2009年12月31日木曜日

よいお年を!



今年もあと数時間です。ここにきてやっと、年末感が高まってきました。

雑誌などを見ると、「今年」という切り口に加えて、「00年代」というまとめも試みられています。そう、たしかに、あと数時間で10年代です。

人間、歳をとるにつれて時間の進みが速く感じられるといいますが、そしてたしかにそういう面はあると思いますが、この10年は、あっという間に過ぎはしませんでした。ある意味(ってどういう意味?)、1番長い10年だった気もします。

今年は、個人的には、2度の旅行が印象的でした。5月の大連と7月のモントリオールです。

前者は、やっと活字になることを、先日ここでもご報告しました。後者も、書いてはあるのです。早く陽の目が見られますように!

活字といえばもう1つ、今年の春ごろ集中して書いていた「新宿もの」、これは来年の前半には活字になりそうです。タケちゃんががんばってくれています。

で来年の前半には、1つ大きな仕事があり、今はその準備にかかりきりです。近々、くわしくご紹介させていただきます。

来年も、どこか旅行にいくでしょう。またここで写真などアップできるのが、楽しみです。

というわけで、今年も読んでいただきありがとうございました。また、ここでご紹介したイベントなどに参加してくださったみなさんには、special thanks を送らせていただきます。来年も、みなさんにとって発見の多い年になりますことを、祈りあげます。

MERCI

2009年12月30日水曜日

カレンダーとのし餅



押し詰まり、カレンダーが欲しい季節となりました。みなさん、もうお買い求めでしょうか? 

ただカレンダーは、年が明けるとすぐに30%~50%引きになるので、おいそれとは買えません。(貧乏性ですがなにか!)でもそんなわたしでも、とりあえず2つ買いました。ま、元値が1400円くらいなので、まいいか。

実はこの4,5年は、Madonna のカレンダーを愛用してきました。まあ、同世代の頑張り屋さん、「現在」から降りる気配まったくなしの彼女にあやかろう、という魂胆でした。そしてこの2年ほどは、Madonna のとなりには Fergie のカレンダーも! にぎやかでっしゃろ?

ただ思い起こせば、ゴーギャンもマチスもブラックもホッパーも、ハーブ・リッツもメイプルソープもアッジェもハミルトン(!)も、イルカもネコも砂漠も森も月も宇宙も天使も、使ったことがあります。この前渋谷のロフトと東急ハンズでよく見ましたが、おお! という新鮮なものは見つかりませんでした。カレンダーの品揃えって、あまり変わらないんですね。

で今回買ったのは…… ドイツ語が書かれた森林モノ。それと、ほとんど見たことがある写真で構成された、手抜き丸出しのFergie のものです。これはアマゾンです。(でも中のレイアウトは、少しよくなっていました。書き込めるし。)

そして…… 夕方予約したのし餅を受け取ってきました。この米屋ののし餅、うまいんです。これはもう、ちょうど10年目です。この季節の楽しみです。

2009年12月29日火曜日



みなさん、お元気でお過ごしでしょうか? こちらは…… ちまちまちまちま仕事をして、一日の大半をvaio の前で過ごしています。

で、休憩のときは、あまり言葉が出てくるのは疲れるので、もっぱら録画してあったプレミア・リーグを見ています。(ドログバをはじめアフリカ勢は、今週一杯で戦列を離れます。ネーションズ・カップ参加のためです。)

そして救いは…… 天気がいいこと! 外に出なくても、やっぱり光はいいですね。

というわけで、年末年始は、まだまだちまちまします!

2009年12月28日月曜日

忘れちゃう


先週火曜日に授業が終わり、それから1週間経ちました。でも、もっともっと経っている感じがします。

人間の記憶は、後からの追加が多いとどこかへ行っちゃうらしいので、そういうこともあるでしょう。わたしにしては、あちこち行った週だったので。でも……

そういうこととは別に、ネット上でスクロールしながら読むものって、なんだか記憶に残らない、というか、頭に入らないなあ、と思っていたのですが、今日週刊文春の、われらが福岡ハカセのエッセイを読んでいて、ああそういうことか、と思いました。

わたしたちが本を読んでいる時って、ときどきすでに読んだところを振り返りますよね? え~っと、あの辺に書いてあったよな、たしか右側のページの下のほう…… なんて思います。(かつての試験の時も、あのページのあそこに書いてあるやつだ(思い出せないけど!)、 なんて思いましたよね?)

スクロールって、きりがないですね。それが、記憶に残らない要因のようです。のっぺらぼうで、ずるずると……(まあブログみたいなものなら、マシなのかもしれません。1ページ程度で、切れてますから。)

じゃあキンドルは? その意味では、いいってことになるのでしょうか?

2009年12月25日金曜日

旅行記



雑誌「現代詩手帖」は、毎月1日が発売日なのですが、新年号(=1月号)だけは、12月28日発売です。で、(こんなことで喜んでいて、子供じみているのは分かっているんですが)その奥付の近くに、2月号の予告があり、そこに拙文「アカシアの大連で餃子を」の告知が出ています。

これは、今年5月に大連に行った時のことを書いた旅行記で、だいたい70枚ほどなのですが、これを3回に分けて、短期集中連載ということになっています。写真も入る予定です。

本が出る時もいつもそうなのですが、本当に実物が出てくるまで、どこか信じられない感じがあります。なにか訳のわからない事情で、出版が中止になるんじゃないかとか。今回の「現代詩手帖」の場合も、実はそれに似た感覚があるのですが、もう原稿は渡してあるし、予告も出たので、フツーに行けば出る、はずですね。「現代詩手帖」(今年創刊50周年を迎え、記念のイベントも大々的に行われました。)は、実はわたしにとって、もっとも親しみのある雑誌の一つです。で、子供っぽく喜んでいるわけなのです。

来年2月1日には、きっとまたこの話題を取り上げるでしょう。しつこくてすみません!(今年も残りわずかですね!)

シュルレアリスム


わたしは今、申し込みました。これです。

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◆『シュルレアリスムの25時』(水声社)刊行記念イベント

  誰も知らないシュルレアリスム

野崎 歓(フランス文学者)×鈴木 雅雄(シュルレアリスム研究者)

■2月13日(土) 19時~  @池袋ジュンク堂
20世紀の思想や芸術に大きな痕跡を残し、いまもなお現代文化を挑発し続けている、シュルレアリスムとその運動。ブルトンやダリ、マグリットの作品は、日本でもよく知られています。しかし、彼らの表現だけがシュルレアリスムではありません!これまで注目されることのなかったユニークな画家や詩人、写真家たちを紹介しながら、「いま」「わたしたちにとって」のシュルレアリスムとは何かをめぐって、第一線で活躍するおふたりの論者に縦横無尽に語っていただきます。

◆講師紹介◆
・野崎 歓
1959年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授、フランス文学者。主な著作に『赤ちゃん教育』(青土社、講談社エッセイ賞)、『われわれはみな外国人である』(五柳書院)など、訳書にトゥーサン『浴室』、ソレルス『秘密』などがある。

・鈴木 雅雄
1962年生まれ。早稲田大学文学学術院教授、シュルレアリスム研究者。主な著作に『シュルレアリスム、あるいは痙攣する複数性』(平凡社)など、訳書にダリ『ミレー《晩鐘》の悲劇的神話』などがある。

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シュルレアリスムにご興味がある方には、これは必須! イベントです。申し込み方法など、詳しくはこちらで。

http://www.junkudo.co.jp/newevent/evtalk.html#20100213ikebukuro

今日はこれから、お茶の水へ!

こんな本



もう通り過ぎてしまいましたが、23日は「ジミーの誕生日」でした。ジミー? Who ?   というわけで、この本の登場です。

http://www.bunshun.co.jp/jicho/0912inose/index.htm

そんなことだったんですね。

2009年12月23日水曜日

ラーメンと音圧



今日は、休日で賑わう渋谷まで、収録に行ってきました。

開始が午後6時だったので、まずは軽く腹ごしらえ。センター街をふらふら歩き、宇田川町交番からはハンズの方向へ。途中、吉野家もハナマルもカレーのサムラートもサンマルク・カフェもキリン・シティーもラーメン桂花もあって迷いましたが、結局少し戻り、通りかかった「神座」というラーメン屋に挑戦してみました。

宣伝文句によると、なんでも道頓堀店が、Yahoo のラーメン屋さんランキング1位だとか。

広い店内は、ロの字型の白いカウンターがあり、その内部はオープン・キッチンという風情。それだけでも、従来のラーメン屋さんとは違う雰囲気なのに、ライトはハロゲン(たぶんE17で、広がりは「中」くらい。)だし、男女3人ずつの店員さんはみんな若い! そしてお揃いの、清潔な半袖の白いユニフォームを着こんでいます。まあ一言で言って、いい感じです。

で、肝心のお味です。わたしが頼んだのは、一番安い(¥650)「おいしいラーメン」というもの。これが基本で、色んなトッピングを足していく方式です。

結果:チャーシューは、厚めの肉はとてもおいしかったです。ただ薄めの肉は、ちょっとぱさついたものもありました。麺は細いです。そしてスープは、一応コクがあっておいしい、のですが……

これは安いラーメン屋さん(バーミヤンとか、幸楽苑とか)に共通することなのですが、最後に、口の中に化学的なものが残る気がします。これはたとえば、同じチェーン店でも、花月などではあまり感じません。

もちろん、高級店でも、化学が活躍している店は多いと聞きます。中国料理の有名シェフが、「今日の料理」で、うまみ調味料を入れる指示をしている場面を見たこともありますし。

でも、初めての店に入ってみるのは、やっぱりちょっと面白いですね。

そうそう、その後の収録も、無事終了しました。ただ、レナさんはちょっと風邪気味で、声自体は普段と変わらなかったんですが…… 音圧って言ったらいいのか、ほら、向かい合って座っていると、相手の声の「圧」みたいなものを感じる時がありますよね? 今日のレナさんの場合、ちょっとそれが弱い気がしました。そのへんが、風邪ってことなんでしょうね。

みなさんも、風邪に気をつけて!

2009年12月22日火曜日

授業終了!



