2013年7月19日金曜日

Go Fast

今日は、またまたロシュディ・ゼムの、
『ゴー・ファースト 潜入捜査官』
を見てみました。

http://www.youtube.com/watch?v=w55lo8RyC5U

DVDのパッケージ・デザインが、
(申し訳ないけど)ちょっとダサイ感じで、
あんまり期待はしてなかったんですけど、
これがなかなか拾い物で、
まったく飽きるところもなく、
話しもうまく整理されているし、
主人公の心理も伝わってくるし、
HLMでの麻薬取引の場面は緊迫感があるし、
ちょっとしたどんでん返しもあるし、
Mmm、おもしろいのでした。

ロシュディ・ゼムはアラブ系の刑事、
で、アラブ系にふさわしい職務を与えられます。
でも、アメリカから来た刑事が、彼について、
「あいつはアルジェリア人か?」
と訊いたとき、ゼムの上司は、
「彼はフランス人だ。優秀な警官だ」
と答えるのでした。

とにかく、このゼムの仕事を追っていれば、そこには、
フランス映画における移民の位置、みたいなものが、
どうしても浮き上がってくるのです。

http://gofast.asmik-ace.co.jp/index2.html

脚本のビビ・ナセリは、
おなじみタクシー・シリーズのサミー・ナセリのお兄さんです。