2024年10月4日金曜日

レバノン

一年生のフランス語の授業、
ほぼ毎週ある「雑談」の時間に、
先週は、ガザの戦争について、
アメリカのダブル・スタンダードについて話しました。
この点では、
二人の大統領候補にあまり差はなくて、
パレスチナ市民を守れと言うカマラにしたところで、
結局アメリカのイスラエルに対する武器供与を辞めるとは言わないし、
選挙期間中に何かをしようとしているようには見えません、
副大統領ですが。
(イスラエルの武器の70%が、
アメリカから供与された、
それも新型のものだと言います。)
そして11月までに、
またどれほどの命が失われてしまうのか……
世界のほとんどの国がイスラエルを非難しても、
G7の国々は……  
どいつもこいつも、と言いたくなります。

そして今週は、レバノンについて。
もちろん、かつてのフランスの委任統治領であり、
フランスが、自分たちの支配を強固にするために、
WW1のあと、民族対立を促す構図を作ったと言われています。
そんなフランスがしゃしゃり出ても、ねえ。
アフリカだけでなく、
シリア周辺の国境の直線具合も、
英仏の黒い手が見えるようです。

パリやモントリオールでは、
1975以降レバノンを離れたという人たちに、何人も出会いました。
映画『キャラメル』では、
フィーメイル・ボンディングが描かれますが、
その女性たちの中には、
ムスリマもクリスチャンもいます。
(レスビアンもいます。)
もちろん、対立していない人たちもいるわけです。

このクラス、フツウの「雑談」への反応は薄いんですが、
先週、今週は、聞いているな、と感じました。
無関心なわけではないんですね。