2017年8月22日火曜日

午後10時の


エッフェル塔の夜景って、
通りがかりに目にすることはあっても、
見に行くことまではしたことがありませんでした。
で、今日、夕食が終わったとき時計を見ると9時過ぎだったので、
これはちょっと寄ってみるかと思い立ち、
メトロに揺られて行ってみました。

どうも同じことを考える人が多いようで、
トロカデロはすでにけっこうな混雑です。
そして10時ちょうどからは5分間ほど、
キラキラとたくさんの白い光が明滅し、
観客は総立ちで動画を撮り始めます。
なるほど、これを待っていたんですね。







2017年8月21日月曜日

Neymar Jr.

Neymar Jr.  ついにParc des Princes に登場しましたね。

https://fr.sports.yahoo.com/photos/photos-revivez-première-neymar-au-slideshow-wp-232525645/p-trois-jours-après-attentats-photo-232525719.html

見たかった……

通りかかったシャン・ゼリゼのPSG店の前は、
こんな感じ。


入店するのに、
待ちが出てました。
で、5分くらい並んで入ってみると、
PSGのユニフォームを着たお客さんが多すぎて、
どの人が店員さんなのか、
見分けがつかないのでした。

混成 〜Way-FayとBlack movie summer

ずいぶん前から行きたいと思ってきて、
やっと今日行くことができた店、
それが、バスティーユ地区(最寄り駅はCharonne)にある、

Way-Fay

です。
今日は日曜だったので、
週末用のランチの Formule があり、
entree+plat  ou    plat+dessert   で15ユーロ、
entree + plat + dessert だと18ユーロです。

ここの料理は、
西アフリカ、特にセネガル料理を基本として、
そこに、トルコとカリブの要素を大きく取り入れている、
という感じでしょうか。
で、それが、現地を再現、ということではなく、
パリらしく混成的に形作られ、
しかも料理として洗練されていると感じました。
たとえば、このアクラ。


アフリカ系の料理の定番のentree であるこのアクラも、
この店にかかると、とてもデリケートな味わいになります。
おいしいです。

そしてメイン。たとえば Eli Mazik は、ヨーグルトソース。


ヤッサ・プーレは、


味を説明するのが難しいのですが、
おいしいのは間違いありません。
デザートのパイン・ケーキも、
いい感じに煮詰まったパインと、
生地の香ばしさがナイス・マッチングでした。

この店の料理は、
料理のうまい人が作っている、という感じがすごくして、
だから、きっとなにを頼んでもおいしいだろうと思いました。
またいつか来たいです。


そして今日、日曜の午後には、
メニルモンタンで、
Black mouvie summer
という小さなフェスティヴァルが開かれていたので、
行ってみました。

https://www.africavivre.com/agenda/festivals/black-movies-summer-le-festival-du-cinema-afro-descendant.html

ちょっとしたステージの上から、今日の内容の説明がありました。


ゲームやグッズの売店などもあり、
くつろいだ手作りの雰囲気です。
来ている人たちは、アフリカ系の人の割合が高いものの、
半分くらいは白人のようでした。
こういうのは、いいですね。

そういえば通りのあちこちで、
このポスターを見かけます。



Amadou&Mariam のコンサート!
彼らのコンサートに、一度も行ったことがありません(涙)
8月のパリは好きですが、
やっぱりコンサートなどは、秋にならないとなんですね。

2017年8月20日日曜日

餃子まで


いろんな場所で、
いろんな人と、
ちょっと会話するという機会がけっこうあります。

今日も、
RERで向かいに座った小柄な女性と、
彼女が日本に行った時の話をしたし、
昨日は、fnac の切符売り場で、
日本に行きたいと思っているというおじさんと、
日本語の勉強方法について話したりしました。
そして中でも印象に残っているのは、
ある順番待ちの列を作っている時に話したおじさんです。
彼はアルジェリア人で、
奥さんとパリ観光に来ていました。
おいしいアルジェリア料理店を知っているかと尋ねると、
まっさきに、バスティーユ広場の Kabylie という店を教えてくれました。
「いや、そこしか知らないんだけどね。
でも、お客はアルジェリア人ばかりだよ」
聞けば彼は軍人で、
生まれも育ちもアルジェだとのこと。
で、女優のビウーナについて尋ねると、
「もちろん知ってるよ、みんな知ってる」
とのこと。
そうだろうとは思っていましたが、
アルジェリアの軍人のおじさんも知っているというのが、
なにか新鮮でした。
握手して別れましたが、
「アルジェに来なきゃダメだよ!」
という彼の言葉に、本当にそうだと思いました。


