で、ここ数日は、いくつかの修論を読み続けています。
大枠で言えば、
絵画論や、消費社会論、ファッション批評などですが、
それぞれにおもしろさがあるし、
やっぱり感覚が若いので、新鮮です。
ただ読む時は、
こちらも確認したり調べたりしながらなので、
それなりに時間がかかります。
それもおもしろいですけど。
で、今はカフェで、
消費社会論についてあれこれ見ていたんですが、
ふとメールを見ると、
いつものCourrier から、
「フェラーリ」についてのニュースが来ていました。
それはもう、自動車メーカーではなく、
ラグジュアリー・ブランドだというのです。
というのも、
去年フェラーリが作ったのは、たった1万3663台だったにも関わらず、
その時価総額は、
数百万台作ったGMやフォードの2倍、なんだそうです。
この数字はちょっと驚きますね。
エルメスが、ヴィトンを引き離そうとしていますが、
フェラーリもまた、うまくいってるわけですね。
記号消費ばかりに注目する消費社会論は古い、
という指摘もあり、
たしかになあ、と思います。
ただやはり、記号消費もまだまだ続いているわけですね。