パチパチパチ! 今日、年内のわたしの担当授業は無事終了しました。思えば、長くつらい道のりでした!(←ウソ)

あと今年の予定といえば、明日の収録、金曜の打ち合わせ、土曜の打ち合わせ、この3つだけです。それさえ終われば、晴れて、たまった仕事が始められます。(Sigh...)(←スヌーピー風)ま、それはともかく。

おとといのM-1、やっと昨日今日で見ることができました。これを見ると、年末感が高まりますね。

優勝したパンクブーブー、圧倒的でした。たしかに、アンタッチャブル風ではある(とはいっても、どっちが先かはわかりませんが)けれど、面白いのはたしか。おめでとうございます!

ネット上には、「質がさがった」なんて評も見られましたが、なんのなんの、わたしはそうは思いませんでした。

そしてわたしが応援している「東京ダイナマイト」。面白かったですよね? もちろん、優勝がどうのとは言いませんが。なんでしょうね、わたしはあのコンビ、やっぱり好きです。

              ◇

明日、です!

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◆管啓次郎研究室オープン・ゼミのお知らせです。

文化人類学者・言語学者にして永遠の旅人。西江雅之先生は、ぼくが30年前にピジン・クレオル言語学を初めて教わった恩師です。この偉大な歩行者から、われわれの「WALKING 歩き、読み、考える」展(明治大学生田図書館ギャラリー・ゼロ)についてのご感想と、歩くこと一般について、さまざまな旅についての、お話をうかがいます。

日時 12月23日(水・祝)15:00~16:30
場所 明治大学生田キャンパス A館401教室

■事前申し込みは不要ですが、必ずあらかじめ上述の展示を見ておいてください。

■どなたでもご参加いただけますが、あくまでも大学院ゼミの一環だということをご理解ください。

■A館は生田キャンパスのもっとも高い建物。すぐわかります。

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だいぶ迷ったのですが、わたしは明日の夕方から収録に備えて、家で休んでいることにしました。でも、きっと面白いと思います!!

2009年12月21日月曜日

ワークショップ、楽しかったね!



「12月20日を微分する<東京詩>ワークショップ」、無事終了しました。(こんなタイトルついてた? いや、今つけました!)

詳細は、管さんのブログにきれいにまとめられているので、そちらをご覧くださいませ。管さんの作品も読めます。

http://monpaysnatal.blogspot.com/

(参加なさったみなさん、管さんの朗読、すごかったでしょう? 管さんは今度、アメリカに行くんです、朗読しに!) 



でも本当に、参加してくれたみなさんが、質の高い詩を作ってくださったおかげで、とても充実した会になったと思います。ワークショップの発表の時間などは、完全にお客さんの気分で、みなさんの発表&朗読を楽しんでいました。参加してくださったみなさんに、燃える MERCI ! を!

トークの時間帯では、なんだかとりとめなくしゃべってしまいました。聞いていて頭が混乱なさったかた、わたしのせいですからご心配なく!

トータルで嬉しかったのは、このブログを読んできてくださった方や、「フラ語」を使ってくださってる方にお目にかかれたこと、春の西江先生の会の折りにおしゃべりした方と再会できたこと、そしてまた知り合いが増えたことです。ネット上の親友とも、はじめて会えたし。

スタッフのみなさんも、お疲れ様でした。写真家の広瀬さん、お話しできて嬉しかったです。長時間ありがとうございました!

2009年12月20日日曜日

ダイナマイト!


そうそう、今日はM-1 もあるんでしたね。わたしが応援するのは…… 東京ダイナマイト!!

がんばれ~!

2009年12月19日土曜日

A demain !




さてさて、いよいよ明日は「東京詩」ワークショップです。今日は、その準備をちゃんと(Vraiment ?)しました!

実は、ワークショップのほうはそんなに心配していません。参加者の皆さんの作品があるので、それが中心ですから。問題はむしろそのあとのトークです。参加者全員が『東京詩』を持っていてくださるなら、まあ「拡大版ゼミ」みたいなこともできるんですが、そうもいかないでしょうし。(でももしお持ちでしたら、すみませんがご持参くださいませ。)

明日は13時からですね。たぶん、30分前には行ってます。A demain !

忘年会@会議室



今日は、大学で忘年会がありました。

午前中はいつも通り授業をして、午後には会議が2つ。(1つは短く、1つは長い!)でそのあと、短いほうの会議をしたのと同じ部屋で、忘年会とあいなりました。

生田キャンパスは緑に恵まれ、ある種(ってどんな種?)の「パラダイス」を形成しているのですが、難点もあります。それは、近場に適当な飲み屋が僅少なこと。特に、総合文化教室14人(プラスゲスト)を受け入れ可能な店となると…… で、会議室忘年会となるわけです。

でもわたしは、会議室忘年会が嫌いじゃありません。その理由は、まず、安いこと。(会費は2000円ポッキリ!)それに、お店の喧騒がないので、話しやすいこと。そしてもちろん、なんといっても気楽なこと。

無口なわたし(?)以外は、おしゃべりな先生たちが揃っていて、しかもみんなお話が上手なので、これを聞いているだけでも十分楽しめます。たとえば……

中国の「都市」といえば、それはやっぱり北京。なぜなら北京には、ユーラシア大陸の人やモノが流れ込んでいて、しかもそれは千年以上続いており、層の厚い混沌を形作っているから。じゃあ上海は? あれはヨーロッパから見たNY。若くて元気だけど、混沌そのものもまだ若い。

東京オリンピックの前は、線路に向かって立ちションをする人がとても多かったけれど、大会後、その数は激減した。

ロンドンの食の貧しさは有名だけれど、もしかの地でおいしいものが食べたかったら、インド料理かレバノン料理を選ぶべし。

フランツ・ヨーゼフⅠ世は、とても早食いで、一緒に食べる側近たちは困っていた。

……なんとまあとりとめのないことばかりですが、宴席ということで……

           ◇

今日左右社から、京都新聞と日本海新聞の切り抜きが送られてきました。わたしの大好きな詩人、川口晴美さんが、『東京詩』の書評を書いてくださっていました。う~ん、望外の幸せとはこういうことでしょうか? しかも、とてもきっちり読みこんでくださっていて、ありがたいことこの上なしでした。川口さんに、感謝…… (日曜のワークショップ参加者の皆さん、その時にこの書評のコピーをお配りしますね。)

※画像は川口さんの詩集、『lives』。この詩集、とても好きです。

2009年12月16日水曜日

WS近し 冬の夕暮れ



みなさん、寒くなりましたが、お元気でしょうか? こちらは……

先日書いた頭痛がまだ治まりません! で、ちょっと探したら、近場に「頭痛外来」があったので、今日行ってみました。

結果:緊張性頭痛と片頭痛の混合タイプ。そして今回の主因は、肩こり! ということでした。は~、そうなのね~

でその過程で、生まれて初めてMRI なるものに挑戦しました。筒の中に入ること約15分。ノイズというか現代音楽というか、さまざまな音に包まれ、でも痛くも痒くもありません。放射線じゃないので、何度受けてもOKだそうです。(そんなことさえ知りませんでした。)

というわけで、PCを使わず、目が疲れるから本も読まず、さまざまなストレスを避け、水泳でもして、ゆっくりお風呂に浸かれば、よくなるでしょう(って、ムリじゃん!)

                ◇

さて、日曜のワークショップが近づいてきました。お天気は持ちそうで、よかったです。(ま、雪の東京もまたオツかもしれませんが。)「東京」と付いてはいますが、なんといっても「詩」のイヴェント。アバクロのように半裸のイケメンがいるわけでもなく、ゲストにDJ KAORI が来るわけでもなく、ミラーボールもカクテルもユーロビートもありませんが、地味は地味なりに、滋味のあるものになるといいんですが。空回りも含めて、準備しています! 

2009年12月13日日曜日

フランコフォニー@早稲田



というわけで今日は、早稲田大学でのシンポジウム、「フランコフォニーを発見しよう!」に参加してきました。

1時半から6時半まで、5分休みを2回挟んだだけで、なかなか充実した会でした。10ヶ国の大使館員が集合し、彼らの話を聞くことで、会は進んで行きました。

第1部は「アフリカ」。ここではアルジェリア、カメルーン、ジブティ、ブルキナファソの大使館員が登場。これはきっとめったにないことで、圧巻でした。ただプレゼンとしては、まあ学生に焦点を合わせたということなのでしょう、やや型どおりの印象もありましたが。できればもっと、ミュージシャンとか、映画とかの紹介もあるとよかったかな、You Tube でも使って?

そして第2部は、「北米・カリブ海」。ハイチ、カナダ、ケッベクです。この第2部の終わりに、個人的には「本日のクライマックス」がありました。(あくまで個人的な印象ですよ。)

1通り話が終わり、質疑応答の時間になりました。で、まったく質問が出ない感じなので、わたしがつまらないことを訊いてみました。「ハイチの次の大統領がワイクリフ・ジョンだっていう噂がありますが?」

プレゼンのときは、むしろ事務的な感じだったハイチ大使は、今度はニヤニヤして答えました。

「確かに彼は貧困層の救援活動なんかをしてるし、政府の機関のメンバーでもあるけど、大統領はないかな?」

そういうと、彼はわたしを見て小さくウインクしました。そして次に出た質問は、「ハイチ(系)文学はケベックなどで黄金期を迎えているという紹介がありましたが、それはフランス語が、深い内容を書くのに適しているからですか? それとも……?」

それはどうでしょう? とわたしは思いましたが、割って入って答えたのはケベックの代表者でした。いわく、おっしゃる通りフランス語は、わがケベックの文化活動の原動力の一つです! 

