2022年8月31日水曜日

Aaron Judge’s historic night spoiled by Shohei Ohtani

今日のエンジェルス対ヤンキースはいい試合でした。
OtaniもJudgeもホームラン打ったし。

で、NYPOSTの記事。


これ、
もとは日本語にニュースを見て、
そこに
「大谷がジャッジの歴史的夜を台無しにした」
とあり、
これはなかなかアメリカ的でおもしろい表現だ、
と思ったので、
モトネタを探したのでした。
(10秒で発見! そりゃあねえ。)

動詞は spoil なんですね。
そうかなとは思いましたけど。
こういう使い方もできるんですね。

「博士離れ」

学部生がこんなに増えてるのに、
ドクターの院生が減ってると。

18年度の博士課程修了者のうち20年時点で29%が非正規雇用だった。」


ただ、
ちょっと論点がずれますが、
そもそも大学も大学院も、
就職予備校じゃありません。
企業に都合のいい「人材」を育てようなんて、
わたしは思ってません。
むしろ、企業や国家の魂胆を見抜ける精神を培って欲しいと、
政治家や企業人が内面化している「思想」の意味を理解して欲しいと、
そして自分が進みたい道を見つけて欲しいと、
日々思っています。

2022年8月30日火曜日

Keep dancing.

ヒラリー氏が、
フィンランドのマリン首相を応援するメッセージを投稿しました。
ほんと、keep dansing !
そう思います。
(40数年前にDisocoに通い詰めていたかつての高校生より)


そして、Let yourself go !


彼女なら、シャッフル・ダンスもゼッタイうまいな!

2022年8月29日月曜日

『ゾラ』


仕事の切りがいいところまで来たので、
一旦そこから頭を切り離す時間を作ろうと思って、
映画を見に行くことにしました。
選んだのは、

『ゾラ』

A24スタジオの作品です。


この予告編からも伝わると思いますが、
雰囲気はちょっとタランティーノ的です。
(あんなに殺しませんが。)
そしてこの予告編の印象と違うのは、
意外と物語が古典的であること。
「実話」だということですが、
それはまあ、作品の評価の本質にはあまり影響しないので、
物語として見れば、ということです。

1箇所、
フロリダへ向かうクルマの中で、
女性二人(+α)が大騒ぎする場面があるのですが、
そのとき流れていたのがこれ。


この場面は弾けていてよかったです。

思い出すのはもちろんこの映画の


「ダイヤモンド」の場面。
そしてAva のこの場面


まあ、歳取ってくると、
Everything reminds me of something
になっちゃうわけですねえ。

『モダン・ラブ』

アマプラで見始めたのが、
NYを舞台にした連続ドラマ、

『モダン・ラブ』

です。
(どうしても、ボウイの曲を思い出しちゃいますが。
そして『汚れた血』も。)


これは、NYタイムズのコラムのお話を映像化している、
ということのようです。

今、最初の2話を見たところです。
いわゆるアッパー・クラスの人たちの物語ですが、
短編小説を読んでいるような味わいはあります。
もうちょっと見てみます。

「差」

風雲が来たと思ったのですが、
幻覚だったみたいです。

ベイスターズはスワローズに3タテをくらい、
まあ常識的には、
この3連戦で、
スワローズの優勝は決まったと言えるのでしょう。
もちろん願わくば、
もう一度、本当の天王山を見たいですが……

ベイスターズの選手たちは、
一様に固かったと思います。
力みもあり、
それが細かいブレとなって、
何度も何度も現れていました。
象徴的だったのが、
今日の最後のバッターの、見送り三振。
彼は、ストライクを見送るようなタマじゃありません。
もう、金縛りに合っているかのようでした。
ただ、それは弱さと言うより、
経験の無さ、未熟さ、
のようでしたけれど。
なのでこの3連敗で、
彼(ら)はきっと成長したはずです。
まだ気が早いですが、
来年は期待できるかな?

2022年8月27日土曜日

「仕事」を

この頃は「仕事」に時間もエネルギーも投入していて、

あまり映画や本に時間が割けていません。
ここ何年か、特にそうなってしまったんですが、
なにか1つに「仕事」にかかると、
並行して他のことをするのが苦手です。
というか、苦手になってきました。
いわゆるマルチ・タスクも、
昔はできた気がするんですが、
最近は……
完全にシングルです。
ま、しょうがない!

