2004年にアメリカで、
2007年には日本でも公開になった、
『ジェイムズ聖地へ行く』
見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=lNxnZe6yBW8
アフリカ出身のジェイムズ(クリスチャン)が、
村の代表として、聖地エルサレムを目指しますが、
イスラエルについた途端、
不法移民として収監されてしまいます。
その後、警察と組んでいるブローカーの男にそこから連れ出され、
不法労働に就くことに。
もちろん、大いに搾取されて。
頭のいいジェイムズは、
この労働の現場で、
しだいに自らも搾取する側に回ってゆき、
エルサレム詣では後回しに。
でも、ついにブローカーと対立し……
19世紀的と言えるような資本主義の構図が、
イスラエルでも横行しているということが、
はっきりわかり、
ユダヤ人国家とはまた別の顔が見えます。
イスラエルが舞台なのに、
ユダヤ性が前面に出ない、
試みのある映画だと思いました。