2025年8月27日水曜日

『バラード  未解決事件捜査班』

かつて愛読したマイクル・コナリーのハリー・ボッシュ・シリーズ。
そのスピンオフのドラマとして最近アマプリに来た

『バラード  未解決事件捜査班』

を見てみました。


舞台はLA。
LAPD のバラード刑事を演じるのは、
スーパー・モデルだったマギー・Qです。
(ハリー・ボッシュも登場します。)
殺人課にいた優秀な刑事だった彼女は、
ある晩、コンビを組んでいた男性刑事に襲われ、それを告発。
けれども「事件」は立証されず、
逆に「でっちあげ女」として左遷されてしまいます。
このコンビの男性との戦いが、縦糸の1つです。
そしてもう1つの縦糸が、
未だ未解決のままの、市長の妹の殺害事件です。
市長の肝煎りで「未解決事件捜査班」が組織され、
まさにそこが、バラードの行かされた場所でした。
その捜査班が置かれた、地下の、古びた部屋というのは、
分かりやすい階層性を表しています。

なかなか面白かったです。
最初の数話、ちょっと名前が多く出てきて、
誰だっけ? ということが何度かありましたが、
それ以外は、テンポもいいし、フレーミングも丁寧だし、
物語はマイクル・コナリーだからそれは上手くできてるし、
楽しめました。
ただ、マギー・Qを撮るショットがかなり多くて、
グッド・ルッキングなのはもちろん分かるんですけど、
それにしてもちょっと多いかな、とは思いました。

すごく些細なことですが、
ある会話の中で出てきた、
「アポカリプスの後に残るのは、ゴキブリと刑事ドラマ」
というセリフが、妙に印象に残りました。



2025年8月26日火曜日

"Read it in sorrow and in anger."


"Read it in sorrrow and anger."

 

夏期講習開始

明治大学では、
明治大学の学生向けの夏期講習を開催しているんですが、
今年は、コーディネータとしてわたしも参加しています。
開講されているのは、
英語、ドイツ語、中国語、そしてフランス語です。
この講座のウリは、
先生が全員ネイティブだ、という点です。
つまりわたしはコーディネートするだけで、授業はしないわけです。
(担当教員が急病の場合などは別ですが。)

というわけで今日は、
まず授業開始直後に、各教室を回ってごく短くガイダンスをして、
あとは、授業の終わりを待つばかり、でした。
なので途中は、まず午前は図書館にいて、
午後も少し図書館で過ごしてから、
キャンパス近くのスタバにも行きました。
(何かあってスマホが鳴れば、5分で戻れる距離です。)

で、スタバに座ってやや遠い正面を見ると、
なんと、午前中に図書館で近くにいた女子学生がいました。
三島の文庫を読んでいます。
夏休み中に、こんな風にして勉強している学生もいるんだなと、
感心しました。
(そういえばわたしは、大学一年の夏休み、
川端特集を組んで、川端の文庫を全部読みました。
今思えば、おかげでかなり川端の影響を受けた気もします。)

2025年8月22日金曜日

「ロシア、ウクライナ民間人に性的拷問」

https://www.afpbb.com/articles/-/3594532?cx_part=top_topstory&cx_position=3

ウクライナ。
侵略され、
停戦するには領土をよこせと言われ、
戦い続ける人たちも、
国外に出る人たちもいて、
でも誰も、このままでいいとは思っていなくて。
しかもこんなニュースまで。
相手は民間人ですからね。

ガザも、スーダンも、アフガニスタンも。
マクロで見れば世界は良くなっている、と言いますが、
人は、ミクロで生きるのもですよね……

2025年8月16日土曜日

マルタ島のこと

たぶん来春くらいに出る

『別冊・野性の哲学』(仮)

には、10数人の明治大学の教員が寄稿する予定です。
テーマは「旅と芸術」なんですが、
ちょっとおもしろい「しばり」があって、
それは「自分の専門以外のことを書くこと」(!)です。
学生・一般向けの本であって、
いわゆる学術書ではない、ということなんでしょう。
で、
わたしも、総合芸術系の一員として参加させてもらっているんですが、
昨日、リマインドが来て、それは、
締め切りが10月末なのお忘れでないでしょうね?
というものでした。
まったく忘れてません!
わたしはマルタ島旅行のことを書いて、
一応終わりまで来てるんですが、
関連の本を読むと、
ここの1行、あそこの1行、と、
直したくなります。
で、実際、今そんなことをやっています。