でその「仕事」ですが、
わりと順調に進んでいて、
第一稿は、数日中にできあがりそうです。
ただこれは、勢いでザ~~っと書いた物なので、
そのあとかなり修正も必要なんですが。
それでも、一応ここまで来ると、
ちょっとホッとします。
詳しい話はしてないし、
決定事項はほとんどないのですが、
わたしとしては、
来春の刊行を希望しています。
でも、どうなるかな?

『フリーバッグ』・エピソード2終了

『フリーバッグ』、見終わりました。
いや~、エピソード1もおもしろかったですが、
エピソード2はさらにおもしろかったです。
これは、アンドリュー・スコットの存在も大きいです。

1の方は初々しく、
ハジケタところがあったのですが、
2では、内省の度合いが強まり、
その分深みが増したように思います。
かといって、そのせいで「物語」が阻害されることもなかったし。

また1話30分ほどなので、とても見やすい。
まあ、もっと見たいという感じもありますけど、
食後にさくっと見るにはちょうどいいです。
そうそう、「メタ」の使い方も、
特にエピソード2では、
今まで見たことのないものでした。

これは、もう1回見るかも。

2022年8月25日木曜日

『フリーバッグ』



ロンドンを舞台にしたTVドラマ、

『フリーバッグ』

のエピソード1を見終わりました。


フリーバッグというのはヒロインの名前。
彼女は、結婚した弁護士の姉とも、
再婚しそうな父親とも、ビミョーな関係。
といっても、そこはイギリスのコメディーですから、
「日本的」な陰湿な暗さはほとんどありません。
まあ、陰湿ではあるけれど、「日本的」じゃないというか。
で、彼女は、
友人とモルモットをテーマにしたカフェを経営していて、
(といってもごく簡素なカフェで、赤字続きなんですが)
ただその友人は、あることで死んでしまったのです。
そしてそのあることとは、
フリーバッグがセックス依存なのと、
深く関係していて……

セックスがらみのネタはとても多いですが、
画面にヌードが出てくることは一度もありません。
概念的というか、抽象的というか、言語的というか。
ヒロインがカメラに向かってしゃべるメタな感じは、
少し、『ハウス・オブ・カーズ』を思い出させます。

実はこれ、評判が高いドラマだと、
後から知りました。
わたしとしては、
ロンドン&おもしろそうなヒロイン、
というだけで見始めたのですが。
でも、見始めるとたしかにどんどん引き込まれ、
ただおちゃらけただけのセクシャルなドラマじゃないことが分かってきます。

さっき、エピソード2に入ったんですが、
なんと、
『パレードへようこそ』で、
本屋の店主ゲシンを演じたアンドリュー・スコットが、
神父役で登場しました。
今後の展開が楽しみです!

2022年8月24日水曜日

2022年8月23日火曜日

ルーター

3日ほど前から、
突然、ネットが時々切れるようになりました。
多少やってみたのですが、変化なし。
で、
調べたところ、
ルーターの寿命、という線が濃厚となり、
換えてみました。
すると!
一発で治りました。
電気屋さんでも、
「ルーターは消耗品です」と言われました。
そうだったんですね。

(ただ!
使っているi-phoneがすごく古くて、
新ルーターに対応できないみたいです。
サポートも終了してるし、
こっちも換えなきゃなんでしょうか?
なんだか、
デジタル環境も、
いい状態にキープするのは、
お金がかかるように仕組まれてるような気がします!)

★追記:なぜか翌日、i-phoneもつながりました。
理由は不明ですが、
まあつながったからいいか!