で、晩御飯。
帰宅時間が遅くなると、
ついつい足が向いてしまうのが、
温州通りの北方小館です。


実は、温州通りではいくつかの店に挑戦したのですが、
少なくとも餃子については、
この店が一番おいしいと思います。
ニラと豚肉の餃子、
エビ餃子、
牛肉とセロリの餃子、
あたりがわたしは好きです。
(ふつうですけど!)


そしてこれに青島が一本あれば、
もう言うことはないのでした。

2017年8月19日土曜日

Louvre

このところ毎日、
東京では考えられないくらい歩いているし、
午前中は雨の予報だしするので、
今日はちょっと楽するために、
ルーヴルに行ってきました。
まあ結局は、
たくさん歩いてしまいましたが。

行くたびに思いますが、
やっぱりルーヴルはすごいですね。
今日は、古代エジプトのコーナーに魅かれたのですが、
今から3000年、4000年前って、
いったいどれだけ昔なんでしょう……


そして、やっぱり一番混んでいたのは、
ここです。



実は昨日はオルセにも行って、
青いゴッホの自画像が、
やはりたくさんのレンズを向けれら、
恐ろしく孤独に見えたのですが、
こちらの彼女の場合もまた、同じような印象を受けました。

そして可愛かったのは、これ。


スタイルがあるって、いいですね。

夕方には太陽も出て、
気温は20度くらい。
雨の後なのに湿気もなくて、
街を歩くのに、
これ以上の快適さはないくらいです。

そして午後8時頃、
やっと空から明るさが失われてくると、
ビストロやカフェのテラス席から、
にぎやかなざわめきが聞こえてきます。
Ici, c'est Paris.

(もちろん、そうじゃないパリもあるわけですが。)

2017年8月18日金曜日

Ciao Italia !

今日は、
ポルト・ドレの移民歴史博物館で、

Ciao  Italia !

http://www.histoire-immigration.fr/agenda/2017-01/ciao-italia

という展示を見てきました。

この博物館に行くのは2回目ですが、
まず常設展から見てみると、
半分くらいは入れ替わっていて、
新鮮でした。



 ↑ は、
Bobigny Centre Ville
という、1961年の作品。
今だったら、またこれとは違う雰囲気でしょう。


この作品は、
とても単純化されていますが、
移民のルートを描いたものです。
チュニジアから、
一旦南下しているのが分かります。
おもしろいです。

で、Ciao Italia !

ですが、これは、イタリア系移民の歴史と貢献、
に焦点を合わせています。
そう言えば、
モディリアニも、
イヴ・モンタンも、
リノ・ヴァンチュラ(パレルモ出身)も、
イタリア系ですね。
『チャオ・パンタン』主演の、コリューシュもそう。



奥の絵は、
19世紀の終わり頃、
パレルモに集まる移民希望者を描いています。

映画について言えば、
予想通り『トニ』から始まり、
『甘い生活』などを経由し、
現代作品に至っていましたが、
これは、網羅的なものを目指しているわけではないので、
昨日モンマルトル博物館で見たBoulevard(『並木道』)なども、
抜けています。

会場には、イタリア語を話しているカップルなどもいて、
彼らの気持ちも想像してしまうのでした。
移民歴史博物館らしい、
意欲的な展覧会だと思いました。

シャルトル通り

2017年8月17日木曜日

モンマルトル博物館

今日は、サクレ・クールから徒歩数分、
モンマルトル博物館に行ってきました。
お目当は、

Montmartre, décor de cinéma

です。

http://museedemontmartre.fr/exposition/montmartre-decor-cinema/

映画の背景となったモンマルトル、というわけですから、
これは、わたしにとっては見逃せません。

モンマルトルと映画について、
集中的に検討したことはありませんが、
ほぼ、想像していた映画が取り上げられていました。
展示の方法もなかなかで、
会場のそこここにいくつものスクリーンが配置されていて、
渡された棒状の機械をそれぞれのスクリーンに向けると、
上映中の映画の音声が、
やはり渡されていたヘッドセットから聞こえてくる、
という仕掛けです。
映画はもちろん、モンマルトルが出てくるシークエンスが切り取られています。
で、ポスターもあります。


