人の命を考慮しない軍なんですね……
ところでイスラエルは、この空爆の口実として、
国内のドルーズ派を守ることをあげています。
そしてそもそもこの空爆の原因は、
ドルーズ派と、新シリア政権との対立です。
でも、ゴラン高原のドルーズ派は、
映画『シリアの花嫁』で描かれていた通り、親シリアで、
イスラエルの国籍を拒否していたはずです。
何があったんでしょう?
結論は、ドルーズ派一枚岩ではなく、
基本、イスラエルともシリアとも適当な距離を取り、
自らの軍を持ち、独自のアイデンティティを形成していたものの、
今回の新シリア政権(ドルーズ派の閣僚は一人だけ)との関係については、
特にドルーズ派内部で意見の違いがあり、
一部が、敵対的に振る舞い、
イスラエルとの協力を選んでいる、ということのようです。
もちろん今でも、反イスラエルを貫こうとする人たちもいて、
内部での意見の対立はかなり激しいようです。
とりあえず、イスラエルには、厳しく自制を求めたいです。