アデル・エネル主演の、
前から気になっていた映画、
Les combattants (2014)
を見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=hyT4gEKn-ck
タイトルは、「戦士、戦闘員」。
これが何を指しているのか……。
フランスの田舎。夏。
プール付きの広大な家に住むマドレーヌは、
マクロ経済学の修士を持つ女性ですが、
その行動はエキセントリック。
遠からず世界の終わりが来ると信じていて、
どうすれば「生き残る」ことができるか、
日々考えています。
当然、体は鍛えていて、
近く、フランス軍の2週間の研修を受け、
「生き残る」を身につけようと考えています。
一方アルノーは、これといった未来も描けないまま、
父が亡くなった後の家業(外装業)を、
兄とともにこなしています。
そしてそんなマドレーヌとアルノーが出会います。
始めは、マドレーヌの「変人」ぶりに当惑していたアルノーですが、
次第に彼女に魅かれ始め、
彼女が行くという軍の研修に、
自分も参加することにします。
そしていざ研修が始まると、
マドレーヌは浮きっぱなし。
軍での生活が、
イメージとは違って「楽」だったため、
マドレーヌは不満なのです。
そしてある行軍のトレーニングの時、
事件は起こります。
仲間割れをきっかけに、
2人は勝手に別行動をすることになるのです……
最初は、
おもしろいのだけれど、
どういう映画か分かりませんでしたが、
見終わってみると、
これは風変わりな青春映画なのでした。
そしてその背景には、
人間と自然の多層的な関係も描かれています。
軍は出てくるけれど、
ナショナリズムは関係ないのでした。
アデル・エネルは、いいですね。
http://tomo-524.blogspot.jp/2017/07/la-fille-inconnue.html