ほぼ予想通り、とは言いましたが、見てない映画もやっぱりあって、
たとえば、ジュリアン・デュヴィヴィエの

Boulevard(『並木道』)

などは、
東京に帰ったらすぐ見なければ、
という作品でした。



こんな風に、土地と映画の関係をテーマにした展覧会って、
東京では行ったことがありません。
こういう試みが、東京でもあっていいと思いました。

ちなみに、博物館の内部はこんな感じ。


窓からの、モンマルトルの眺めは、これ。



中庭はこんな感じ。



帰り際、この近所に住んでいるというマダムとお話ししました。
2年前に、夢だった日本旅行を果たし、
その時の桜の見事さが忘れられない、と言ってました。
彼女自身はストラスブールの生まれで、
英語教員になるべく大学で勉強し、
その後オハイオに4年いて、
それからはパリにいるとのことでした。
とても感じのいい、話し好きのマダムでした。
こういうすれ違いの、
ほんとの一期一会っていうのも、悪くないですね。

2017年8月16日水曜日

comptoir de la gastronomie

レ・アールのすぐ近くにある、
comptoir de la gastronomieは、
観光ガイドなどにも紹介されているようですが、
たしかにいい店だと思います。
この店は、レストランと惣菜店を併設しているのですが、
パリに来た時は、
必ずどちらかを利用します。
で、今日は惣菜店に。

ごく小さな山型ホイルに入ったテリーヌを、
調子に乗って3種類。
(ピスタチオ&volaille(家禽)、ローリエ&豚、
そしてこの店自慢のウサギです。)
またサラダも2種類。
(サーモンのパスタ、モッツァレラ&ミニトマト、ともに香草風味)
バゲットは今回愛用している店で買い、
通りがかりの店でさらにきゅうりのサラダも買い、
これに、冷蔵庫のチーズや、
これも調子に乗ったバター2種類があれば、
かなりぜいたくなディナーです。
そうそう、モノプリ・ブランドのシードルも冷えてます。





すごくおいしかったです!
店で食べるのに比べたら、
これでもずっと安いし。
しかもこれで、あしたの晩御飯もOKです!

2017年8月15日火曜日

サン・ジャック塔

オテル・ドゥ・ヴィルのすぐ近くにあって、
高さだって50m ほどもあるのに、
いまいち地味な存在であるのが、サン・ジャック塔でしょう。
この塔はかつて、
サンチアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の起点であり、
また、パスカルが実験を行い、
ニコラ・フラメルがスポンサーとなり、
ナポレオンⅢ&オスマンが改築に関わったことが知られています。
で、
宮本常一の都市観察についての教え、
高いところに登ってみよ、に従い、
300段の階段を、今日、せっせと登ってみました。
(要予約)

これは1867年ごろ。
明らかに陰鬱です。


そして今日。


サクレ・クール、凱旋門、モンパルナス・タワーなどの眺望との違いは、
なんといっても、
この塔がパリの中心に立っているため、
四方に「パリ」が開いている点です。
頂上(?)は、柵も低く、
かなり怖いのですが、
こんな感じです。





ブルトンは、このフランボワイヤン(火焔)様式の塔について、
こんな詩を書いています。
燃え上がる自分の体、
それがサン・ジャック塔なのだと。


VIGILANCE   ANDRÉ BRETON

À Paris la tour Saint-Jacques chancelante
Pareille à un tournesol
Du front vient quelquefois heurter la Seine et son ombre glisse imperceptiblement parmi les  remorqueurs
À ce moment sur la pointe des pieds dans mon sommeil
Je me dirige vers la chambre où je suis étendu
Et j’y mets le feu
Pour que rien ne subsiste de ce consentement qu’on m’a arraché
Les meubles font alors place à des animaux de même taille qui me regardent fraternellement
Lions dans les crinières desquels achèvent de se consumer les chaises
Squales dont le ventre blanc s’incorpore le dernier frisson des draps
À l’heure de l’amour et des paupières bleues
Je me vois brûler à mon tour je vois cette cachette solennelle de riens
Qui fut mon corps
Fouillé par les becs patients des ibis du feu
Lorsque tout est fini j’entre invisible dans l’arche
Sans prendre garde aux passants de la vie qui font sonner très loin leurs pas traînants
Je vois les arêtes du soleil
À travers l’aubépine de la pluie
J’entends se déchirer le linge humain comme une grande feuille
Sous l’ongle de l’absence et de la présence qui sont de connivence
Tous les métiers se fanent il ne reste d’eux qu’une dentelle parfumée
Une coquille de dentelle qui a la forme parfaite d’un sein
Je ne touche plus que le cœur des choses je tiens le fil