で、当のハイチ大使は、ちょっとモゴモゴしゃべってましたが…… 

で、ついわたしは、(でしゃばりを顧みず)さらに尋ねてみました、ハイチの人のアイデンティティーは、クレオール語ではないのか? と。

ハイチ大使の表情が変わるのがわかりました。そして口調も、今までとは一変しています。

「わたしの父も母も、クレール語で話します。わたしもクレオール語で育ちました。だからフランス語は、わたしの母語ではありません。ハイチでは、教育を受けた者だけがフランス語を話すんです。そして国の大半を占める農民たちは、フランス語を勉強することはありません。みんなクレオール語で生きています。ということは、たとえばケベックにも、フランス語のできないハイチ系の人間はいます。ボートピープルと、彼らは呼ばれます。ハイチは、クレール語を公用語に定めました。わたしたちはクレオール語を話します。しかし、もしクレオール語しか話さないなら、わたしたちは孤立してしまうでしょう。わたしたちはフランス語を勉強するのです……」

彼は、わたしをみつめて話しました。彼の声音には、本音を語っている時の深さがあると、わたしは感じました。

そして5分休み。わたしがロビーにいると、ハイチ大使はわざわざやってきてくれて、手を差し出しました。

「ありがとう、さっきの質問。よく訊いてくれたよ」
「実は、メリッサ・ラヴォーもエムリン・ミッシェルも好きなんです」

エムリンの名前を聞いた時、彼はちょっと驚いた顔をして、握手していた手に一層の力をこめました。Je vous remercie...

そして第3部は「ヨーロッパ」。スイス、ルーマニア、フランス海外県です。

ここで面白かったのも、実は質疑応答でした。アフリカの大使の一人が、フランス大使館員に向かって尋ねたのです、「フランス」のアイデンティティーってなんやねん? と。

フランス大使館員は、フレドリーな人だったので、なんとかにこやかに切り抜けようとするのですが…… まあね、これは質問そのものが答えにくい上に、周りにいろんな国の大使館員がいるので、気楽には答えられなくて…… 結局「模索中」みたいな答えで終わってしまいました。

アイデンティティー。これはもう何度か書きましたが…… 宮内勝典さんがおっしゃっていた「アイデンティティーを求めることから、すべての争いが生まれるんだ」という言葉が、わたしは忘れられません。そう、そこに「国」がある限り、人類の平等は原理的に不可能なのですね。

……というわけで、「チョー勝手」な感想を書いてしまいました。でもやはり、意味のあるシンポジウムだったと思います。スタッフの皆様に感謝。(高瀬先生、知らせてくださってありがとうございました。とても分かりやすく、親しみのもてる司会ぶりで、感心しました!)

※会の様子はこちら;

http://ajeq.blog.so-net.ne.jp/

2009年12月12日土曜日

cuissarde は



今日の2年生の授業では、「お勧めクリスマス・プレゼント」の記事を読みました。

記事とはいっても、要するに商品とその宣伝文句なんですが、やはり広告文には、独特の省略や、多様な「本歌取り」が含まれるので、ちょっと難しいところもありました。ま、それはともかく。

今日のプレゼント候補リストの中には、cuissarde が混じっていました。この「ニーハイブーツ」、実はしばらく前に読んだ「ファッション・チェック」の記事でも登場していたのですが、そしてその時は気にしなかったのですが、これ、ほんとに「ニーハイブーツ」でいいんでしょうか?

というのも、cuisse は「腿」だし、最近は日本でも、「サイハイブーツ」という言葉を目にするようになったからです。そう、「サイ」は thigh (腿)ですね。となると、cuissarde の訳としては、こちらのほうがいいような気もしてきます。

画像検索してみると、なるほど、cuissarde も thigh-high boots も、似たようなものがたくさん見つかります。う~ん、やっぱりこっちかな?

2009年12月10日木曜日

「現代詩手帖」12月号



12月になると、各方面で「今年の○○」が展開され、やっぱりそれなりに気が引かれます。

そういう気になった中の一篇、朝日新聞の「論壇」で宮台信司さんが挙げていた「東京が、<生ぬるい>街になった理由」(磯崎新/中央公論8月号)を読みました。

これがねえ、なかなか面白い。都市の未来は廃墟だ、というのはかつての磯崎さんの言葉で、それに従えば、今の東京は「廃墟」だということになるわけです。磯崎さんが言うとおり、たしかに「理想都市」なんかになってはいません、東京は、今。

そして、やや図式的に言うなら、19世紀の都市・パリ、20世紀の都市・NY、に続いて、21世紀の都市・東京、になるはずだったのに…… と彼は言い、そうならなかった理由について検証しているのです。

21世紀は…… 上海! そしてやはり「情報」の扱いが、都市の性質を根底から、つまり21世紀的都市に生まれ変わらせるヒントになるだろう……

ちょっと分かりづらい箇所もありますが、とても刺激的な文章でした。


また、「現代詩手帖」の12月号には、恒例の「今年の収穫」アンケートが掲載されています。そしてなんと、尊敬する詩人である新井豊美さんが、「収穫」の1つに『東京詩』を挙げてくださっています! しみじみありがたいです…… 新井さんに、大文字のMERCI!を、送らせていただきます。

それにしても、この「現代詩手帖」の12月号、2600円とやや高めではありますが、読み応え抜群です。たくさんの詩人の、今年の代表作が(100ページ以上!)掲載されているので、十分モトとります。そして、さっきも触れた「今年の収穫」で面白そうな本をチェック! というわけです。年末のひと時、現代詩の最前線はいかがでしょうか?

2009年12月9日水曜日

This is it !



というわけで昨日は、4:30に集合しまず打ち合わせ、そして5:00 から本格的に仕事に取り掛かりました。仕事、と言っても色々細かいとこがあったのですが、メインになるのは録音です。

先日の久しぶりの収録のときは、わたしは見ていればよかったのですが、今日はわたしもしゃべらなくてはなりません。でも、相手が仲良しのレナさんなので、気持ちは楽です。それに、スタッフは優秀な人ばかりなので、なんというか、最近の若者は頼もしいなあ、と、感心しきりです。

(先日、同僚の林さんと話していて、「この頃仕事に現場で、ふと気づくと自分が最年長のことがあってびっくり」とわたしが言うと、「でもそれは当たり前。わたしだって、前までは、<年下の>編集者、って感じで思ってたけど、この頃は、<わたしの子供みたいな>編集者、ってときもあるんだから!」と、言われてしまいました。まあ、林さんはまだまだ若いので、実際に親子の年齢とは程遠いのですが。)

スタッフのみなさんが色々準備しておいてくださったので、細かい決めごとなどもスムーズに済み、収録も、まあスムーズにいったほうだと思います。(予定していた量には届かなかったんですが、スタジオの使用時間が尽きてしまい、残りは次回に持ち越しとなりました。)

そしてその後、ラ・ボエームというイタリア風居酒屋へ。ZESTの系列店らしく、若い女性が好みそうな内装、そしてメニューです。

その席で、わたしはユキさんという、情熱的に仕事をこなす若き女性プロデューサーと話したのですが、彼女はなんと、This is it ! を3回も見たというのです! 

実はここ最近、マイケル好きをカミング・アウトする人たちがわたしのまわりでも少なくないのですが、さすがに3回見た人は初めて会いました。しかも、早くもDVDも予約したというのです、ブルー・レイ版で!

「だって、特典映像がだ~いぶ長いんですよ、ブルー・レイのほうが! ただ、1つだけ問題があって…… 実はウチのプレーヤー、ブルー・レイ再生できないんです!」

なるほどねえ、ソフトがハードの売り上げを上げるってのは、本当なんですね。

ちなみにレナさんは、他の女性スタッフたちとガールズ・トークに余念がありませんでした。がんばれ恋活!?

定員御礼


今日は午前中のゼミを終えた後、都心で仕事が待っていました。大事な仕事だったので、なんとか無事終えられて、ホッとしているところです。(といっても、仕事全体の完成は、まだまだ先なのですが。)まあその続きは明日に譲るとして。

実は先ほどメールがあり、「東京詩」ワークショップ、定員に達したので、あとはキャンセル待ちになったという報告を受けました。申し込んでいただいた方、どうもありがとうございました! 一緒に何かを作りましょう! 

また、トークのほうは、まだ10人ほど余裕があるそうですので、よろしかったら、ご参加ください。

とりあえず、今日はご報告でした。

2009年12月7日月曜日

禁酒!



2か月ほど前、頭痛に苦しめられた日がありましたが、今回はもう1週間痛み続けています!

といっても、まあわりと軽い痛みで、それもスイッチが入ったり切れたり、という感じで、寝込むほどでは全然ありません。ま、授業もやってたし。

それは薬の飲み過ぎだ、という御忠告もあり、たしかにそんな気もします。馴化、っていうんでしょうか、たとえば麻薬でも、だんだん効かなくなるのと同じ事情のようです。で、薬はだいぶ減らしました。

でも、実は明日大事な仕事があるので、できればよい状態で臨みたいと思って、近所のお医者さんへ。(おしゃべり好きな、いい先生です。今日はラグビーの話をしました。)いわゆる痛みをブロックする市販薬タイプではなく、血管を収縮させる偏頭痛用の薬を出してもらいました。その名も、イミグレン。

でも、そのイミグレン、まだ飲んでません。そう、軽い痛みなので、あわてて飲むほどじゃないんです。明日の朝、また左のこめかみがモヤモヤしてたら、イミグロウと思います。

そうそう、ついでにお酒を止められました。血管が広がるのはダメ、だそうです。う~ん、これから忘年会シーズン(といってもほとんどないんですが)を迎え、飲めなくなってしまいました! まあねえ、1回飲んで1週間頭痛するんじゃ、ワリが悪いです! しばらく禁酒します!

                ◇

さてさて、ジュンク堂でのイベント、HPにアップされましたので、ご報告いたします。

http://www.junkudo.co.jp/shop2.html

これはわたしも楽しみです!

