『ラインゴールド』
を(同僚から借りたDVDで)見てみました。
実在のラッパーの、
奇妙な小説みたいな「成り上がり」物語を、
2時間以上かけて描いています。
題材のせいもあるし、
そういう風にしたかったんだろうとは思いますが、
いつものアキンの作品に比べると、
よく言えば「語り」的、
悪く言えば、時間にルーズな感じ。
そう、スコセッシの作品て、
わたしには大抵はダラっと感じられるんですが、
それに近い印象。
HPを見ると、MYmovies.it という雑誌(?)に、
クルド難民の物語、クライムもの、タランティーノ風、
ガイ・リッチー風、スコセッシ風、Xatarの伝記……
『RHEINGOLD ラインゴールド』はこれらすべてを内包している。
ガイ・リッチー風、スコセッシ風、Xatarの伝記……
『RHEINGOLD ラインゴールド』はこれらすべてを内包している。
とコメントされていて、
やっぱりスコセッシを思う人がいるわけですね。
(これは「いい意味」で言ってるんでしょうけど。)
ちなみに、「タランティーノ風」だと言いたい気持ちはわかりますが、
それは表面で、タランティーノとは全然違うと思いました。
あの乾いた笑いみたいなものはありません。
またガイ・リッチーとも、トーンが違うと感じました。