2017年8月14日月曜日

ホックニー&ウォーカー・エヴァンス

楽しみにしていた、
ポンピドゥー・センターのホックニー展、
行ってきました。
これが、期待以上によかったです。

ホックニーは、今年80歳。
おそらく多作な方なんじゃないかと思うのですが、
今回の展覧会では、かなりたくさんの作品が並んでいました。
いろいろ面白かったのですが、たとえば有名なプール・シリーズからだと、



で、たくさんのポラロイドを貼り合わせたシリーズでは、



すごいです。
しかも、一見うまく辻褄が合っているようで、
よくみるとずれずれ。
で、このずれが、なんとも異様な感覚を呼び起こします。
そして、この方向を動画にしたのが、「四季」なんですが、
ここでは冬を。


9個の画面に、同時に動画が流されて、
やはりずれながら、調和しながら、進ん行きます。
「四季」なので、これが同じ場所で、季節ごとに4パターン撮影されていて、
展示では、それが内向きに4つ並んでいました。
この体験型作品も、やっぱりすごい。
ホックニー、なかなかやります!

そしてウォーカー・エヴァンス。
最初、絵画的な写真から出発した彼は、
あのアジェなどの影響を受けて、
ストレート写真に目覚めたとありました。
これは、有名な農民の写真ではなく、
「壁のポスター」シリーズです。


ポスターを撮る人は多いと思いますが、
プロもやってました。

入場料は、14ユーロと高いのですが、
その分、内容の充実度は目を見張るものがありました。
ホックニー、好きになりました。

2017年8月13日日曜日

ガレットまで

アパルトの最寄駅であるアールゼメティエ駅は、
同名の博物館の名前からきています。
工芸博物館、です。
まあ何かの縁なので、
ちょっと覗いてみたのですが、
これがなかなか充実の展示品で、
驚きました。


これはパスカルの作った時計。
工芸、というのは、「測る」が一つの出発点のようです。
重さを、長さを、湿度を、時間を。



これはウエッジウッド。
右端は、大革命直後の製作。
青い2つも19世紀初めの作。
でも、ジャスパー・ブルーって、
こんなに深い色でしたっけ?


製作中の「自由の女神」、の模型。
おもしろいです。

ここでは、つい身近なものをあげてしまいましたが、
本当は、見慣れない美しい機械群がこの博物館の本領です。
できれば、理系の先生と行きたかった!

で、ランチは温州通りで餃子。
白人とアジア人が相席上等でひしめきます。
うまいです。

それから午後は、サン・マルたん運河をボートで下りました。
この運河は、あちこちで馴染んできましたが、
今回みっちりたどるとこで、
そうした点と点がみんなうまくつながりました。


船上では、比較的多い高齢のお客さんに合わせてなのでしょう、
往年のシャンソンが流れます。
1曲めはマ・モーム。そしてジョリ・モーム。
さらにピアフの、わたしは何も後悔しない……。
おじさまおばさまたちは、いっしょに歌っておられましたが、
わたしは、たとえばピアフのその歌は、
『憎しみ』の中でDJがリミックスし、
郊外のワカモノが生きる文脈に変奏されたことを思い出したりしました。

そしてさらに、
到着したスターリングラードから、
はりきってバルベスまで歩くと、
今日は土曜のマルシェの日ですから、
あのシャトー・ルージュはすごいことになっていて、
これは『エキゾチック・パリ案内』にも書いた通り、
めまいそのもの! というにぎわいかたでした。
ほんとに、クラクラします。
(ここは i-phone の画像です。)






(カメラに戻って)


これは、マルシェのとなりで開かれていたプチ・コンサート。
楽しそうです。

で最後は、たまにはこういうのもと思って、


これもアパルトの近くの店。
当然シードルと一緒に。
ガレットの生地そのものが香ばしくて、
やっぱりパリはおいしいのでした。

2017年8月12日土曜日

Thaï Nam


今回使っているアパルトは、
メトロのアール・ゼ・メティエの駅から、
200m ほど南下した シャポン通りにあり、
ということは、
そのままさらに200mも行けばポンピドゥーで、
さらにまっすぐ行けば、やがて、
ノートルダム寺院のファサードに接する道に繋がっています。
さすが3区、
というところでしょうか?

