは、意外に空いていました。(もしかして、不況のせい?)980円のランチは相変わらずおいしくて、ほとんど日本語のしゃべれない店員さんとの、アイ・コンタクトに頼ったコミュニケーションもちょっとおもしろいです。(今日の彼は、黙ってテーブルの横に立ち、黙って私の目を見て、黙って掌をひらひらさせるのです。それは…… 水を注ぎ足してくれようとしていたのでした。)

そして約束の午後2時、紀伊国屋の前で初対面の朝日新聞の記者、S さんと合流。近くの喫茶店に行き、さっそく取材開始。そう、S さんは『東京詩』に興味を持ってくれて、取材をしてくれるのです。

ロサンジェルス支局やワシントン支局に長くいらして、野茂のドジャース入りや、ブッシュの仕掛けた戦争などについて配信し続けたS さんは、今「東京」の担当だそうです。

取材そのものは1時間ほど、その間矢継ぎ早に質問が飛び、わたしがあたふた答えるという感じでした。この本を作り始めたきっかけとか、ゼミ生の様子とか、東京の醍醐味とか、詩の記録性とか。「ちょっと時間をください」とのことだったので、すぐにというわけではありませんが、とにかく記事にはしてくださるようです。地味な本なのに、ありがたいことです。おとなしく待ってます!

その後の帰り道、マツキヨに寄って、

「アパトック効かないんだけど、そういうことってあるんですか?」
「ありますね」

あっさり言われてしまいました! で、今度はもう少し強力な頭痛薬を購入。もう大丈夫、かな!?

2009年10月18日日曜日

コアラや


今日の東京は、昨日とは打って変わって気持ちのいい天気でした。が……

実はこの週末は、しつこい頭痛に悩まされてしまいました。いつものアパトック(マツキヨで売ってる頭痛薬)を計5回飲んだのですが、効かず…… イヴも飲んだのですが、効かず……(しかも、量も規定以上飲んでるのですが。)もともと「頭痛はと」ですが、今回のように薬が効かなかったのは初めてでした。これまでは、2回目に飲んだところで効くことが多いかったので。

そして今日は、本当はビヨンセの日(!)だったのですが、やむなく、一緒に行く予定だった人の友達にプレゼントしました。(さっき感想を聞きました。もちろん、歌は抜群にうまかったけれど、コンサートとしては、やや散漫な印象だったようです。曰く、「もしかして旬は過ぎたかも。そうじゃないといいんだけど……」)

とはいえ今日は、一日寝転がって本を読んでいた昨日に比べれば、だいぶマシです。(というか、今は、痛くありません。ただ首筋が張り張りなんですが。)で、さわやかな風に誘われ、午後はちょっと動物園へ。(って元気ジャン!)

午後3時には、いつもの「子供の情景」が流れてくる中、オランウータンやオオカミやトラやエミューや象やコアラやカンガルーやチンパンジーやシマウマやライオンやキリンを眺めてきました。(ユキヒョウお赤ちゃんは、残念ながらもうオウチに入った後でした。)やっぱり、動物園はいいですね。

さて、やがてまた陽は昇り、新しい週が始ります。明日わたしは、新宿へ行きます。昼ごはんは…… 大好きなサムラート(カレー屋さん)にします!

2009年10月16日金曜日

インフル対策


みなさん、お元気ですか? もう10月も半ば。だんだん師走の足音が聞こえてきました。(そして師走からは、一昨日書いたレナさんとの仕事が本番を迎えます。準備しとかなきゃ。こわいよ~!)

大学でも、ちらほらインフルの学生が出ています。気をつけましょうね…… という意味を込めて、こんな動画をご紹介します。まずは子供向けの「インフル紹介&対策」。


病気の話なのに、ビミョーに可愛いのはこれ。


今度は、手話です。


これで、インフル対策もばっちりですね! よい週末を!

2009年10月14日水曜日

24 h


すみません、いきなり訂正です。左右社シリーズ、本屋さんに並ぶのは21日、つまり来週の中頃になりそうです。きのう書いたばかりなのに、朝令暮改(?)ですみません。でも、とにかくブツはできているので、本屋さんまであと一息。来週こそは、並びますように!

