2013年7月12日金曜日

Tombés du ciel

『パリ空港の人々』という映画を見てみました。

http://www.youtube.com/watch?v=peKTF6sKpW8

この映画、20年近く前に1度見て、その時は、
あまり印象に残りませんでした。
モントリオール空港で、パスポートも財布も盗まれた男が、
到着したシャルル・ドゴールで入国できず、
空港内のトランジット部屋に行ってみると、
そこには、親の迎えを待つギニア人の子ども、
国籍を剥奪されたラテン系の女性、
元軍人、などが「住んで」いるのです。

とてもおもしろそうな話ですが、
これが意外に、展開しない。
つまらないということはないですが、
なにかこう、足りない感じ。
大晦日の夜、
トランジットを抜け出して、
ギニアの少年に夜のパリを見せに行くシークエンスでも、
Mmm、ちょっと甘い&浅い? と感じてしまいました。

93年に作られていることを思うと、
なかなか新鮮なテーマに取り組んだというのは間違いないでしょう。
あとは、もう少し、緩急があれば……