アール・ゼ・メティエ駅からすぐのau Maire通りは、
通称「温州通り」と呼ばれることもあるほど、
温州人が多いとされてきています。
で今日は、
そのau Maire通りからさらに路地を一本は入った、
裏通りそのもののような des Vertus通りにある、
タイ&ヴェトナム料理の店、
Thaï Nam に行ってみました。
これが! おそろしくうまかったです。

ちょうどヴァカンス前で、
今日は5品しかできないの、
とのことだったのですが、
トム・ヤン・クンも、
パパイヤのサラダも、
鶏カレーも、
タイ風ラヴィオリも、
みんなおいしかったのでした。
特にトム・ヤン・クンは、
今まで食べた中でベストでした。
すっきりした酸味と、複雑な後味……。
またサラダも、か〜な〜り辛いのですが、
噛んでいると、様々な味が染み出してくるような感じで。

聞けば、お店の人たちは全員ヴェトナム人だそうですが、
陽気で気さくで、いうことなしでした。
こんな店が、こんな路地裏にあるところが、
やっぱりパリの魅力の一つですね。

Thaï NamThaï NamThaï Na

2017年8月11日金曜日

近代美術館


さて初日、晴れ雨曇りが頻繁に入れ替わる不穏な天候の中、
身体慣らしに近代美術館に行ってきました。
イエナが最寄りですが、
トロカデロで降り、
とりあえずあの塔を拝んでから、
坂を下って行きました。

近美では、
「ドラン、ジャコメッティ、バルチュス」
という、仲良し3人展が開催されています。
なかなかおもしろくて、
たとえばイザベルというイギリスから来た画学生を巡っては、
3人それが絵画や彫刻を残しており、
それが一箇所に並べられていたり。



ジャコメッティは、「歩く人」もありましたが、
風景画や肖像画などもあり、
だいぶ昔に池袋(だったかな?)で見た、
ジャコメッティ展を思い出しました。



バルチュスは、いつ見てもスキャンダラスで、
それはもう当然今回もそうです。
彼の作品も割とたくさんありました。

ちょっと変わったところでは、
ドランが「バルチュスの肖像」(後方)を書いた時、
バルチュスはガウンを着ていたのですが、
その実際のガウンで作り直した椅子(手前)、
なんてのがありました。





でパリは、午前10時の気温が17度で、
それ以降、あまり上がりませんでした。
手が、かじかむ時間帯がありました!

2017年8月10日木曜日

Paris 到着



東京都心は37度になる、
という天気予報を耳にしながら、
羽田を発って12時間。
着いたパリは、19度(!)でした。
すずし!

到着時には、
アパルトマン屋さんに電話する約束で、
でも空港では公衆電話が近くに見当たらず、
しょうがないから「機内モード」やめようかと思っていたら、
INFORMATIONを発見。
このあたりに公衆電話がないか尋ねたところ、
ないけど、これ使って、
とデスクにあった固定電話を使わせてくれました。
ラッキー!

とは思ったものの、
なんと事務所の電話が誰も出ず留守電に。
そんなのあり?
仕方ないので伝言を残し、
もうアパルトに向かいます。
すると、雨が降ってきました。

タクシーの運転手さんはアフリカ系で、
自分もイギリス人の奥さんも、専攻は社会学だったそう。
イヴリーヌという幼い娘さんもいるそうです。
でも彼、19区で生まれ育ったと言いながら、
好きな場所はと訊くと、
まっさきに挙げたのはシャン・ゼリゼ。
いや、買い物には高いんだけど、
ぶらぶらするのはいいよね、だそうです。
で、
日本の自殺率が高いのはなぜ?
日本と中国って、ほんとはどんな関係?
などと、ぼやけた頭では答えにくい質問が続きます……(汗)

そしてアパルトが近くなったところで、
さっきの留守電の話をすると、
なんだよじゃあ俺が今かけてやるよ、とのお言葉。
それはありがたい!
で、電話してもらうと、
担当者は10分遅れで着くので待っててくれと。
まあ、仕方ない、ですね。

で、やっと、部屋に入りました。
これで落ち着けます。
そして、空も明るくなってきました。
さ、とりさん(とりあえず散歩)へ!


