2024年12月27日金曜日

『ブラック・ダヴ』

ネトフリのイギリス・ドラマ、

『ブラック・ダヴ』(2024)

を見てみました。
これもスパイもので、わたしの好きなタイプ。
で、実際おもしろかったです。


主人公は、
キーラ・ナイトレー演じるヘレン。
(ただし「ヘレン」は本名ではありません。)
彼女はスパイとしてある政治家に近づきます。
彼から、イギリス政府の機密情報を聞き出すためです。
小心で生真面目な彼は簡単に籠絡され、
やがて結婚。双子を持ちます。

そして事件が起こります。
在英中国大使が死に(殺され)、
それに関連して3人が殺されるのですが、
そのうちの一人(←アジア系)は、ヘレンの愛人でした。
ヘレンは、真相解明と復讐を誓いますが、
彼女のボスはそこに危うさを感じ、
ヘレンを守るべく、
7年前にロンドンを離れたサム(ベン・ウィショー)を呼び戻します。
このサムも、ロンドンにはさまざまな「記憶」があります。
そのうち最大のものが、
七年前に置き去りにしたアフリカ系の恋人マイケルです。
ただ彼はもう、子供を持っていました……

国際関係、スパイ組織、実働するスパイ、そして「日常世界」。
これらが絡み合う、
いわば「ジャンル・ドラマ」ですが、
配分もうまいし、物語もスリリングです。
最終話が少し種明かし感が強いこと以外は、
とてもおもしろかったです。

アマプラやネトフリのドラマのレベルが高くて、驚きます。
日本のドラマがこのレベルを連発するのは、
いつになるでしょうか?