2023年7月31日月曜日

フランス軍からワグネルへ(の泥沼)

今に始まったことではありませんが、


かなり解決の難しい問題になってしまいました……

『ブロードチャーチ』

アマプラにあるイギリスのドラマ、
『ブロードチャーチ』。
これ、仲良しの先生に勧められて見始めたんですが、
主役はオリヴィア・コールマンでした。
それならもう、とりあえず見ることに決定!
なんですが、
せっかくなので(?)、
パリに行く飛行機の中で見ようかと思っています。
DLして持っていきます!

『ヒットマンズ・ワイブズ・ボディーガード』

『ヒットマンズ・ボディーガード』の続編、

『ヒットマンズ・ワイブズ・ボディーガード』(2021)

を見てみました。


まあ、相変わらずバカバカしい(←いい意味で)コメディですが、
やっぱりサミュエル・L・ジャクソンはいい感じ。
荒唐無稽ですがそれなりに楽しめました。
いわゆる「ヒューマンな」映画をおちょくってる感じも、
悪くなかったです。

ただ!
エロディ・ユンが登場しません。
ライアン・レイノルズの恋人だったのに。
調べれば分かるんでしょうが、
スケジュールでも合わなかったんでしょうか?
そこだけが残念でした。

Enfin

というわけで、
今日こなした4つの会議を最後に、
夏休みに突入しました。
(パチパチパチ!)
とはいえ、仲良しの先生の中には、
夏のオープン・キャンパス、
高校生との懇談会、
他大学との共同研究……など、
「休み」とも言えないケースも多々あるようですが。
わたしはといえば、成績付けはまだ残っていますが、
そのあとはフリーです。
で、今日は大学から、
積ん読になっていた本をけっこう持ち帰りました。
何冊読めるでしょう!?

(読むのはいいんですが、
読んだあと忘れちゃうのがここ数年の悩み……)

2023年7月26日水曜日

サミュエル・L・ジャクソン

サミュエル・L・ジャクソンは、
どう見てもいい俳優ですね。
時々見たくなるし。
で、彼が、
ライアン・レイノルズ、
ゲイリー・オールドマン、
らと共演している(豪華!)、

『ヒットマンズ・ボディーガード』(2017)

を見てみました。
(続編が来ているので、まずはこれから、ということで。)


まあ、他愛のないコメディではありますが、
キャラの描き分けがうまくて、
楽しめました。
(やっぱり特にサミュエル・L・ジャクソンが!)

ライアン・レイノルズ演じるボディーガードの元カノを、
エロディ・ユンが演じているのですが、
彼女は、カンボジア系フランス人。
で、怒ったりするとフランスが出てきて、
ちょっとおもしろいです。
彼女の出演作も、もう少し見てみようと思います。

イスラエル 司法改革とスト

ずっともめていた、イスラエルの司法制度改革法案。
ネタニヤフ側が、ゴリ押しで通過させました。
これに対しては、
激しいストが続いています。
もちろんこの法律が、民主主義を脅かし、
独裁へと道を開きかねないからです。
エルサレムでもテルアビブでも、
道路を埋め尽くす人の波は延々と続いていましたし、
今も続いています。
が、
法案が可決したと。


この、「ユダヤ人の分断」。
イスラエルのミズラヒムは、
数的には多数派で、社会階層は「下」だとされています。
で、政治的には(ネタニヤフ率いる)リクードを支持しがちだと。
入植の問題も、当然絡んでいるのでしょう。

イスラエルは小さな国ですが、気になりますね。


JO

ほぼ毎朝見ているF2のニュース。
今朝は、ちょうど1年後の今日開幕するという、
オリンピックの話題でした。
(しかも、20分も!)