2022年8月22日月曜日

『最強のふたり』

今日は朝から、
『最強のふたり』(Intouchables)のシナリオを読んでいました。
もう、何回目でしょう? 
4回目? 5回目?
まあ、映画の方は、20回以上は見てると思いますが。

で、不思議なのは、
100分ほどの映画なのに、
シナリオを読むのはその何倍もかかること。
もちろん、
ノートを取っている時間もあるので、
100分で読めるとは思いませんが、
それにしても時間がかかります。
今日も、
ランチ前に読み終わるつもりが、
結局夕方までかかりました。

ちなみに、
映画と比べると、
ところどころセリフが変わっていたり、
シナリオにはある長セリフの一部が、
映画にはなかったりして、
おもしろいです。
たとえば、フィリップの誕生会で踊るシーン。
ドリスは、アルベールに向かって、

Putain t'as été renoi dans une autre vie c'est pas possible !

と言うことになってるんですが、
映画ではカットされています。

ほかにも、短いシーンがシーンごとカットされていたり。
編集で、
ということなんでしょうね。

風雲、急

ベイスターズの勢いがすさまじく、
セントラル・リーグのペナント争いが、
風雲、急を告げています。

とりわけ、昨日の試合は痺れました。
追いつかれ、
突き放し、
9回は本塁で憤死させ、
逃げ切る……
今シーズン見た中で、一番印象深い試合でした。

デッドヒート、
というのは和製英語だと言われますが、
なかなか雰囲気が出ている表現だという気もします。
これから先、
超人たちの、
熱いデッドヒートを期待しています!

2022年8月21日日曜日

『グレイマン』

ちょっと仕事に行き詰まって、
ぜんぜん違うモノが見たかったので、

『グレイマン』

というエンタメを見てみました。
(ネトフリ)

導入から展開までの早さ、
主人公が「悪」に立ち向かわなければならない事情、
そして「悪」の強大さ、
そしてマッチョすぎないこと、
どれも満たしていて、
やっぱりちゃんと文法通りに作られているなあ、
と思ったのでした。

2022年8月19日金曜日

Épidémie 終了

モントリオールを舞台にしたドラマ、

『アウトブレイク』(Épidémie)

やっと見終わりました。


なかなか良くできたドラマだと思いました。
ただ、なんといっても新型コロナによる感染拡大を描いていて、
息苦しくなる展開も多く、
長時間見続けるのがつらいので、
進みは遅かったです。

<以下、ネタバレします>

主人公アンヌ=マリは、感染症研究所の所長で、
行動力もあり、考える力もある人です。
ただ、医師である彼女の夫は浮気していて、
結局、妻を捨て、
愛人(彼女の医者)のもとに向かいます。
ただ、長いドラマを通して、
アンヌ=マリ自身に、実存的な変化は起きません。
ということはこのドラマは、
「スーパーヒーローもの」に近くて、
要は、アンヌ=マリとそのスタッフが、
「悪」であるコロナに打ち勝つまでの物語です。
これが、メイン・ストーリー。

そして、目立つサブ・ストーリーは4つ。
1,アンヌ=マリを含む三角関係、
2,トリアージにおいて、自分の子を宿す女性を優先した大臣、
3,「自由」なアンヌ=マリの娘の発病、
4, 感染源となったフェレットを売った悪徳ペット店の店長
です。

トリアージの問題は、
正直なところ、
これまでちゃんと考えたことがありませんでしたが、
改めて難しい問題だと感じました。
大臣の子、と書きましたが、実はこれはデリケートなのです。
というのも、
大臣はカム・アウトしているゲイで、
パートナーと暮らしています。
で、この二人が子どもを持つために、
代理母になってくれている女性、
を救ったのです。
しかも彼女自身も幼い息子がいるのです。
ただ、優先的に「特効薬」を処方されたにもかかわらず、
この女性は死に、
ゲイのカップルは、残された子ども育てることになりそうなのですが、
ただ、優先順位を1つ下げられたことで、
薬を使ってもらえず亡くなったのは、
7歳の子どもでした。
あとで、母親はその事実を知るのです……

そして3です。
この娘は母親を愛しているのですが、
同時に、父親の愛人とも仲がいいのです。
そしてそれを母親が嫌がることを、娘はしっているのに、です。
娘は、裏で母を(罪悪感もないまま)裏切り続け、
最後、コロナに感染することになります。
これはドラマ上の「処罰」に見えます。
そしてさらに思い「処罰」を受けるのが悪徳店長で、
ドラマの最後に死ぬのは彼です。
(その妻も同罪のはずなんですが、
彼女は「処罰」を逃れています。)

