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2013年10月7日月曜日

『浮雲』


今日は気分を変えて、日本映画を見てみました。
成瀬巳喜男の代表作と言われている

『浮雲』

です。
わたしは初めて見ます。

これを選んだ理由は1つ。
主人公たちが、フランス領インドシナ帰りだ、ということです。
そこに、日本軍も展開していたわけですね。

話は、とてつもなく女にだらしない男がいて、
日本に奥さんがいるのに、
仏印で若い高峰秀子と関係を持ち、
引き揚げたら妻と別れるから一緒になろう、と言いつつ、
いざ終戦になって引き揚げてみれば、
妻とは別れられない、という宣言。
でも、なんだかんだでよりを戻し、
今度は一緒に出かけた伊香保温泉で、
男はまた女(岡田茉利子)をつくり、
高峰を捨てて岡田と暮らし始めます。
でも、東京まで追いかけてきた岡田の夫が、彼女を刺殺。
で、また男と高峰はくっつきます。
でまた別れ、奥さんが死に、またくっつき……

ふつうなら、だからなんだ、と言いたくなるような映画なのですが、
たしかに作品としての魅力は相当あります。
戦後の街並み、女優二人の美貌、丁寧に作られたセット。

でも個人的には、その「男」を演じた森雅之(有島武郎の息子)が、
あまり魅力的に感じられませんでした。
もちろん、時代が違うわけですが、それにしても。

やっぱり、映画は時代を映しますね。

2021年8月23日月曜日

副反応、ほぼナシ

ワクチンの2回目接種から、
今、28時間ほど経ちました。
今日の午前中は、
接種した左肩が熱を持って痛かったのですが、
(冷えピタも貼って)
午後にはだんだん治まってきました。
熱もないようです。
あるのはダルサだけで、
これは、すごく睡眠不足の時と同じくらい。
午前中にも、午後にも、
それぞれ30分ほど寝て、
座って映画を見られるくらいではあります。
とっても大変だった人の話もけっこう聞きますから、
これはラッキーだったのでしょう。
(応援メールもいただきました。
Merci bien !)

で、成瀬巳喜男の、

『浮雲』(1955)

をネトフリで見てみることにしました。
これは、以前も見ています。


なぜ見たのか?
それは、よく覚えていなかったからです!

この映画、時代設定は1946年で、
つまり敗戦の翌年です。
で、公開は1955なわけですから、
観客は、ほぼ10年の時間的距離を置いて、
「あの頃」を振り返ったのでしょう。
これは、その当時の記憶がない、
つまり生まれていなかったわたしたちが見るのとは、
随分意味合いが違うのでしょう。
ヒロインはダメな男に向かって、

「日本の男ってみんなおんなじだわ」

と吐き捨てるのですが、
このセリフには、
時代的なコノテーションがあるように感じられます。

それにしてもこの男は、
妻と
仏印にいるときは、
現地のメイドの女性と、
日本からやってきた若い女性と、
そして日本に戻ってからは、
伊香保温泉で若い既婚女性と、
関係を持ちます。
そして、その誰一人に対しても、
正面から向き合うことはしません。
成瀬巳喜男監督は、
そういう「ダメな」男を描いたのでしょう。
まったくいい加減なことを言いますが、
それは当時の「日本」の比喩なのでしょうか?