2009年12月6日日曜日

テレビ&WALKING展



テレビ、ご覧になりますか? わたしの場合、先週あたりから、ちょっと見る時間が増えました。

面白いのは、見てる番組が木曜に集中してること。なんと、3つもあります。

まず、午前10:05からの「知る楽・選」、<池澤夏樹の世界文学ワンダーランド>です。これは再放送をまとめたものなので、2本1度に放送されます。次回は;

http://cgi4.nhk.or.jp/topepg/xmldef/epg.cgi?setup=/shiruraku/shiruraku

そして2番目も、やはり「知る楽」。これは先週(夜10:25~)から始まった、佐藤可士和が「デザイン力」について話す番組です。

http://www.nhk.or.jp/shiruraku/thu/index.html

今度の木曜の早朝に、第1回放送分の再放送があります。面白かったです。アート・ディレクションとは何か? なんてことについて話してくれます。

そして最後は、(batayamも見ているという)「ブラタモリ」。これは実は、学生のKクンに勧められて見てみたのでした。

http://www.nhk.or.jp/buratamori/

タモリが、東京のあちこちを「ブラ」ブラするという、まあちょっとユルメですが、その分見ていて疲れない、楽しめる番組です。上の2つほどは、集中しなくて大丈夫です。そしてこれは、放送時間が上の番組とかぶってるんですが、実はこれも、同じ木曜の午後4時に(先週分の)再放送があるので、わたしはこちらを(録画して)見ています。

                ◇

さて、明日から、こんな展示があります。渾身の力作のようです。

http://www.meiji.ac.jp/koho/hus/html/dtl_0005251.html

お近くを通ったら、ぜひお立ち寄りくださいませ。

2009年12月5日土曜日

Drogba



みなさん、寒くなりましたが、お元気でしょうか? 

さて、W杯の組み合わせが決まりましたね。ドログバ好きのわたしとしては、彼が率いるコート・ディヴワールの試合を多く見たかったのですが……

A組:南アフリカ、  メキシコ、    ウルグアイ、      フランス
B組:アルゼンチン、ナイジェリア、  韓国、        ギリシャ
C組:イングランド、 米国、      アルジェリア、    スロベニア
D組:ドイツ、     オーストラリア、セルビア、      ガーナ
E組:オランダ、   カメルーン、   デンマーク      日本
F組:イタリア、    パラグアイ、  ニュージーランド、  スロバキア
G組:ブラジル、  北朝鮮、    コートジボワール、 ポルトガル
H組:スペイン、   スイス、     ホンジュラス、    チリ

G組って…… とにかく、ドログバの活躍に期待します!

それに対してフランスは、ネット上で見る限り、ナイジェリアの分析に余念がない様子。それって、つまりフランスがA組を1位通過して、ナイジェリアがB組を2位通過する前提で話してるんですね。サッカーの強い国っていうのは、そんなもんなんでしょうか?

2009年12月3日木曜日

フランコフォニーを発見しよう!



今日の東京は雨でした。さっきレナさんから来た業務連絡メールの出だしは、こんな感じ。

Ça va ?

Il fait froid aujourd'hui !
Nous sommes déjà en decembre... Le temps passe si vite !

そうです、もう12月です。年取るわけだ!

さて、わが理工学部と同じキャンパスには、農学部もあります。そちらにいらっしゃる高瀬先生から、こんなお知らせがきています。高瀬先生も、司会として登場なさるようです。

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フランス語圏大使館合同シンポジウム
「フランコフォニーを発見しよう!」

フランコフォニーとは、フランス語を話す国と地域が集まって推進する国際運動で、フランス語による友情と連帯、文化の多様性を促進しています。
「フランコフォニーを発見しよう!」では、日本にあるアフリカ、北米・カリブ地域、ヨーロッパのフランス語圏の大使館の大使や広報担当者が、それぞれの国や地域の文 化や歴史などを紹介いたします。

各セッションのQ&Aでは、各国の外交官が皆様の質問に直接お答えいたします。フランス語を学習している方はもちろん、フランス語圏の多様な文化に興味がある方にとって、多くのフランス語圏の国々の文化を知る大変貴重な機会です。

日時:2009年12月13日 (日)13:30-18:00
場所:早稲田大学総合学術情報センター 国際会議場 第2会議室東京都新宿区西早稲田1-20-14
言語:フランス語、日本語
参加費:無料(要申込み)   定員:先着100名

お申し込み     1. お名前、2. メールアドレス、3. お電話番号、4. ご同伴者のお名前を記入の上、

tokyo.cc@international.gc.ca       までメールをお送りください 。

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プログラム
13:30-13:45 ご挨拶とフランコフォニーの概要
アホメドアライタアリ ジブティ共和国大使(日本におけ るフランコフォニー推進会議議長)
立花英裕 早稲田大学

13:45-15:15 第1部「アフリカのフランコフォニー」
司会:粕谷祐己 金沢大学   
アルジェリア、カメルーン、ジブティ、ブルキナファソ

15:20-16:35 第2部「北米・カリブ地域のフランコフォニー」
司会:小松祐子 筑波大学
ハイチ、カナダ、ケベック

16:40-18:00 第3部「ヨーロッパの フランコフォニー」
司会:高瀬智子 明治大学
スイス、ルーマニア、フランス及び海外県

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なんだかめちゃめちゃ面白そうですね! 3部とも、Q&Aのコーナーがあるようなのも魅力です。ぜひ行きたいです!(画像はフランコフォニー地図です。)

2009年12月1日火曜日

全貌




東京文化発信プロジェクト WHAT AM I DOING HERE ? 

のことですが、ワークショップの全貌はこんな感じです。これが全部タダなんて! 

http://www.meiji.ac.jp/koho/hus/html/dtl_0005260.html

「東京詩」、すでにお申込みが数件あるそうです。ご近所お誘い合わせの上!

あんた達



土曜日に、ティケン・ジャー・ファコリーのAfricain à Paris をご紹介しました。で、お気づきの方も多いと思いますが、これの原曲は Sting のEnglishman in NY です。

http://www.youtube.com/watch?v=JQQkI4W6_r8

そしてこの曲のサビは;

I'm an alien, I'm a legal alien
I'm an Englishman in NY

そしてもちろん、この曲のカバーと言えば、われらがBEP のUnionです。

http://www.youtube.com/watch?v=rT_-Ln7eWpw

この曲のサビは;

Let's start a union, calling every human
It's one for all and all for one
 
でここまで来たら、ファコリーももう1度。
 
http://www.youtube.com/watch?v=ATtFpc7N-js
 
サビは;
 
Ho ho un peu en exil, étranger dans votre ville
Je suis Africain à Paris
(ああ、少しばかり追放された気分さ、あんた達の街で、俺は他人
俺はパリのアフリカ人)
 
耳に残るのは、votre (あんた達の)という形容詞です。彼は歌います;
 
C'est pas l'enfer ni le paradis
d'être un Africain à Paris
(地獄でも天国でもないよ、
パリでアフリカ人であるということは)
 
そして唐突に、へんなことが思い出されます。疎開中の3年間、いやというほど田舎(東北)で疎外された詩人の岩田宏は、戦後逆に、東京に出てきて東北人の疎外を書いた黒田喜夫の詩を読み、こう書いたのです。
 
ざまあみろ! わたしたちはきみらのところで余計者だった。今度はきみがこの都会でよそ者になる番だ。
 
そう、この時東京は、黒田にとって「あんた達の街」以外ではなかったでしょう。
 
(ただし、岩田の名誉のために付け加えれば、彼はすぐ後でこう書きます。「……そして突然、都会と農村、労働者と農民という図式が雲散霧消した場所で、わたしはかれを兄弟のように感じる。」)
 
でも…… 都会育ちでも、都会から疎外されることって、珍しくないんですよねえ……

宿題連絡



「東京詩ゼミ」のみなさん、宿題はこれ;

「街の伊達男(か女) 2009」

別に「ホスト」や「焼きそば屋」にこだわる必要はありません。もちろん、どんな立場でもかまいません。必ず具体例を想定して、その「例」と自分の距離を測る感じでお願いします。OK ?

2009年11月29日日曜日

Tiken Jah Fakoly


Je suis Africain à Paris !

http://www.youtube.com/watch?v=ATtFpc7N-js

コート・ディヴワール出身のTiken Jah Fakoly(ティケン・ジャー・ファコリー)。彼は故国を追放され、マリへ、そしてフランスへ渡りました。それで、この歌ですね……

                                                     ◇

いよいよ11月も終わりですね。今年もラスト・スパートです!

ワークショップ!



発表しましょう!

◆東京文化発信プロジェクトにおける「学生とアーティストによるアート交流プログラム」
 WHAT AM I DOING HERE ?

主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(東京都歴史文化財団)、明治大学
企画:明治大学大学院  新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系
          管啓次郎研究室
日程:平成21年12月~平成22年2月

第1回:土地をめぐる言葉 12月20日(日)
ワークショップ:「東京を書く」
          清岡智比古+管啓次郎 13:00~17:00(定員15名)

トーク     :「東京詩」  
          清岡智比古+管啓次郎 18:00~20:00(定員30)

言葉で土地をどのように語ることができるのか?
例えば「東京」について書いてみる。
詩はどんなふうに東京を書いているのだろう。

※ワークショップでは、実際に都内を移動するため交通費が必要です。公共交通を使う予定です。500円ほどご用意ください。

■申し込み方法
どなたでも無料でご参加いただけます。
ワークショップとトークは、それぞれ単独でお申し込みいただけます。もちろん両方のお申し込みも歓迎です。
参加を希望するワークショップ名・トーク名、お名前(フリガナ)、年齢、性別、連絡先(電話、住所、メールアドレス)をお書き添えのうえ、下記の申し込み先までお送りください。

※メール・FAXの場合は、件名等に「WHAT AM I DOING HERE?」参加申し込みであることを明記してください。
※FAXの場合は、それぞれの実施日の1週間前までにお申し込みください。
※申し込み多数の場合には先着順とさせていただきます。

■申し込み先
明治大学大学院 理工学研究科 新領域創造専攻DC系修士2年 宇野澤宛

メール:ce87403@isc.meiji.ac.jp
電話:090-3426-7527
FAX:044-934-7908 (明治大学理工学部総合文化資料室気付)
(FAXの場合は、それぞれの実施日の1週間前までにお申し込みください)
 
ご近所お誘い合わせのうえ!

