2012年6月13日水曜日

ファシスト

昨日の「ワールド映画」ゼミでは、
発売されたばかりの日本語版を使って、
『戦争より愛のカンケイ』を見ました。
わたしも久しぶりに見て、やっぱり惹きつけられました。

予習の宿題として、
「ファシスト」「帝国主義」「ジョスパン」
を調べておいて貰ったので、学生たちも分かり易かったんじゃないかと
思っています。
(ユダヤ関係の話は、すでに授業でさんざんしているので。)

フランス人はたしかに、時に
「あの人ってファシストね」
と言うことがあります。
日本人との会話では、(政治の話をしている時以外)
「ファシスト」という語彙を使うことはまずないので、
日常的に使うフランス語との距離は大きいです。
が、
これは逆に言えば、
フランス語の「ファシスト」は相当に使える範囲が広いということでもあります。
そして実際『戦争より~』のなかでも、
か~な~り広く使っています。
もちろんそれは「戯画」レベルまでいってるわけで、
それがそのまま日常の使い方というはずはないんですけど。

それにしてもよく日本版を出してくれたものだと思います。
おかげで、授業でも使えるようになりました!