              ❤

今日は、要塞化していた机のまわりを、なんとか丘くらいにまでなるように、お片付けをしました。つみあがっていたのは、やっぱり本が多いわけですが、今回は、かなりCD も多かったです。というのは……

だいぶ前に少し触れましたが、今レナさんと一緒に、フランス語関連の企画を準備しています。その中で、24曲のシャンソンを使う予定なので、ここ2週間ほど、それをリストアップする作業を進めていたのです。わたしが好きな曲の中で、テーマに見合ったもの、ということですね。

シャンソン、といっても、ピアフもグレコもアズナブールもトレネもアダモもポルナレフもシルヴィーも出てきません。多くは、このブログに登場した人たちの、21世紀になって発表された曲です。

上に列挙した中では、かつてアズナブールはよく聞きました。いい声だし、bonne vieille France だし、文学的だし。でも今回の企画は、bonne vieille France とは無縁です、というか、むしろそれを締め出すようにして進めています。つまり、フランス外のフランス語、といえばいいんでしょうか?

たとえば、ですか? う~ん、じゃあこんなのはどうでしょう。ワイクリフ・ジョン feat. ミュザイオンです。


Si t'avais 24 heures à vivre, et que tu savais que t'allais mourir
qu'est-ce t'aurais fait?

「あと24時間しか生きられないとしたら」という質問に対し、いろんな答えが並んでいきます。ママに会いに行く、とか、子供を作る、とか…… 24時間、ねえ。どうしましょう!?

『東京詩』――藤村から宇多田まで


左右社3冊同時刊行企画、『本は読めないものだから心配するな』、『オープンスペース・アメリカ』に続き、やはりここは『東京詩』もご紹介させてください。

と、今さら言うのもおかしいくらい、もう1年以上この本のことは書きつづけてきました。いや、正確に言えば、本のことというよりも、それを作る過程を楽しんでいたので、その楽しさの実況中継という気持ちだったわけですが。

でもやはり、こうして形になってみると、安堵に似た喜びがあります。特に今回は、総合文化教室の仲間たちと一緒にできたので、感慨もひとしおです。そして中身はともかく、装幀には自信あり!(ってわたしがデザインしたわけではないですけど!)

「東京詩」ゼミでは、(発売前である今日)もうテキストとして使い始めました。やはり授業はしやすいです。いろんなページに飛べるし。

書店に並ぶのは、週末になるでしょうか? といっても、これは明らかに、かなり大きい書店にしか置かれないでしょう。(東京だと、とりあえず池袋のリブロは、多く置いてくれそうです。)でももしどこかで見かけたら、どうぞ手に取ってみてください。値段が高い(2500円)のが申し訳ないのですが、430ページ以上あるので、つまり258ページで1500円の本と同じコストパフォーマンスですから、これは悪くないですね?(と妙に言い訳じみてみる。)

というわけで、あとはこの本が、ひとりでも多くの人の刺激剤になってくれることを祈るばかりです。

2009年10月12日月曜日

あのロジャースの


今日はラッキーで、あるとてもおいしいお店で食事をしたのですが、その席で、ロンドン帰りの建築家の方と話をすることができました。

40代の彼は、むしろとつとつと話すので、危なく聞き逃すところだったのですが、なんとロンドンでは、リチャード・ロジャースの事務所にいたというのです。

ロジャースの名前そのものはピンとこなくても、こう言えば誰でも分かるはずです、ロジャース(とレンゾ・ピアノ)は、あのポンピドゥー・センターをデザインした建築家です。

ロンドンにはロイズ保険の建物(画像)があり、これはロジャースが一人でデザインしたものです。どうでしょう、雰囲気はポンピドゥーとよく似てますよね? わたしがこのロイズ・ビルを見に行ったのは、もう20年以上前のことですが、とても印象に残っています。

今日会った彼は、小学生のころからロジャースの建物が好きだった、と言ってました。だから、ロジャースと仕事できて嬉しかったと。そりゃあそうでしょう!

ロジャースはとても気さくな人で、いつも自転車で事務所にやってくるそうです。お金もうけにはあまり興味のない人で、安くて質のいいものを、世界中に届けたいと願っているらしいです。モダン建築は時代遅れだとはいえ、まだまだ、とにかく住める住居を必要としている人は少なくないのだから、というわけです。う~ん、これはある種のグローバリズムではあるのでしょうが、その志は美しいです。リチャード・ロジャース、わたしの中でまた評価が高まりました。

(ロジャースやピアノとセットになって出てくる名前と言えば、やはりノーマン・フォスターですが、彼は今、スイスの超豪邸で悠々自適だそうです……)

(それから小さなエピソードを1つ。ルーブルのピラミッド(やモントリオールのプラス・ヴィル・マリ)を設計したイオ・ミン・ペイ、彼は丸い黒縁眼鏡をかけているのですが、あれはル・コルビジュエの真似だそうです!)