開会式の行なわれるセーヌ川からの中継で、
ゲストはあのボルトで。

シャンパン・ゴールドのトーチは、
通常とは逆向き、
つまり上に向かって細くなるデザインで、
これが2000個作られて、
フランス中を駆け抜けてゆくようです。

ギリシャなどでは熱波が大変なことになってますが、
今年のパリは、今のところ、
それほど暑くなさそうです。

2023年7月21日金曜日

4年前の

今日大学に着いたのは、
昼休み中の1時過ぎで、
ものすごくってほどではないけど、
やっぱり暑い時間帯でした。
で、
1Fでエレベーターに乗ると、
一人女子学生が走って乗り込んできたので、
「暑いねえ」
と声をかけると、
「わたし、今修士なんですけど、
1年生の時清岡先生の授業出てました」と!
「映画の話なんかも聞きました」
っていうか、
そもそもこっちの名前を覚えていてくれたこと自体、
驚きです。

ほんの10秒ちょっとの、うれしい出来事でした。

『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』

いわゆる「正規」の授業は終わったのですが、
大学院のゼミは予定が合えばOKなので、
今日、集まりました。
で、
見たのは、

『She said』(2023)

です。


丁寧に作られていて、2時間あっという間でした。
作られるべき映画だと思いました。

キャリー・マリガンは、
いわゆるフェミニズム的な作品に多く出ています。
これも完全にそうでした;


彼女は『コラテラル』でも妊娠している役でした。

もう一人のゾーイ・カザン。
この時の演技には好感を持ちました。


DV夫から、子どもを連れて逃げる話ですから、
これも、女性映画だと言うことはもちろん可能です。

朝日新聞の映画評(だったと思います)にも書いてあったのですが、
この映画は、
いわゆる「告発もの」の作品では初めて、
性的暴力の現場の描写がありません。
「映画」として見るなら、
つまり、「映像で作るもの」、という面に力点を置くなら、
いわばポイントとなる場面をどう描くのかは、
きわめて重要なはずです。
でも、そもそもそういう場面を入れると、
そこだけが切り取られ、
いつかそこが「見所」となってしまい、
そもそもの意図とは違う方向で作品が流通してしまう危険があります。
(実際、そういう例は多かった。)
で今回は、
そういう具体的な描写はなしにしたようです。

この判断自体は、尊重すべきだと思います。
ただ院生からは、
映画と言うよりテキストを読んでいる感じ、
という感想もあり、
それもまた分かるのです。
映像作品を、肝になる映像なしで作ることも難しさ、
なのでしょうか。

2023年7月20日木曜日

前期授業終了

というわけで、
4月に始まったときは先が長いといつも感じる前期ですが、
気がつけば、
もう終わってしまいました。
あとは採点と、レポート読みです。
なんというか、駆け抜けた感じです。
そしてこのところは、
大学院の入試や、
修士論文公聴会などもあり、
その駆け抜ける感じに、まさに拍車がかかっていました。

映画の授業の学生たちの、
「まとめレポート」
を読むと、
(まあ、このあと成績評価があるので、ということもあるでしょうが)
学ぶところが多かった、という感想が多くて、
ホッとしました。
映画のクラスは、
明らかに課題が多くて、大変。
でも、シラバスに「大変だよ~」って書いてあるし、
必修でもないので、
それでもいいからこの授業を受けたい、
という学生に対して、教えあられることは全部教える、
という方針でやっています。
(必修の「フランス語」の場合は、違うやり方です。
まあ、それでも宿題は多いですが。)

それにしても映画は、
授業で使っていて、
ほんとにもう10回以上見てるのに、
それでもなにかしら発見があるっているのは、
不思議なことですね。

2023年7月14日金曜日

バウアー、オールスターへ

日本球界に、
まさに彗星のごとく現れたトレヴァー・バウアー。
今、日本のプロ野球の全選手の中で、
彼を見るのが一番ワクワクします。
彼の YouTube ももちろん見ていて、
(テニス部のMくんも見てます!)
それさえ楽しみです。

そのバウアーが、
オールスターの「ラスト・ワン」投票で選出され、
出場できることになりました。
パチパチパチ!
来週の楽しみが、1つ増えました。

最終週 ~パリ映画ゼミ

(承前)