2017年8月8日火曜日

『子どもたちの階級闘争』

先日も、ブレイディみかこの本がおもしろいと書きましたが、
あの後、さらに2冊読んで、
やっぱりおもしろかったです。
特に、この『子どもたちの階級闘争』は、
すごくよかった。
もっともっと書いて欲しいです。

     ◆

さて、Imaginasia は明日が最終日なのですが、
わたしは一足先に部隊を離れ、
明日の午前中、パリに向かいます。
なんだか、ヨーロッパの空港が大混雑、
というニュースもあるので、
出入国に時間がかかりそうですが。

では、行ってきます!

2017年8月6日日曜日

バロック用イヤホン

最近、イヤホンを買いました。
もちろん、
「バロック用」なんていうイヤホンは存在しませんが、
試聴した時、
わたしの耳には、
とてもバロックに向いているイヤホンだと感じられ、
それがこれに決めた最大の理由でした。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00NG57ISS/ref=oh_aui_detailpage_o07_s00?ie=UTF8&psc=1

値段のことを言うなら、
イヤホンは1000円でも買えるので、
「高い」とも言えるし、
3万、5万の商品も珍しくないので、
「そこまで高くない」とも言えるのでしょう。
でも、
少なくともバロックを聞くときには、
これと1000円イヤホンでは、
雲泥の違いです。
(SONYの回し者ではありません!)

もともとわたしはモニター系の音が好きで、
ドンシャリは苦手なので、
「バランスド・アーマチュア型」が合うだけなのかもしれませんが。

愛用のバロック局については、
以前も上げましたが、一応。

http://stream.psychomed.gr/webstream%20baroque.html

今日の帰り道も、
本を読み疲れた後は、
このイヤホン&放送局を聞いていたのでした。

開幕

というわけで、
国際ワークショップ・Imaginaisia が開幕しました。
台湾、タイ、イギリス、シンガポールなどの学生・院生が、
明治大学の学生・院生と一緒に作品作りに取り組みます。
共通言語は英語。
そして今回の作品の舞台は「東京」です。
さて、どんな作品ができあがるのでしょう?

2017年8月5日土曜日

"J'ai fait ce que mon cœur m'a dit de faire"

しつこく訳せば、
「僕は、僕の心が、僕にするように言ったことをした」
ですね、Neymar が言ったのは。
(まあ、フランス語に訳せば、ということでしょうけど。)

で、
これは彼の雄姿を見なきゃ!
と思って、
19日のPSGの試合を予約しようとしたのですが、
PSGのHPが、
どうしてもカードを受け付けてくれません!
カード3枚、試したんですけど……(涙)
フランス関係って、
どうもカードの不調が起こりやすい気がします。

それはともかく。

ニュースをつらつら見ていると、
ネイマール自身に関わること、
金額の大きさに関わること、
双方のチーム事情に関わること、
過去の移籍との比較など、
いくつかのパターンに分かれているようですが、
印象に残ったのは、
カタールの事情に注目したコメントでした。

カタールは、先日来、
サウジなどから国交断絶を宣言されています。
ISなどに資金提供したというのが、サウジなどの主張です。
これによって、
カタールの国際的評価は揺さぶられているといえるでしょう。
そこでです、
はっきり言えば、今のPSGはカタールの「持ち物」状態なわけですが、
カタールはこの「持ち物」を利用して、
「カタールここにあり!」
を示そうとしているというのです。
ベンゲル監督も、
「国がクラブを所有するっているのはどうよ」
的な発言をしていましたし。

でもまあ、それはそれとして、
カードが受け付けてもらえないのはなあ……(また涙)

2017年8月2日水曜日

La Vie de Château

シャトー・ドー、と言えば、
アフリカ系女性御用達の理容店が並ぶ、
かなり濃い目の移民街です。
ここを舞台にした歌が、
(以前にも紹介した)これです。

https://www.youtube.com/watch?v=yq6aY-B6YUY

で、ここを舞台にした、やっぱりかなり濃そうな映画が、
今週末にフランスで封切られます。
La Vie de Château
です。

https://www.youtube.com/watch?v=wtFyWPVNqeE

Mon nom est Charles, comme le prince !
これはおもしろそう!