2009年11月27日金曜日

ワールド映画



今週の火曜日、護国寺にある講談社に行きました。新しい企画の話、といえば聞こえはいいですが、そんなにいいものではなく、企画に入れるかどうかを調査するための準備、といったところです。そしてこれは、たまたまわたしが出かけて行ったわけですが、共同研究に関することで、わたし一人のことではありません。

それにしても、講談社のビルは立派! 26階建てで、わたしたちは3階の喫茶部で話したのですが、ここもゆったりしていて、豪華というんじゃないけれどいい感じ。そこここで、ゲラやらマンガの下書き(?)やらを開いて、話し合いが行われています。制作の前線なんですねえ。

そして今日の午後は、研究室で来年度のシラバスを書きました。今やっている「フランス映画ゼミ」は今年度で終わらせて、来年度はその延長である「ワールド映画ゼミ」を新装オープンさせる予定です。

ここでもご紹介した「シリアの花嫁」や「キャラメル」、そして「イブラヒムとコーランの花々」などを中心に、比較的時事性(というか現代性というか世界性というか)が感じられる作品を見ていこうと思っています。わたしももちろんベンキョーします!

といっても、一応どこかでフランスを意識しながら、ということはあります。世界の色々な映画をムヤミに見ても、それはそれで面白いと思うのですが、半期で少しまとまりを出そうとすると、やはりどこかに仮にカメラを据えるほうがいい気がするからです。前にも書きましたが、たとえば「シリアの花嫁」なら、国境地帯で働く国連の女性事務員がフランス人なわけですが、彼女の来歴を少し想像してみる、とか……

どうなることやら!(でも楽しみです!)

2009年11月25日水曜日

書評



今日はいいことがありました。

午後左右社から、22日(日)の東京新聞に『東京詩』の書評が掲載された、という連絡がありました。書いてくださったのは、詩人・俳人の八木忠栄氏。

そこであわてて近所の新聞屋さんに問い合わせて、3軒目でやっと、「あと1 部だけ」22日の新聞が残っている店が見つかりました。で、走っていって(←比喩ですね)見てみると、おお、写真はカラーだし、書評の内容もわたしにとって嬉しいものです。

で、ためしにネットでも探してみると…… ありました! これです。

http://www.tokyo-np.co.jp/book/shohyo/shohyo2009112201.html

ありがたいですねえ。そしてこの本をきっかけに、少しでも詩のファンが増えると嬉しいんですが。

では最後に、わたしの好きな八木さんの句です。

崩れゆくああ東京の雪だるま

ここにもまた、東京があります。

2009年11月23日月曜日

収録(久しぶり!)



今日は朝7時に起床して、久しぶりの収録に出かけました。

今日の収録は、ある企画物の中心となるスキット全編です。(来春には、お披露目できる予定です。)出演者は5人(男性3人、女性2人)で、夏に『フラ語入門』のCD収録をお願いしたシルヴァンさんもいます。

収録する量はかなり多いのですが、現場には、録音の技術さん以外にも、フランス語が堪能な編集担当の女性が一人、原稿とにらめっこしていてくれる優秀なスタッフが3人、そしてもちろん我らがレナさんも目を(耳を?)光らせているので、まあわたしとしては、ほとんど観客の気分です!

レナさんは、「そこはね、まじめで、冷静で、ちょっと母性的な感じで!」とか、「好きなんだけど悟られたくない感じで!」とか、難しい注文を連発していましたが、みんながんばって応えてくれるのでした。

中で、意外な発見がありました。指示通り「ナンパ」風に演じただけなのに、Toi, t'es pervers ! (おまえ、イヤらしいぞ!)と言われてしまった男性は、すぐさま、Moi, pervers !  と返していたのですが……

これ、どうやら、「おれ、ターザン、おまえ、ジェーン」 Moi, Tarzan, toi Jane  を踏まえているらしいのです。全然気が付きませんでした! フランス流ギャグ、むず!?

もうひとつ、ちょっと嬉しかったことは、昼ごはんのお弁当中に起こりました。出演者の先生たちは、みんな大学やら日仏やらの先生たちなので、自然な流れで、どんなフランス語の授業をしているのか、という話題になり、ある先生が「音楽や、映画を使って」と答えたのです。でそこから、話題は「好きなミュージシャン」に移り、みなさんいろいろ(ロック系が多かったのですが)挙げた後、わたしも尋ねられたので、迷わず答えました、最近のお気に入りは、Bisso na bisso です! と。

するとみんな、それだれ? な感じだったんですが、ひとりシルヴァンさんだけは、ああ、いいですよね! と言ってくれたのでした。わたしは初めて、誰かと Bisso na bisso の話ができました!

(そうです、実は3週間ほど前(11月2日)に、ここで彼らをご紹介したのですが、そのあとも、わたしは彼らの2枚のアルバムを、繰り返し聴いているのでした。好きになってます!)

で、予定より2時間も早く、14時過ぎに収録を終えると、今度は場所を移動して写真撮影です。

スタジオは、まあなんというか、天井の高い物置といった風情で、壁際には、使用済みの小道具大道具が放置されています。でも、カメラマンのおじさまは楽しい人で、撮られる人をうまく乗せてくれます。う~ん、プロなのね…… で、撮影が終了すると、出演者のみなさんとはお別れです。Merci !

その後、また場所を移して、今度は各部署のスタッフたちと打ち合わせです。さっきも書きましたが、みんな優秀なので、こうなるとつい色々任せてしまう今日この頃…… 以前は、すごく細かいところまで神経を使っていた時期もありますが、この頃はむしろ、この人に任せれば大丈夫、と思った時には、もうほんとにその人に任せてしまいます。そのほうが、いい気がするんです、なんとなく……(いや、さぼってるだけじゃありません!)

というわけで、仕事をしたような、ただ見てただけのような、ビミョーな(でもとても楽しい)1日でした。

さて、また明日からも、ひきつづき張り切りましょうね!

2009年11月22日日曜日

新・神の手 続



先日のアンリの「神の手」、予想以上に盛り上がってる(?)というか、ここまでやるか! というです。「神の手」ゲームもあります。ま、ばかばかしいですけど!(ついやっちゃったわけですね)

http://fr.sports.yahoo.com/football/blog/footito/article/3317/

2009年11月21日土曜日

Vous êtes invités ! (You are invited ! )



今日は土曜日、そして明治大学理工学部では、今年もホーム・カミング・デーが開催されました。

去年に引き続き、今年もわたしは「雑用係」として参加しました。前回の「雑用」は受付業務でしたが、今年は誘導。つまり、通路の途中に立って、こちらです! なんて声を張り上げるわけです。そんなの楽そう? そうです、楽です! ただ、日陰の吹きっさらしなので、さむ!

ま、そんなことは置いといて……

みなさん、特に『東京詩』に少しでも興味を持ってくださったみなさん、ちゃんと12月20日は開けて頂いていますか? 詳細は今詰めているところですが、とにかくその日、お茶の水で、「東京詩」関連のワークショップを開催するのは決定していますので、ぜひお気軽にご参加ください! 前にも書いたとおり、もし参加してくださるなら、je vous invite、 無料です!

それからついでにもうひとつ。

鬼が笑う来年の2月4日、池袋ジュンク堂にて、やはり『東京詩』関連のトーク・イベントが開かれる予定です。 ゲストには詩人が2人。清水哲男さんと木坂涼さんです。おお、これは緊張します! まあ形としては、素晴らしい2人の詩人に、わたしが色々質問させてもらうことになるでしょう。何を教えてもらうか、今から楽しみです!(こちらは有料だと思いますが、コーヒー代+α くらいのはずです。)

でも…… とりあえずちゃんと仕事して、年を越さないと!

2009年11月19日木曜日

新・神の手



今日は寒かったですね~ 授業をしていても、しんしんと冷えてくるようでした。

で、サッカーです。苦しんでいたフランス・チーム、やっとWカップ出場を決めたようです。でも、このアンリのパスって……

http://www.youtube.com/watch?v=4KIqwTNm8ZA

そうなんです、いくつかフランスの記事を読んでいたら、たとえばこんな一節;

Et c'est presque un miracle, puisqu'il a fallu la main de Dieu, qui s'appelait Thierry Henry, pour que les tricolores égalisent au bout de la nuit.

要は、結果としてフランスが勝つためには、アンリの「神の手」が必要だった、と書かれていて、単なる比喩かと思っていたんですが…… こんなことだったんですね。

かつてはマラドーナの「神の手」が有名でしたが、きっとこのアンリのプレーも、「新・神の手」として、フランスでは記憶されることになるのでしょう。 

ちなみに、あのドログバ率いるコート・ディヴワールも、Wカップにやってきます。ドログバ、どんなゴールを決めてくれるんでしょうか? 

*画像は Henry (右)と、ゴールを決めた Gallas。

2009年11月17日火曜日

若者よ!




今日は寒くなるという天気予報だったので、思わず厚着をして行きました。で、ちょうどよかったです。

「フランス映画ゼミ」では、今日は映画をお休みして、みんなで感想を言い合う日にしました。まあ、こちらの意図に合わせてという部分もあるでしょうが、「自分と違う感想を聞けて、見方が広がった」と言ってくれる学生も多く、やはり見っぱなしよりはベター、かな?

中に、「世界」という言葉を、かなり本気で発する学生がいて…… もちろん、個人が「世界」を理解するなんてことはできない、というか、何ができれば「世界」を理解したことになるのかさえ分かりませんが、それでも、一所懸命に「世界」という言葉を絞り出す姿には、ちょっと打たれるものがあります。

吉本さん風に言えば、それは「世界意識」というものの萌芽なのかもしれません。人類史的に見れば、植民地主義という悪夢を通して世界の版図が認識されていく過程で、こうした意識は醸成されていったのでしょう。そして個人のレベルで言えば、今彼は、そうした意識に開かれようとしているのでしょう。

だからゼミでは、たとえば映画「憎しみ」を、歴史意識を通して見ること、つまり、圧縮された時間が流れ込む<現在>としての作品に向き合うこと、などの話になりました。(おお、こうして書くと、なんだか真面目にゼミやってるみたいでしょ!?)それはまあ、当たり前のことだけど、やはり18, 19 歳の時に、ちょっと考えてもいいことだと思います。

少しでもお役に立てたらいいんですけどねえ。

2009年11月15日日曜日

こんなインタヴュー



今日の東京は、とても気持ちがよかったですね。まあ、ほぼ1日VAIO の前にいたんですが……(涙)

さて今日は、たぶん今頃台湾から帰国したはずの、管さんのインタヴュー記事のご紹介です。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/doyou/CK2009111402000213.html

なるほどねえ。で、管さん本人のプチ訂正がこれです。

            ◇

ぼくが「クレオル文学」という呼び名を使うのはクレオル語で書かれているか、会話の大きな部分がクレオル語になっているものだけ。英語圏のウォルコット、キンケイドはもちろん、フランス語圏のコンデやグリッサンも「クレオル文学」と呼んだことはない。「カリブ海文学」ないしは「アンティーユ文学」。


アメリカに最初に留学したのは、20年前ではなくほとんど30年前。

『ホノルル、ブラジル』と『本は読めないものだから心配するな』はまったく内容も性格もちがう本で、後者はいわば『コヨーテ読書2』としての意味をもっている(これだけ、ちょっと強調)。

            ◇

インタヴューを受けたとは聞いていましたが、こんな形でみんなで読めるのはいいですね。

さて、11月も半ばですが、なんだか仕事がたまっていきます。がんばりましょう!(オー!)