そして「パリ映画」ゼミの場合は、
愛用している『パリ、ジュテーム』に登場願ってもいいんですが、
今日1つ思いついてのは、『アテナ』です。


つい先日「暴動」があったばかりですから、
まさに「今」の映画ですが、
それは、今は敢えてその点は措いておくことにします。
で、
この映画の冒頭の長回しを、
そのメイキング(←ネトフリにあります)と合わせて見せるのです。
それぞれ10分くらいですから、合計20分ちょっとあれば見せられます。
このゼミでは、
映画を「分析」することをやってきたわけですが、
産業としての映画、
あるいは、映像技術に関連したさまざまのこと、
脚本家と監督の仕事……
などについては、
ほとんど触れていません。
(もちろん、ここぞというショットには触れています。)
なので、
最後に新たな展開をちょこっと見せて終わるというのも、
開かれた感じでいいかな、と思うわけです。

これ、やってみるつもりです!

最終週 ~ワールド映画ゼミ

来週は授業最終週で、
「映画」関連の授業では、
時間が中途半端に余ってしまうことが予想されます。
で、
通常はそういう場合、
その使える時間だけ映画を一緒に見て、
前提となる事柄などを話しておいて、
残りは自分で見てレポートを書く、
という展開になるのですが、
試験期間に突入する来週については、
さすがに学生の負担が重すぎる感じ。
(まあここまでで、十二分重かったのは認めまてますし!)

となるとここは、
ちょうどいいくらいの短編を見て、
少し話してキレイに終わるのがよさそうです。

たとえば「ワールド映画」ゼミなら、
真っ先に思い浮かぶのはこれ。


ネトフリにある『物ブツ交換』です。
以前も少しここで触れましたが、
ジョージアの農村地方が舞台にした短編ドキュメンタリーです。
静かな、わたしは好きな作品です。

それから、これは見ているのがちょっと辛いんですが、
アメリカの、
銃乱射事件で娘を失った両親を描くアニメがあります。


学生にとっては、
「アメリカにとって銃とは何か?」
を考えるきっかけになるでしょう。

そしてふつうにおもしろいのが、


やはりネトフリの、『隔たる世界のふたり』。
これは有名な作品ですが、
学生はまだ知らないでしょう。

残った時間を見て、
このあたりを組み合わせたいと思います。

2023年7月12日水曜日

『ザ・コンサルタント』

ベン・アフレック主演の

『ザ・コンサルタント』(2016)

を見てみました。


自閉症であるクリスは、
軍人である父親に厳しく育てられ、
(母親はこの父親によって家庭から締め出され)
特殊な格闘能力を身につけます。
そしてこの能力と、
生来の強烈な記憶力、計算力を駆使して、
特殊な会計士に成長します。
闇の稼業を営むものたちの会計を行なうのです。

映画には、もう一人、
このクリスの影の存在とでも言うべき女性がいます。
ジャスティンです。
彼女のことは、
実はラスト近くならないとわからないんですが。
この仕掛けは、すごく大回りしていて、
ちょっとおもしろかったです。
(まあ、オチという感じもあるんですが。)

映画としては、
おもしろい部分と、
あまりに説明的な部分と、
説明が欲しいのにない部分と、
があったように思います。
アクション、恋愛、兄弟の繋がり、粉飾など、
さまざまなものが、
いくつかのジャンルをミックスする形で描かれていきます。

クリスの相手役は、
『マイレージ・マイライフ』が印象的だったアナ・ケンドリック。
今回も彼女はよかったです。
今調べたら、
ネトフリの『密航者』も彼女が主演なんですね。
見てみたくなりました。

2023年7月11日火曜日

「ハイネケン、オレオ買ったらプーチン支持」

こんな記事がありました。


このまま鵜呑みにしていいのかどうか分かりませんが、
イエール大学の先生が言ってるわけなので、
ある程度信用できるのでしょう。

ハイネケン、
味は嫌いじゃないんですが、
これは印象悪いですね。

彼らにとっての「社会的責任」とは、
利潤の追求よりは優先度が低いわけですね。
大企業ってそういうもんやから!
と、どこかから声が聞こえてきそう。


「仏、ウクライナに長距離巡航ミサイル供与へ」

イギリスのストームシャドーに続き、
フランスも供与を開始するようです。


アメリカも同じ方向だし、
これらは総合して、
なにを意味するのでしょう?
NATO はでもう、戦後のことが話し合われているのでは?
という憶測さえ聞こえてきます。
あくまで憶測ですが、
例の二枚舌外交の時だって、
まあそんな感じでした。
賠償金だって、どうするのか?