ドジャースへ

今、世界最高のピッチャーの一人であるダルビッシュ。
ついにドジャースへの移籍が決定し、
初登板は、日本時間5日(午前8時~)のメッツ戦、
と発表されました。
楽しみです。
(明日の朝は、マー君ですね。)

で、次の移籍発表は……、ネイマール!?

2017年8月1日火曜日

前期終了

今日は、大学院の Ⅰ 期入試があり、
夕方からは会議が2つ。
で、
これでめでたく、前期のもろもろが終了しました。
(パチパチパチ!)
でも一方では、
同僚や先輩たちにしばらく会わないのは、
ちょっと寂しい気もしないでもありません。
まあ、大学が好きなんでしょう。

ただ、終了、とは言ったものの、
4日からは、
Imaginasia という国際ワークショップが東京で始まります。
つまり、わたしたちがホストです。
5日の夜には、
総勢50人ほどでウエルカム・パーティーがあるのですが、
一応幹事のわたしとしては、少しだけ緊張しています。
(院生たちが手伝ってくれているので、
実際には、特に何かをしているわけでもないんですが。)
こういう時にお願いするケータリングは、
「わたりがらす」さんなんですが、
ここの料理は、おいしいです。

そしてそのあとは…… Paris へ。

2017年7月31日月曜日

「お金ないから大学行けない」

「(……)7000億円の予算で、
大学生の奨学金完全無利子化や、
大学・専門学校の授業料の
公立高校並みへの引き下げができる」

じゃあ、やりましょうよ!

http://mainichi.jp/articles/20160204/dde/012/100/005000c

1週間ほど前に、
朝日新聞にデイヴィッド・ブルックスが書いていましたが、
アメリカでは、
あの手この手で、
格差の固定化が図られているそうです。
日本が、
教育の無償化に取り組まないのも、
いわゆる上位層が、
自分たちの層の人間を増やしたくないからじゃないのかと、
思ってしまいますね。
少なくとも、
結果的にはそうなっているわけです。

2017年7月30日日曜日

Ma première fois

1週間ほど前に、
マリー=カスティーユ・マンシオン=シャールの
le ciel attendra
について書きました。
で、この監督の以前の作品を見てみました。

Ma première fois  (2012)

副題は、
On n'oublie jamais son premier amour.
(初恋は忘れない)
で、当然、そんな話です。
(監督がマンシオン=シャールじゃなければ、
おそらく見なかったでしょう。)

https://www.youtube.com/watch?v=3MSHFiSM-os

初々しい恋愛ものとしては、
悪くないのでしょう。
主役の二人はたしかにヨーロッパ系白人の美男次女で、
ただしその分、
「よろしいんじゃないでしょうか」という、
やや疎外された(?)気分にもなります。

わたしから見て一番のネックは、
この二人のワカモノが、
ともに金持ちの子供であること。
ミドルクラスの上のほう、
ないしブルジョワなのでしょう。

なぜ、マンシオン=シャール監督はこれを撮ったか?
ふつうに考えれば、
彼女がこの階層の出身だからなのでしょう。

*以下ネタバレ

この映画、まず冒頭に「現在」があり、
最後にそこに戻るという、
ベタな時間の扱いをしています。
ただその「現在」において、
主人公の一人ザックが連れているのは、
アフリカ系の子供です。
はっきりした説明はありませんが、
おそらく、養子をとったのでしょう。
それは、相手の女性、サラが望んでいたことでした。

そしてそのサラは、
最後の最後、
乗馬の事故で命を落とします。
この展開、必然性はゼロです。
(タイトルを忘れてしまったのですが、
高見順の小説に、
最後の最後、
ヒロインが交通事故に合うというのがありました。
その場合も、必然性はゼロでした。)
たしかに事故は起こることがありますが、
ドラマツルギーとしてどうなんでしょう?

期待が高すぎた?