食事もおいしかったし、リチャード・ロジャースが(勝手に)身近に感じられるようにもなったし、いい一日でした! 

2009年10月10日土曜日

しっくり


今日は土曜日、昼間に知り合いからメールがきて、『フラ語入門・改訂版』が平積みになっているという報告。おお、それはいい知らせです! 

夕方、わたしも近所の本屋まで歩いて行ったのですが、そこでは2冊、棚差しになっているのを発見しました。ちゃんと、他の『フラ語』シリーズと、仲良く並んでいるのを見ると、なんとなくほっとします。ちゃんと仲間に入れてもらえてよかったです!(ま、そこに差されただけですけど!)

              ❤

誰かと、あるいは何人かでしゃべっていて、ふと、なんというか、ピンとくるっていうか、しっくり来るっていうか、そういう感覚を味わうことがありますね。たとえば最近では……

Amazon のサービスの中に、Amazon プライムという「お急ぎ便」があります。最初にいくらか払うと、その後つねに「お急ぎ便」で商品が送られてくる、というシステムのようです。彼は、緊急に必要なものが発生して、そのシステムを使うことにしたそうです。で、うまくいったと。ただ問題はここからです。

「その後のものは、特に急いでないものも多いんだけど、これがプライムに入ってるもんだから、すごく急いで配送されてくるんですよ。昼間いなかったときなんか、夜遅くても持ってきてくれるし。なんだか、いったいなんのために、誰かをこんなに忙しい目に合わさなきゃならないのかって思っちゃって……」

また別のとき…… わたしの所属している総合文化教室の先生たちの中には、ふだんスーツを着ている人は誰もいません。ただ逆に理系の先生たちは、これが意外にも、白衣やツナギではなく、スーツ姿の方がけっこう多いんです。それなら、同じキャンパス内にあり、時にはイベントを共催することもある、農学部の先生方はどうか? 彼は言いました。

「スーツの先生はあんまりいないね。ていうかさ、農作業の実習のときなんか、フツーの農家の人と変わらない姿で、ずっとリヤカーを曳いてたりするんだよ。その姿が、いいんだな……」

でも考えてみれば、わたしたちが本を読む時も、そんなことってよくありますね。たとえば推理小説を読んでいる時だって、ストーリーとはまったく関係なく、登場人物のふとした言葉に、ぐっとくることがあります。そういうとき、わたしたちは小説家の名前を記憶するのでしょう。

さあ、明日は日曜日。スピーカーのない生活も1週間経ちます。代わりにPC がよく鳴っています。ないよりはずっとマシですね。

(スピーカーは、今分解して、洗浄中だそうです。この後、ネットワークのチューニングへ。いい子で調整されいるかどうか、心配です!)
                 ❤
で終わろうと思ったんですけど、せっかくだから最近お気に入りのこの曲を。以前ここでも、Je pense à toi. をご紹介したことのある、amadou & miriam の、Sénégal fast food です。
C’est au Manhattan fast-food
Dakar, Sénégal, cinéma « le Paris »,
Demain je serai parti,
La gare, Dakar, Bamako, Mopti
Y’a pas de problèmes. Tout va bien
Aujourd’hui je me marie, j’ai confiance
Amoul solo, Gao, l’Algérie, Tunisie, Italie.
Y a pas de problèmes, j’aime !
Au Manhattan fast-food
Dakar, Sénégal, cinéma « le Paris »
Ascenseur pour le ghetto
[Refrain] :
Il est minuit à Tokyo
Il est cinq heures au Mali
Quelle heure est-il au paradis ?
東京は真夜中
マリは午前5時
天国では今何時?

2009年10月9日金曜日

Mika ? Who ?


後期に入ってから、金曜の授業の1つで、フランスの子供新聞を読んでいます。

先週の第1回は、「マクドがルーブルにやってくる」でした。今ではもうすっかりフランスの風景に溶け込んだマクドではあるけれど、せめてモナリザを見ている間は、ポテトの臭いがしないといいのだけれど! というわけでした。

今日は、イギリスの子供たちの将来の夢についての記事を取り上げました。どうやら、医者も獣医も人気が下がり、夢は「ベッカム」か「ミーカ(Mika)」なんだ、ということでした。で、who is Mika ?

