2025年2月24日月曜日

『ザ・リクルート』シーズン2

というわけで、

『ザ・リクルート』シーズン2

をみ終わりました。
<1>のラスト、宿題が残る感じだったので、
それが続くのかと思ってたんですが、
それは割とあっさりケリがつき、
シーズン2はやはり新しい問題でした。
舞台の多くは韓国のソウルで、
なんというか、アメリカドラマと韓国ドラマ、
両方を見ているような感じでした。
意欲的な試みだったとは思いますが、
うまく溶け合っているというところまでは、
いってなかったかな?
韓国側の俳優たち、
もっといい人がいたと思うんですが……
CIA の職員たちが、それぞれに魅力的なので、
それに比べるとちょっとキャラも浅いし。
とりあえず最後まで「楽しく」は見ましたけど、
シーズン1の方が良かったと思います。
やっぱり続編は難しいですね。
(脇役なんですが、CIA職員のアメリアという女性、
なかなか良かったです。) 

2025年2月23日日曜日

晴れ

東京、晴れの日が続いています。
冬の東京は、そこがいい点ですね。
最近は、「あんまり寒くないね」という会話が多かったんですが、
流石に昨日の夜(というか夕方でしたけど)は、
十分寒かったです。
でも、
ピリッとした寒さで、こういうのも気持ちいいなとも感じました。

で、
「ふらんす」の3月号の発売が間近ですが、
今、このところ、4月号の原稿を書いていました。
というのも、
「フラ語シリーズ」の特集を組んでもらえることになったからです。
シリーズ全5冊、それぞれの紹介と、
サンプルのページや音がついています。
いい紹介になっていると思います!
たくさんの学習者の役に立てれば嬉しいです!

ちなみに昨日、4月号の、
出来立てほやほやの表紙を見せてもらったんですけど、
ネコです❤️
(たまたま昨日は222でしたね。)
1ヶ月先ですけど、どうぞお楽しみに!

2025年2月20日木曜日

一時的に

修士論文で紹介されていて知ったことなんですが、
最近、メルカリをはじめとするフリマがありますよね?
ああいうのを使ってると、
ものに対して、自分のもの、という感覚が薄れて、
一時的に預かっているもの、という感覚が生まれやすい、
という指摘があるそうです。
これ、分かる、と思いました。
店で新品で買って、まあ擦り切れるまで使って捨てる、なら、
そのきている期間は「自分のもの」「自分の服」だったと思いますが、
メルカリで古着を買って、使わなくなったらまた売るなら、
確かに「一時的」と感じられるでしょう。
わたしも何度かメルカリを使ったことがありますが、
それを思い出すと、頷けます。
(ただ、メルカリ利用者って、20%いってないんですね。
意外と少ない。)

また、いわゆる「ゴミ屋敷」に見られるような行為は、
「ホーディング(溜め込み)」という名前がついているようなんですが、
これってフツーは、片付けられないだけ、と見られがちですが、
実は理由は様々なんだそうです。
で、かつてホーダーだった女性の言葉が印象的でした。
彼女は、食べ終わったヨーグルトの容器、
今わたしがこれをゴミ箱に捨てることで、
これから容器が閉じ込められる、ジメジメした暗い世界を思うと、
罪悪感で一杯になる……、と言うのです。

わたしはまったく思ったことがなかったので、
ちょっとショックでした。
(まあ、手紙とか人形とかなら、
捨てにくいのはフツーなんでしょうけど、
ヨーグルトの容器ですからね……)

『ザ・リクルート』再

以前ネトフリで、

『ザ・リクルート』

というドラマを見ました。
その時の感想も書きましたが、
なんというか、「まあまあ」という印象を持ったみたいです、
自分のことですが。


で、このシーズン2が来たんですが、
(『ナイト・エージェント』で学習したので)
もう1度<1>の最初から見直し始めました。
で、<1>を見終わったところなんですが……

1回目の印象より遥かに良くて、ちょっと驚きました。
なんとなく雰囲気をしてるという安心感もあったと思いますが、
こんなにおもしろかったけ? という感じ。
おもしろい時は、要は「続きが見たくなる」わけですね。
完全にそれでした。

そしてこれから、シーズン2に入ります。
『ナイト・エージェント』とは違って、
<1>は「終わってない」状態で終わってるので、
質は落ちにくいんじゃないかと期待しています。
(でも『ザ・ディプロマット』は、
続きだったけど<1>の方がよかったけど。)
どうでしょう!?

2025年2月17日月曜日

修士論文の季節

がやってきて、今週は発表会も控えています。
で、ここ数日は、いくつかの修論を読み続けています。
大枠で言えば、
絵画論や、消費社会論、ファッション批評などですが、
それぞれにおもしろさがあるし、
やっぱり感覚が若いので、新鮮です。
ただ読む時は、
こちらも確認したり調べたりしながらなので、
それなりに時間がかかります。
それもおもしろいですけど。

で、今はカフェで、
消費社会論についてあれこれ見ていたんですが、
ふとメールを見ると、
いつものCourrier から、
「フェラーリ」についてのニュースが来ていました。
それはもう、自動車メーカーではなく、
ラグジュアリー・ブランドだというのです。
というのも、
去年フェラーリが作ったのは、たった1万3663台だったにも関わらず、
その時価総額は、
数百万台作ったGMやフォードの2倍、なんだそうです。
この数字はちょっと驚きますね。

