『ヴィーガンズ・ハム』(2022)
を見てみました。
ふだんなら見ないタイプの映画なんですが、
マリナ・フォイス主演ということで、
ちょっと興味が湧き、
あえて見てみたんですが……
原題は
Barbaque
つまり「質の悪い肉」です。
主人公は、大赤字を抱える肉屋を経営する夫婦。
この店を、ある夜、過激なヴィーガンが襲います。
その日は逃げられますが、
後日、たまたま犯人の一人を見かけた時、
この夫婦は、犯人をクルマで(意図せず)轢いてしまうので。
そして、死体は切り刻んで捨てるはずが、
ふと、この肉を使ってハムを作ってみると……
という、ブラック・コメディーです。
グロイ場面もあるし、まあ、それほどおもしろくもありません。
ただ、「肉食」をめぐる問題が、
畜産業者、肉屋、そのたくさんの客、ヴィーガン、
などの行動を通して、
問われていると言えばそうなんでしょう。
フランス映画らしく、人種差別に関わるブラックなセリフも登場します。
そういえば、
マリナ・フォイスがスナイパーを演じるドラマもあって、
ただこれは、途中でやめてしまいました。
この手のものは、一般に英米の方が質が高いと感じます。
そしてこの手のグロいブラック・コメディーは、
やっぱりそんなに好きじゃありませんでした。
(『最強のふたり』の冒頭、
ヘルパーの面接に参加する人たちの一人を演じる
Jean François Cayrey が、
主人公の友達として出ていました。)