『ハウス・オブ・ダイナマイト』
を見てみました。
北朝鮮と思われる国から発射されたミサイルが、
最初は、実験でありやがて日本海に落ちるもの、
と考えられていましたが、
突如そのミサイルが水平軌道に入り、
なんと19分後にアメリカ本土に着弾すると……。
これがわかった時点で、
映画はまだ始まって間もなかったので、
その着弾だけではなく、それ以降も描かれるのかと思っていたら、
なんとこの映画はいわゆる反復もので、
着弾直前、また時間は、映画の始まり時点に巻き戻され、
今度はさっきと違う人たちの反応が描かれてゆきます。
そして反復は、2回では終わりません。
面白くないわけではないし、
あっという間に見終わってしまうのですが、
やはり、何か不完全燃焼感は残ります。
監督が、あえてこういう作りにして、
この19分を描こう、
これこそ現代というものの脆弱性を表す数字なんだ、
と言いたいのは分かりますが、
映画としては、どうかなと。
『ナイト・エージェント』の主役、
ガブリエル・パッソも出ています。
そしてちょっと思ったのは、音響が、
この映画に似ていること。
今聞いてもまだ、新しい感じはしました。