2026年8月25日火曜日

ウーバー

という訳で、メトロやバスがあまり頼れず、
旅行中は時間もないので、
勢い、ウーバーの出番が多くなります。
これは、『野生の教養Ⅲ』でも書いたことですが、
旅先でウーバーのドライバーたちと話すのは、
わたしにとっては貴重な体験です。
で、今回もまたそうでした。

最初に乗ったウーバーのドライバーは、
イラン系の女性でした。
アメリカに来て25年、
ドライバーになって20年。
政治的な話題に、どれくらい触れていいのか分からないので、
少しずつ聞いてみるんですが、
そんな心配、彼女の場合まったく不要で、
今のイラン政府の批判をバンバンするし、
日本は、あるいはあなたは、どう考えてる?
と聞いてくるので、
日本「政府」については、アメリカの子分として、
表立ってイスラエルを批判することもできないが、
わたしの周囲では、イスラエルのガザ侵攻はジェノサイドだと思ってる人が多いし、
一方で確かにイランの現政権、および革命防衛軍についても
いいとは思っていない、と伝えると、
でしょ? だから、パーレビの子孫をアメリカから帰国させて、
現政権を倒さないと、と言います。
アメリカには、こういう立場のイラン系の人がいると聞いていましたが、
こういう意見を、気持ちを込めて話す人といきなり遭遇して、
なんというか、ニュースの中に飛び込んだような気がしました。
ただわたしが、君主制に戻すのは賛成しない、
そもそもパーレビ王族の腐敗が問題だったから、革命が起きたんでしょ?
と言うと、
もちろん選挙をしてもいい、それでもきっと、パーレビの子孫が勝つし、
確かに「王」じゃなくて「リーダー」でいい、との返事。
まあとにかく、結構突っ込んだ政治談義になり、
なかなかスリリングでした!

(その後再び、同年代の、別のイラン系女性ドライバーとも出会いました。
彼女は、3歳の娘を連れて1999年にアメリカに来たと。
娘さんは、今は人材派遣会社で活躍しているとのこと。
この娘さんのことを話す時はやわらかでしたが、
政治の話には、あまり反応がありませんでした。)