エルメスが、ヴィトンを引き離そうとしていますが、
フェラーリもまた、うまくいってるわけですね。
記号消費ばかりに注目する消費社会論は古い、
という指摘もあり、
たしかになあ、と思います。
ただやはり、記号消費もまだまだ続いているわけですね。

2025年2月11日火曜日

『ラインゴールド』

ファティ・アキンの2022の作品。

『ラインゴールド』

を(同僚から借りたDVDで)見てみました。

 
実在のラッパーの、
奇妙な小説みたいな「成り上がり」物語を、
2時間以上かけて描いています。

題材のせいもあるし、
そういう風にしたかったんだろうとは思いますが、
いつものアキンの作品に比べると、
よく言えば「語り」的、
悪く言えば、時間にルーズな感じ。
そう、スコセッシの作品て、
わたしには大抵はダラっと感じられるんですが、
それに近い印象。
HPを見ると、MYmovies.it という雑誌(?)に、

クルド難民の物語、クライムもの、タランティーノ風、
ガイ・リッチー風、スコセッシ風、Xatarの伝記……
『RHEINGOLD ラインゴールド』はこれらすべてを内包している。

とコメントされていて、
やっぱりスコセッシを思う人がいるわけですね。
(これは「いい意味」で言ってるんでしょうけど。)
ちなみに、「タランティーノ風」だと言いたい気持ちはわかりますが、
それは表面で、タランティーノとは全然違うと思いました。
あの乾いた笑いみたいなものはありません。
またガイ・リッチーとも、トーンが違うと感じました。


2025年2月9日日曜日

ビアホール

一昨日の夜、
大学の業務のあとで、
同僚3人とビアホールに行く機会がありました。
そのうちの1人が、
今年度一杯で退職するので、
そのプチ・サヨナラ会も兼ねて。
(ちゃんとした送別会はまた後日。)

行った店は、神保町のここ;


いかにも歴史あります風の、
でもやっぱりいい雰囲気の店でした。
わたしは初めてでしたが、
明治大学の先生たちは、割と使ってるという話でした。
確かに、駿河台校舎からなら近いし、
味も良かったです。
(まあ値段もそれなりに良かったですが、
昨今、こんなもんでしょう。)

今回の4人というのは、初の組み合わせでした。
楽しく過ごせました!

『ナイト・エージェント』シーズン1

先日「シーズン2」を見た『ナイト・エージェント』のシーズン2。
これはこれででまあOKでしたが、
なんとなく、シーズン1はもっと良かった気がして、
確認してみたくなって、
またシーズン1を見てしまいました。
やっぱり、こっちの方がいい! と思いました。


それにしても、
一年も経ってないのに、
こんなに新鮮に見られてしまうって、どういうことでしょ!
面白かった作品でも、しばらくしたら内容は忘れてるので、
もう1回楽しめることがはっきりしました。
(いいんだか、悪いんだか!)

2025年2月5日水曜日

「ヴィッテル」「コントレックス」「エパール」「ペリエ」

といえばお馴染みの顔ぶれですが、
その販売元であるネスレに関する、こんなニュースが;


まあ、ネスレが、というより、
マクロん政府が、という感じですが。
フツーに見れば、ロビーの(悪しき)勝利ですが、
どうなんでしょう。

ちなみに昨日のフランス2のニュースでは、
ネット・ショッピング大手のShein の販売数が話題になっていました。
圧倒的な安値で、特に服の売上はすごいと。
Shein は中国発の企業で、
これを見ていると、
トランプがゴリ押しをすれば、
ヨーロッパは中国と近づき、
結局アメリカが孤立する気もしてきます。
もちろん基本的な価値観の違いがあるので、
限度はあるんでしょうけど。

2025年2月2日日曜日

『マイ・オールド・アス 2人のワタシ』

去年の末にアマプラに来た

『マイ・オールド・アス 2人のワタシ』(2024)

を見てみました。


原題は My old ass 「わたしの歳とったお尻」なんですが、
なぜこんなタイトルかというと……

カナダの田舎、
広大な土地でクランベリーを育てている農家の娘、エリオット。
彼女は後3週間ほどでこの土地を離れ、
トロント大学に進学する予定です。
こんな300人しかいない村じゃ、ワタシには物足りないの、
と彼女は言います。
で、レズビアンである彼女はある日、
仲良しの女友達と3人で、ドラッグを嗜みます。
夜、森の中で、焚き火の前でです。
そして……、エリオットの前に、
39歳の自分が現れるのです。
そう、その彼女が持っているのが、My old ass というわけです。
彼女は若いエリオットに忠告します。
とにかく、チャドには近づいちゃダメ、と。
でもその翌日、
エリオットはチャド(Percy Hynes White)と出会ってしまうのです。
とってもキュートな男の子に……

この映画を見始めたのは、
39歳の方のエリオットを演じる、オーブリー・プラザを見るためでした。
出番は多くなかったんですが、
彼女はとてもよかったです。

この青春SF映画の評価は難しいです。
メッセージ性があまりに強いこと、
ただしそのメッセージ自体は悪くないこと、
動きが少なく、セリフに頼る部分が多すぎること、
あまりに美化されている登場人物がいること、
カメラワークが平板なこと……

こうして挙げていくとダメな映画のようですが、
実はラスト近く、オーブリー・プラザが関わるとてもいい場面があります。
これは、ちょっと泣けました。

というわけで、
映画としては足りない点が多いと感じますが、
確かにいい場面もあったというわけです。
ビミョーですね!
(カナダなので、一瞬フランス語も出てきます。)