ミーカは、今イギリスで大人気の、若い歌手だそうです。wiki で経歴を読むと、どうも「学校」というものに全然馴染めなかった人らしく、いくつもの学校を、場合によっては1日行っただけでやめちゃったりもしています。レバノン系なので、フランス語もバッチリだそうです。

そしてなんと、今年の7月に、AKB48を観に来ていました、宇多田と一緒に!(画像)なんでも2人は友達だとか。そうなんですね~

というわけで授業では、この画像も添付して訳してもらいました。子供新聞とはいえ、やはりノリが「フランス」なので、(教科書で見るような)日本語から訳したフランス語とはちがいます。学生たちは、まだまだ戸惑っているようです。でも、しばらく続けます!

2009年10月8日木曜日

『オープンスペース・アメリカ』


今日の台風、みなさん大丈夫でしたか? こちらは…… 結果的には、雨にも風にも影響されませんでした。というのも、授業が休講になったからです! 

大学から最初のメールが入ったのは、8:47。この時点で、1, 2 時間目は休講決定。(でも1 時間目は8:50からだから、もし1 時間目担当だったら、もちろん行っていたでしょう。)続いて11時、わたしの担当授業のある午後の科目も、すべて休講の決定がなされました。わたしは自宅待機していたので、そのまま家にとどまったわけです。

でも、ニュースなどを見ると、新宿駅も大混乱。これはほんとに多くの人が翻弄されたはずです。お疲れ様でした。

                 ❤

さて、昨日の管さんのブログ、


に導かれて左右社のHPに行くと、おお、たしかに3冊勢ぞろいしています。


そもそもこの企画は、管さんの「じゃあ3冊同時刊行いくか!」という突然の宣言から始まったわけですが、実現するもんなんですねえ。もちろん、本を作るときはいつもそうですが、とてもたくさんの人が係わっていて、そうした協力の結晶として本はあるわけです。とにかく、感謝しています!


そして画像は、波戸岡景太さんのデビュー作、『オープンスペース・アメリカ 荒野から始まる環境表象文化論』です。これはたしかにアメリカ論であるわけですが、もちろんそこからはみ出す部分も多く、むしろそこが読みどころとさえいえるかもしれません。懐かしの『パリ・テキサス』が登場したかと思うと、崖の上には、ほらポニョもいます! そしてまた、愛犬シエラとともに過ごしたアメリカで日々を活写するくだりには、若々しい哀しみまで漂うようです。それらをひっくるめて一言で言うなら…… 「今」が息づいています。

総合文化教室で最年少の波戸岡さんは、みんなに可愛がられ、同時に、みんなに頼られています。(もちろんわたしも頼ってます!)バリバリの若きアメリカ文学研究者が、今考えていること、今感じていること、それを知るには、おあつらえ向きの本です。波戸岡さんのゼミ生になったつもりでしっかり読めば、必ず報われます。ぜひ!

2009年10月7日水曜日

優雅な袋小路


このところ、わたしの周りでは新刊ラッシュの感があります。今日もその内のひとつ、堀江敏幸さんの、『正弦曲線』のご紹介です。

世の中には文章うまい人が結構いるもので、たとえばわたしの属している総合文化教室の、共同研究の仲間たち、つまり、『本は読めないものだから心配するな』の発売を控えている管啓次郎さんをはじめ、「カミソリ」の異名をとる写真論の倉石さん、日本語ばかりか中国語でも本を出している林さん(彼女の文章には、不覚にも! 泣かされたことがあります。)、そして若きホープ波戸岡さん、仲間ぼめではなく、彼らはみんな文章が上手だと思います。すごいな~、と思って、いつも読んでいるわけです。

そして堀江さんも、いまさら指摘するまでもなく、達意の文章の人です。緩急、というか、は~~~、という感じ。(分かりづらいか?)

今回の『正弦曲線』は、堀江さん初の数学の論文! ではなく、さまざまな話題満載のエッセイ集です。どれも質が高いのですが、しいて言えば、やっぱりわたしは、黒田三郎や清水哲男の詩が引用されるものが印象に残りました。(わたしも好きな詩人、北村太郎も登場します。)



後退する。
センター・フライを追って、
少年チャーリー・ブラウンが。
ステンゲル時代の選手と同じかたちで。

これは見なれた光景である。            「チャーリー・ブラウン」


この一節を含む清水さんの詩を、堀江さんはこれまでに何度も読んできた書いています。わたしもまた、何度も読んできました。そして今回堀江さんの文章を読んで、やっと少し、味わいが分かったような気がしています。

これ以外にも、知らないことがたくさん書いてあり、勉強にもなりました。特に、焚き火の作る上昇気流が、あんなことできるなんて……! 装幀も端正な、いい本でした。

2009年10月6日火曜日

明日、配本です!


