去年の1月、
フランスのテレビ(Arte France)で放送された、
ドラマ・シリーズ、その名も、
Paris
全6話が収録されているDVD を見始めました。
https://www.youtube.com/watch?v=5V_Ra42Xj0k
(45秒あたり、シャトー・ルージュ駅前ですね。)
ジャケ写の印象では、
ちょっと白人中心主義的かなあ、
と思っていたのですが、
見てみると、
けっこうよくできていて、
引き付けられました。
今日、3話まで見たのですが、
どうも時間は1日の内に収める気のようです。
話しは、いくつか流れがあって、
まず、首相夫婦とその息子。
首相は、政争と、
今日予定されている大規模デモへの対応に忙しく、
(彼の秘書はアフリカ系の女性です)
そんなとき息子が、半ば家出してしまいます。
それから、バスの運転手たち。
その中心には、アラブ系の女性がいて、
彼らはデモを予定しています。
そして彼女には、
トランスジェンダーの(生物学的には)息子がいて、
彼(というか彼女ですが)が、
狂言回し的に、ほかのストーリーラインを引き寄せてきます。
またさらに、アラブ系の若い夫婦がいます。
夫は犯罪歴があり求職中、
妊娠中の妻はメイドをしながら、ネイリストを目指しています。
そして、ワルたちが、あちらこちらに、
という具合です。
これが Paris だというわけですね。
首相が出てくるところが、
やや現実感が乏しいのですが、
全体としては、なかなかおもしろいです。