2016年6月9日木曜日

Hilary Hahn


                 (サインしてもらえました!)

今日は、東京オペラシティまで、
わたしが大好きな(というか、ほとんど一番好きな)ヴァイオリニストである、
ヒラリー・ハーンのコンサートに行ってきました。
今まで行ったすべてのコンサートの中で、
one of the best でした。

曲目は、

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.379
J. S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
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アントン・ガルシア・アブリル:「6つのパルティータ」より
アーロン・コープランド:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ティナ ・デヴィッドソン:地上の青い曲線(27のアンコールピースより)

だったんですが、
これ、聞いてみると、
とても美しく構成されていることに気づきました。
まず、18世紀のヴァイオリン・ソナタから始まり、
17世紀の無伴奏ヴァイオリン、
20世紀の無伴奏ヴァイオリン、
続いて20世紀のピアノ・ソナタ、
というふうに、
休憩を挟んで合わせ鏡のような構成になっています。
特に、ポリフォニックな無伴奏の2曲は、
もう何かが降りてきているとしか言いようのない、
燃え上がるような演奏でした。

可憐で清らかで、精いっぱいの強さを感じさせたかつての少女は、
今ではもう、
押しも押されもせぬ、
堂々たる一流ヴァイオリニストでした。

日曜の横浜公演も、行きたくなってしまいました。

* Blue Curve of the Earth (地上の青い曲線)は、
5分あたりから。

https://www.youtube.com/watch?v=mxEjuPnRD54