さて、ついに明日は7日です。ついに? そうです、『フラ語入門・改訂版・CD付き』が、書店に並ぶ日です。

前にもご紹介した、レナさんに手伝ってもらって収録した音源、こちらも白水社宣伝部のコバちゃんが、明日から同時に聞けるように手配してくれました。その音源というのは;

1)練習問題の解答の読み上げ
2)わたしのおしゃべり(といっても、一応『フラ語入門』の内容に沿っています。)

これは明日以降、白水社HPから行けます。


この2つの音源は、本の購入とは関係なく、タダで聴けますので、よろしかったら聞いてみてください。(そんなに面白くはないですよ、タダなんだから!)

添付のCD(77分収録!)には、すべての例文が、日本語→フラ語、の順で入っているので、テキストが広げられない時でも、「ひとり和文仏訳」を満喫していただけます。

改訂版の制作に着手したのは、たしか5月頃だった気がします。カバー・デザインなど、行きつ戻りつした時期もありましたが、トータルでは、とてもスムーズに進んだと思います。これはひとえに、白水社のスタッフのみなさまが優秀だからなんですけどね。白水社サマサマです。

明日は雨だけど、本屋さんに見に行こうかなあ……?

2009年10月5日月曜日

お色直し


というわけで、やはりスピーカーの新規購入はやめて、愛用の20年ものを修理することにしました。モッタイナイしね。

で、修理のついでにチューニングもしてもらうことに。これには、数万円かかるようなのですが、新しいのを買うことを思えば、だいぶ安くつきます。これで音がダイヤ「トーン」としてよみがえれば、とてもうまくいったことになるのでしょう。

今回分かった小さなことを列挙すると;

・輸入物は割高。  ex. Focal の、とても評判のいい30th 記念製品、826w は、日本では37.8万円。フランスでは €1990(約25万円)。(アマゾンですぐ分かっちゃう。)

・スピーカーについては、ここ20~30年、あまり技術革新が進んでいない。(CDプレーヤーなどは、ずいぶん良くなった気がするのに。)

・200万円(!)もするスピーカーでも、たとえばツイーター・ユニットだけなら、10万円以下のものが使われているケースもある。(自社でユニットを作っていない会社の場合、他社のユニット買ってを使うわけですが、それは一般人も買えるものなのです!)

20年使っている愛機ダイヤトーン、お色直しして再デビューしてくれる日を、楽しみに待つことにします!

             ♥

さて、「ナミ・パリ」のほうは、今日からストリーミング放送開始です。いつも、「先週分」だけ聞くことができるようです。(つまり今は、1~3 課が聞ける、ってことですね。)よろしければ、ご利用ください!

2009年10月4日日曜日

失われしもの


♪ むか~し買~ったスピーカー、む~かし買ったスピーカー、とっても大事にしてたのに、壊れて出ない音がある。ツイーター、ツイーター。Ah, 高音の高音の厚みが出ない、余韻がきれいに伸びてこない!(涙)

というわけで、古いスピーカーの悲しさ、もう部品があるはずもなく、フツーの修理は叶いません。仕方ないので、今日、クルマで30分くらいのところにあるオーディオ店に行って、いくつか試聴してきました。

フランスがらみで言えば、Focal というスピーカー・メーカーがあります。かつてはユニットを提供する会社だったのですが、今では自社製品もたくさん作っています。一時日本への輸入が止まった時期もあるのですが、また輸入が再開されています。ただ……

やっぱり、輸入品は割高です。もちろん、価格そのものなら、手頃な物もたくさんあります。たとえば、やはり人気のあるKEF(イギリス)のものでも、ペアで5万円くらいからあります。でも、やはりそれをヨーロッパで買えば、3分の2くらいで買えるはずです。

ただ考えてみれば、これはクルマでも当てはまることですね。国産の中古車を愛用しているわたしも、アルファ・ロメオのデザインの美しさを認めるのはやぶさかではありませんが、「買う」というところまでは、なかなかいきません。

そういえば最近、波戸岡先生が、「電車」の魅力について語っていました、曰く、それはあらかじめ失われた理想の追求なのだ、つまり、速度を優先すれば居住性が犠牲になり、快適な旅は速度を減ずるほうに働く、そしてそうしたせめぎあいの中で、そのときどきのテンポラリーな理想を形にしたもの、それが電車なのだ! ……なるほどね。

そしてこの理屈、スピーカーにもそっくりあてはまるようです。というのも、音場の定位を優先すればF レンジは狭まるし、ウーハーの口径を上げれば反応時間の遅れは避けられない…… 

たしかに、聞ければいいんだ、とも言えますが、ダイヤトーンの音が好きなんですよねえ……(ただ慣れてるだけ?)どうしましょう!