映像もきれいだし、
全編緊迫感が途切れないし、
きちんと作られた作品だと思いました。

2022年8月17日水曜日

コロナ

今朝、都心に住んでいる親しい人からの、
コロナSOSがありました。
といっても、命に関わるとかではなく、
食べ物も薬も買いに行く元気がない、
発熱外来を検索する元気もない、と……
二人の内一人はOCR陽性で、
もう一人は未検査ながら、
症状は100%一致。
ほぼ間違いないでしょう。
で、
あわてて朝食をすませ、
あれこれ買い込んで
(ご希望のカットフルーツはもちろん)
行ってきました。
二人が暮らしているマンションは初めて行きましたが、
広くはないけど
(都心ですから、当然)
なかなかきれいで、
こんな時じゃなかったらねえ、
とお互いに言って。

ほんとに届けるだけですぐ帰ってきましたが、
夕方連絡があり、
一人は39.7度で、
耳が聞こえにくいと。
もう、困ったら救急車呼ぶように返信して、
心配なことなのでした。

みなさんも、どうぞ油断せず、お気を付けて!

2022年8月15日月曜日

「日本左翼 100年の総括」

文藝春秋の先月号の特集、
「日本左翼 100年の総括」
を読みました。

全然知らなかったことは勉強になり、
曖昧だったことははっきりしたし、
それはもちろんよかったのですが、
やっぱり、なんとも言えず重い感じもありました。
ただそれは、対談している二人の責任ではまったくなく、
テーマそのものの重さなんですけど。

日本の戦後左翼はなぜ育たなかったか。
その理由の1つは、
いわゆる社会民主主義を、
自民党が行なってしまったこと。
で、その代表が田中角栄。
彼は、(アメリカがそうし向けたわけですが)
官僚主導の再配分ではなく、
政治主導のそれを、公共事業を通して行ないました。
ただそれは、
やがて汚職と利権にまみれ……。
そしてこの社会民主的な流れを断ち切るのが、
ご存じ小泉民営化。
この新自由主義的方策への方向転換によって、
日本の社会民主主義は風前の灯火に……

ただ公明党は、
(宗教的価値観をカッコに入れれば)
言っていることは社会民主主義的。
なぜ彼らが。ネオリベ自民と同床できるのか。
それはたんに、
両者とも、
権力に執着しているだけ。
高市氏が首相になれば、
自公の連携は破綻するだろう……

読み応えありました。

2022年8月14日日曜日

パリ!

今年の夏、
飛行機代の無謀な値段(40万!)と、
抱えた2つの仕事のためにパリに行けなかったわたしとしては、
すご~~くうらやましい tweet がありました。
小説家にして、お囃子のスペシャリスト(!)でもある、
林巧さんの tweet です。


この写真を見ただけで、
店内の喧噪や、
店の前の通りの雰囲気が、
一気にがよみがえってきます。
青島ビールもよく飲みました。
ここから徒歩1分ほどのアパルトマンを借りたこともありました。
そしてもっと遠いアパルトマンを借りたときも、
やっぱりこの店には来たのです。
もちろん餃子も大好きだし。

巧さんが感じ取っている通り、
この店の混淆した空気は、
とても引きつけられるのです。

いいなあ……

2022年8月13日土曜日

Jean-Jacques Sempé est mort

『プチ・ニコラ』の画家、
ジャン=ジャック・サンペが亡くなったんですね。



『プチ・ニコラ』って、おもしろいと思います。
でこれはまちがいなく、
フランス語で読んだ方がおもしろいです。
むかし、朗読もよく聞きました。
このフランス語のおかしみを日本語に訳すのは、至難でしょう。
というか、
もう別の、日本語としての形にするしかないような。

言うまでもなく読みやすいので、
気分転換に読むのもいいと思います!

