2025年2月17日月曜日

修士論文の季節

がやってきて、今週は発表会も控えています。
で、ここ数日は、いくつかの修論を読み続けています。
大枠で言えば、
絵画論や、消費社会論、ファッション批評などですが、
それぞれにおもしろさがあるし、
やっぱり感覚が若いので、新鮮です。
ただ読む時は、
こちらも確認したり調べたりしながらなので、
それなりに時間がかかります。
それもおもしろいですけど。

で、今はカフェで、
消費社会論についてあれこれ見ていたんですが、
ふとメールを見ると、
いつものCourrier から、
「フェラーリ」についてのニュースが来ていました。
それはもう、自動車メーカーではなく、
ラグジュアリー・ブランドだというのです。
というのも、
去年フェラーリが作ったのは、たった1万3663台だったにも関わらず、
その時価総額は、
数百万台作ったGMやフォードの2倍、なんだそうです。
この数字はちょっと驚きますね。

エルメスが、ヴィトンを引き離そうとしていますが、
フェラーリもまた、うまくいってるわけですね。
記号消費ばかりに注目する消費社会論は古い、
という指摘もあり、
たしかになあ、と思います。
ただやはり、記号消費もまだまだ続いているわけですね。