2012年3月21日水曜日

千夜千冊

まああんまり悪口は言いたくないんですけど、
東電という組織には、あきれるばかりです。
あの組織が、今まで原発を管理してきたのかと思うと……

それにしても、原発をやめるということは、
どういうことなんでしょうか?
(理念を現実にするとは?)
それがエネルギー問題であるのは当たり前ですが、
そればかりではなく、
日本という国の安全保障や、外交や、
その他いわば何にでも、関連があることです。
まず思いつくのは、日米安保のこと。
アメリカの核の傘に入った、よりひ弱な存在となる道を選ぶのか、
それとも、それ以外に道を示せるのか。
中国の脅威はすでに在るわけだし。
ただ間違いないことは、
「チェルノブイリ」が広がってゆくのを、
指をくわえて見ているわけにはいかない、ということです。

反原発にせよ反・反原発にせよ、
考えることはたくさんあります。
その参考になるのが、これです;

http://1000ya.isis.ne.jp/file_path/table_list.html

1432夜以降、これに関する重要な本が並びます。
(それ以前にも関連本はあります。)

この問題は、昨日今日始まったものではありません。
多くのマスコミの取り上げ方には、
そうした歴史観が足りないようにも感じます。
大震災以前と以降で、状況が激変しているとも言えるのでしょうが、
実は変わっていない部分も多々あるわけです。
(それに気づいたことが、変わった点だということでしょうか。)
重い課題ですね。