「サウスポー」

甲子園で高校野球が行なわれています。
そこで演奏される応援歌の定番といえば、
「狙い打ち」と「サウスポー」
なんでしょうけれど、
今朝ふと、「サウスポー」って、
わりとおもしろい曲かも、と思いました。
この曲は、わたしが大学1年のときのヒット曲です。

(同じ年には、サザン・オール・スターズのデビュー曲、
「勝手にシンドバット」
もありました。
入学当初なので、よく覚えています。)

当時は、クイーンやKISSの時代が一応去り、
デヴィッド・ボウイやブライアン・フェリーを聞いていたので、
ピンク・レディーはまったく注目してなかったんですが、
あれから40年以上経って、
ちょっとおもしろいと初めて思いました!

きりきり舞いよ! きりきり舞いよ!
魔球は、魔球は、ハリケーン!

なかなかいいです!

2022年8月12日金曜日

『アウトブレイク』(カナダのドラマ)

新しく見始めたのは、
モントリオールを舞台にしたフランス語のドラマ、

『アウトブレイク』(2020)

です。
アマプラです。
(映画の方じゃありません。)
これ、オリジナル・タイトルは

Épidémie(伝染病、感染)

です。
主人公のアンヌ=マリは、
感染症などを扱う研究所の所長。
彼女の夫は医師で、
同僚と浮気中。
(この同僚の女性がなかなかタフで、
他の男とも付き合っています。
で、彼に向かって、
「誰と寝ようとわたしの勝手でしょ?」
と言うのです。
仰るとおり。)
そして事の発端はフェレットです。
ウイルスを持っているらしいフェレットが次々と死に、
けれどもその中の何匹かは、
逃げ出したり、
ショップに買い取られたりして、
感染が拡大していくのです。
そしてごく初期に感染が広まっていったのは、
路上生活しているイヌイットたちのコミュニティでした。
彼らは、地元民と微妙な関係にあって……

まだ3話目ですが、
だんだん調子が出てきました。
と同時に、
感染拡大の恐ろしさも高まってきました。
モントリオールを舞台にした映画はいくつもありましたが、
ドラマは初めてなので新鮮です。

ちなみに、話されているのは「ケベックのフランス語」で、
聞き取れない部分もけっこうあります。
鼻母音も、音そのものがはっきり違っています。
ただ……
以前モントリオールで、
パン屋の店員さんと話していたとき、
となりにいたご婦人から、
あなたパリから来たの? フランスのフランス語話すのね?
と言われたことがありますが、
パリはともかく、
わたしたちが日本で学んだのは、
たしかに「フランスのフランス語」なんですね。
そしてそれ以外に、
「ケベックのフランス語」も、
「セネガルのフランス語」も、
「○○のフランス語」も、
いろいろ多種多様なわけですね。
もちろん、
「フランス語」と「フランス」は一致していません。

2022年8月10日水曜日

秋までに

昨日、久しぶりにZoomで打ち合わせをしました。
白水社の編集者さんと、レナさんです。
まじめな打ち合わせが約90分、
そのあとあれこれだべって30分、
という感じでした。
久しぶりにだべったので、盛り上がりました!
ただ、
ウクライナ、国葬、トランプ……
などの話の時は、
盛上がるというより、
みんなで腹を立てるという感じでしたが。

レナさんは最近、
某所のカフェに毎日通っているとかで、
Zoomもそこからでした。
そういえば最近は、
カフェでZoomしている人をよく見かけます。
(小さめの声でお願いしたいです。)

この仕事は、
今「ふらんす」に連載している「動画でインタヴュー!」を、
教科書としてまとめるというものです。
(というか、「教科書」の企画が先にあったわけですが。)
来年度用のテキストなので、
秋ぐらいには原稿を完成させなければなりません。
が、もう80%以上できているので、
問題ありません。

これ、ヴィデオ撮影なども含めると、
いろんな人のかなりのエネルギーが投入されています。
教科書だけで終わるのはもったいないので、
別の形にも展開できるといいんですが。