2009年11月14日土曜日

AFRICA


今日は気になっていた写真展、セバスチャン・サルガドの「アフリカ」を見てきました。

http://www.syabi.com/details/sarugado.html

会場はやや狭かったんですが、迫力ある、というか、考えさせられる、というか、美しい、というか、すべてアフリカ関連の写真で構成されています。

サルガドは、キャリアの途中から写真家になった人で、たとえばルワンダには、写真家になる前にも後にも行っているようです。そしてそれは、あのジェノサイドの前後でもあります。わたしは歌手のコルネイユが好きで、彼が家族を失ったこの悲惨な事件のことを、もう少しはっきりと感じたいと思っていたので、この写真展は見逃せないものでした。

そうなんです、やっぱりこうして、ジェノサイド3日後にできた難民キャンプ、の写真などを見ると、数字だけの記述とは違う何かを感じます。これが国境地帯、これがジェノサイドの爪痕……

もちろん、アフリカの風土の、人の、野生の、「美」も、サルガドは捉えています。決して、何かを告発するためのだけの写真ではないと思います。

そしてついでに、地下で開催されている「写真新世紀東京展」も見ました。こちらは無料です。

http://www.syabi.com/details/canon2009.html

実は今日は、グランプリ受賞者のトークイベントがあり、こちらも少し聞いてきました。う~ん、若いっていいですね!(ま、若くないものいいです、わたしもそうだし!)

これ、無料の割りには面白かったです。若い写真家(の卵たち)が、自分の作品集を並べていて、それをめくるのもわくわくしました。青い青い東京の夜景や、電車の網棚で寝てる男とか、暗い部屋でディスプレイを見つめる少女とか……

恵比寿は、街が変わってもう10年以上になるはずですが、まだまだ新しい感じがしますね。

2009年11月13日金曜日

1号店



今日の朝日新聞の紹介記事、わたしが(根拠なく)想像していたより大きく扱ってもらっていて、とてもありがたいものでした。(Sさんに、感謝!)

直接の反応はただ一人、それは仲良しの学生の一人、K君です。彼はわたしの授業終わりを待っていて、「見ましたよ!」と言ってくれました。勤め先である生田キャンパスは、厳密には神奈川県なのですが、彼は目黒に住んでいるので、東京版が見られたわけです。

それから、「見ましたメール」も2通いただきました。ありがとうございました!

              ◇

さて、ところでみなさん、今日の画像、誰だか分かりますか? このモナリザの中に浮かんでいるのは誰? そしてなぜこんな合成?

今日の2年の授業では、前回の「ファッション・チェック」とは変わって、(batayam のブログがきっかけになった)「アップル、パリ1号店」の話題を扱いました。その店は、最近マックもできたルブチカ(「ルーブルの地下」ね)にできたのです。だから……

画像は、apple のCEOである、 Steve Jobs です。そうです、ルーブルの「顔」と、apple の「顔」を重ねたんですね。

ただ学生に訊くと、ビル・ゲイツは知ってるけど、それ誰? っていう反応も少なくありませんでした。(理工学部なんですけどね!)ま、もちろんわたしも、わかりませんでしたが。

さあ、明日は土曜日です。今週は早かったなあ……

2009年11月12日木曜日

明日の朝刊


今日の東京は寒かったです。みなさんのところはいかがでしょう?

さて、明後日の土曜日、谷口ジローさん登場のイベントがあります。1000円ポッキリ!

https://academy.meiji.jp/shop/commodity_param/ctc/60/shc/0/cmc/09260006/backURL/+shop+main

谷口さんというと、かつてのイベントで、目をキラキラさせてサインの列に並んでいたフランス人の若者たちの姿が忘れられません。

そして、これは東京限定なんですが、明日の朝日新聞の朝刊(東京/多摩版)に、『東京詩』の紹介記事が載ります。(2週間ほど前に、新宿で取材してもらった、あれです。)よろしければ、御覧下さいませ。

(そういえば、日経マガジンという、日経新聞の付録雑誌でも、関連記事が出してもらえそうなんですが、これはまだ期日未定です。載せてもらえるだけでありがたいです!(なにしろ「詩」の本は、紹介してもらえる機会が少ないので……)

といわけで、明日はわたしも早起きして読みます!(っていうか、1時間目から授業だし!)

            ◇

業務連絡 : カトー君へ(明日までの詩の宿題について)

メール貰いましたが、なぜか返信不能です。でお答えは、(萩原恭次郎的)「ヴィジュアルな詩」のほうです。この場合、状況設定は自由です、が、決めにくいようなら、「生田農工大学」でもいい、ということです。(この場合は、白秋の「物理学校」も意識して。)

2009年11月11日水曜日

それが突破口



昨日は朝8:20 に大学につき、夕方 6 時からの会議を終えて大学を出たのが 8:20 。おお、ちょうど12 時間大学にいました。(ただ、去年はそれが目新しかったのですが、最近はそうでもないですけど。)

さて、先週の2年生の時間には、またもや「子供新聞」にピンと来るものがなかったので、フランスの雑誌 ELLE のHP 上にあった、street style という、いわゆる街頭ファッション・チェックの記事を読みました。

http://www.elle.fr/elle/Mode/Mode-street-style/Street-Style-Comment-portez-vous-le-jean/(gid)/972967

こういう記事を授業で扱うのは初めてだったので、ちょっと学生の反応が心配でしたが、結果としては、悪い反応ではなかった気がします。いつもは白黒印刷でプリントを作るんですが、さすがにファッション記事で白黒もねえ、というわけで、カラー印刷の豪華版プリントです。

こういう記事だと、身近なファッションでいいかな? と思っていたわけですが、それよりも、むしろ写真に現れた「個人」、およびそのファションというある種の「個人情報」に、具体的な興味が湧いたようでした。つまり、いわゆる「今年の流行」のうような匿名性の高い記事より、こういう具体的&個別的ケースのほうが、ということです。

でもまあ、そうかもしれませんね。たとえばわたしたちがあるテーマについて知りたいと思う場合、その「概説」も悪くはないけれど、むしろそのテーマを具体的に生きている個人に接近することのほうが、入って行きやすい気がします。ラップが知りたい? それなら誰か一人、好きになれるラッパーを見つけること! ですね。

で、その授業がまた明後日です。さあ今週は、何を使おうかなあ??

2009年11月9日月曜日

Vincent 讃




今日の東京は、ずいぶん暖かく感じました。昼間の電車では、つい半袖に! ま、わたし以外にはいませんでしたけど。

この土・日・月は、ひとつまとまった(というほどでもないんですが)仕事を終わらせる予定でしたが、なんとこれが、日曜の夜までに終わってしまいました。えらい! というわけで…… そうだ、映画に行こう!

で行ってきました、「ジャック・メスリーヌ」、第1部、ノワール編です。新宿武蔵野館の、84席という小ぶりな「箱」は、シルバーの方々でほぼ満席でした。

映画は、まずまず、というか、十分面白い部類だと思います。特に、ヴァンサン・カッセルはいいですねえ。わたしは好きな俳優です。荒くてか細くて、強くて弱い。ジャックという人間の二面性、というか、多面性、複雑さというか、そういう単純じゃない部分を魅力的に演じていました。

(なんだか、ネタバレが怖くて、びびった書き方になってます!)

約2時間、飽きるところはほとんどないし、ジャックがケベックに逃亡していた時代の描写には、モントリオールの風景がちょいちょい現われ、まあ4か月前にたった1週間いただけですが、それでもなにやら馴染みな感じ。特に、地下鉄シェルブルック駅のホームの場面は、何度も乗り降りしたところなので、ミョーにリアルでした。で……

う~ん、これは書くとネタバレ気味なんですが、でも背景を知っていたほうが明らかに面白いので書きますね。まあ、ご存知の方も多いと思いますが。(だから、完全に白紙でご覧になりたい場合は、以下はスキップしてくださいませ。)

旅行後に書いた「モントリオール旅行記」には、以下の記述があります。

               ◇
 
1967年、モントリオール万博を訪れたド・ゴール大統領は、大観衆を前に、市庁舎のバルコニーから演説した。そしてその締めくくりに、彼はこう叫んだ。
 Vive le Québec livre ! 「自由ケベック万歳!」

 この発言は、明らかにケベックの独立を支援するものだったから、その後カナダ政府から、「内政干渉」との批判を受けることになる。もちろん、ケベック独立賛成派にとって、これはきわめて頼もしい発言と受け取られもしたわけだが。

               ◇

なんてことないですけど、このVive le Québec livre ! は、ケベック人で知らない人はいないようです。さあ、いったいこのセリフが、ジャックとどう繋がるんでしょうか!

今日見た第1部が面白かったので、これは第2部も見ないと。R15で、やや暴力的なシーンもあります。またわたしには、ジャックのマッチョな部分や、精神構造のあり方(大げさか!?)自体に、「?」と思われる箇所もありました。でも、プロらしい時間の処理、ウェットになり過ぎない演出、そして俳優の魅力などを考えれば、これはお勧めできる作品だと思います。特に、ハードボイルドな文体の小説が好きな方なら、まずイケルと思います!