2017年7月29日土曜日

2 ou 3 choses

今週見た L'ascention は、
La Courneuve の4000というシテを舞台にしていました。
で、
この4000を舞台にした大先輩、ゴダールの

2 ou 3 choses que je sais d'elle (1967)
(『彼女について私が知っている二、三の事柄』)

を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=UKm0hZU16x8

この映画を見るのは、30年ぶりくらいなんですが、
やっぱりこれは、「映画」ではない印象でした。
それが、新しいものの創出であり、
素晴らしいことであるのか、
ナルシスティックな夢であるのかは、
意見の分かれるところでしょう。

「青春について」

昨日の金曜日は、
午前中に会議があり、
午後からは、
N君と二人で、前期最後のゼミでした。
見たのは、増村保造の『氾濫』という映画です。
佐分利信演じる成功した化学者と、
川崎敬三演じる駆け出しの化学者とが、
対比的に描かれます。

この映画は、伊藤整の同名小説が原作なのですが、
伊藤と言えば、わたしは、
高校の教科書に載っていた「青春について」が思い出されます。
そこでは、ボードレールの「敵」が引用されていました。

  Ma jeunesse ne fut qu'un ténébreux orage,
  Traversé çà et là par de brillants soleils;
  Le tonnerre et la pluie ont fait un tel ravage,
  Qu'il reste en mon jardin bien peu de fruits vermeils.
                   L'Ennemi (第一連)

わたしの青春は闇にとざされた嵐でしかなかった、
輝かしい太陽が、そこここに顔をのぞかせはしたが……
(traversé が男性単数なので、orage にかかるわけですね。)

高校生にとっては、
「青春」とは、
たしかにそうしたものだったので、
印象に残っています。

今読むと、どんな気がするんでしょうねえ?
(で調べたけれど、全集を見るしかなさそう……)

2017年7月27日木曜日

Hope


その名も、

Hope (2014)

という映画を見ました。
ちょっと前にDVD を買って、
「積読」になっていたのですが、
今日、なんとなく手に取って見てみたら、
とても引き込まれました。

https://www.youtube.com/watch?v=kZy9XibvFj0 

↑ 全編版。フランス語字幕あり。お勧めします。
 (この字幕、DVDのそれよりみっちり付いてる!)

主人公は、ナイジェリアから、
一人ヨーロッパを目指す若い女性、Hope。
そして彼女の(いろんな意味で)パートナーになるのが、
カメルーンから来たLéonardです。

ヨーロッパを目指す移民のグループに加わっていたHopeは、
ある時、彼女が女性であることがばれて、
男たちにちょっかいを出され始めます。
またある時は、どこぞの兵士たちに止められ、
彼女だけ暗がりに連れ込まれ……
しかもそのあと、
彼女が路上(といっても土ですが)に放り出されたとき、
男たちは彼女を置いて先を急ごうとするのです。
その時、ただレオナールだけが道を引き返し、
Hope を助けます。
そして二人はやがて、
アルジェリア北部の、砂漠の町に到着します。

その町は、けれども、
密航しようとするものたちにとっては危険で、
彼らは町はずれの「ゲットー」に身を隠します。
そしてこの「ゲットー」が、
なんというか、国別になってるんです。
カメルーン人、ナイジェリア人、コートディヴォワール人……

ナイジェリア人であるHopeは、
レオナールについてカメルーンの「ゲットー」に入りますが、
やがて事情が発覚し、
Hope に懇願されたレオナールは、
彼女を助けるべく、お金を支払います。
でも彼は、そのお金を、
体を使って金を稼いで返せ、とHopeに迫り、
Hope はそれを受け入れるどころか、
自ら(危険を冒して)町に出て娼婦となり、
金を稼ぎ、
レオナールと二人さらにヨーロッパへの旅を続けようとします。
彼らが目指しているのは、
あのメリリャです……

http://www.huffingtonpost.jp/2016/02/17/north-africa-refugee_n_9250156.html

話しは、この後も続き、
さて二人はヨーロッパへ渡れるのか、
というサスペンスもあり、
ロードムーヴィー的な要素もあり、
アフリカ文化と資本主義の混成状況の描写もあります。
ただ、もちろん一番の肝は、
ヨーロッパを目指す移民たちを待ち受ける過酷な状況です。
これは以前、
映画『サンバ』の原作小説の中でも、
かなりみっちり書き込まれていたことです。
このHope という映画と合わせて、
イメージが濃くなりました。

ただ、このHopeは、
英語版のDVDさえありません。
こんなにいい作品、
(日本語版は無理だとしても)
英語版はあってしかるべきだとわたしは思いました。

*上の画像は、パスポート用の写真を撮ったアルジェリアの店で、
しつこく勧められ、
エッフェル塔を背景に(疑似)記念写真を撮ったところ。