2022年8月9日火曜日

トランプの時代

今朝、トランプ元大統領の別荘が家宅捜索された、
というニュースが報道されました。
中間選挙を控え、
彼の「力」が復活しているというニュースもしばしば見かけます。

『ザ・グッド・ファイト』について、
大事なことを書き忘れていました。
このドラマの背景にあるのは、
まぎれもなく「トランプの時代」です。
そしてそういう時代にあって、
リベラル派がどんな思いで生きているのか、
トランプやその支持者をどう考えているのか、
またリベラル内でも、
人種や階級によってどう時代の捉え方が違うのか、
が描かれているのです。
なにしろこの長い長いドラマの最初のシーンは、
トランプの大統領就任演説をテレビで見るヒロインが、
唖然とした表情を浮かべたまま、
唐突にテレビを消す……
というものなのです。

また物語の途中には、
トランプが娼婦たちと乱交しているヴィデオの流出が問題になったり、
トランプに指名された判事への対応に苦慮したり、
「トランプ」が至る所に顔を覗かせるのです。
シリーズ3の締めくくりの場面も、
トランプの演説に絡む、
ヒロインとその夫のあり方が描かれています。

前景のドラマはおもしろいし、
人物の造形も巧みです。
そしてそれらはすべて、
「トランプの時代」という背景の中だからこそ、
一層強い意味を持っていると感じました。
そしてタイトルの The good fight は、
物語のそこここで起きるさまざまな「ファイト」でもあるでしょうが、
根本的には、
リベラルにとっての
「善なる戦い」
のことなのでしょう。

戦争、食糧危機、エネルギー高騰、コロナ、の時代に、
トランプが再び勝つようなことがあれば……

Jessica Chastain à Kyiv

ジェシカ・チャステイン、
キーウに行ったんですね。
エライ!




『ツイッター哲学』

今日本屋さんで見かけて、
買ってみたのが、

『ツイッター哲学』千葉雅也

です。
ツイッターをまとめた本なんて……
と以前なら思ったでしょうけど、
たとえば先日亡くなった(残念です)小田嶋隆さんも、
ツイッターには並々ならぬエネルギーを注いでいました。
もちろんいろいろ問題もあるメディアですが、
一方では、これほど読まれているメディアも少ないでしょう。
1つのツイートが、
世界1の大国を揺るがせたりもするわけだし。

で、最初の数十ページを読んだんですが、
なかなか味わいがあって、
若々しさも、
ある種の老練さもあって、
おもしろいです。
文脈がなくて分かりづらいものもありますが、
こうして書籍化すると、
いわゆる「断章形式」というものを彷彿とさせて、
新鮮です。
きっとずいぶん丁寧に編集もしているのだろうと思います。
ツイート本、
ちょっと気に入りました。

2022年8月8日月曜日

『ザ・グッド・ファイト』シリーズ3終了


というわけで、
シリーズ3まで見終わりました。
おもしろかったのですが、
ただ、シリーズ3は、
1や2と比べるとちょっと落ちる印象です。
新たに投入された極端に俗な人物が、
あまり好きになれなかったからです。
また、もともと戯画的な面はあったのですが、
それがやや行きすぎた印象もあります。
説明なく出てこなくなった人もいて。

とはいえ、シリーズ4~6がアマプラにあるなら、
もちろん見続けるレベルなんですが、
残念ながら、わたしが使っているところ
(アマプラ、ネトフリ、ディズニー+)
では見られません。
どこかで配信してくれるのを待ちたいと思います。
(スカパーでは見られるみたいなんですが……)

最後まできっちり見られたせいもあると思いますが、
同じアメリカのドラマなら、
『ハウス・オブ・カーズ』
のほうに軍配が上がるかな。
ただ、『ザ・グッド・ファイト』の主演のポーランド系女優、
クリスティーン・バランスキーは、
1952年生まれなので、
65歳の時の作品と言うことになります。
引退するのをやめて働き続けている設定ですが、
仕事も私生活もエネルギッシュで、
カッコいいのでした。


この年齢の俳優を主役に据えて、
年齢のことなど一切問題にしないあたりも、
好感が持てました。

2022年8月7日日曜日

『36リミット』

アマプラでの配信が終了するというので、
まあフランス映画だしと思って見てみたのが、

『36リミット』(2015)

なんですが、これがつまらない。


しょーもないフランス映画の典型的な雰囲気で、
がんばったんですが、
30分見てザセツしました。
ジョイ・スタール、
マニュ・パイエット、
ジル・ルルーシュ、
アデル・ベンシャリフ、
ジャン・ベンギギ……
これだけのメンバーを使って、
このレベルって……