やっぱり、「専門以外」というしばりがあるので、
ちょっと本を読むと、
知らないことが書いてあって、
ああ、そういうことだったのか、
となることが少なくありません。
ただ、それを全部書いてしまうと、
「ノート」みたいになっておもしろくないので、
あえて直さないままにしている箇所もあります。
もしも、(そんな話しはまだなにもないですが)
シンポジウムでもあれば、
そういうときに話せればいいなと感じています。
たった30枚ですが、
わたしなりにがんばって書いています!

2025年8月14日木曜日

粉ミルク

今日、赤ちゃんと触れ合う機会がありました。
離乳食前なので、ミルクだけで(元気に)生きているわけですが、
時間が来て、お腹が空くと、泣くわけです。
で、母乳なり粉ミルクなりを与えるわけですが……

哺乳瓶からミルクを一心に飲んでいる赤ちゃんを見ていると、
地上で一番可愛い存在だなあと思うのですが、
今は同時に、
ガザのことを思わずにいられません。
粉ミルクがなくて、痩せて、力尽きた赤ちゃん。
食べるものがなくて、母乳も出ず、
ただ見ていることしかできない母親、父親……
イスラエルは「兵糧攻め」のつもりなのでしょうが、
それはどこからどう見ても殺人です。

イスラエルにはもうほとんど期待できない。
強烈な「外圧」しかないと感じます。
にもかかわらず、
「先進国」も、「アラブ諸国」も、「国際社会」も、
なんて無力なんでしょう。
ノーベル平和賞が欲しいなら、
やるべきことは分かりそうなものなのに。

イスラエルのミサイルで殺されたアルジャジーラのアル・シャリフ記者にも、
幼い娘さんがいました。



2025年8月11日月曜日

2025年8月9日土曜日

二匹

今、リリーちゃんを預かっています。
で、
さっきトイレを通りかかると、マノンとリリーが!


棲み分けてる!?
(トイレで恐縮です!)

「独、イスラエル武器輸出停止」

イスラエルの蛮行が続いていて、
ニュースを見るたびに苦しいですが、
ここに来て(遅すぎますが)やっと、
イスラエルを非難する国が増えてきました。
そしてついに、ドイツが、武器輸出停止を決めました。
(まあ、今まで出し続けてるなんて、という呆れる気持ちも当然あります。
アメリカは今も続けているわけですが。
それを使って、イスラエルは戦闘を続行しているわけですが。)


このニュースの中にも、

ユダヤ人迫害の歴史的責任からイスラエル支持を「国是」としてきたドイツ

とある通り、
イスラエル問題は、
あの「まとも」なドイツの、大きな「弱点」でしたが、
さすがに……、ということなんでしょう。
遅すぎますが。

とにかく、1分でも早く、食料や薬をガザに。

2025年8月2日土曜日

回復

猛暑の中、8月に入りました。
実は、この1週間ほど体調がイマイチで、
好きなテニスもお休みしていたんですが、
今日あたりからやっと、だいぶ「ふつう」に戻ってきました。
熱が出たのは数日でしたが、
周囲にも発熱する人は多くいて、
どうぞお気を付けください。

で、わたしがグダグダしてる間に、
若い後輩はウイーンに学会発表に行き、
院生は博士論文のドラフトを提出し、
がんばってる人はがんばってます!

コロナが流行る以前、
パリの写真集を出したいと思っていて、
実際、かなり進めたんですが、
急激なコロナの猛威等のためにストップしてしまい、
結局いまだ中途半端な状態です。
これ、とりあえず、なんでもいいから形にしようかと考えています。
思い描いたとおりのものじゃなくても、
簡単な私家版でもいいから、とにかく形にしたい気持ちです。
(まあどっちにしろ、
ふつうに出版して採算が取れるようなものじゃないので、
そういう風にするしかないんですけどね。)
来週あたり、ちょっと調べ始めようかと思っています。