(前回のブログ中に、一つ誤りが。公開は「2週間」と書きましたが、これは間違いで、上映は12月上旬までを予定しているそうです。タイム・スケジュールが決定しているのが、「2週間」ということでした。お詫びして、訂正いたします。ーーその部分は既に訂正しました。)

2009年11月7日土曜日

Jacques Mesrine




今日は土曜日。11月も第1週が終わり、東京はそろそろ紅葉の見ごろ、かな?

そういえば今日から、フランスで大ヒットした映画、「ジャック・メスリーヌ Jacques Mesrine」が公開されます。このメスリーヌなる人物は、<社会の敵N.1 >と呼ばれた稀代の悪党で、映画は彼の人生を描きだしたものだそうです。

というわけで、彼の波乱万丈の人生を描くには1本じゃ足りない! ということなのでしょう、ノワー編とルージュ編の2部構成、しかもそれぞれ2時間ほどある大作です。(それぞれ、別の映画として扱われ、料金は別です。ただ新宿武蔵野館などでは、その気になれば2本続けて見られるタイム・スケジュールです。)

http://vincent-cassel-movie.com/index.html   このHPには、予告編もあります。

主役は Vincent Cassel なんですが、まあ、彼しかいないでしょう! とっても面白そうですが、上映期間が約1か月です。行けるかな?

2009年11月5日木曜日

World Series MVP


今日はもう、松井選手に尽きるでしょう。今日の彼の打席は、いいようのない静けさが漲っていました。HRもヒットも素晴らしかったけれど、あの、大歓声の中の、冴えた湖面のような静寂さは、こちらも言葉を失うかのようでした。

松井選手の第4打席、ヤンキースタジアムに湧き起こった「M・V・P!」の大合唱……。これもいい場面でした。


そして、これで今年のメジャー・リーグも終わりですね。いつか、メージャーの試合を見たいです!

2009年11月4日水曜日

Bach meets Gubaidulina


今日はちょっと立川に出かけ、ちょっと入ってみた本屋で、左右社の3冊がどれも平積みになっており、不思議な嬉しさを感じました。

しかも管さんの本と波戸岡さんの本は、細い通路をはさんでほぼ向き合うように並んでおり、まるで廊下で立ち話でもしている風情。もちろん本屋さんは、そんなことを考えて並べたわけではないでしょうが。

で、その書店の1階下にはHMVが。どうじても引っかかっちゃいます。

今日は、まず安売りしていた Luciana Souza の新譜を発見。「ニュー・ボサノヴァ」と呼ばれる彼女の音楽はお気に入りなのに、この新譜は見逃していました。1500円也。

もう1枚は、これもたまたま見かけたもので、タイトルは「バッハ・ミーツ・グバイドゥーリナ」(画像)。グバイドゥーリナと言えば、あのクレーメルが弾いた「オッフェルトリウム」の印象が今も強烈ですが、「バッハ~」に収録されたヴァイオリン・コンチェルトは、世界初演とあります。う~ん、聴いてみましょう。

で、聴いてみました。実はこのアルバム、バッハのヴァイオリン・コンチェルト1&2番とのカップリングで、ヴァイオリンはアンネ・ゾフィー・ムター。わたしの記憶では、ムターのヴァイオリンはもっと丸々とした音だったはずですが、このバッハは枯れている感じ。そしてその結果か、ヴァイオリンがほとんど二胡に聞こえます。つまり、人の声のように。

そしてグバイドゥーリナです。これは…… 出だしはこんな風です。

http://www.youtube.com/watch?v=37e3pu8piuE

もちろんこのあと、オーケストラも加わるわけです。

現代音楽については、わたしはもちろんまったくの素人ですが、なぜか好きは好きです。古いところでは、バルトークの弦楽四重奏から、アルヴォ・ペルトやこのグバイドゥーリナまで、わけはわからないのですが、わりと好き。ま、わからなくても好きっていうのは、わたしの場合たとえば詩だってそうです。

でもまあ、やっぱりバッハは偉大です!(って唐突なまとめ。でもマジです!)

2009年11月3日火曜日

Prix Goncourt 2009



2009年のゴンクール賞は、マリ・ンディアイのTrois femmes puissantes 『三人の強い女たち』に決定したそうです! マリさんに、日仏の本屋の中でサインしてもらって、ちょうど1年、おめでたいですね! 

決定発表のヴィデオがありました。

http://www.academie-goncourt.fr/

とにかく、おめでとうございます!

2009年11月2日月曜日

晴れた!





会って話したことがなくても、なんというか、ある種の信頼感というのは成立するものですね。というのも、PC音痴のおじさんが困っていると、ちゃ~んと教えてくれるえらい人がいるからです。

何の事かといいますと、土曜日以来ここにアドレスが貼れなくて困っていたのですが、batayam がブログで教えてくれました。だからもう、貼れます! (土曜のやつを復習・整理しますね。)

http://www.bisso-na-bisso.com/video  ←Bisso Na Bisso の Show ce soir

次は、同じ Bisso Na Bisso で、全編セネガル撮影というTata N'Zambe。

http://www.youtube.com/watch?v=8Kve3cWM5QI  

このヴィデオの1番最後に出てくる建物は、ダカールの沖合3キロのところに浮かぶゴレ島(負の「世界遺産」です。)にある、かつての奴隷収容所(画像)に間違いないでしょう。ここで奴隷売買をしていたのは、もちろんフランスですね。

そしてメンバーの一人、Passi の Chambre de gosses はこちら。

http://www.youtube.com/watch?v=tx6xImK7Fvo

ほら貼れた! 晴れた! Merci, Batayam ! (フランス語オベンキョー中のみなさん、良き仲間がここに! (http://batayam.blogspot.com/

2009年10月31日土曜日

http://www.bisso-na-bisso.com/video


さて、週末です。久しぶりに、新曲いきましょうか。

今日ご紹介するのは、2カ月くらい前からフランスでヒットしていて、今もその人気が続いているという曲です。グループ名は、Bisso na bisso 。メンバーはコンゴ系フランス人で、10年振りにメンバーが集まって曲を作ったようです。wiki によれば、グループ名は「entre nous (わたしたちの間で)」という意味だそう。このShow ce soir という曲、なかなか元気があって、気に入ってます!

(なぜでしょう? 今日に限ってアドレスをここに貼り付けることができません。しかもなぜか、タイトルの欄には貼り付け可能なんです。というわけで、すみません、アドレスはタイトルです!)

ちなみに、この曲が入ったアルバムは「アフリカ」。で、Bisso na bisso は、You Tube にいくつかありますので、よろしかったらどうぞ。ちなみに、Nata N'Zambe という曲は、全編セネガルのダカールで撮影したとか。こんなとこなんですねえ。

そしてメンバーの一人、Passi の Chambre de gosses も、なかなか美しいラップです。(すみません、You Tube のアドレスが全然貼れません! もしかして貼れなくなった?)

2009年10月30日金曜日

秋の一日


朝、いつものオレンジを食べながら、BS「世界のニュース」を見る。フランスでは、ホームパーティー形式の下着販売のレポートも。

通勤。まだちょっと眠かったので、いつのも吉本の講演はお休みして、久しぶりに「悲しみよ、こんにちは」の朗読を聴く。読んでいるのはカトリーヌ・ドヌーヴ。時々舌足らずな感じになるのが、彼女の癖。

大学到着。1時間目は、2年生のフランス語。ジャック・プレヴェールのDÉJEUNER DU MATIN 「朝食」という詩を読む。実はこのクラス、フランスの「子供新聞」を読んでいるのだが、今週はこれといった記事がなかったので、この詩を選んだ。ついでに、プレヴェール略歴を wiki. から短く引用したものも。

「……彼は立ちあがった わたしに話しかけずに わたしを見ずに……」

2時間目は、3,4年生のフランス語。今日のテーマはワイン。フランスでは女性はワインをつがない、というコードと、キリストの血としてのワインとの繋がりについて。

授業後、一人の学生が質問に来る。しばらく前の授業の時、先生がしゃべっていたコンゴの話、もう少し詳しく教えてください。じゃあちょっと研究室行こう。

じゃあこの本(『世界中のアフリカへ行こう』)貸すよ。でもどうして知りたくなったの? ボク教職課程とってるんですけど、その中のゼミで発表しなくちゃいけなくて、この前の先生の話聞いて、ちょっと興味持って。調べてみようかなって。

昼食は、大学近くの食堂へ、総勢4人で。ロースかつ定食。近々開かれるイベントの相談。また、ミスター・ハプスブルクから、『東京詩』を読んでくださったという報告。「匠気はないね」と言われ、気を良くする。そしてなぜか将棋の話になり、碁の話にもなる。 

研究室に戻り、小テスト(2クラス分)とゼミのレポートをチェック。「東京詩」ゼミでは、第1部(1900~大震災)の中の、気に入った詩を選んで感想を書く、という内容。面白いのは、学生の選んだ詩が、まるでバラバラなこと。でもまあ、学生が好きな詩を増やしてくれれば、それでこのゼミの最低ラインはクリアー。

それからちょっと仕事。例のレナさんと取り組んでいるもの。なかなか進まないが、まあ少しずつでも。

帰り道。今度はいつもの吉本を聴く。ちょうど鴎外についてが終わったところだったので、あらたに、太宰と鴎外、という講演を聴き始める。もちろん面白い。

夜、NHKのニュースで松井のホームランを見る。とても技巧的なバット運びで、しばし見とれる。

円楽の訃報。落語家としては、わたしは六代目円生が一番好き。けれど円楽がまだ星の王子様と言われた頃は、彼をテレビで見るのが好きだった。

そして…… 早くもブログを書き始める。今日もまた、いい日でした……。(このごろ深夜は、帰ってきたスピーカーで、ショパンのノクターンを聞くのが日課です。おセンチか!?)

Martin Parr


ちょっと旧聞なんですが、イギリスの写真家 Martin Parr が、パリで個展を開いたお話です。彼は、コレクターとしても有名だそうで、ヴィデオには、なんだか変な物も映っています。でも、面白そう! う~ん、日本でやったら間違いなく行くんだけど。


                 ◇

ここ数日は、「レナさんとの企画」に励んでいます。でもまだ、1回の表攻撃中、という段階。先は長いです!