             ◆

今週、東京は雨続きのようです。なんとか乗り切りましょうね!

2009年10月2日金曜日

本を読むことは


今日はいいことがありました。同僚の2人と、左右社から同時に出すことになっている本のうち、管啓次郎さんの新著、『本は読めないものだから心配するな』が完成したのです! 帯の言葉はこうです;

読書の実用論  /  潮を打つように本を読みたい

わたしもまだ4分の1ほどしか読んでいませんが、なんといえばいいのか、その文章の凝集度は、驚くべきものです。整然と、しかもうねるように、読者を歓迎しているのは確かなのに、一度文章の呼吸に入り込むと、もう翻弄されるしかありません。そしてそんな風に翻弄されるのが、気持ちいいんです!

とはいえ、翻弄されっぱなしでもない。時に立ち止まり、忸怩たる思いを味わい、快哉を叫び、あるいは考え込むことになります。

また形式的にも、なかなかに斬新。まず目につくのは、目次がない(!)こと。文章は、「潮を打つように」進んでいきます。そしてもう1つの面白い試みは、見開き左ページの左肩には必ず、1,2行の警句(?)が現われています。そしてそのセリフは、どれも当該見開きページの1部分なのです。たとえば;

はじめての旅は、きみが六歳でも六十歳でも、おなじように起こりうる

一端がひらいたままになっている回路の中で、
翻訳という、待機にも似た作業がつづく

人は心が傷つけられるのを恐れるあまり、
心からもっとも遠いことがらだけを語りつづける

本を買うことは、
たとえばタンポポの綿毛を吹いて風に飛ばすことにも似ている

このタンポポが本屋さんで飛ばせるようになるのは、今月15日です。ぜひ手にとってみてください。まずは、素晴らしい本の完成、メデタシメデタシ!!

2009年10月1日木曜日

おしゃべり


火曜のゼミの折り、学生1人1人に自己紹介してもらったと書きました。そして答えるべき項目に、「趣味」も入れておきました。

意外に(?)人気があったのは、スポーツ観戦でした。サッカー、野球、バスケ…… 特にバスケは、トータル34人中4, 5人いて、ああこんなにいるんだ、と思わされました。

で、中で1番印象に残った答えはというと……、それは「おしゃべり」です。

そう答えた女子学生(山ちゃん)は、たまたまフランス語もわたしの担当クラスなので、後期は週に2回会うことになります。もちろん彼女以外にも、週2回会うことになる学生は何人かいます。ま、それはいいとして。

18, 19歳というと、ちょっとは「イキッテ」みたい年頃です。そういう「イキリ」が、うまくベンキョーの情熱になるなら、それもまたいいことでしょう。でも、「イキッテ」いる学生は、趣味を訊かれたとき、「おしゃべり」とは答えないですね。

だからまず、わたしは山ちゃんの素直さに驚きました。(彼女は決して、裏返しの「イキリ」で答えたのではないはずです。)そして一拍遅れて、その「おしゃべり」という答えが、じんわり沁みてきたのです。

今月号(か先月号)の文藝春秋に、外山滋比古がエッセイを書いていました。老境ではおしゃべりがとても刺激になる、とりわけ他分野の人と話すのは、目を開かれる思いがする、と彼は言うのです。僭越ながらわたしも、同感だなあ、と思って読みました。

山ちゃんが言ったのは、必ずしも「他分野」の人とのおしゃべりのことではないのでしょう。でも、突き詰めて言えば、誰にとっても他人は常に「他分野」だとさえいえる気がします。だとすると、やはりすべからく「おしゃべり」は刺激的だ、となるのでしょうか。

今日は4時間目からの授業だったので、早い午後、資料室に行ってプリントを作っていました。するとそこに、ミスター・ハプスブルクと呼ばれる(?)K先生がコーヒーを飲みにいらっしゃり、それから、そうですねえ、約30分ほど、マリー・アントワネットのこと、コーヒー豆が伝播する経路のこと、ビスマルクのこと、近く開かれる記念会のこと、そして来週の7日に配本になるK先生の新文庫、『ハプスブルク家の光芒』のことなどについて、おしゃべりしたのでした……