行きたいな~と思っていた、
近代美術館の「映画をめぐる美術」、
やっと行くことができました。
http://www.momat.go.jp/Honkan/readingcinema/index.html
とても試みに満ちた企画で、
なぜか外国人のお客さんが多かったです。
印象に残ったのは、
まずはピエール・ユイグの「第三の記憶」。
好きな映画である『狼たちの午後』(これが<第2 > )、
およびその実際の事件(これが<第1 >)をモチーフに、
<第3 >の記憶を作って見せるという作品です。
事実、映画、そしてそれらを踏まえての、実行犯による語り。
ちょっと眩暈がします。
もう10年以上前の作品ですが、
新鮮でした。
それから、
アイザック・ジュリアンの「アフリカの亡霊」は、
三面に映し出される映像が、
もう単純に魅力的。
ブルキナファソの映画祭というのも、
やはり単純に興味をそそられます。
(コートジボワールの北東と接しています。)
それ以外にも「へ~」と思う作品がありましたが、
(シンディ・シャーマンも、
「オリジナルのないコピー」と言われると、
ああなるほどと思いました。)
個人的に特筆しなければならないのは、
田中功起の「ひとつの詩を5 人の詩人が書く」です。
そこでは、
なんとわれらが管啓次郎が、
ほとんど全員のトポスとして出現しています。
会期はあと3 日です!