今週は火曜がお休みなので、ちょっと楽、かな? (まあわたしは、大学行くかもしれませんけど。)今週も元気で!

2009年10月28日水曜日

冬ソナ以来!


「まいにちフランス語」の再放送も、かれこれ4週目に入りました。で、さきほどNHK出版のベテラン編集者アキ子さんから、嬉しいメールが来ました。無断で転載いたしましょう。(いいですよね、アキ子さん?)
            ◇

お知らせするのを忘れていました。

なんと!10月号と11月号のテキストが増刷になったのです!!
過去に,冬ソナ効果で,テレビのハングル講座が増刷になったことはありますが,他のテキストでは初めて!!!
もちろん,応用編が新作だったこともあるでしょうが。

            ◇

そうですね。応用編の杉山先生の講座が新作で、この応用編を待ってた方はかなりいたはずなので、大半は杉山先生のおかげだと思われます。それでもまあ、レナさんやわたしも担当している時の増刷、嬉しいですねえ。リスナーの方に、感謝…… 

そうそう、杉山先生は、今春に『フランス語でつづる私の毎日』を出版なさっています。「今日あった出来事を手帳にちょっとメモすることから始めてもいいですね」と杉山先生もおっしゃる通り、気軽にトライすると、楽しみながらベンキョーになるという、とてもいい本です。


ちょっと気を良くしたので、またストリーミングの場所を張っちゃいます;

http://www.nhk.or.jp/gogaku/french/kouza/index.html  所沢から新橋へ!?

            ◇

今日、多摩センターというところにいたのですが、なんと、もう大きなクリスマス・ツリーの準備にかかっていました。なんだか、押し詰まるというか、押し詰められるというか!

12月20日!


お知らせです! まずは管さんのブログをコピペしますね。
                ◇

お待たせしました。われわれの企画が、東京都歴史文化財団東京文化発信プロジェクト「学生とアーティストによる交流プログラム」に採択されました。

題して「What am I doing here?」。宇野澤昌樹をコーディネーターとして、2009年12月から2010年2月にかけて、猿楽町校舎(お茶の水)を舞台に数々のワークショップ、セミナーを順次開催します。総予算は200万円。

各イベントの詳細は、そのつどまたお知らせしますから、ここ(http://monpaysnatal.blogspot.com/)をたびたびチェックしてください。基本、日曜日開催です。さて、どんな驚きが待っていることか。

第1弾は12月20日、清岡智比古さんとぼくによる詩のワークショップ。カレンダーにでっかく赤丸を、青丸を、足りなかったらpaint it black!

               ◇

というわけで、最後はストーンズまで登場するのです。(ただし、当日のストーンズ参加は未定です!?)

このワークショップ、参加費は無料です。(ただし、東京の中を移動する可能性があるので、その場合交通費などの実費はかかるでしょう。)

また、上に説明があった通り、このイベントには「東京文化発信プロジェクト」という側面があり、オ、それなら「東京詩」と重なる部分があるぜ! ということで、わたしも参加させてもらえることになったのでした。

というわけなので、このワークショップを満喫するには、『東京詩』を読んでいただいておくとベターです!(それが1番高いじゃん!)参加者みんなで、たぶん実際に「わたしの東京詩」を作ってみたりすると思います。(詳しくはこれから相談して決めます。)楽しそうでしょ?(画像は「九段坂」。)

というわけなので、12月20日(日曜日)、カレンダーの赤丸青丸のとなりに、❤ 印も !

(これ以降も、東京写真、東京住居など、おもしろそうなワークショップが目白押しです!)

2009年10月26日月曜日

Pas mal !


今日は雨の中ちょっと大学へ。レナさんと打ち合わせも兼ねています。

昼ごはんは、レナさんと、ドイツ語のM先生と3人で食べました。M先生はオペレッタの研究をしていて、フランス語も勉強なさっています。しかも独学。しかもかなり上手。「発音いいですね~」と、レナさんも感心していました。

M先生は、つい最近パリに滞在していたので、話はパリの食べ物の話に。Saint-Antoine 通りの讃岐うどんがうまかった、とM先生がいうと、ああ、わたしもその店よく行きました! とレナさん。和食好きの彼女は、かつてパリにいたとき、この店のうどんで心を癒していたとか。言葉の苦労のまったくないレナさんでさえ、パリはなかなかにストレスフルだったようです。

午後は研究室で仕事、の予定だったのですが、HクンやTさんや院生のUクンなどが訪ねてきてくれ、楽しくおしゃべりです。

Tさんとは、ゆっくり話すのは初めてなのですが、実は彼女、前期にフランス映画ゼミに出ていて、レポートのうまさで目立っていた学生です。三重出身で建築学科の彼女は、聞けば英語は波戸岡先生、中国語は林先生と、仲間たちの授業にも出ているのでした。ちょっと不思議。

実家では、まあ地元の大学でもいいんじゃない? という意見もあったそうですが、結局東京(神奈川のキャンパスですが)に行くことを許してくれたそうです。一人暮らしは大変だけど、充実している、というので、とてもいい選択だったなあと思いました。

で最後は、レナさんと仕事の打ち合わせをきちんと。ああ、彼女との仕事、だんだんお尻に火がついてきました。(比喩ですよ!)でも、こちらもだんだん気合いが入ってきたので、まあ大丈夫でしょう。(希望)

というわけで、悪くない1日でした。明日はゼミ!

2009年10月25日日曜日

The "sound" is back !


約2週間ぶりに、部屋に「音」が帰ってきました! 久しぶりの対面に、喜び合っています。

そうです、20年親しんだダイヤトーンが、修理とチューニングを終え、やっとその定位置に戻ってきたのです。チューニングによって、少し低音が厚くなり、そのせいか全体のバランスもどっしりした感じがしますが、この音は、まぎれもなくあの「音」です。

この「音」は、もちろん最高の音というわけではなく、あくまでわたしが馴染んでいる「音」にすぎません。ただ、ダイヤトーンが不在だった期間、押し入れからひっぱいり出したもう一つのダイヤトーン(といっても、サイズは6分の1ほど)を鳴らしても、まったく「音」は聞こえてこなかったので、なんというか、やっと安心してCD をかけられるようになりました。

スピーカーなんかに入れ込むのは、たしかにいかにもオジサン風ですね。(Oui, je le sais bien !)でもねえ、やっぱりスピーカーって音が違います。帰ってきたダイヤトーンは、それほど大したのもじゃないんですが、それでも、大きな空気感、動きのある低音、クリアーな高音、そして(特にオーケストラの)奥行きなど、チビ・ダイヤトーンには求められないものが体現されています。

わたしも i-pod 愛用者で、その便利さの恩恵に十分浴していますが、i-pod でクラシックを再生することはほとんどありません。クルマや電車に乗っていて、「未完成」の出だしが聞き分けられるとは思えないし、たとえばバッハというのは……

バッハの音楽は、なんだか逆説めきますが、沈黙へ向かうものだという気がします。そしてその沈黙の影が、たとえ一瞬でも垣間見えるのは、たとえばスピードのある低音の向こう側にだけだろうと言ったら、言いすぎなんでしょうか?

明日の東京は雨らしいですが、今週も、元気にいきましょう!

2009年10月24日土曜日

「プールサイド小景」


今日は土曜日、ですが会議が2つあり、わが愛しの生田キャンパスへ。

生田と言えば、ほぼ反射的に思い出すのが庄野潤三です。彼は晩年、このあたりを舞台とした、どこまでフィクションなのか分からないような小説を書き継ぎました。リアルタイムに続けて読んでいると、あの娘さんのことも、あの動物たちの日々も、他人事ではなくなるから不思議です。(そういえば、金井美恵子姉妹の飼っていたタマの具合が悪くなった時も、それに近い感情が湧きました。)

とはいえ、わたしにとって1番印象深い庄野潤三の作品と言えば、「プールサイド小景」にとどめをさします。これはわたしが小学校6年の時に読んだ(というか読まされた)のですが、そのなんとも不思議な肌触りがとても新鮮でした。いや、新鮮というのとはちがうかな? むしろ、その文章の感触に戸惑った記憶があります。

「プールサイド小景」は、実は読んだだけではありません。コクヨの原稿用紙に、すべて写した(というか写させられた)のです。短編なので、そんなに時間はかかりませんでした。ただ、そこは小学生、知らない言葉が出てくるんですよね。でもそんな場合でも、ただただ写していったんだと思います。

庄野潤三は、1か月前くらいでしょうか、旅立ちました。生田は今日、3時頃から雨になりました。

2009年10月23日金曜日

瘤のないラクダ


というわけで今週も、なんとか金曜の夜にたどり着きました。みなさんも、お疲れ様でした!

先日、加藤和彦の訃報に触れて、小さなことを思い出しました。あれはたしか中学の頃、給食の時間中に放送部がBGMを流していました。当時は、あの深夜放送ブームのころで、わたしもやっとこ洋楽なるのものに目覚め、スリー・ドッグ・ナイトとかレターメンとかシカゴとか、今ではすご~く色あせて聞こえる音楽を聴いていたのですが、少数、日本のミュージシャンのレコード(そういう時代でした)も持っていました。

その中のお気に入りが、あの「悲しくてやりきれない」でした。(もちろん、「♪ 死んじまったダ」のほうも好きでしたが。)そして、この「悲しくて」のB面に、とてもインパクトのある曲が収録されていたのです。それが、「瘤のないラクダ」でした。お時間がありましたら、どうぞ御一聴を!


そして友達の放送部員に「なにかいい曲ない?」と訊かれたわたしは、すかさず答えたのでした、「あるある! 立って歩くブタの歌!」と。(この「豚」、3コーラス目に登場します。でもそれは「豚」じゃなく……)


教室で「瘤のないラクダ」を聞いてから幾星霜、数年前に、「ギロッポン」のショッピング・エリアで、若くてモデルみたいな女の子を連れた、すらっとして、垢ぬけた姿の加藤和彦を見かけました。たしか、麻の黄色いスーツを着ていました……