とにかく、ロシアにはさっさと退却して欲しいです。

2023年7月10日月曜日

初夏の公聴会

今年は、9月卒業の院生がいるので、
この時期にも修士論文公聴会を開くことになっています。
その院生の研究テーマは、
写真家・志賀理江子の、2冊の写真集についてです。
これです:



ポトラックにも参加なさってます;


どんな発表になるでしょうか!


2023年7月7日金曜日

お疲れさま! 島袋選手!

ウィンブルドンに出場中の島袋選手、


残念ながら4大大会初勝利は逃しましたが、
言うまでもなく、
本戦に出場すること自体すごいです。

わたしの研究室と向かい合わせ位置に、
元テニス・プレーヤーである先生の研究室があって、
よくアドヴァイスをもらってるんですが、
春頃、この研究室に来ていた島袋選手を、
先生に紹介してもらいました。
話には出ていましたが、
ほんとにウィンブルドン本戦出場とは!

これからの活躍を、とっても期待しています!

2023年7月6日木曜日

7月

7月に入り、
期末試験の足音が聞こえ始めました。
そしてレポートは、
いつもの通り集まっていて、
それプラス、ブック・レポートも集まっていて、
今日の午後は、
行きつけのサンマルク・カフェで3時間、
レポートを読んでいました。

このカフェは、
道を挟んでタリーズ、
はす向かいにスタバがあり、
でもわたしはサンマルクがお気に入りです。
なぜなら、
勉強してる学生が多く、
つまりそういう雰囲気だからです。
(もちろん、おしゃべりを楽しんでいる人たちもいます。)
週に少なくとも2回、
多いときは4回行くので、
店員さんたちとはちょっとおしゃべりもするし、
話はしないですが、
他の常連さんたちの顔も覚えています。
明日もまた、
別のクラスのブック・レポートを読みに行くつもりです。

2023年7月1日土曜日

『イナンバ・ナンバ』

ヨハネスブルグを舞台にした娯楽系刑事映画、

『イナンバ・ナンバ』

を見てみました。


二人の刑事、チリとシューズは、
同じ孤児院で育った、兄弟同然の間柄。
ただこの孤児院は、資金難で閉鎖寸前。
なんとかしたいと思っていた矢先、
(まあ前段があるんですが)
チリは名うてのギャング団への潜入捜査を開始。
けれども、その内部に入ってみると、
ギャング団は実は義賊であり、
金持ちから盗んでは貧しい人々に再分配していることが分かりました。
しかも、チリとシューズに異様に厳しい女性上司が、
犯罪の影で糸を引いていたことも判明。
二人は、人間としての倫理を試されることになり……

画面の発色はいいし、
チリの直情径行なところも悪くないし、
物語のスピードもあるんですが、
ストーリーが、ビミョーにつっかかる感じが、少しあります。
編集の問題なんでしょうか?
とはいえ、最後までふつうに見られました。

南アだな、と思わせるのは、
やはり、今もアパルトヘイトが話題になること。
ある老白人刑事は、
アパルトヘイト前には最上階にいたが、
今じゃ地下の部屋だ、と嘆き、
さらに黒人女性の上司には、
地下より下はないんだけど?
などと脅されたりします。
またチリは、
この老白人刑事を「ボーア人」と呼ぶこともあります。

チリと「ギャング団」が、
ゴミ運搬用の、でもなかなか速いカートに乗って移動する場面は、
なぜかとてもいい感じで、印象的でした。

ただ、毎度のことながら、
南アの映画は言葉が分からない。
いくつも使われているはずなんですが。

でも先日見た


や、以前見た



などと合わせて、
(今も授業で使う『ツォツィ』ももちろん含めて)
少しずつですが、
ヨハネスブルグが近づいてきました。