アメリカのドラマの水準の高さを実感する日々なので、
余計しょぼく見えたのでした。
監督はトリスタン・オルエです。

2022年8月5日金曜日

立ち話 ~居場所

今日は、民藝の第一人者、
鞍田崇さんの登場です。

素材を作ること……


倉石さんも山本さんも鞍田さんも、
同僚であることをまったく抜きにしても、
とてもおもしろい立ち話をしてくれています。
あらためて、
総合芸術系は魅力的なメンバー(わたし以外は)なんだと感じています。

素人でさえ

どうでもいい話ですが、
先日の火曜、テニスをしました。
でその時に、
いつもよりだいぶ長くサーブ練習の時間があったので、
つい、気持ちよくバンバン打って、
となると、ほとんどみんなフォルトなんですが、
まあスピードがでて気持ちいいのでそんなことをやっていて、
いざそのあと試合になったら、
サーブが入らない。
で、
今日の午前中もやりにいったのですが、
なんと、ダブルフォルトの連続。
もう、打ち方を忘れちゃったというか、
バラバラになってしまった感じ。

で思い出したのが、
(というか、思い出すのも申し訳ないし、
比較する気は毛頭ないんですが)
去年の大リーグのオールスターでの、
ホームラン競争です。
あの後、
大谷選手はプチ・スランプに陥りました。
そして過去にも、
そういう選手はいたのです。

気持ちよく、
ということは、やや力任せに、
なにも気にせず打ち続けていると、
気がつけば、
フォームが崩れている……
超人的な体力とセンスを持つ人たちと同じようなことが、
こんな町場の、
なんでもないテニススクールのへなちょこ生徒にさえ起こるというのが、
おもしろいような、
不思議なような気がしました。

(でもやっぱり次元が違いすぎて、
ほんとは別のことかもしれません!)

2022年8月3日水曜日

「立ち話」~nature

「立ち話」、
今回は若き同僚の山本洋平先生です。
これは大事な話です。


『戦争より愛のカンケイ』の中で、
破天荒なヒロインのバイヤが、
あるとき、あるマルシェで、
蟹を買います。
生きている蟹。
で、クルマを飛ばして海に向かい、
そこで、海に帰してやるつもりなのです。
でもバイアは、クルマの中でつぶやきます、
小エビ(crevette)だったら、同じ値段で何匹救えたんだろう……
このシークエンスを思い出しました。


2022年8月2日火曜日

『ザ・グッド・ファイト』好調

『カピタニ』が終わったので、
心置きなく

『ザ・グッド・ファイト』

を見ています。
エピソード3の後半まで来ました。


主要人物たちは、
それぞれの「弱点」を抱え、
それがその人物の重要な造形要素になっていて、
引っ張られます。

ストーリー・ラインももちろん大小複数あって、
そこに横糸としてさまざまな事件が絡み、
しかも、
<トランプの時代>
というものが、
多層的に描かれてゆきます。

長い小説を読んでいる気分。
どんどん先が読みたくなります。

撥弦楽器のバッハ

こんなCDがあるの、知りませんでいた。
撥弦楽器で、バッハのチェロ・ソナタを弾いています。
おもしろい!


特に、
52分19秒あたりから始まる第2番のサラバンドは、
初めて聞く雰囲気で、ちょっとびっくり。

CDはこれですね。


これは何度も聞きそうです。

2022年8月1日月曜日

「立ち話」

総合芸術系の同僚である管啓次郎さんが、
ご自身が運営する書評ブログで、
「立ち話」という新シリーズの展開を開始しました。
で、やはり同僚であり、
日本の写真批評の第一人者、
倉石志乃さんが登場しています。


新鮮さ……

そしてわたしも、及ばずながら、
その第4回に参加させてもらいました。


準備は一切なし。
「今、5分いい?」
「いいですけど、7分後から会議で」
「大丈夫。5分は越えないってルールでやってるから」
というわけで、
文字通りのぶっつけ本番。
管さんに乗せられるまま、
あっという間の5分でした!