2019年6月28日金曜日

ストーンウォールの反乱

ストーンウォールの反乱から、
今日で、ちょうど50年です。
この、ニューヨークでの暴動は、
LGBT解放運動の端緒として、記憶されています。
プライド・パレードが6月に行われるのも、
この反乱との繋がりだとか。

最近知ったのですが、
この反乱のあった1969年6月28日というのは、
女優のジュディー・ガーランドの葬儀の二日後なんだそうです。

ジュディーといえば、
真っ先に思い出すのは『オズの魔法使い』(1939)です。
この映画で、さまざまな「変わった」ものたちと友達だったジュディーは、
いわゆる「ゲイ・アイコン」の、
それもとても有名な一人だったようです。
『パレードへようこそ』という映画では、
ゲイ・グループのリーダーが、ある集会で空気が固まった時、
「ジュディー・ガーランドの物まねでもしようか?」
と言って、より凍り付く、というシーンがありますが、
この映画の時間的舞台でもある1984年の時点でも、
やっぱりジュディーはアイコンだったのだなあ、と感じます。
(これは、ジュディーがレスビアンだったということではなく、
「変わった」ものたちに親しい彼女の態度に、
ゲイ・コミュニティーが共感した、ということのようです。)

ちなみに、この映画には、ドナ・サマーの名前も登場します。
でも彼女は、そのキャリアの途中で、
ゲイ・アイコンから転落したのでした。